原因還不明

R-D1/Cooke Kinetal 50mm F1.8

王老師の顔がたいへん不機嫌です。
空母ミンスクで撮影中、カメラが壊れたといって怒っています。
中国小姐らしく感情の起伏が激しい老師でしたが、こんな怖い顔を初めて見ました。

そして翌日、わたしも同じ顔をしていたかもしれません。
わたしのR-D1も故障、というかトラブルを起こしたのです。
長らく撮らずにいたり、レンズ交換の直後など、その次の1枚目が真っ黒で何も写らないという現象です。
これではスナップが思うに任せません。
怒るというよりは、泣きそうな顔だったに違いありません。

ミンスクに電器機器を持ち込むと問題発生するのでしょうか。
電磁波とか、強い磁気とかレーダー、なんだか分かりませんが、ソ連兵の呪いとかそういう類か…。

老師のカメラは修理により、わたしのは何もしなかったのに帰国後すぐに、どちらも直っていることをご報告申し上げます。
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Cooke Kinetal 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(15) | 2008/05/19 Mon

従化古鎮~⑩慢走

R-D1/Cooke Kinetal 50mm F1.8

まだ5月というのに湿度が高いせいかむしむししていましたので、お尻がビリーと破れてパックリ開いた状態は通気という意味では最高です。
しかし、わたしも分別ある大人なのでレンズのように開放のままに歩くというわけにもいかず、ベルト位置を下げ、破れた部分を引っ張って股の下にはさみ、なるべく不自然に見えないよう歩幅を小さくゆっくり歩きました。
バス通りまで長い長い道のりでした。

そんな中退屈しのぎに歩きながら撮った1枚が、なかなかいい味を出していて気に入りました。
家の前の路上で宿題する家族に、あの人歩き方がヘンよ、きっと漏らしちゃったんだわなどと余計な詮索をしながら振り返る好奇心少女。
いかにもな田舎町の典型が写っているように感じます。
すばらしい立体感の中に浮かび上がるような人物群が光っています。
何もない景色を映画のひとコマのように表現するレンズ、それがキネタルだといえると思います。
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Cooke Kinetal 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2008/05/15 Thu

従化古鎮~⑨些高

R-D1/Cooke Kinetal 50mm F1.8

もう1枚大江埔から。
美しい古建築の祠堂が並び、それをキネタルが淡い発色で美しく再現しています。
キネタルは解像度がたいへん高いレンズで、繊細な線を重ねたような描写は、モノクロでも力を発揮するはずです。
やや周辺があまいですが、こういうレンズを愛好する人は気にしないでしょうし、いやならF4くらいに絞れば問題なくなります。

この特徴ある建築様式は、広府建築と名付けられいます。
屋根の側面はその耳のような形状から「鑊耳封火山墻」、そのを覆っているのはやはり船の骨組みのような所から「龍船脊」、それに沿って描かれた「草尾灰塑」などなど、それぞれに美しい、いえそれ以上に表記困難な名称を持っています。
そういった屋根の連なりはたいへん美しいので、高台に上って撮影する場所を探すようになります。
残念ながらよい場所はなく、仕方無しに塀によじ登って撮ったのがこの写真でした。
微妙に角度があって、少しですが、屋根瓦が並んでいるのが、塀の上に立った努力のたまものです。

しかし、それにはあまりに残酷な代償がありました。
ムリに登ろうとした所、ズボンのまたが裂けてしまいました。
不謹慎な行動にバチがあたったか、不摂生な食生活にズボンが悲鳴をあげたか、恐らくその両方でしょう。
その後3時間の道のりをお尻を押さえながら戻らねばなりませんでした。
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Cooke Kinetal 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(12) | 2008/05/14 Wed

従化古鎮~⑤鋪石

R-D1/Cooke Kinetal 50mm F1.8

銭崗村の中心に、広裕祠という陸氏の祖先を祀る祠堂があります。
北京の故宮と同じ年に建築された600年の歴史を持つ建物だそうですが、残念ながらほとんどが最近になって修築されたものでした。
しかし、驚いたことにユネスコのプレートが燦然と輝いています。
広東省には世界遺産がなく、開平望楼が最初のそれになると最近話題になったばかりです。
もしやニセの世界遺産プレートを掲示して、観光をアピールしているのではと疑惑を持たざるを得ませんでした。
帰国後調べると、文化財保護保護に寄与した民間団体や個人を表彰するための、アジア太平洋地域文化遺産保護賞を受賞したということでした。
よく見ずに疑ってしまい、銭崗村の皆さん、たいへん失礼いたしました。

その広裕祠とはまったく関係ないところで、クック・キネタルのボケを見るため最短1メートルで石畳を撮影しています。
わずかにざわついた感じがありますが、自然で美しいボケです。
発色、解像力とも申し分なく、周辺の弱さを割り引いても、魅力十分のシネレンズです。
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Cooke Kinetal 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(4) | 2008/05/10 Sat

従化古鎮~②訂正

R-D1/Cooke Kinetal 50mm F1.8

銭崗古鎮では、最近入場料を徴収するようになったようです。
25人民元は350円ほどで、日本の感覚でいうとちょうどいい感じの料金です。
しかし、一般の中国庶民にとっては日本での1000円くらいに感じるはずで、ランチ2回分くらいといえば、決して安くないことが察せられると思います。
古鎮を紹介するサイトや書籍では入場料はタダとなっているので、ええっとなる人も多いのでしょうか、門番をするのは妙齢の女性ふたりでした。
男だったら、タダと聞いていたのになどとゴネたりせずに、ぽんと言い値で払ってしまうよう誘導しているだろう感なきにしもあらず、です。

この古鎮の特徴は、観光に媚びることなしに普通の生活がそこここで営まれていることですが、やはり建物の老朽化などさまざまな理由があるのでしょう、残念ながら7割くらいは廃屋になってしまっているようでした。
という訳で、その後は人に出会うこともなく、ましてや門にいたような若い女性は皆無のようで、やっと出合ったのがこの牛だったのでした。
カメラ目線がいただけませんが、このポーズがなんとも好い味わいです。
また、牛の耳ってこんな具合だったでしょうか。
ファンタシー映画かなにかの主人公を助けるペットのような顔に見えてきました。

そして、ここで気付いたことが…。
前日の后延門の写真ですが、前のカットと高い門の写真ということからビオゴンであることを疑わなかったのですが、どうやら今日と同じキネタルで撮ったもののようです。
レンズ・スペシャリストC氏から、周辺の流れの指摘をいただいていたのですが、これはさすがです。
レンズ表記の誤りを見抜かれていたようです。
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Cooke Kinetal 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2008/05/07 Wed

従化古鎮~①辛苦

R-D1/Zeiss Biogon 35mmF2.8

広東省従化市は省都広州の中心から北に30キロに立地する、中国南方らしい古さと新しさが混在する町です。
比較的有名な、と言ってもほとんど知られていませんが、古鎮が2箇所あります。
5月連休に滞在していた深圳からバスで2時間半。
いつものとおり、駆け足で廻ってきました。

最初に訪れた銭崗ですが、辿り着くまでなかなかの苦労を味わいました。
バスに揺られるうちに降りるべき位置を見失い、だいぶ行き過ぎたところで、あの辺まで行けばバイクタクシーがいるからと運転手にうながされ飛び降りたのに始まり、歩いて歩いてやっと見つけたバイタクにボラれ、そのバイタクが80キロで吹っ飛ばす中を大型バスにぎりぎり掠めて追い越されて心臓が口から飛び出るような恐怖を叩きつけられてのへろへろ到着です。
外国人がそう訪れないこんな所で交通事故死すれば、財布を持っていかれ、パスポートを悪用され、カメラは売却され、遺体はどこかに埋められで、邦人行方不明の新聞記事の見出しが頭の中で乱舞します。
幸い怪我はなかったのですが、去年バイクの転倒は経験済みなので、あながち妄想とも言い切れません。

そんなこんなで辿り着いた銭崗
歩き始めるや否や、素晴らしさに、来るまでの苦労が忘れ去られます。
来た甲斐ありです。
写真は、東門にあたる后延門。
明代に建立された意匠の美しい門です。
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Cooke Kinetal 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2008/05/06 Tue

輝耀

R-D1/Cooke Kinetal 50mm F1.8

多忙の日曜日、時間をやりくりして先週に引き続き10キロ散歩の計画でした。
しかし悲劇、車を追突されて、警察呼んだりなんだりと時間をとられ、歩き始めが6時過ぎになってしまいました。
お年寄りのジョギングよりも高速で散歩してしまったため、写真はほとんど撮影していません。
歩行中イネが実ってきたなあ、と思ってよく見ると王冠のようなつぼみも可愛い花が白い光を放っているように見えます。
こんな遅い時間に歩き始めたからこそ、気付くことができた、小さな宝石といえそうです。
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Cooke Kinetal 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(6) | 2007/09/05 Wed

請寛怒

R-D1/Cooke Kinetal 50mm F1.8

王老師は、わたしの中国人の知り合いの中では、割合と控えめなところを見せるタイプです。
しばしば日本の化粧品を買ってきてほしいと依頼されることがありますが、メーカー等をきくと日本製であれば安いもので構わないと言います。
それほど中国産と日本製と違いがあるということなのでしょうが、こう頼まれるのはある意味困ることでもあります。
化粧品の知識など無いので、結局高価なものになってしまうという訳です。
手渡すと喜びを隠さないのも彼女のいいところで、すぐに試用したがります。
こんな時にレンズを向ければ当然怒られますが、本当に気に入った場合は許してくれるようです。
慌てていてピントをはずしてしまうのは、いつもながら申し訳ないのですが。
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Cooke Kinetal 50mmF1.8 | trackback(0) | comment(10) | 2007/07/22 Sun
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