以前に所持していたウォーレンサック・ラプターの初期型レンズと思われます。
とりあえずお借りしてしまったのですが、やはりというか出番がありません。
目久尻端をとぼとぼ歩いていると、ばっさばさと物凄い羽の音で飛んでいく鳥を見たので、ピントもフレーミングもなく、必死でなんとか枠に入れようと撮った1枚です。
これは何か自分の手をすでに離れて、力強さや、行き先の分からない不安、孤独の旅、その他、見る人の感じ方によってどうとでも捕らえられるような、独自の世界になっているように思えてきます。
意図のない写真ほど、できの悪い写真ほど、そういう妙な力を持ったものに生まれ変わることがあるような気がしてしまうのです。
写真の不思議です。
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真