蘇聯制長途炮

M8/Jupitar-11 135mmF4
和太鼓の響きを体で受け止めると、その振動が脳から内臓から骨からを刺激して、もう何かをきっかけに爆発させないといけません。
神事ですから式典があって、長~い来賓あいさつを我慢、そしてユーモアたっぷりのラジオ体操を経て、いよいよ神輿が躍動を始めました。
参加者のエネルギーが爆発します。

担ぎ手は、方にぽっこりこぶができた厳つい男たちですが、神輿に乗るのは今年成人を迎えるぴかぴかの男女です。
若者を地域のみんなが支えるという意味もあるのかも知れません。
ゆっくりと浜でエネルギーを蓄えると、気合いとともに海へなだれ込みます。
男と言いましたが、けっこう女性の担ぎ手もいました。
神輿の重さと水に入る寒さは相当に厳しいはずですが、すばらしい根性に頭が下がります。

写真の前方は、鎌倉の材木座の浜あたりと思いますが、ちょっと左に振ると腰越の漁港です。
工事中なのか巨大なクレーンが聳えていて、こちらの角度のものはかなり興醒めな絵になってしまいます。
あと長くつ持参の人がけっこういます。
穏やかみ海も、波打ち際はさーっと波が来ますので、これを避ける人に突き飛ばされることがままあり、それなら長くつ履いて海岸の最前線に出るのが良いです。

レンジファインダーでは最長距離になる135mmを持ち出すのは他でもありません。
さすがに長くつ履いてライカを手に入水する気にはなれないので、遠巻きに神輿を狙うしかないのです。
カメラマンは相当来ていて、コンデジを除けばほぼ全員が一眼レフですが、彼らはもっと長いズームを使っているかも知れません。
ただ、絵としては135mmがぴったり来るのはお分かりいただけると思います。

Jupier-11 は、イエナ・ゾナーの技術がそっくり接収されたレンズとしてあまりに有名です。
使用した個体は、シリアルが5603XXXで1956年に製造されたもののようです。
大きな特徴は、全面がオリーブドラブで塗装されていることです。
"168"と謎の刻印もあり、ソ連の軍用レンズではと密かに考えています。
ただ、距離計との連動がずれているのと、どうしたことか135mmのフレームが出てくれないのには、難儀しました。
特に距離が合わないのは致命的でしたが、デジタルのおかげで最悪の事態は逃れました。
このレンズのシャープさが、小さな液晶を見ながらのピント合わせに大きく貢献したことは言うまでもないことです。
【M8/Jupitar-11 135mmF4 F4】


スポンサーサイト
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-11 135mmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2009/01/20 Tue

又大又低的响音

M8/Jupitar-11 135mmF4
遠く東北の地から、日々の暮らしや伝統の祭祀などを伝えてくれるブログがあります。
新宿西口写真修練会の刺客、山形さんの"一番には、なれないけど・・・・"です。
子供や家族が中心のささやかですが、大切さが理解できるような行事を暖かい目で紹介してくれています。

わたしの住む藤沢市の行事もなにか紹介できないものか。
ずっと考えていたところ、去年出掛けて大いに感銘を受けた寒中神輿練成大会があったと思い立ちました。
今年はこの感動を分かち合えたらと、最近珍しいレンズを手に入れたという ksmt さんを連れ出し、この日曜日、江の島まで行ってきました。

昨年同様、和太鼓が神輿の前に打ち鳴らされ、担ぎ手と観衆双方の気分を高揚させていました。
和太鼓の響きは、腹で聴くというのか、全身で聴くというのか、低く激しい震動が胸を突き動かして、その人の体内にエネルギーとしてたまりつつ、爆発の時を待つことになります。
その爆発こそ、神輿が冷たい海中に突き進んでいく瞬間なのですが、それは明日紹介することにします。

今年は、太鼓の打ち手にも若いメンバーが増えたようです。
リズム感、技術、体力、伝統を重んずる心…、多くの事柄が必要とされるでしょうから、ぜひ、若いうちから修練を積んでこの地に伝わる伝統を守っていただきたいです。
【M8/Jupitar-11 135mmF4 F4】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-11 135mmF4 | trackback(0) | comment(4) | 2009/01/19 Mon

馬来西亜之旅~⑥叫向太陽

R-D1/Jupiter-12 135mmF4

ボルネオは、もう間もなくモンスーンに入るという時期でした。
そんな影響か、滞在中は雨こそ少なかったものの、案外曇りがちで、気温的には凌ぎやすかったのかもしれません。
しかし残念だったのは、大きな朝日や夕日をなかなか見れなかったことです。
西のはるか向こう、雲の切れ間から見たこの夕日が、その唯一の機会でした。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-11 135mmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2006/09/20 Wed
| home |