家搬家

R-D1/Kinoptik 40mm F2
少年時代の思い出あふれる新林公園ですが、当時は公園として整備されていませんでした。
ここの神秘の池に向う道には深い防空壕が並んでいて、未だに軍人が住んでいるとか、いやあれは幽霊だとかいろいろな噂があったりして、子供が近寄りがたい雰囲気がありました。
市ではこの防空壕を塞ぎ、完全に整備することで、明るい公園として甦らせたのです。

公園整備の最大の目玉は、この旧小池邸の移設です。
緑いっぱいの中での茅葺屋根寄せ棟作りの古民家は存在感いっぱいで、公園、古民家双方にとって喜ばしい出会いです。
いちど訪れて縁側に腰掛けるなどゆっくりしていただきたいものです。

おもしろいのは、旧小池邸が市内渡内から引っ越してきた様子が写真集になって閲覧できるようになっています。
大きさからして、このまま移動させたのではないだろうとは思いましたが、なんとこれが、柱1本にいたるまで完全に解体して、ばらばらの状態で移動してここで忠実に再組み立てされています。
その様子を比較写真で追いかけることができるのが、実に興味深いです。
ドレスデンとかワルシャワとか、大戦の空襲でばらばらに破壊された建造物が、市民の手によって再建されて町が戦前と同じに戻ったという話はよく知られていますが、そんなことを思い出させる古民家引越しの記録です。

レンズはこの日1本だけ持っていった、Kinoptik 40mmF2 です。
例によって 35mm シネレンズの改造モノですが、実はこのレンズがわたしにとっての最初の改造レンズです。
つまり、MSオプティカル宮崎さんとの出会いを取り持ったレンズということです。
レンズを送った直後に宮崎さんから届いた手紙が手許にあって、少々興奮気味の筆致で、このレンズをズミクロンと比較していかにすごいかを書き連ねていらっしゃるのを読み返しました。
あるいは、このレンズがダメレンズで、改造する価値はありませんと手紙が着ていれば、今こんなに古いレンズなんかにうつつを抜かしていることはなかったかもしれません。
ありがたいような、迷惑のような、わたしにとってこのキノプティックは小悪魔のような存在です。
フードは必ず付けることと書かれていましたが、こんな派手なゴーストが非常に小悪魔的に思えます。
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Kinoptik 40mmF2 | trackback(0) | comment(10) | 2008/09/10 Wed

小龍蝦与胡蝶

R-D1/Kinoptik 40mm F2
途中かなりはしょりますが、自転車は快調にとばし、新林公園までやってきました。

ここは、かつて公園になる前、神秘の池があって、子供の頃よく来た懐かしの地です。
池にはザリガニが信じられないくらい生息していたようで、数時間釣り糸を垂れていると、それこそ100尾くらいは釣れてしまいました。
大き目のサキイカをタコ糸に結わえて沈めると、ザリガニが一度に3尾4尾と掴んでくるという超入れ食い状態です。
それで自慢げに100尾家に持って帰って、こんなにたくさんどうするのと怒られ、また池に放しに来たことなど思い出します。

何十年振りかという感じで着いたわけですが、果たしてそこにはまだ池があって、子供たちがザリガニ釣りもしていました。
しかし、釣果は得られていないようです。
ここで、子供たちに向ってむかしはここで100尾くらい簡単に釣れたんだよ、なんてやったら戦前の話か大ぼら吹きと思われてしまうでしょう。

そんな中大きな虫取り網を持った方から聞いたのですが、ここ新林公園には、中国産の日本ではたいへん珍しい蝶がいるといいます。
公園の山に、恐らくは誰かが放したところ、ここの気候とか植生が蝶の故郷と似ていたために繁殖して、今では非常によく見られるようになったというのです。
名前を聞いたのですが、忘れてしまいました。
検索すると、恐らくはアカボシゴマダラという品種のようです。
謎の蝶として珍しいのは勿論ですが、赤い斑点の美しさに見せられて、遠く県外からも採取に来る方がいらっしゃるそうです。

かつて、ザリガニでいっぱいの神秘の池まわりは、今では、謎の蝶の生息で知る人ぞ知る公園となっているようです。
(本日初めてお会いしたわたしの尊敬するG氏が蝶に造詣が深いことをたまたま知り、急遽この公園の蝶の話を思い出して書かせていただいたものです。あらためて偶然にもネタを提供いただいたG氏にお礼申し上げる次第です)
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Kinoptik 40mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2008/09/09 Tue

好好好!

R-D1/Kinoptik 40mm F2
「何にも言えねえ」「あなたとは違うんです」。
早くも今年の流行語大賞の候補の有力株が登場してきていますが、わたしにとっての大賞は、「よし、ようし、よーしっ!」ですね。
北京オリンピックの決勝、最終回ツーアウトのシーン。
打者がサードゴロを打ったと同時に「よし」。
サードが打球を処理したそのとき「ようし」。
サードからの送球がファーストミットにすっぽり吸い込まれた瞬間、1オクターブ上がって「よーしっ!」。

前監督の宇津木さんが解説をしたテレビ中継だが、ニュースでさんざん流されたのを聞いて、この3つの「よし」が耳に焼き付いてしまいました。
オリンピック中継の解説はそのスポーツの協会関係者やらOBやらが受け持つので、解説そのものはともかく、しゃべりは素人のそれになってしまうのは、以前から言われ続けていたことです。
あまりにも身内なので客観性がなかったり、感情をむき出すというのが、場合によっては視聴者に反感をもたれます。
わたしは今回のオリンピックはまったく中継を見なかったので知りませんが、どうも宇津木さんも思いいれたっぷりの解説が、一部の不興を買っていたようです。

さて、ここは引地川親水公園の傍らにあるソフトボール場です。
さすがに1部リーグとかではないですが、かなりレベルの高いゲームの真っ只中です。
ソフトボールは、プレイヤーがたいへん声を出すスポーツのようです。
恐らく声を出すことで集中力を高めたり、選手間の一体感を作り出す効果があるようです。
けっして無駄に叫んでいる訳ではありません。

ちょっと聞いているとその掛け声に一定のリズムが有るように感じました。
そして、ふと思い出したのが、前述した宇津木さんの3つの「よし」です。
これは、感情がむき出しになったというのではなく、ソフトボールの持つ独特のリズムと歓喜が一体化して自然に出てきたものではないかと気付きました。
ちょっと観戦しただけでいい加減な感想ですが、このリズムの中でアウトを築いていき、崩れると流れが変わり失点していく。
ソフトボールは非常にリズムを大切にするスポーツなのではないでしょうか。
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Kinoptik 40mmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2008/09/08 Mon

長的脚、短的縄

R-D1/Kinoptik 40mm F2
どうせ1回で終わるだろう、との期待を裏切るかたちで、今週も自転車武者修行の旅に出てきたのでした。
といっても、自宅から江ノ島海岸に出て、辻堂で用事を済まし、また自宅へ戻るという市内循環コースです。
武者修行と言いつつ、この程度のレベルということをお許しいただきたいです。

今回も南下コースなので、基本的に行きは順調になります。
あっという間に、引地川親水公園に着きました。
この日もかなり暑かったので、早めの給水休憩をとります。
まだ、午前中ということもあって、園内はどちらかというと高齢の方が多かったのですが、姿勢の美しい少女が小型犬と散歩なんていうと、自然と目を惹かれてしまいます。

柔らかなキノプティークにぴったりの情景です。
座っているわたしの目の前を通った所のショットが最高なのですが、公園ではなく彼女そのものが主題になってしまっているのでそれは敬遠します。

それにしてもこの公園、広さといい、適度な管理といい非常に好いところです。
住宅地から少し離れているのに、朝からけっこう人出があって、市民の憩いの場として定着している様子が理解できます。
こういう税金の使われ方なら、歓迎したいと思いました。
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Kinoptik 40mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2008/09/07 Sun

向絶技的入口

R-D1/Kinoptik 40mm F2

今日、くもりズマールを持って、ここ山崎光学写真レンズ研究所の門を叩きました。
実に3年ぶりくらいに山崎さんにお会いしましたが、変わらずお元気そうで、これも変わらずレンズに愛情を持って直しをこなしているようでした。
わたしの真っ白にくもったズマールを険しい表情で見るや、これは直りますとたちまち破顔して約束いただきました。
こちらもいっしょに引き込まれてしまいそうな、やさしい笑顔です。
うん、これはいいレンズです。写るようになりますよ。本当にいいです。
ここまで太鼓判を押していただけると、ただただ楽しみになってきます。
わざわざ出掛けた甲斐がありました。
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Kinoptik 40mmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2006/12/22 Fri

再登場

R-D1/Kinoptik 40mm F2

これもキノ40mmの開放です。
最短の1メートルは、以前にフジノンの35mmでも同じモチーフでやっていましたが、なぜだかシャープさではこちらが勝っています。
前日のコスモスと比較しても、なんだかよく分からないことになります。
ただ、ボケは2線傾向でたいへんうるさく困りモノです。
あと昨日もそうでしたが、夕暮れ時の川面は精一杯光を湛えるのでしょう、妙に滲んだハイライトになって主張してしまっています。
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Kinoptik 40mmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2006/09/01 Fri

為了妹妹相機

R-D1/Kinoptik 40mm F2

連続して曖昧模糊シリーズです。
今度は、同じフランス代表のキノプティック40mm、こちらはシネレンズの大改造で、コストかかっています。
水彩スケッチ風ですが、このレンズは絞り値によって性格が豹変します。
また、同じ開放でもこんなホワホワから、意外にシャープなのまで、結果を見るまで気が抜けません。
愛するCLE用に改造してもらったレンズですが、R-D1購入以来まったく出番がなくなっていました。
そのCLEですが、ライカマウントのカメラの中では秀逸な1台です。
R-D2はぜひ、シンプルかつ小型のこのスタイルで、普及版的役割も担ってほしいです。
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Kinoptik 40mmF2 | trackback(0) | comment(2) | 2006/08/31 Thu

吃面条的話

R-D1/Kinoptik 40mm F2

目久尻にカテゴライズするには少々歩きますが、用田辻に比較的最近できたラーメン屋さんについて、今回は言及することといたしましょう。
まだできて数ヶ月のお店ですが、非常に味が安定していて、いついっても満足感が得られます。
乱立と独自性を出そうとする無理が原因でしょうか、系列のお店は、湘南台、大庭にもありますが、上品すぎと濃厚すぎの両極端で、1度行くともう当分はいいやという気分にさせられます。
しかし、ここはそれらより正統派でありながら、いつまでも尾をひくふくよかなスープの旨みが、来週のこの時間もここにいよう、と決意させてくれます。
目久尻を悠々散歩してお腹をすかせ、ここにまっしぐらというパターンがずっと続いている所以です。
ラーメンの味はあまりに多様で、誰にでもお奨めできるものではありませんが、濃厚なスープを求める向きには一度は試す価値ありです。
六角橋まで出向く必要がなくなったのが、何よりありがたいです
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Kinoptik 40mmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2006/08/29 Tue
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