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女大学生

M8/Simlar 5cmF1.5
お腹も満ち足りて、散策再開です。
ほどなく、前回見当たらなかった公園のような施設が見えてきました。
水辺に中国式の建物や庭園を配した広場のようなものです。
そして、ここでもまたモデル撮影会の真っ最中でした!

たぶん先のカメラクラブは相当大規模なもので、何か所にも別れて撮影会をしていたようでした。
中国パワー恐るべし、の一端を見たということでしょう。

もう今回、ふたりのモデルさんに登場してもらっているので、もうモデルはいいだろうというところですが、この写真、先日紹介したシムラーがクセノン直後の1937年に設計されたとは思えない素晴らしい中央の描写力を示しているのであえて紹介させていただきます。
開放でこれだけ繊細なシャープさが出ていれば、周辺の流れはわたしにとってどうでもいいことです。

赤の発色がたいへんきれいですが、再現性ということでいえば、ちょっと華やか過ぎです。
しかし、これはカメラの方の問題かも知れません。
いずれにしても白っぽいものだらけの中で適正露出より2段オーバーにしていますので、色がどうこう言うべきではないのでしょうが。


さて、このあと別のところに移動して撮影していると、その合間に恐る恐る声をかけてくる女性がいました。
わたしが、先の目の大きなモデルと話していたのを聞いて日本人だと知り、話をしたかったのだといいます。
彼女は、広州大学の4年生で散策しによく小洲に来ると自己紹介しました。
昨日、小洲に隣接する大学城のことを書きましたが、実は彼女との会話で聞いたことでした。

彼女は埼玉で働いている親戚がいるそうで、この6月に日本を旅行して来たばかりということでした。
関心を持っていた日本は、実際に訪れてみると素晴らしいところだったので、また行きたい、もっと知りたいという気持ちになったようです。

どうぞ、何でも聞いてください、そんな気持ちで、散策しながらの英語での会話が始まりました。
早くお金を貯めてまた日本に行きたいという決意表明はありましたが、むしろこんなところまでひとりでやって来るわたしに対して質問したり、小洲を案内してくれたりします。

わたしの方も、女子大生と会話する機会はまずほとんどあり得ませんし、これが生涯最後のことかも知れません。
希少な時間をたどたどしい英語とともに過ごすことになります。
彼女の英語もたぶん大学生のアベレージより少しいいくらいのレベルのものです。
それでも、すっかり会話として使うチャンスを失ったわたしの英語よりはるかにましなもので、それがちょうど聞きとりやすいものだったのはありがたかったのですが、わたしのしゃべる方がさっぱりだったのです。

何年か前にCDを聞きながら始めた中国語の学習は、意外にも英語のリスニング能力を上げるという副作用をもたらしたことを感じています。
一方で、学生時代覚えた英単語は、次から次へと忘れ去っていきます。
必然的に話すよりも聞く時間の方が長くなってきます。

実に愉しい時間でしたが、もう夕方となって寮住まいの彼女は帰らなくてはならなくなりました。
今度はしっかりとメールアドレスを交換します。
握手をしながら、"When going back to Japan, you must write me email. OK? We are keep in touch!"、彼女はそう言って去っていきました。

多くの単語を忘れてしまったわたしでしたが、キープ・イン・タッチはどうにか覚えていました。
わたしに触り続けてという意味だと誤解して、ヘンなことをせずにすみました。
【M8/Simlar 5cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/09/03 Fri

志村鏡頭

M8/Simlar 5cmF1.5
おとといの橋の写真は、画面に低い太陽が入るか入らないかほどのひどい逆光ですが、破綻がないばかりか暗部もしっかりとらえているのに我ながら驚きました。
1940年代の国産大口径オールドレンズで、しかもフードなしにダイレクトに逆光に立ち向かっているからです。
M8にして周辺が乱れているのは、その反動かも知れません。

クラシックカメラ選書「トプコンカメラの歴史」にシムラー5cmF1.5の記述があるので無断抜粋させていただきましょう。
設計は有名な富田良次氏で、1937年のことです。
レンズ構成は4群7枚ですが、他に類例ない前群ゾナー+後群ガウスという不思議な並びになっています。

1932年にF1.5のゾナーが登場しコンタックスの標準レンズとなりますが、ライカのガウス型F1.5であるクセノンは1936年の登場です。
推測するに、クセノンでの激しいコマ収差の除去とゾナーのバックフォーカス確保あるいは特許回避したのでしょうか。
クセノンの登場の翌年にはシムラーが設計されているのがすごいところです。

富田氏は、特許出願にあたってその趣旨を残していますが、これも孫引きながら一部を転載いたします。
「…或るものは視野中央に於ける球面収差大きく、且15度以上の傾角を持って斜光線に対しては『コマ』修正悪しく又歪曲収差大なり。又或るものは視野中央に於ける球面収差比較的小なれとも、傾角10度以上に於いては極めて大なる球面収差を有す。
本発明に於いてはレンズ総枚数7枚にして8箇所の空気との接触面を有し、7枚のレンズ中第2第3第4レンズをして3枚接合レンズを構成せしめ、第5第6レンズをして2枚接合レンズを構成せしめ、球面の曲率半径及び屈折率を適切に選定する事に依り上述の欠点を一掃し得るを認めたり。
即本発明の光学系に依れば上述の諸収差は凡て上記2光学系の中の小なる方の収差より小又は同程度となる事を得」。

或るものの前者がクセノンで後者がゾナーでしょうか。
両者の欠点をなくし長所のみを活かすことで、収差を良い方と同等かそれ以上としたと述べておられます。
データ的なものはありませんが、少なくとも両者に匹敵しうるレンズがその直後に設計されたのはすばらしいことだと思います。

本日の作例は、小洲に新しくできたアートショップです。
少し興味深い絵や置物などが並んだ店でしたが、まず目を惹いたのはシャボン玉製造装置(?)でした。
中央上部に置かれた白い物体ですが、電気駆動で間断なくシャボン玉を飛ばし続けるものです。
風に乗って流れていくシャボン玉を、少女が必死に手を伸ばしてコップで受けようとしていますが、なかなか届きません。

さすがシムラーは、この半逆光下でもフレアなどの悪影響が出ておらず、球面収差、コマ収差の欠点を一掃されたりを感じなるらん、です。
ただ、言及されていなかった非点収差の欠点が右上にだいぶ出ています。
それに、シャボン玉には一掃されたはずのコマがくっきりだったりもしていますね。
【M8/Simlar 5cmF1.5 F1.5】


私信。
連絡手段がないので、この場に書かざるを得ないことをお許しください。

Hさま、
本日ブログを拝見して、恐らくわたしのことではと思い、驚くと同時に困惑しています。
わたしのブログのコメント欄は、スパム防止などの簡単な対策はあるようですが、承認制などの高機能なものではけっしてありません。
おそらく「拍手」というところから書き込まれているためにコメントに反映していないのだと思われます。
書いていただいたことはこちらからは読めていますが、返信はできないようです。

このことを信用いただいて、今後もコメントいただけるようでしたら、「コメントを読む」をクリックいただいてから出てくる「コメントを投稿する」を再度クリックして書き込みいただければと思います。
手間のかかるコメント欄で恐縮ですが、お付き合いいしただきたく、お願い申しあげます。

Hさんにからときどき頂戴するコメントは、わたしにとってはかなり過大な評価ですが、ありがたく拝読しています。
また、Hさんのブログは、更新が早いのでなかなか追いつけないでいますが、なんとか付いて行っていますので、読者の末席に置いていただければと考えています。

ご存知のように、わたしは写真のことはちっとも分からない癖にレンズのことばかりが好きですので、レンズに言及しているブログやレンズの特性を活かして撮影されているブログは興味を持って拝見しています。
みなさんがブログの中でやっていることは、共通点が多いながらも少しずつ違っていて、それぞれの個性が強く出ていてそれが面白いなと思っています。

ですからその個性を尊んで、多少文章が手厳しかったり写真が趣味ではなかったとしても、十分に愉しく読ませていただいています。
逆に皆さんにも多かれ少なかれ同じような気持ちがあるので、レンズの本数ばかり多くて写真のさっぱりなわたしのブログもあたたかく見守っていただいているのでしょう。
そこは自覚して、謙虚な気持ちは持ち続けなければと思っています。

わたしも1度だけですが、ひどい目にあったことがあるので、ブログがいかに人に不快感やショックを与えたり、心を傷つけたりするものかは理解しているつもりです。
ブログのの中だけのお付き合いですと、人となりがよく分からないだけではなく、細かいニュアンスのことなどで簡単に誤解してしまったりということもしばしばです。

今回の件で不快な気持ちにさせてしまったことはお詫びしますが、けっして悪意や嫌っているということではありませんので、誤解を解いていただきますよう改めてお願いいたします。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(3) | 2010/09/01 Wed

唐代衣服的模特

M8/Simlar 5cmF1.5
小洲に集まっていたのは、広州のカメラクラブの撮影会のようでした。
若い人が多かったので、大学のサークルかと聞きましたが、学生もメンバーに入る市民愛好会のような存在と言います。
ざっと30人くらいいますが、みんな日本製のデジタル一眼レフを構えています。
わたしには、機種がよく分かりませんが、中にはキヤノンの5Dと分かる高級機も見られます。

豊かになって生活にゆとりができれば、少し高級な趣味を持つようになります。
カメラは、撮影自体がクリエイティブですし、撮影後のコンピューターを使った作業も、自分の力を発揮できる場になります。
ですが、撮影の基礎のようなことは覚えなくてはいけませんし、そもそも何を撮ったらいいのか分かりません。
カメラクラブに入ってモデル撮影会というのは、自然な流れのように感じます。

彼らの間にまぎれて勝手にモデルを撮ったりしましたが、何も文句は言われないどころか、少し歓迎ムードでした。
自分たちが愛用しているカメラを作っている国から来たのだから、鷹揚に扱ってくれているのでしょう。
日本人の特権かも知れませんが、中国では日本人ゆえにひどい目に合うという危険もはらんでますから、そのへんはおあいこというところです。

小川越しの逆光で、体の線も露わなモデルに感心していると、すぐわきでは休憩中のモデルがいました。
リッチなカメラクラブなのかモデルをふたりも雇っていたようです。
それまでの若い広州のカメラマンとのやりとりを聞いていたらしく、日本人がどうしてこんな所を知っているのですか、と話しかけてきました。
見つめられたら痺れてしまいそうな大きな目で、それにふさわしい優しいしゃべり方をする女の子でした。

少し舞い上がりながら、自分は古いレンズで古い町並みを撮るのが好きで、ここは2年振りの再訪ですと答えました。
すると、さっきからその素敵なカメラが気になっていたんですと、ますますこちらがのぼせてしまうようなことを平気で言ってきます。

確かに、全員が全員、真っ黒なボディに純正の黒いレンズで自分を撮られているのですから、わたしのクロームボディ&クロームレンズは目を引く存在だったでしょう。
それに、1954年のM3登場以来、半世紀この方ほとんど変わることのないライカの外観は、モデルのようなずっとカメラを見続ける職業の人のDNAを刺激する力を持っているのかも知れません。

じゃあ、このカメラで撮らせてくださいと、露出と横縦を変えて数枚シャッターを切らせてもらいました。
モータードライブで延々撮り続けるスタイルとは違って、10秒もかからずに何枚か撮って終わってしまうライカ式の撮影も、また彼女には気に入ってもらえたようです。

できれば、もう少し話でもしていたかったですが、モデル料も払っていない部外者がこんなことをしているだけで、問題視されかねません。
泣く泣く、皆さんに迷惑がかかるから、ではこれでと立ち去らざるを得ませんでした。
今度、モデルを依頼したいのでとか何とか、名前と携帯の番号を聞けばよかったんだと直後に気付きましたが、それなりに格好つけて立ち去ったあとにまた戻ることはためらわれました。
やはり、舞い上がってしまっていたのでしょう。
【M8/Simlar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2010/08/31 Tue

小洲再訪

M8/Simlar 5cmF1.5
炭歩鎮からバスで花都のバスターミナルへ戻ります。
実は、花都バスターミナルは、先ごろ開通した高速鉄道の広州北駅に隣接していて、ここから広州駅へ出れるのではとの読みがありました。
切符売り場に入ると、広州駅ではなく、広州南駅が次の駅かつ終着駅で、これはむしろ次の目的地に近そうなので、切符を求める列の最後尾に並んでみました。

広州北駅を通る高速鉄道は、湖南省の長沙を通って湖北省の武漢に行くことは知っていましたが、各窓口に6、7人は並んでいる人たちはみなそのどちらかに行くはずです。
やりとりを聞いていると、今日のチケットはすでに売り切れていて、じゃあいついつはどうだなどとのやり取りが続いています。

そんなですから列はなかなか進んでいきません。
ただ、数年前くらいの切符売り場で体験したように、わり込みとかそれをとがめるものとの喧嘩のような混沌はなく、みないらいらしつつも整然と列を作っているような状態です。
こんなところも、中国の変化のひとつと言えそうです。

などと感心しながら15分も待ってやっと自分の番になりましたが、まさに列車は行ってしまったようで、次は1時間後というのを聞いて列車への移動を断念しました。
6分に1本出ているという高速バスで広州市站というバスターミナルまで行き、今度は地下鉄を乗り継いで大塘という駅で降り、ここからバイタク利用です。
市站から地下鉄駅までけっこう歩いて、地下鉄のチケットを買うのが行列だったので、もしかしたら高速鉄道を1時間待った方が早かったのかも知れません。
やれやれです。

到着したのは、小洲という村で、2008年12月以来の再訪になります。
バイタクですので、いきなり古い町並みの真ん中まで行ってもらうことも可能でしたが、2年前の記憶をたよりに前回と同じ場所から歩きだしてみました。
小洲は、古鎮と美術学校が隣接したローカルの人と学生が交わる魅力的な村です。
伝統と現代アートが同居していますが、双方が助け合っているような関係もありました。

そんなところですから、2年ほどの間に変化があったりとはなかなか想像できませんでした。
しかし、歩き始めの人民礼堂のベージュの建物が真っ黄色に塗りかえられているのを見て、早くも驚かされることになります。
落ち着いたベージュがよい味を出していたので、わざわざ塗り替える理由は思い当たりません。

続いて着いた、何と読むか分からない明代からの橋はさすがに変わっていません。
ですが、たくさんのカメラマンが並んでいる先には、ピンクの伝統的衣装の美女がポーズをとっています。
これも2年前にはあまり考えられなかった、モデル撮影会の会場となってしまっているようでした。

さすがにこの中に混じってモデルを撮っていては怒られてしまうでしょうか。
いや、わたしは橋を撮ったんです、あの女性はむしろ邪魔です、と言い訳できるよう橋の方にピントを合わせました。
ひどい逆光で盛大なフレアを想像しましたが、このレンズはまったく動じませんでした。
そして、明代の橋は浮かび上がるように捉えられています。
これは2年前同様です。

【M8/Simlar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/08/30 Mon

为什么照相机

M8/Simlar 5cmF1.5
朝、深圳のバスターミナルで買ったパンを車内で食べましたが、お昼はローカルのレストランで地元料理を食べたいものです。
さいわい塱頭村には、タクシーを降りたところに2軒食堂があることを確認しています。
いなかを訪れるとまさに困るのが食事で、小さな村では食堂などありませんし、へたをすると飲料水を売る店すらなくひもじい思いをすることになります。

2軒を見比べると1軒は客が何人かいますが、もう1軒は閑古鳥が鳴いています。
旅の定石では、こんな時には客がいる方で食事しなくてはなりません。
地元の人が利用する店こそ、安くておいしいからだというのがその理由です。

しかし、定石飯店の方が中国のいなかならどこにでもありそうな平凡な店なのに対して、閑古鳥亭の方は改革開放以前からちっとも進歩していないようなものすごい空気がありました。
ちょっと悩んで、閑古鳥亭にこんにちはーと入っていきます。

まず、店先の机に腰掛ける店主がキテいました。
60歳くらいと思しきおじいさんなのですが、中国式7つ玉ソロバンを前に上半身裸で新聞を読んでいて、わたしなどが入店してもまったく動じません。
これから食事という時にじいさんの裸はあまり見たくありませんが、まあ、この人が調理するわけではなさそうなので無視すればいいでしょう。

そして外からすぐに見てとれた、もう半世紀くらい経つのではと想像してしまうような古いテーブルとイスが、無人の店内に所狭しと10セットも並んでいるのがすごい迫力でした。
当然、エアコンのないオープンエアで、天井からはファンが1つだけぶるんぶるんと音をたてて廻っています。

奥からお腹の大きな女性が飛び出してきて、まさにそのファンの下のテーブルに着くようすすめました。
何を食べるか聞かれたので、おそるおそるメニューはないのか聞きましたが、やはり無駄な質問でした。
いろいろやり取りした後、シェフのおまかせランチというか、よく分からないので適当に一品作ってとお願いする以外できませんでした。

もうひとつ忘れてはならないのがビールです。
猛暑の中を散策して、限界までのどが渇き水分を求めていますが、薄く感じられてならない中国ビールがチェコのピルスナー並みに美味しく感じられるのはこんな時です。
昼間からひとりで大瓶1本飲めるかとも思いますが、こんな状況ではいつも飲めてしまいます。
アルコールに弱いわたしは、後でだいたいくらくらっと来てしまいますが。

野菜と鴨肉(?)を炒めた料理は一人前にしては多過ぎですが、意外に美味しくご飯もすすんでほぼ残さず食べ切りました。
そのころにはすっかり汗も引いていて、ファンから送られてくる風が十分に涼しげに感じられ、そろそろビールも効いてきて、心地よいまどろみ状態に陥ります。

いや、いけない。
午後にはもう1箇所移動しようと思っていたので、あんまりゆっくりしていてはいけません。
会計を頼むと14元と言いますからだいたい180円というところでしょうか。
20元くらいかなと予想していたので、外国人と分かってもボラなかったお店に感謝して、花都に戻る方法を尋ねました。

バイクタクシーで炭歩鎮のバスターミナルまで戻らなければいけないそうで、バイタクはと聞くと親切にも電話で呼んでくれました。
5元だからそれ以上払わないのよとアドバイスまでしてくれます。
ほどなくバイクが現れたので、なかなかに美味で親切な店に礼を言って手を振りました。
お腹の大きな奥さんとおばさん、それに完全無視だったおじいさんまでが手を振り返してくれたのが、また心地よさをもたらしてくれました。
塱頭村の印象がぐんと上がって立ち去ることができたのが良かったと、風を切るバイクにまたがりながら実感します。

今日の作例は、味わいあるおじいさんにしたかったのですが、ふと気付くところあってこちらの写真にしました。
食事中、奥さんとおばさんがテレビドラマに夢中になっていましたが、わたしはまったく気にしてしませんでした。
何となく1枚撮っておいたという程度なのですが、驚いたことにテレビ画面にレチナかなにか蛇腹カメラが大写しになっています。

けっして鑑定団とかそういう番組ではなく、普通のメロドラマか何かを見ていたはずです。
なぜにカメラが…。
理由にはまったく思い当たるところがありません。
【M8/Simlar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2010/08/29 Sun

老人家的声音

M8/Simlar 5cmF1.5
いつかこのブログで載せたような写真を見ると進歩がないなと自分でも思います。
しかも、今回は老人にピントが合っていない上に、ばかに露出オーバーです。
ここでは分かりづらいですが、CCDの汚れが目立つ写真も登場します。
マンネリ化による緊張感の欠落は覆うべくも無くなって来ているようです。

今月訪れたのは、広州市北部の花都区にある炭歩鎮塱頭村という小さな古村落です。
いつものように深圳からバスで出発しますが、今回はさすがに事故にあうこともなく順調に花都の中心広州北駅脇のバスターミナルに到着しました。
本来はローカルバスに乗り継ぐのですが、タクシーでも6~700円程度のようでしたので、暑さもあってラクな道を選びました。

炭歩鎮は花都区内ではわりと大きな町ですが、そのなかの塱頭村はほとんど知られていないようでした。
タクシーの運転手は電話のやりとりであちこち聞いていますが、どこにあるのか掴めません。
とにかく炭歩鎮まで行ってから現地の人に聞くとすぐに分かり、それでも道に迷いつつ塱頭村の真ん中まで到着して散策スタートです。

しかし、見渡した限り古村落らしい風情や古民家のひとつも近くには見当たりません。
ちょうどのどが渇いていたので雑貨屋で水を買って、古建築を見に来たのだがと聞くと、客の老婆が付いて来いと案内をかってでてくれました。
ただ、言葉が広東語で何を言っているのかまったく分からず、わたしの言うことも通じているのかよく分かりません。
何もないところへずんずん進んでいくので、申し訳なかったのですが、やっぱりいいですと老婆の案内を無碍に断って村の中心に戻りました。

別の焦点では、わりと若いお母さんが店番をしています。
何も買う必要などないのでしょうが、こういうところが日本人的なのでしょう、水はあるので思わず缶ビールを買ってしまいます。
そして、同じ質問をぶつけてみると、今度は非常に要領よく行き方を説明してくれました。

途中の路地を左に折れてそこからただただ真っ直ぐ歩いて行くと、10分もしないで着くとのことです。
老婆と向かった先とはやはり方向違いでしたが、どこへ連れて行こうとしたのか、かえってその行き先の方が気になってしまうのでした。

さて、歩き始めてここを左に入れと言っていた路地に差しかかりました。
するとくだんのお母さんが、そこを曲がれと大声で叫んでいます。
説明を聞いてじゅうぶんに理解していましたが、彼女の方はかなり心配したのでしょうわざわざ店から少し飛び出したところまで来て見守ってくれていたのでした。
いつも感じることですが、中国でも、地方の人は親切な人が実に多いです。

背中に少々あたたかいものを感じつつ路地を歩くと、すぐにそれっぽい雰囲気になって来ました。
建物もそうですが、長石を並べた当時の舗装が、モザイク風というかパッチワーク風というか、じつに言い味を出しています。

そこで、建物の陰に涼んでいるおじいさんを見つけ、あわててカメラを取り出し撮影したのがこの1枚です。
夏の気だるい暑さを表現すべくわざとオーバー目に撮ったということではなく、前夜ASA640で撮影したのを戻さずにF1.5を1/8000で撮ったというだけのことです。
やはり、暑い暑いといいながら伏し目がちに歩いたときの雰囲気はじゅうぶんに出ていると思います。

おじいさんの前を通りかかったとき、ニーハオと声をかけました。
80歳は優に越えていそうな外観でしたが、しっかりした口調でニーハオと返事がかえってきました。
ただ、声が妙に高くおかしな感じがしました。
おじいさんではなくて、おばあさんだったのですね。
【M8/Simlar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2010/08/23 Mon

頂棚

R-D1/Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5

茶室はとても狭く窮屈な空間ですが、それゆえにか細部に和建築のこだわりが凝縮しているようでした。
天井の寄木細工のような意匠もそのひとつで、装飾が過多になってしまえば天井が重くなってしまいますが、節度と軽快感とがほどよくバランスされた美しいデザインになっています。
ほの明るい灯りを通して見ることで文様に陰影ができ、単純な組み合わせからリズムが生み出されます。
こんなのを見ていると、単純に好いなーと思えてきます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2008/06/29 Sun

還一个入口

R-D1/Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5

佐原で地元高校の茶道部のおもてなしを受けてから、茶道、茶道と騒いでいたからでしょうか。
たまたま空いた和館の茶室を特別に見せていただきました。

せまいので、外で少し待っていると足下に小さな窓がありました。
恐らくは、ここから茶器やお湯が運ばれるのでしょう。
秘密の窓ではありませんが、外から隔絶した雰囲気があるのも事実です。
どうです。これぞ洋館にはない空間です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tokyo Opt. Simlar 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2008/06/28 Sat
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