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Petzval倶楽部

M8/Elmar 90mmF4
レンズ価格が高騰する前は、競って大口径レンズを使う傾向があったように思います。
ライカの標準レンズでいえば、ズマール、ズミタール、ズミクロンのF2レンズは、大口径レンズと呼べると思っていたのですが、F1.5、F1.4より明るくないと大口径とは言われなくなり、大御所)ノクチルックスがF1で大口径の王座になり、国産大口径ではキヤノン、ニッコール、フジノン、ヘキサノン、ズノー等がそれを追随する番付が定着したかのようでした。
さらには、アンジェニュー、シュナイダー、キヤノンのF0.95レンズたちがマウント改造によって巷に登場すると、F1.5レンズは普通レンズのように見做されているかのようです。

しかし、もうF2より明るいレンズはたいへん高価で、よほどの覚悟と運がないと手に入れることが困難になっています。
では、どこへ向かえばいいのか。
わたしの場合は、たまりにたまったレンズがあるので、それらの研究に打ち込めば好いのです。
もちろんそうするつもりですが、やはりレンズ探しも継続したい気持ちが消えることはありません。

再び、ではどこへと自問すると、2つの答えがあります。
ひとつは、何度か書いたブラスレンズ探しです。
だいたいが75~135mmとどうしても焦点距離は長くなってしまいますが、19世紀のレンズでマウント改造によってライカで使えるようになるレンズはわずかながらに存在します。
まずは、そういうレンズをのんびり探したいと思っています。

もうひとつは、初期シネカメラ用の50mmレンズ探しです。
その代表は、キノプラズマートということになってもはや入手困難ですが、少し暗くなれば他にも知られざるレンズは多くあるようです。
以前に手に入れた、ゲルツ・キノ・ハイパー5.5cmF3、クック・シネマトグラフ2inchF3.1、さらにはガンドラック・ウルトラスティグマット50mmF1.9などは、そういうレンズで、1920年代としては大口径と言える面白そうなレンズがぽつぽつと存在していたことが分かります。

この系統のレンズとして50mmF3.5と2inchF3.1のシネとはっきり書かれたレンズを立て続けに入手することができました。
1本は改造も終わったので近々紹介するつもりです。
運が良かったということもありますが、かなり安価に手に入れられたことで、この分野のレンズはゆっくりペースになっても探し続けたいと考えたのでした。

さて、先にかかげたブラスレンズの方ですが、その代表であり、マウント改造までして使う価値があるのは、なんと言ってもペッツパールです。
100mm前後のものは、恐らく4×5をカバーしないようで、数はたいへん少ないですが、現代では使い道があまりないという理由で不人気のようです。
フォクトレンダーやダルローでそんなレンズが出てきたのを見たことはありませんが、わたしはダルマイヤー114mmというのを入手していますので、きっとどこかに存在しているのだろうと考えています。
メーカー名の刻印がないものであれば、稀に出で来ることもあるので、そういうものを購入するのもいいのかも知れません。
なにしろ資料がほぼ皆無ですし、同様のことをやっている人もいなそうなので手探り状態ですが、それだけに探しがいもあって楽しみもあります。

わたしにずっと先んじているのが、ksmtさんです。
作例は、フォクトレンダーのペッツパール・レンズを構えた姿ですが、これが浅草を歩いているとひと目でksmtさんだと分かるのがすばらしいです。
この日遅刻したわたしは、途中合流すべく雑踏の中をさまよいましたが、この金色が目立っていたのですぐに見つけ出すことに成功しました。
そこで思ったのですが、どこから見ても一目瞭然なペッツパール使用者の集団、ペッツパールの会を結成するのが、当面の夢としたいと思います。
【M8/Elmar 9cmF4 F4】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 90mmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2012/01/29 Sun

今年新目標

M8/Elmar 90mmF4
せっかくの浅草ですので、浅草寺にお参りしました。
そういえば、わたしは年末年始を中国で過ごしたので、これが初詣ということになるでしょうか。
しかし、当然のことながら本堂はものすごい人でごった返しています。
最前列まで出れずに、みんな賽銭を放り投げている状態でした。

わたしはサイド攻撃でするすると前に出て、きちんと礼をして願い事をしました。
「今日のように楽しい仲間と撮影が続けられますように」というものでしたが、わたしは昨日も書いたように鎌倉へはときどき出掛けますし、旅の先々でお寺や神社を訪問するので1年中願い事ばかりです。
以前は、何々レンズが手に入りますようにとかM8を両手に抱えて差出すように念じたこともよくありましたが、最近はその場の思いつきで、現実的なことをつぶやくのが常になりました。

さて、本堂から今来た雷門方面を見下ろすと、低い午後の光がとてもきれいです。
同行のksmtさんと並んでハレ切りしながら、角度を微妙に変えながら何枚も撮影しました。
コントラストがもともと低目の戦前のニッケルエルマーですが、こういうシチュエーションではちょぅどいいくらいではないでしょうか。
見た通りのやわらかな光の当たり方や、空気感が再現されていると思います。

昨日の3.5mmF3,5、それ以前の横浜での13.5cmF4.5と5cmF3.5と合わせて、エルマー・カルテットの完成です。
個人的には山岳エルマー10.5cmF6.3も加えたかったのですが、本数が多過ぎであきらめました。
それでも、今回のエルマー・カルテットはすべて、ようやく揃ったニッケルまたはブラック&ニッケルの1927~33年製造のオールドレンズたちです。

今年最初のブログで、2012年の抱負を書いたのですが、そのひとつがライツの古いレンズを見直す、というものでした。
もちろん、ただ使えば見直したということにはなりません。
自分なりの一定の評価を出すための工夫がないといけないと思っています。
ただ、今回はそういうアイディアが出る前の試運転のようなかたちでとにかくレンズを持ち出すことだけしか考えていませんでした。

出来うることは比較すること、同スペックの同世代レンズとか、戦後のレンズとか、あるいは同じエルマーでも後のタイプと比較するとか、いろいろと考えられることはあります。
とくにコンタックスのレンズとの比較は積年の目標でもあったので、実現すべき時が来たと思っています。
少なくとも、レンズを闇雲に入手して、ただ適当に撮って終わりとする段階からは、一歩脱却しないといけないかなと考えます。
大風呂敷を敷いても、大したことができないのは分かっていますので、できることを少しずつ試していければいいでしょう。
【M8/Elmar 9cmF4 F4】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 90mmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2012/01/28 Sat

達磨先生没倒了

M8/Elmar 9cmF4
わたしのライカ事始めはⅢFと沈胴エルマーに始まりますので王道と言っていいでしょう。
しかし、すぐに道を踏み外してしまいます。

ライカを始めたものの常として交換レンズが欲しくなるのですが、本来進むべき広角レンズではなく、なぜかまた標準レンズを買ってしまったのでした。
それが、ジュピター3 50mmF1.5で、安いからということもありましたが、何しろ大口径のレンズで暗い中でも被写体を浮かび上がらせるんだとか力が入っていました。

そうするとⅢFとのマッチングが気になり始めました。
クロームのボディにブラックのジュピターがあまりに似合わないということがまずありましたが、F3.5のエルマーではどうにかなっていたピントが、ことごとく外れ始めたのです。

それでM6ということになりました。
こう書くと、ジュピターが使いたくてライカM6を買ったという、本末転倒な冗談のように聞こえるかも知れませんが、今だからこそ正直に言いますが、それは事実です。

冗談のような本当の話はもうひとつあります。
遠回りしつつもやはり広角が欲しくなって買ったのはアベノンの21mmF2.8でした。
やはりこれも経済的選択なのですが、35mmに行かずにいきなり21mmというのがまずふざけています。

そして、このレンズを活かすための外付けファインダーとして買ったのが、ライツ製のSBKOOという21mmファインダーです。
たいへん高価なファインダーで、いくらで買ったのかはすぐ忘れなくてはと振り切り去ったので思いだせませんが、少なくともアベノン21mmよりもかなり高価だったことは間違いありません。
撮影時にフィルムを感光させるのは、ファインダーではなくレンズだということを知らなかったのかもしれません。

こんな調子ですからライツの名作レンズの良さなど分かるはずもありません。
ましてやエルマー9cmF4という渋いスペックのレンズなどは。

作例は、建長寺の法堂ですが、諧調豊かでやわらかな描写がなんとも言えません。
法堂の荘厳さと美しい光線が織りなす空気感は、エルマー9cmにしか描き出せない世界のような気がします。
ライカを始めたころ、こんなことが分かっていれば、ここまで道を踏み外すことはなかったでしょうに。
【M8/Elmar 9cmF4 F4】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 90mmF4 | trackback(0) | comment(6) | 2010/03/26 Fri

古木和新鏡頭

M8/Elmar 9cmF4
それまでのAFコンパクトカメラが物足りなくなって、本格的にカメラを始める気になったのは今から十数年前のことです。
当時から旅にあきくれていたので、小型でよく写るカメラが欲しいと選んだのはエルマーの付いたライカⅢfでした。

知的カメラという好い小文を最近読みましたが、わたしもまったく同感です。
使用する機会はあまりありませんでしたが、机の上に置いてあると、ゲーテ全集が並んでいるのと同じくらいの知性の香りが漂います。

撮影時にはさらに知的気分を高めます。
シャッタースピードを合わせ、フィルムを巻き上げ、ピント合わせして、フレーミング、そしてレリーズ。
ファインダーをのぞいてシャッターを押すだけのコンパクトとは違うのだよ、とカメラばかりか撮影者本人までが知識人になった気分です。

しかし、撮影結果は惨憺たるものでした。
それまで写真の基礎知識を身につけてこなかったため、露出というものが存在することを知らなかったというわけです。
36枚撮って、許容範囲は数枚で、他は真っ白か真っ黒でした。

写真の入門書を読んでようやく露出の意味を知ります。
この時に購入した安い追針式の露出計が仕組みを理解する助けになりましたし、針を追いかけて合わせるというアナログ的な露出合わせが、知的というムードをより高めてくれて露出計そのものまでがお気に入りとなったのでした。

そしてもうひとつ、ライカを始めたときに露出で苦戦したことが、現在のレンズ趣味につながる端緒になっていたようです。
計算が面倒という理由で、さらにはエルマーは絞りを動かすこと自体もたいへんなため、開放中心で撮ることが当たり前になっていったのです。
撮影結果も、かえって絞ったものの方がかっちりと写っていて、少し前にコンパクトで撮っていた写真に近いということも、それを後押ししました。

あらためてみるとずいぶんと屈折したライカとの付き合いはじめだったようです。
ⅢF購入から1年経たずしてM6も導入してしまったので、カメラの扱いはかなり一般的になったと自負しますが、レンズの趣味についてはいきなりの暴走こそなかったものの、やはりどこか人とは違う方向性に突きすすんでいたのだと振り返ることができます。

パルナックを使っていた頃からエルマー9cmは持っていましたが、ほとんど使わなかったし、あまり気に入らなかったということは昨日書いたとおりです。
ずっと後になって知ったのですが、ⅢFなどの距離計の二重像部分は9cmの焦点距離のフレームの大きさと同等なのだそうです。
当時このことを知っていたら、もう少しエルマーが好きになっていたかも知れなかったのですが。


さて、作例は建長寺の古木・柏槇です。
これで"びゃくしん"と読むのだそうです。

以下、リーフレットの解説を紹介します。
新日本名木百選。
仏殿の前栽として参拝道の両側に7本の柏槇の古木があります。
この庭は中国宋代の前庭様式を踏襲したもので、古木の中には幹回りが7mのものもあり、創建当時から760年もの歳月と幾度かの火災を生きぬいてきた貴重なものです。
大覚禅師のお手植えと言われています。

1250年頃の古木を1931年製造の真新しいエルマーで撮りました。
このエルマーのニックネームは達磨。
カラーですが、墨絵の世界を表しているような気がします。
【M8/Elmar 9cmF4 F4】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 90mmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2010/03/25 Thu

合理是什么?

M8/Elmar 9cmF4
しばらく建長寺の写真が続くので、今日はレンズのことに言及します。
というよりは、恥ずかしながらのレンズ自慢と言った方が正鵠を射るでしょうか。

この日は先週に引き続いて、戦前ライツレンズを虫干ししよう企画で、春の日差しの中でブラックとニッケルに栄養注入させています。
先週、山崎光学に出掛けた折、友人のSクンが大切なレンズの修理を依頼したのですが、それがヘクトール5cmF2.5でした。
相当にお気に入りのレンズのようで、なけなしの修理費を捻出してでもオリジナルの輝きを取り戻したいという意気込みにあふれていました。

そういう気持ちは伝染するもので、ヘクトールってそんなに凄いのかなという疑問が頭をもたげ、早速自分で所有するものを試用することにしました。
ただし、レンズはエルマーに切り替えましたたので、ヘクトールについては後日説明させていただきたいと思います。


さて、エルマー9cmF4ですが、ライカのレンズの中でも悲しいくらい安く市場で見かけるレンズです。
わたしも、ライカを初めてかなり早い時期に購入しています。
当時の愛機ⅢFで時折使ったのですが、パルナックライカでの使いづらさとあまりに普通によく写るという印象か、どうにもわたしから遠ざける結果となってしまいました。

ライカ事始め当初から、よく写るレンズより写らない玉、クセ玉の方に関心が向いていたということに気付いて嘆息しいてしまいそうです。
ただ、基本的にはライカスクリューマウントで90mmクラスのクセ玉というのは、あえて言えばタンバールくらいしか存在しないのですが。

製造数が多くいつでも買い戻せるという感覚もあって、9cmエルマーには縁のない生活でした。
しかし、自分の首を絞めてしまいます。
それは、この間コンタックスやライツのブラック・ニッケル・レンズのことをチェックしていたことに端を発します。
エルマー9cmの初期タイプ、いわゆるダルマ・エルマーにも、ブラック・ニッケルで距離計連動するものが存在することは知っていましたが、玉数がかなり少なくて、その割に安価に取引されていることに気付きました。


こうなるとダルマー(ダルマ・エルマーの略称? にしてダルマイヤーとは関係なし)を探さざるを得なくなります。
そして某オークションサイトを通じて、なかなかの良好ダルマーを送料・税金込み5万円以内という目標条件でゲットしてしまいます。
英名デブ・エルマーも、手に取ってみるとヘクトール7.3cm似の鏡胴が格好いいのです。
鏡胴が太いと操作性がいいということも、この時気付きました。

こうなってくると、あとは写りに対する先入観を拭い去ることができるかが最大の関心事です。
払拭するためということで力みが出てしまい、少し露出オーバー&アンダーなものが多くなってしまいました。
作例は、ややオーバーながら見た目に近いような気もします。
それでも見ていて目が落ち着かないのは、適正露出ではないということなのでしょう。
【M8/Elmar 9cmF4 F4】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 90mmF4 | trackback(0) | comment(6) | 2010/03/24 Wed

他是755歳的

M8/Elmar 9cmF4
明月院で春の訪れをじゅうえぶんに感じましたので、建長寺に移動します。
ゆっくり歩いて10分くらいでしょう。
気分的にはのんびりと歩きたいところですが、うっかりすると今日のルートを廻りきれないというあせりが頭をかすめます。
悲しくも歩調はどんどんと加速していくようでした。

有名度でいえば、建長寺は鎌倉で1、2をあらそうところだと思います。
建長寺のある巨福山は鎌倉五山の第一位ですので、名実ともに鎌倉を代表する寺院と言っていいでしょう。
しかし、どうも周囲の人には不人気というか、ここへ誰かと来たという記憶がありません。
円覚寺や明月院が定番コースになっているだけに、不思議な気がします。

拝観料も300円ですので、歴史や規模で比較すると割安な感じがします。
何しろ広いので、団体の入場でもない限りゆったり歩けるのもいいです。
もう少し見直されてもいいかも知れません。

写真の梵鐘は、1255年に製造されたものだそうで、建長寺創建当時から伝わる貴重な遺産として国宝に指定されています。
だからという訳ではないのでしょうが、カップルがあんぐりと大きな梵鐘を見上げている姿が印象的でした。
13世紀の音をぜひ聴いてみたいものですが、残念ながら国宝なので突くことはできないようです。

鐘楼のはす向かいにある法堂の脇にベンチがあります。
陽のあたり方がちょうどよく、ぽかぽかしていて気持ち良い座り心地です。
少し休憩することにしました。
あわてて、ここまで歩いてきてしまった時間を取り戻すことにしたという訳です。
【M8/Elmar 9cmF4 F4】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 90mmF4 | trackback(0) | comment(5) | 2010/03/23 Tue

最受歓迎的

R-D1/Elmar 90mmF4 f=5.6

中央やや下あたりに青っぽいごみのようなものが見えます。実はこれが、当地域でいちばん人気のいきもの、かわせみです。
土日になると、かなりの人が出て、バズーカ砲のようなレンズに三脚の出で立ちで右往左往しています。警戒心が強いかわせみは、それなりの異常を察知するとさっと飛んでいってしまうからです。
せっかくファインダーに捕らえたのに、近所の散歩の人が通りがかったため飛んでっちゃったよ、畜生! などと険悪な雰囲気になっていなければいいのですが。

超望遠を持ち合わせないわたしは、最接近で 90mm エルマーのこの写真が限界です。もう一歩寄ったら、あら飛んでいってしまいました。レンジファインダーの限界です。
1枚撮れたし、もういいでしょう。以降はこのアイドルがストレスを感じずに自然に過ごせるよう、遠くから見守ることに徹するとしましょう。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Elmar 90mmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2006/03/24 Fri
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