0.95的誘惑

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
見学している分には十分に楽しみ、撮影もかなりの枚数を撮った大和の阿波踊りですが、やはり同じような写真ばかりで1週間続けるのは無理がありそうです。
となりで見ていた美形の女の子の写真を最後に、切り上げることにいたします。
また、来年も来て、その時は大和の違う部分もあわせて紹介したいと考えています。

今回は、夜の撮影になるということで、最速のレンズを持参しましたが、駅前の商店街で開催されたので、250分の1程度が楽勝で切れ、むしろもっと暗い場所を選んで撮るべきと反省しました。
この状況ならF2レンズでも、60分の1くらいということで、その方が面白かったでしょう。

ただ、久しぶりにアンジェニューのF0.95を持ち出したいという気持ちもあったので、それはそれで巨大レンズとの格闘も楽しみました。
このレンズは、レンズヘッドを見つけてMSオプティカルに無理にライカマウント改造してもらったものですが、改造時のカルテがあるのでファイルを探しだしました。

加工日を観ると平成15年1月となっていました。
もう8年も前になるのですね。
わたしが、最初にMSオプティカルに改造依頼したのが、キノプティックの40mmF2レンズで、平成14年6月のことでした。
お付き合いをはじめてもう9年ですが、これはわたしのレンズ集めの年数と言ってもいいかも知れません。

実際には、ライカレンズがけっこう溜まり、ノンライツもぼちぼち買いだした頃でしたので、レンズにのめりこんだのはそれより2年くらい前だったかも知れません。
しかし、わたしがレンズを趣味とすることをはっきり意識したのは、やはりMSの宮崎さんとの出会いがきっかけだと思っているので、レンズ趣味歴9年としたいと思います。
ということは、来年10周年なので、その折には仲間たちと記念行事でもしてもいいかも知れません。

ファイルを繰ると、キノプティックの次が、あのキノプラズマート2インチF1.5でした。゛
次に来るのが、シュタインハイル・キノン50mmf2です。
パクセッテマウントのものをライカマウントに改造してもらったのですが、前二者がインターネットのショップで普通に買ったのに対し、このキノンはeBayでゲットしたものです。
次のウォーレンサック・ラプター2インチF2もeBay。
このころのeBayは天国だったのです。

これら5本の改造のすばらしさに驚愕し、レンズ趣味がすっかり定着、MSオプティカル信者になったのです。
そこでどんなレンズでも焦点距離が50mmならライカマウント化できるのではと誤信して、つぎにたのんだのがこのアンジェニューF0.95でした。
宮崎さんは、届いたレンズを見てそうとう驚いたと思いますが、何とかこの世界初の試みを成功させようと職人魂に火を付けたようです。
ヘリコイド部分を外注するなどして、世界で最初のライカマウントF0.95レンズの改造を成功させてしまったのでした。

せっかくの世界初でしたが、当時は使いづらさに舌を巻いた記憶があります。
デジタルが出る前だったので、M6を使用していましたが、低感度フィルムでないと日中開放なんて使えませんし、ファインダーは半分近くケラレます。
苦労して開放で撮っても、ピントが薄過ぎて、思った通りに撮れているものはほぼありませんでした。
そう考えると、超大口径レンズの普及は、デジタルカメラの定着とともに進んだと言えると思います。
もちろん、動かないものなら時間をかけてピント合わせすればいいので失敗も少ないですが、ライカでそんなことやっているのはあまりに無意味です。

アンジェニュー50mmF0.95のレンズヘッドは、当時使い道が無かったことから4万円程度から売られていました。
もちろん当時から数は多くなく、半年に一度ネット上で発券するといったペースです。
今では30万とか50万とかするようですね。
当時見つけたF0.95を全部買っていたら、今頃ひと財産だったに違いありません。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
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Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(4) | 2011/08/05 Fri

高地方看足球

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
スペインに行く愉しみのひとつは、バルセロナでFCバルセロナのリーグ戦を観ることです。
いま、バルセロナは110年の歴史の中で、絶頂期を迎えていて、文字通り世界一のクラブの地位を築いています。
彼らが頂点に立つということは、サッカーの歴史にとっても意義のあることだと思います。

1990年代でしょうか、結果が求められるサッカーでは、ディフェンスをがっちり固めて少ないチャンスをものにして勝つか悪くとも確実に引き分けるようなスタイルが主流でした。
攻撃こそサッカーの魅力と果敢に挑むクラブもありましたが、ディフェンシブなチームに面白いようにやられるのが実情です。
こんな風潮はルールの改変まで迫ることになり、勝利に対して与えられていた勝ち点を2から3に引き上げたり、ゴールキーパーへのバックパスは手で処理できないなど、少しでも攻撃的にならざるを得ないように誘導しようとさえしました。

しかし、それだもディフェンシブなチームが、短期決戦のカップ戦はもとより、年間のリーグ戦でも有利になったことから、ルール改正は世界のサッカーの流れまで変えることはできませんでした。
ゴールを大きくしてもっと点が入るようにしてはとのアイディアもでましたが、こんなことをしてもサッカーが攻撃的になるわけではなく、カウンターから点が取りやすくなるだけだと気付いたのか、これは採用されませんでした。

イタリアのビッグクラブのほとんどが超守備的で2~3人の攻撃の選手にスーパースターを置くことで、スペクタクル性でつまらないスタイルを誤魔化し、しかも好成績をあげていきました。
一方で、愚直なまでに攻撃的なサッカーを貫いてきたのがバルセロナでした。
結果として、バルセロナは90年代の初頭にヨーロッパチャンピオンになって以来、頂点まで登りつめることができなくなりました。

それでも、一貫性のある哲学を守り通したことで、ついに2度目の欧州頂点をとらえることができました。
前回の優勝から14年後のことです。
完成されていた守備的なサッカーですが、攻撃的なサッカーも研究と努力によってそれを乗り越えたということでしょう。
守備的なサッカーは見る方はもちろん、プレーする方もつまらないということで、有力な選手の流出があったということもあるかも知れません。

見て面白い攻撃的サッカーが強いとなれば言うことはありません。
特に今のバルセロナのスタイルは、ボールがめまぐるしく動くので、競技場で生で見ていても非常におもしろいはずです。
チケットの入手が簡単なのか分かりませんが、ぜひ高い位置のシートに陣取って、そのボール回しと攻撃的なスタイルを目の当たりにしたいと思っています。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
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Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(0) | 2011/08/04 Thu

廉価航空

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
航空券を買ったと自慢げに書きましたが、実はこれが成田からロンドンまでのものでした。
ロンドンからバルセロナまでのチケットを別途、購入しないといけません。
ヨーロッパの主要な都市からは、いわゆるLCC(ローコストキャリア)が飛んでいて、これを利用しない手はありません。
さっそく、チェックしてみることにしました。

本来、バルセロナに行く近道は、日本かヨーロッパの航空会社のフライトで、ロンドン経由とかパリ経由にはなりますが、目的地がバルセロナになつたチケットを購入可能です。
わたしが愛用している日本のJ社のバルセロナ行き航空券と同じく愛用しているアジア系C社のロンドン行き航空券を比較してみると、5万円近い価格差があることが分かりました。
そこで、ロンドンからバルセロナのチケットが2万円以内で入手できそうなら、C社にすれば3万円浮かせられるぞと検索し、どうにかなりそうということでC社で発券したのでした。

なにより、LCCが市場を席巻するようになってから利用したことが無く、旅マニアとしては、ぜひとも一度LCCを体験してみたいという意図もあります。
ロンドンからバルセロナの便を持つLCCは、E社とR社があって評価はE社が高いが料金ではR社だというのがもっぱらの評判でした。
片道ずつ使い分けて比較するという手もありますが、フライトスケジュールを見るとE社がずっと便利で、1か月以上前の7月下旬では料金的にものすごい差があるという訳でもなかったので、往復E社で行くことに決定しました。

円高の恩恵もあって往復で14000円ほどです。
しかし、ここにもちっちゃな落とし穴が待ち構えていました。
なんと機内持込みサイズのスーツケースでも預けなくてはならず、それに3000円ほどかかるとのことでした。
しかもそれが20キロを超えると超過料金だと言うので気を付けなくてはなりません。

また、LCCでは当然のことなのですが、到着するロンドン・ヒースローではなく、ガトウィックというロンドン第2の空港まで移動しないといけません。
上海のLCCが東京便の到着地を成田や羽田でなく茨城空港にしたのと同じ理屈です。
もともと旅程上、日系J社でなくアジア系C社を使うことで数時間余分にかかるのですが、さらに往復2時間のロスをみなくてはならなくなりました。

英語力が無いので全部読みきれてないですが、E社のフライトは自由席で、恐らく先着順に座席を決めていくようです。
また、2時間強のフライトですが、水すら出ず、何か頼むとすべて有料になってしまうようです。
トイレがタダなのかも未確認です…。

しかし、こんなことを確認しながら決めていくのが実に楽しいのです。
学生時代の卒業旅行もそうでしたが、就職してからの旅もブレインターネットの時代ですから、すべてが手探りと失敗の連続で、その当時の新鮮な気持ちを少しばかり思い出すことができた気分です。
旅を計画していると、若かった頃の右も左も分からなかったような手探りの気持ちが蘇って来るかのようです。
だからこそ楽しく感じられるのかも知れません。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(0) | 2011/08/03 Wed

燃油額外費

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
今年の夏休みはどこへ行くか。
かなり悩んで、ついに7月下旬、候補地を3箇所に絞ったとオリンピックになぞらえたわけではないですが、少々大げさに書きました。
夏休みは、4年に1度ではないですが、年に1回ですので、かなり貴重な時間です。
安易に決めるわけにはいけません。

高坂知秀さんの書いた旅の本に、「ひとり旅の○○」という新書が4冊ほど出版されていて、わたしにとっては座右の書でした。
主にヨーロッパをツアーではなく、自分の足で旅しようとする人に向けた内容でしたが、インターネットなどで情報入手ができない当時の旅のアイディアが詰まっていましたし、何しろ文章がうまく何度繰り返して読んでも飽きることがありません。

その中に、旅には3つの楽しみがあり、それは、計画する楽しみ、旅している時の楽しみ、旅から帰ってそれを思い出す楽しみである、しかし、案外、計画する楽しみがいちばん面白いというようなことを書かれていたと記憶しています。
その計画する楽しみをずっと味わっていられれば、それも幸せなことですが、現実にはいつまでももたもたしていると希望の航空機が満席になってしまう恐れがあります。
高坂さんの時代は、海外と言えばツアーかビジネス客が主体で、けっこうぎりぎりでも予約は入れられたのかも知れませんが、予約状況に応じて航空券の料金が上がっていく現在のシステムでは悠長に構えているわけにはいきません。
8月に入ったということで、そろそろ行き先決定を迫られました。

スペインに行くことに決めました。
もともと優先順位が高かったのですが、航空券の価格を比較した時にヨーロッパが案外安かったということがありました。
逆に出発予定日は旗日と重なっていてアジア方面の料金が高めだったので、俄然、スペインしかないだろうと、オンラインで予約を入れたのです。

しかし、ここには若干の落とし穴がありました。
ヨーロッパを個人旅行している人なら当たり前にご存じのことなのでしょうが、燃油サーチャージが高いのですね。
チケットは8万円台でしたが、税金&サーチャージは5万円以上もします。
オンラインで予約手続きを進めていくと、最初は料金が8万いくらと表示されているのに、確定の直前画面になって、税金&サーチャージが5万以上で合計13万いくらだと表示されるのです。
オークションで珍しいレンズが現在価格8万円で出ていて、終了直前に13万円まで一気に上がるのと妙に似たようながっかり感がありました。

そこでストップしても始まらないし、もたもたしていては、その価格帯の席は売り切れて1万円上がるということにもなりかねません。
こういうものだと覚悟して、一気に購入まで進みました。
さあ、これで、いまさら別の場所が良かったなどと言えない状況になりました。
旅している最中よりも楽しいかも知れない、旅の計画を進めるばかりです。

作例は、わたしが思い描く典型的な阿波踊りの動きを撮ったものです。
ピント合わせと暗い場所での露出決定の訓練のつもりでいろいろな場面を撮りましたが、多くが失敗しています。
これでも、ピントはまだましな方で、露出は思い通り、踊り手の表情良しで採用します。

ゆったりした動きのものはどうにかなりましたが、男性の勢いある踊りではピントが追い付かず、やはり置きピンにすべきかも知れません。
ただ、これだけの大口径レンズだと手足のボケが動きを演出してくれますので、ピタッと止まったような写真よりは良いような気がします。
それにしても、暑い中での激しい動きで、しかも頬っかむりで鼻をふさいでしまっているので、呼吸が苦しくならないかとか、踊り鑑賞中、訳の分からないことばかり考えてしまっていました。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(0) | 2011/08/02 Tue

看看阿波踊去

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
先々週の川崎大師のサンバに続いて、先週は、大和の阿波踊りを見に行ってきました。
見に行ったと言っても用事で出掛けた帰りに、寄ってきたのですが、短時間でもこれがけっこう楽しめました。
ローカルな祭りパレード系が続いて恐縮ですが、ブログ継続のため、このままの流れを維持させていただきます。

まずは、阿波踊りに対する誤解・偏見をお詫びすることから始めないといけません。
どうも阿波踊りというと、両手を額の上で動かしながら、踊る阿呆に見る阿呆の歌詞に乗って、少し腰を落とした姿勢で乱れ動く、あまり芸のない人数優先の踊りかと思っていました。
実際、起源は案外そんなものだったのかも知れません。
しかし、今回、生で初めて見て、チームワークを尊ぶ洗練されたダンスであると思い知らされました。

動きそのものは、田植えとか農作業が元になつているのでしょうから、腰をかがめた姿勢は洗練とは真反対に思われそうです。
ところが、それを逆手に取った、きつい姿勢と分からせつつぎりぎりのところで体のばねを効かしたりで体育会系的な洗練がしっかり存在しているのです。
農作業スタイルや酔ったタコ踊りを究極にまで進化させた舞踊芸術の一形態だと言ったら、それは違うと当事者から反論が上がるかも知れませんが、わたしにはそう感じられました。

わたしのような素人には分かりませんが、バレエや現代舞踊などいろいろな要素を吸収し、独自の進化をとげたとは言えると思います。
その中で基本姿勢である、自分が楽しむこと、まわりを楽しませることとというエンターテインメント性は大きな柱になっていて、わたしたちのような素人も十分に楽しませてしまうのが阿波踊りだと思います。
観客の子どもが思わずつられて踊り出すような場面を何度か見ましたが、それこそが阿波踊りの本質だと言えるのではないでしょうか。

夕方、日没近くに大和駅に着くとすごい熱気で、メインストリートは入り込む余地がありません。
仕方なくしばらく歩くと、路地では短い踊りがデモンストレーション的に披露されているようで、まずはここに陣取って阿波踊りのお手並み拝見とさせていただきました。
これから夜にかけていっそう盛り上がることを知っている子どもたちも、まずは腹ごしらえして、その時を心待ちにしているようでした。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(0) | 2011/08/01 Mon

我的撮影展Ⅲ

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
写真展は、どうにか昨夜無事に閉幕することができました。
お越しいただいた皆さん、関心を寄せていただいた皆さんには、あらためてお礼申し上げます。
新宿西口写真修錬会の愉快な仲間たちにも、お礼を忘れてはいけないですね。
皆さま、どうもありがとうございました。


冒頭がこんな書き出しがいいのかは分かりませんが、そんな訳で写真展は終了したものの、個人的な総括として展示作品の説明は継続させていただきます。

4枚目の展示は、9月のシルバーウィークに訪ねた、江西省の安義鎮からです。
この時は、かなり写真展のことを意識していて、持ち出した Angenieux M1 50mmF0.95 を使ったものを1枚展示しなくてはと力が入った状態でした。
わたしの所有する標準レンズの中ではもっとも巨大で重たく、何かそういう理由がなければ、わざわざ外国のしかも僻地にまで持参する気にはなれない玉です。

それに、思い入れのあるレンズでもあります。
MSオプティカルを知って間もない頃、実はこんなレンズがありましてとこのレンズヘッドを送って半ば冗談のようにライカの距離計に連動する改造をして欲しいと依頼しました。
巨大なレンズ故に後玉も大きく、これではヘリコイドが付けられないので、マウントを付けるのすら難しいだろうと、結果にはさほど期待していませんでした。

しかし、それから約1か月、MSオプティカルは特殊ヘリコイドを外注してまんまとこのレンズの距離計連動化を成功させてしまいます。
ノクティルックスのF1より明るく、かつて存在したキヤノンのF0.95はライカマウントではなかったことから、ライカの距離計連動としては世界最速のレンズが誕生したと感動したものでした。

当時、レンズヘッドと改造費で10万円近くかかり、とんでもない出費と嘆いたものの、それでもノクティルックスに比べれば格段の安さですので、プアマンズ・ノクティルックスの称号には十分でした。
現在では、MSオプティカル改造のこのレンズが、eBayなどて4000ドルで売られていたりしますので、もはやノクティルックスと肩を並べる高価なレンズになってしまっています。

MSオプティカルの改造に不可能はないをわたしに確信させたレンズとして、今回の写真展には何としても登場させたかったという訳です(フランジバックやイメージサークルの問題など、実際には不可能はいっぱいあります…)。

さて、それに相応しい場面に、中国・江西省安義鎮で遭遇しました。
刈り入れた稲の脱穀に、牛に石のローラーを引かせているこの光景は、時代の変化とは無縁に続いている、まさに超大口径レンズのボケに通ずる世界です。

ピントがあまく、写真展に出すレベルの写真ではなかったようですが、思い入れという点で、どうしても外せない1枚だったという訳です。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(4) | 2009/11/15 Sun

従左辺第三個

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
南昌の最後は、現地の美人をお届けしたかったのですが、うまく撮れず背中からになってしまいました。
中国でも上海、北京、広州などの都会では、デジタル一眼レフはかなり普及していて、観光地はもとよりけっこう普通のところでも目にすることができます。
ライカになるとかなり特殊なカメラで、オートフォーカスにもなっていないのに高いカメラと思われているか、それ以前にカメラファンにすらほとんど知られていない存在でしょう。

それが江西省のいなかとなれば、カメラ自体を所有している人は少なく、取材で来ていた記者以外に持っている人は見かけません。
そんなときライカは大きめのコンパクトカメラくらいに見なされ、記者と誤解されることはあまりありません。
ですが、今回はアンジェニューの50mmF0.95という巨大レンズを付けていたので、じゅうぶんに何かの目的をもって撮影している人だと力づくで察知させているようでした。

来賓に花を付け、記念品を手渡す係りはチャイナ服の若い女性が担当していました。
普段は面と向かっての撮影はなかなかできませんが、今回の装備ならずけずけとやってしまえそうです。
しかし、すっかり疲れていて、群衆を掻き分けて正面に回り込む気力がわきません。
手抜きで恐縮ですが、座った位置からそのままレンズを向けたまったくつまらない写真になってしまいました。
逆光でフレアを恐れて、F4に絞ってもいます。

受付嬢たちは、全般にいまひとつ垢抜けないルックスだったというのも手抜きの一因でした。
ただ、中央の女性だけ、ひとりレベルの高さで眼を惹いていましたので、その横顔が分かるだけでも幸いです。
あるいは、日本から取材に来たので、別途撮影させてほしいと依頼してもよかったかもしれません。
南昌空港の遅延している待合で液晶画面を見ながら、そんなことを考えました。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F4】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(6) | 2009/10/11 Sun

椅子与涼鞋

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
この日は村いちばんの行事、「江西安義古村金秋民族旅遊文化節」です。
内外の大御所が集い、めったに生では見れない歌手まで来て独唱の披露もあれば、村民のほぼ全員が集まって来ます。
ほんとうはテーマからいって観光客も来るのでしょうが、平日ですし、冷静に考えれば観光客はこんなイベントに参加しても楽しくはありません。

何があるのかと期待して見に行きましたが、盛り上げ隊のような、葬式の泣き女の反対の笑い女みたいな人がいて開会前を盛り上げたり、おばさん同士の必死の席取り合戦などおもしろい見ものもありますが、式典自体は実に退屈です。
来賓が多過ぎて、ひとりひとり長々と挨拶するものですから、村人すら退屈して席をはずす始末です。

村の伝統的な踊りは面白かったのですが、逆に見慣れた村人に配慮してか短時間で終わってしまいました。
歌手は4人も来ていて全国コンクール優勝者の熱唱は大盛り上がりです。
村人にはほとんどカメラ付き携帯が普及していて、みんな無遠慮にばじばし撮りまくりです。

しかし、今日の昼過ぎには空港に向かわなくてはいけないので、こんなものをいつまでも見ている訳にはいきません。
あらためて村に別れを告げるように細かく見て歩きました。
昨日の昼過ぎに着いたのでまるまる24時間滞在していて、小さな村を見て歩くにはじゅうぶんな時間のはずです。
なのに、このあっという間に過ぎ去る時間に感傷的な気持ちが起こります。

いつも思うのは、わたしがまたここを再訪することはあるかということです。
あるとすれば、村はこの日と変わることなく、かつての姿を止めていてくれるでしょうか。
それに人心は変わることなく、旅人を温かく迎え入れてくれるのでしょうか。

作例は、この日のイベントのわたしにとってのハイライト、会場を目指す小学生たちの行進です。
10時くらいに開幕するので、小学校の授業は2時間くらい、それから会場に向かいます。
会場は、村で一番大きな広場で椅子は大人分しかありませんので、みんな教室から椅子持参です。
サンダル履きの子が多いのが、ローカルっぽくていいですね。

しかし、またしても誰にもピントがあっていません。
行進はゆっくりでしたし、これだけ距離があってこの体たらく。
ついにこのレンズには馴染むことのなかったことを確認する旅になってしまいました。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
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Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(2) | 2009/10/10 Sat

粉紅色的妖精們

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
深夜、わたしを襲った恐怖は、2週間経ったいまも痛恨の記憶として消え去ることはできません。

酒をしこたま飲んで眠ったわたしは、真夜中、尿意を催し目が覚めました。
ここはどこだと寝ぼけ頭で考えることしばし、古民家に宿泊していることを思い出しました。
何しろ真っ暗なので手探りでLEDライトを付け、トイレに向かいました。

しかし、その時わたしは恐るべきことに気付きました。
トイレの場所を聞いていなかったのです。
ただでさえ怖い古びた建物の中で、トイレをもとめさまようことになります。

なかなか見つかりません。
いや、もしかすると古い家なのでトイレは始めからなかったのかも知れません。
外に出ればと考えましたが、施錠されていてカギがなければ扉が開きません。
おばあさんの部屋の前で、おばあさ~んと低い声で何度も呼びかけかけましたが、起きてくる気配はありません。
困りました。

もう限界が近くなってきました。
仕方ありません、唯一見つけた水場である井戸のわきで、ジャー…。
井戸水をポンプで組み上げ流してしまおうとしましたが、水はたまるばかりで流れていきません。
これはまずいと排水の穴に箒で掃き出しました。
再び眠りに…。

こんな状況ではすぐに眠れないのが常でしたが、いつの間にか眠りに落ちたようで、次に気付いたときは朝の気配です。
あるいは、由緒ある家で罰当たりな行動をとったために、おじいさんの霊に憑かれて気を失っていたのかも知れません。


さて、この日は「江西安義古村金秋民族旅遊文化節」という催しの記念式典が行われることになっていました。
江西省の役人、南昌市の役人、安義鎮の役人、羅田村の役人と共産党幹部が勢ぞろいして、有名歌手の独唱もあるそうです。

それに、村に伝わる伝統の踊りもあると聞いています。
昨日見かけた、道端のおばさんたちが揃いのコスチュームで登場してびっくりです。
モノトーンの村にピンクの妖精たち(?)が行進を始めたのでした。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
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Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(10) | 2009/10/09 Fri

家常餐庁的孩子

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
夕方、ひとりになって今晩世話になる世大夫第に戻りました。
晩飯はどうするかと聞きます。
おばあさんは72歳で年金暮らしのようで、外国人といえど宿泊して食事までしてもらえれば貴重な現金収入が得られるからだろうと容易に想像ができます。
ですが、夕食はすでに予約をしてありました。
申し訳ないですが、そういうわけでと伝えると、いかにも残念そうな表情をしたのが気にかかります。
では、明日の朝はお願いしたいとたのむと、やはり顔がゆるむのが分かり、ホッとしました。

世大夫第は一般公開されているので門がずっと開きっぱなしでしたが、夜の間は閉めなくてはいけないので、帰りは勝手口から入らないといけません。
その勝手口も普段は施錠するところを開けて待っていてくれるので、食事するやすぐ帰ることにしました。

予約していたというそのレストランはすぐそばです。
厳密に言えば予約はしていないし、レストランでもありません。
昼間、子どもの写真を撮っていたら、家が家庭料理の食堂をやっていると迎えにきたその子のおばあちゃんが言っていたので、じゃあ今晩食べに行きますからと言っておいたのです。

果たしてやってきたわたしに、あら本当に来たんだねえと少し驚いていた様子で、今からご飯は作れないからわたしたちが食べるのと一緒でいいかいと文字通りの家庭料理をいただくことになりました。
メインは山梨のほうとうのような麺の一種で、あまり中国料理っぽくない地元の味を堪能しました。

昼間の子の両親が戻って来ました。
明日の昼、宴会の予約が入っているので、小魚を買ってきてワタを抜く作業を始めました。
それを見ながら村の生活のこととか、逆に日本のこととか話しているうちにだいぶ時間が経ってしまいました。
宿のおばあさんをあまり待たせてはいけません。
もう行かなくてはと料金を聞けば、少し考えてから、じゃあ10元くださいと言います。
150円の夕食でした。

少し迷いながら世大夫第に戻りました。
まだ8時ですが、おばあさんはもうそろそろ就寝するようなので、わたしも寝る体勢に入ります。
この真っ暗な部屋で寝るにはこれしかないと、昼間試飲した酒売りの店でペットボトル半分くらいの酒を仕入れておいたのです。
ベッドに半寝の姿勢でラッパ呑み開始です。
一気に飲むのも辛いので、M8の液晶画面で今日撮った写真を肴にしました。

そのとき気付いたのですが、ここ何日かアップしている暴れ玉状態の Angenieux M1 も、今日の作例のはかなりまとまった仕上がりになっています。
ヌケの良さがクリアな印象を高めていますし、前後のボケは暴れず上品です。
適切な距離や朝夕の斜光の状態のいいところを選ぶこと、丁寧に露出を判断することなど条件次第で、だいぶ結果が違うということを教えてくれているかのようです。

そんなことを考えているうちに酔いもまわってきて、いつの間にか眠ってしまったようでした。
やはり効果てきめん、しーんと静まった真っ暗な部屋で得体の知れない恐怖を感じるとかという心配もなく眠ったもの勝ちです。

しかし、ここに宿泊するということはそんな甘いことでは済まされないようです。
深夜、恐るべき恐怖を体験しました。
このことは、また明日語ることにいたしましょう。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(6) | 2009/10/08 Thu

要住老房子

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
宿がまだ決まっていないことを打ち明けると、Lisa & Anne のふたりは地元民の力を発揮してくれました。
どんなところに泊まりたいのか問われたので、古民家に泊まりたい、古ければ古いほど良いと答えると、それならここしかないと、ずんずんとわたしの手をひっぱり突き進んでいきました。

ここは、さきほどぐるっと廻った世大夫第という大きなお屋敷です。
明清代の栄華を示すよすがとして一般に公開されていますが、じつは何人かの老人がここに住まっていました。
そのうちのひとりに声をかけ、この日本人を泊めてやってくれと交渉しています。

結果は一も二もなくOKで、わたしの望むと望まざるとに関係なく、この老婆の所有する部屋に泊まることになりました。
いやちょっと待って、部屋を見せてくれませんかと頼んで入れてもらった部屋は、まだ昼間にも関わらずほとんど日の差さないところで、普通ならちょっと陰鬱な気分になると思いますが、クラシックなベッドには清潔感あるふとんが敷かれていて、断る理由は見つかりません。

なんでも死んだおじいさんが暮らしていた部屋だそうで、亡くなってそれほど経っていないのか、何かまだ生活感が残っているような気配です。
あれ、そういえば電気は、と聞くとベッド脇に小型のLED懐中電灯が置かれているのみでした。
夜は恐らく完全に真っ暗でしょう。
向かいの部屋でおばあさんは暮らしているようですし、対称位置にある部屋にもおばあさんとおじいさんが一名ずつ住んでいるとのことでした。

とは聞いても、夜寝るとき平気でいられる自信はまったくありません。
怖いからとは言えないので、何か難癖をつけて断るかと思案しましたが、いい部屋があってよかったわねえとニコニコ顔の彼女たちを前にして小心者のわたしはうなづくだけしかできません。
もしかしたら、おじいさんの幽霊といっしょに過ごす一夜になるかも知れませんが、それも好き旅の思い出です。
腹をくくりました。

Anne が南昌に帰るというので、Lisa とともにサヨナラと手を振って見送りました。
このサヨナラという日本語は中国でもよく知られています。
ずっと英語で会話してきて、こちらが中国語で何か言っても無視するのに、最後にサヨナラとはこちらも苦笑しつつサヨナラと返すしかありません。

再びひとりになりました。

また歩きはじめると、さきほど彼女たちと写真を撮ったりしていたときに、見かけた結婚写真を撮っているカップルに出合いました。
夫婦というよりは兄妹のようにそっくりなふたりで、もうだいぶ撮影が進んでいるのでしょう、ポーズもだいぶ板に付いてきた感じです。

こんな珍客が珍しいのか下校中の子どもたちがぞろぞろとくっ付いて歩いているのもユニークです。
あれえ、カップルと同じような距離なのに子どもたちは妙にかすれて写ってますね。
よっぽどアウトオブフォーカスのはずのカメラマンや後のおばさんたちの方が鮮明なくらいです。
もしかして、この子たちはキョンシーでは。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(2) | 2009/10/07 Wed

双手花

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
"Where are you from ?"
追い越しざまに声をかけられるだけで驚くのに、それが英語だったので二重の驚きでしたし、その女性が美人だったのでさらに倍びっくりしました。
わければ、いっしょに廻りませんかと誘われ、今度は驚くこともなく、邪魔でなければと付いていくことにしました。

右側の女性がガイドのように説明してくれ、わたしと左の女性がそれに聞き入ります。
説明は英語でしたが、彼女のそれはまだたどたどしいしゃべりで、その都度左側の女性が訂正したりしています。
いきなりの状況の変化にはとまどいますが、最後にガイド料をせしめるとか新手の美人局とかそんなのではなさそうです。

やがて村はずれまで出ると、家と家の間を抜け広場のようなところに出ました。
高台には大きな木が村を見下ろすように枝葉を広げています。
説明書きがあって"千年唐樟"という名前が付いていました。
たぶんクスノキの一種で、文字通り樹齢は千年なのだそうです。
村の守り神でもある、ひとびとから大切にされている木のようでした。

その前に腰掛けて、お互いに自己紹介を始めました。
右の Lisa は、安義の町出身で、ここ羅田村の観光局のようなところに勤めています。
左の Anne は、南昌出身で、海南島の外資系ホテルで働いていて、いま休暇で友達の Lisa に会いに安義まで来たということでした。
ふたりは大学の同級生で、専攻は観光学だったため、英会話は必修だったそうです。
使う機会のほとんどない Lisa は久しぶりの英語を必死にしゃべっていましたし、Anne は相当外国人と接しているのでしょうかなり流暢で、レベルはわたしなぞよりずっと上でした。

さっするに Lisa はあまりチャンスのない英語の学習のため、Anne は自分の語学力の上達を自慢したいがため、外国人であるわたしを誘って会話したかったということのようです。
そうであればわたしの方こそ中国語会話力向上のため中国語で話しかけるのですが、無理してしゃべらなくても大丈夫なのよとばかりに英語で答えが返ってくる始末でした。

それならばと、わたしも英語を流暢に操っていいところを見せなくてはと思うのですが、考えてみると過去数年間、英語をしゃべったのはせいぜい香港の空港でチェックインするときくらいのもので、頭は完璧に錆びつき単語が思うように出てきません。
中国人はせっかちな民族だと痛感するのは、わたしが単語を思い出そうともたもたすると、すぐに話題を飛ばして次の話が始まってしまう時なのですが、まさにそれを味わいつくす時間となってしまいました。

Lisa にはメールアドレスをもらい、この時の写真を送ることになっていますが、まだ送れていません。
分かりにくい写真だということを承知で、ご意見、ご感想等あれば、メールに記載しますので、コメントをいただけませんでしょうか。
ちなみに、Anne が南昌にもどらねばならず、この後残念ながら何もないままふたりを見送るだけでした。
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Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(10) | 2009/10/06 Tue

找客棧

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
和尚さんが覗いていたのは、ご覧のとおりの麻雀でした。
有閑マダムというとちょっと違いますが、若い主婦が集まって卓を囲んでいます。
ひとりはお腹が大きくなっていますが、じゃらじゃら音が胎教になるのかも知れません。
残る3人も20代後半から30半ばという雰囲気で、子どもを学校にやると食事までの時間が暇でしょうがないという毎日なのでしょうか。

昨日も書きましたが、ここはお酒を売っています。
お土産用ボトルもありますが、量り売りもあって紙コップ1杯70円ほどなので、昼間から試飲させてもらいました。
麻雀を中断させて申し訳ないと恐縮しますが、さすが有閑主婦たちはぜんぜん気にする風ではありません。

じつはお酒を頼んだのはそれ自体飲んでみたいということはありましたが、もっぱら聞きたいことがあってそのきっかけのためでした。
聞きたいのは、この辺でどこかに泊まれないかということです。
羅田古鎮には格安の宿泊施設がいくつかあるのは確認していましたが、いずれもごく普通の民家に泊まる民泊でした。

それでもいいですが、せっかくの古鎮ですからできれば古建築に泊まりたいです。
経験則からは、こうやってたずねるとどこかで泊めてもいいと言ってくれる人が出るはずです。

しかし、主婦たちの回答では、古民家で泊まれるところはないねえと、つれないものでした。
有閑は有閑ですが、突然の来訪者のわがままを聞いてくれるほどには暇ではなかったようです。
まあ仕方ないです。
甘いお酒をちびちび舐めながら麻雀見学して、次をあたることにしましょう。

見学者はわたし以外にもう1匹いたようでした。
すごすごと立ち去っていきましたが、もしかするとこれは某携帯電話犬のように「なんだまだ結婚しないのか」「しちゃおうかな、お父さんと」「わしゃ帰る」という会話が交わされていたのかも知れません。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(2) | 2009/10/05 Mon

秘密的三人組

M8/Angenieux M1 50mmF0.95
南昌駅から郊外の安義という古い村を目指します。
駅前からは、教えられていた路線バスで長距離バスターミナルをめざすところですが、かなり混んでいるようです。
スーツケースもあって面倒なので、手抜きでタクシーに乗ってしまいました。

なるべく公共交通機関でというポリシーに反しますが、結果的にはこれがラッキーな展開になりました。
バスターミナルに着くと、安義方面行のバスは今まさに出発しようというところでした。
2時間に1本ほどしかないバスにぎりぎり飛び乗る幸運でした。

列車の車掌もそうでしたが、このバスの太めの車掌も気のいいお嬢さんで、いろいろと世話を焼いてくれました。
月曜ということもあって乗客はすべて地元の農民たちという中で、わたしはひとり浮いた存在でしたから、かまってやらないとという気持ちが働いたのでしょう。
南昌の女性はみな面倒見がいいのかも知れません。

安義古鎮は、入場料が300円ほど必要です。
門のところでチケットを買いますが、そこに女性が何人かいて村をガイドをするがいかがと聞いてきます。
反射的に中国語がしゃべれないのでと断りましたが、今までの流れを見ると素直にガイドを依頼すべきだったかも知れません。
この女性も、眼のぱっちりした夜行列車の妹のようなルックスで、少し後ろ髪を引かれる思いでした。

安義古鎮は3つの小さな村から構成されています。
そのうちの中心が羅田村で、ここには数軒のレストランがありますし、唯一の小学校も存在しました。
レストランで食事して、荷物を預かってもらってから、村の散策を開始します。

作例は、村でもっとも繁華な通りですが、この日目撃したただ2組の外来の客のうちの1組を写したものです。
和尚さんと中年男性、若い女性の3人組ですが、どうもこの3人の関係がよく分かりません。
お酒を売る店で何やら覗きこんでいますが、3人縦並びになっているのがどうも不自然です。

和尚さんはお酒はご法度なのでしょうが、わたしがかわりに試飲させていただきました。
紹興酒タイプの米のお酒でしたが、そうとう加糖しているようで、かなりの甘さは女性向きのようです。
【M8/Angenieux M1 50mmF0.95 F0.95】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux TypeM1 50mmF0.95 | trackback(0) | comment(2) | 2009/10/04 Sun
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