向天上村落

M6/Leica Sonnar 5.8cmF1.5
M6に切り替えてから昨日までの3日間、使用したレンズはズマールでした。
美しいニッケルの個体ですが、希少な固定鏡胴ではなく一般的な沈胴の個体です。
購入時、拭きキズだらけだった格安の個体を見つけて、当時すでに何本かの修理で信頼をおいていた山崎光学で研磨をお願いしました。
悩んだ末でのコーティングも付けてもらっています。
これは、もう1本固定鏡胴を入手するつもりだったので、邪道だと言われそうですが、1本はコーティング付きで透過率を高めた高性能ズマールを味わってみようと考えたからでした(固定ズマールは未だ入手できていません)。

山崎さんがすばらしい個体と言ってくれたレンズだけあって、この3日間のズマールはズマールらしい球面収差にともなうフレア感を残しつつも、立体感と色再現にすぐれたリアルな絵を作り出してくれました。
さすがとしか言いようがありません。
ズマールにも、もちろん、山崎さんにも。
しかし、今日の作例を見ると、ズマールに鋭いシャープネスを加えたような、より高いレベルのレンズであることが感じられます。
このレンズはコンタックス用のゾナーとは違いますが、コンタックスがライカの向こうを張って登場したとき、レンズの優位性でライカを凌駕したという逸話が実感として迫るようでした。
ただ、それでもズマールは7.3cmのヘクトールと並んで、ライツの中では個性あるすばらしいレンズであることは変わりません。


さて、旅の続きですが、龍勝から乗ったバスにはもうふたりの客が乗っていました。
上海在住のフランス人エマニュエルと彼と旅するためにやって来たパリ人のピエールです。
ふたりは、クリスマス休暇を利用して貴州省貴陽から桂林までバスを乗り継いでのふたり旅をしているところだとのことです。
棚田のエリアは広く見どころやホテルはあちこちに点在していましたが、彼らが大賽という村に向かうというので付いていくことにしました。

もともとバスの中で車掌の言うことを翻訳して助けてあげていたので、向こうも同行を歓迎してくれます。
棚田のことやこれまでの旅のルートなどを説明してもらいましたが、こうやって情報交換したり助けあったり、それまで他人だった人たちと交流することは旅の愉しみです。
ただ、中国語から英語に切り替えるとなかなか単語が思い出せずで、コミュニケーションには難儀するのですが。

昨日の作例のように途中崖崩れでしばらく立ち往生したところではカナダ人一家と、オランダ娘も合流して、さらには吉林省から来た中国人青年も加わり多国籍軍となって推移を見守りました。
最初、英語ができると言っていた吉林青年には情報参謀を命じたのですが、しゃべれるのはあいさつ程度と判明し、結局、彼の次に語学レベルの低いわたしが同時通訳するというお粗末な集まりになってしまいます。
この時、崖崩れ現場の前後に2台ずつバスが止まっている状況だったので、人間が歩いて移動して相互に反対側のバスに乗り込めばそのまますぐに発車できると提言したところ、外国人たちからはグッドアイディアと声があがりましたが、運転手にはダメダメとあっさり断られ、ひたすら待つことを余儀なくされました。

ようやく大賽に着いたものの、景観が好いのはさらに徒歩で1時間山を登ったところにあると言います。
バスが到着したあたりにも立派な棚田があって旅館もいくつも並んでいます。
ピエールがどうすると聞いて来ましたが、1時間くらいの山登りなら望むところでしたし、ちょぅどそこまで行くという村人がいたので付いていけば迷う心配もないので、合計5人で山を登り始めました。
登るといっても登山のよう厳しいものではなく、しっかり踏み固められところどころ階段もあるような道を歩く、軽いトレッキングです。
しかし、これは案外無謀な選択だったと後で少々後悔することになろうとは知るよしもありませんでした。
【M6/Sonnar 5.8cmF1.5 F1.5】
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Leitz Summar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2013/01/25 Fri

泡冷泉

M6/Summar 5cmF2
ほんとうは程陽から奥地の村へ分け入って行こうと考えていたのですが、また寒波が来て気温が下がり山間では雪が降るとのニュースを見て方向転換することにしました。
雪の降る夜に、着の身着のまま布団にくるまって震えながら寝る自分の姿を想像して気力が萎えたということもありますが、奥地を目指して雪山で遭難などというのも冗談とは言い切れなくなりました。

こんなこともあろうかと、第2案のルートは考えてありました。
龍勝に戻ってこの地の有名な棚田を見て、これもよく知られた温泉に浸かるというものでした。
いや、正直に言えば、こちらが第1案で根性が出たら奥地まで行ってみるかと考えていたというのが本音です。
今回はずっと楽な旅をさせてもらいましょうか…。

バスを乗り継いで龍勝のバスターミナルに戻り棚田方面行のバスを探しますが、なかなか見つかりません。
何人にも聞いてみますが、ある人はあっちだと言い、別の人はこっちだと言い、また別の人は知らないと言いで収拾が付かなくなりました。
ようやく見るからに人の良さそうなおばさんが、事務所に行って聞いてくれたところでは、道路事情が悪く運行がだいぶ遅れているようだとのことです。

そうこうしているうちに温泉行きのバスがやって来ました。
その場の判断で予定変更です。
最後の日にまつたりと温泉に入って帰国の途にと目論んでいたのですが、うっかりすると棚田に行けないかも知れない状況では最初に来たバスに乗るのが正しそうです。

この町の名前と同じ龍勝温泉を名乗っていますが、龍勝から50キロ近く離れているとはバスに乗ってから気付きました。
超満員バスの運転席の後ろの出っ張りに腰かけての1時間半はやたらと長く感じられます。
龍勝温泉には自家温泉をもった高価なホテルが3軒とそれらの温泉に入場券を買って入る安宿が数軒立ち並んでいます。
いちばん評判のいいホテルは1泊550元とびつくりするくらい高かったのですが、日本の安い温泉旅館と同程度なので好しとしました。

その温泉はとんでもないところでした。
すべて露天の岩風呂が10個所ほどあるのですが、全部ぬるくて体が温まりません。
水温表示まで丁寧にあってほとんど35~42度などとなっていましたが、まったくの大ウソ、たぶん30度前後ではないかと思います。
ぬるくても長時間入っていれば温まるのではと頑張りましましたが、これでは風邪をひくとはやばや撤退せざるを得ませんでした。
ホテルでは何度でも入浴できるというのが売りなのですが、朝からこの温泉にいけば心臓麻痺でも起こしかねません。
朝一でチェックアウトして、今度こそ棚田を目指すことにしました。

龍勝行きのバスでターミナルに戻るとまさにそのタイミングで棚田行きのバスが出るところです。
これは幸運だとバスに乗って30分も走ったところで、自分はちっとも幸運ではなかったことに気付かされました。
昨日聞いた道路事情とはこれのことだったかと、激しい土砂崩れを前方に見ながらため息が出ます。
これは引き返すべきでしょう。
しかし、これは道路が開通するまでは意外にもわずか45分しかかからず、旅は続けられることになります。
【M6/Summar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2013/01/24 Thu

普通橋

M6/Summar 5cmF2
程陽の夜はとても寒く軟弱と言われても暖房付きの旅館にして正解だったと思います。
小雨までパラつくようになった中、夕飯はちっちゃなレストランでとりました。
レストランは6~7軒あって迷ったのですが、外国人も多く訪れることからどこも英語の看板などがあって迎合し過ぎではと思われるなか、そこだけが家庭的な雰囲気を貫いているところに好感をもったからです。

このレストランは、寒さにも関わらず扉が開け放たれているにも関わらず、もちろん暖房などはありません。
おかみさんの娘と友だちが3人でテーブルを囲んでいていたのですが、このテーブルだけ布団を掛けてあってみんながその中に入っているさまは、椅子付きのこたつにあたっているかのようです。
彼女たちがいっしょにどうぞと言ってくれ、遠慮なく足を入れると中には金属の鉢にいくつも炭火が置かれていて暖かく、本当にこたつそっくりでした。

この店、地元の料理が旨く、女の子たちとの他愛のない会話も楽しかったのですが、ひとつだけ苦言を呈したいというか、実際に呈したことがあります。
壁に、釣魚島是中国的と大書されたカレンダーが掛かっていたのです。
外国人がいっぱい来るこの村にこんなの掛けてたら、みんな中国人は異常だと思うから剥がすべきだと忠告したのですが、分かった分かったと言うばかりで翌日もそのままでした。

冬の夜は長いので、その後も土産物屋のおばさんや、宿の奥さんとも長々と雑談してしまいました。
時間が長いのは地元の人にとってはもっとそうなのでしょう、飛び込みの話し相手ができて嬉しそうです。
このふたりが共通の話題にしたのが、ここに日本人の女性が住んでいたことがあるということでした。
そして驚いたのが、このふたりが言う日本人女性は別々の人だということです。
ひとりは何年も前に長期滞在していた学校の先生で、ひとりはつい最近までいたという留学生とのことです。
ふたりに共通するのは、しばらく暮らすうちに侗族の言葉を話せるようになったことと、それもあって村人からたいへん慕われていたということです。
このような先人がいてくれたからこそ、わたしのような軟弱な放浪者がのこのこ出掛けて行っても歓迎してもらえます。
まったく無関係の人でも、奥地では日本人というだけで何かつながっているような気がしてくるのが不思議です。


さて作例は、寒い中でもがんばって朝から洗濯するお母さんです。
村には80年代後半に電気が来て、すぐさま白黒テレビを買った家が3軒あり、みんなそのどれかの家に行ってかぶりつくようにテレビに見入ったという話しを聞きました。
それから20年以上経過したわけですが、洗濯機を購入した家は未だないような気がします。
着ているものは数日間替えなかったり、毎日の洗濯ものが恐らくは少ないだろうと思われることもありますが、やはり朝は洗濯場に女性たちが集まって、あれこれ話しをする場を失くす訳にはいかないという事情もありそうです。

それと、お母さんの横に3本の円柱が横たわっていますが、これが何だか分かるでしょうか。
はい、全員正解、これはこの小川を渡るための橋です。
程陽は、風雨橋があまりに有名で、実際、迫力あるすばらしいものでしたが、おじいさん、おばあさんもちょっとふらふらしながらも軽快に渡っていくこちらの橋の方が、わたしにとってのお気に入りになりました。
【M6/Summar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2013/01/23 Wed

露出的問題

M6/Summar 5cmF2
過去に2度ほどモノクロフィルムの作例を載せた週があったことは記憶していますが、恐らくカラーネガの作例は今回が初めてのことだと思います。
M8とM6の画像の差はどのくらいのものなのでしょうか。
わたしはこの絵を見た瞬間、やはりフィルムの方が再現性は高いと直感的に思いました。
女の子の顔のリアリティが抜きん出たように思われ、彼女全体の立体感も傑出していると感じたからです。

しかし、しばらくの間眺めていると、いや、M8で撮ってもそう変わらないのではと思えて来ました。
むしろ違うのは発色の部分や解像度なのではと。
そのいずれにも根拠はありませんし、やはり同条件のものを比較しないで論ずるのは危険を伴うような気がします。
そもそもこの絵も、プリントではなく、プリントをスキャンしたものに過ぎないので、同じデジタルだということにもなってしまい評価してはいけないのかも知れないのです。
特に右上の木のボケ方がデジタルそのもので、興醒めしてしまいました。

久々にカラーネガで撮って思ったもうひとつのことは、プリントの露出があまりに均一に揃えられてしまっているということです。
この女の子は背景より明るかったので、浮き出させるべくM6露出計より2段アンダーで撮ったのですが、いわゆる適正露出になっているように見えます。
極端な例は、ブラケット露出した際の2枚の露出がほとんど変わらなかったことで、フィルムのラチチュードがなせる技か、あるいはプリント時に機会が勝手に適正化してしまうのか、これだともう露出を計算する意味そのものが失われたことになっているようです。

すっかり忘れてしまいましたが、ネガとはもともとこういうものだったでしょうか。
露出のコントロールは撮影と表現のの楽しみの大きな部分を占めると考えているので、同様に考える人たちがあっさりとフィルムからデジタルに以降してしまったのが今さらながらに分かるような気がしました。


繰り返しになりますが、発色の面ではネガにずっと分があるようの思えます。
これは解像度と関係があるのでしょうか、再現性ということとそれ以上にハーフトーンのような変化を映し出しているように見えてなりません。
それこそ比較してみたいところです。
フィルムにこだわる人のひとつの大きな理由と言っていいのでしょうか。

ところで少女の額に付いている青点はスキャン時のゴミではなく、何か理由があって実際に付いていたものです。
それなにと指さしながら近づいたところ、女の子はびっくりしたのか急に泣き出してしまいました。
慌てて、ごめんごめんとなだめようと近づくと、泣き声がいっそう大きくなってどうにもできなくなります。
フィルムとデジタルよりも、村の女の子の方がよほど扱いは難しくコントロールできないということをまずは知って行動すべきでしたね。
【M6/Summar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2013/01/22 Tue

柯達黄金胶卷

M6/Summar 5cmF2
我が旅の友M8は動かないままです。
これには大いに動揺してしまいました。
以前、M8のシャッターが壊れたとき修理費用が8万円かかったこともありますし、旅はまだ半分行程が残っていて、今後撮影せずにいくのかか悩みどころでした。

実はもう1台カメラを持って来ていて、カバンの中にはずっとM6が入っていました。
しかし、フィルムがありません。
もともとは今回もモノクロ撮影するつもりでM6を持って来ており、途中、トライXを買うつもりだったのにすっかり忘れてしまっていました。

深圳に着いたとき、いつものカメラ修理屋の順平さんのところによってメンテナンスを依頼しつつ、隣りのカメラ屋でフィルムを買おうと思っていたのです。
ところが、なんと順平さんは病気で入院してしまっていて、慌ててお見舞いにいって病状などを聞いているうちにすっかりフィルムのことなど忘れてしまいました。
ちなみに中国では公的医療保険は無いようで、すでに1週間の入院で医療費が8万円かかっていると頭を抱えていました。
彼のことを気遣いつつも、では早く治してわたしのレンズをばんばん修理して費用を工面しないといけないねと言ったのは、ちっとも気遣いにはなっていなかったでしょうか。

いずれにしてもM8の故障でモノクロを諦めれば済んでいたところが、フィルムの入手を迫られました。
入場料60元の村なので土産物屋が何軒かありましたが、さすがにフィルムなどは中国人にとって過去の遺物のようで、どこに聞いてもそんなものは無いと冷たくあしらわれてしまいます。
最後の1軒にここにはないけど三江まで行けば売っていると言われ、悩んだ末、買いに出掛けることにしました。

程陽から三江までは片道30分ですが、バスがどのくらいの間隔で来るのか分かりません。
それにすでに3時過ぎで、三江でもたもたしていると程陽に戻れない可能性すらあります。
しかし、この決断は正しかったようです。
バスこそ本数は多くなかったものの、この区間はけっこうな頻度で面的と呼ばれる軽ワゴンが客を乗せて往復していて、料金は変わらず時間は早く三江まで行くことができました。
ただし、狭い軽ワゴンに運転手も入れて11人も乗るという超ギュウギュウ詰めだったのですが。

地域の中心とはいえこんな田舎の町にカメラ屋があるのか不安で、実際聞く人ごとに首を傾げられていたのですが、ここでもわたしはたいへん幸運でした。
前方のホテルで結婚式があったらしく、玄関で新郎新婦を取り囲む親族に混って一眼レフを構えるカメラマンがいました。
忙しく撮影する彼を捕まえて、すみません、近くにフィルムを売っているところはありませんかと聞くと、なんだいきなりと怪訝な顔をしつつもあそこに売っていると店を指差してくれます。

それが、ホテルの真向かいだったのです。
その店も結婚式などで撮影を請け負うところだったようですが、わずかのカメラとほんのわずかのフィルムが売られていました。
コダック・ゴールド200が1本25元とのこと。
3本もらいましたが、わたしはあまりの嬉しさに、聞く気のない店主にこれまでのいきさつを説明までするという興奮具合でした。

帰りの面的も簡単に見つかりこれだけの作業に1時間弱で往復できたのは脅威としか言いようがありません。
作例は、おかげでその日のうちに撮れた程陽での1枚です。
おっと、それよりもわたしは村への入場券を持っていなかったので、面的に頼んで着いたときと同じ場所で下車させてもらったのでした。
運転手は外国人のお前がなんでこんなところで降りるのだと、訝し気な顔をしているところに8元を突き出しながら。
【M6/Summar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2013/01/21 Mon

元禄創業車胎屋

R-D1/Summar 5cm F2

岡田記念館には、扇島と名付けられた美しい木造の別荘住宅もあったのですが、時間切れで外観すら拝めることなく立ち去ることになります。
慌しく出張先へ歩いていくと、なんともユニークなタイヤ屋さんを発見。しばし見入ってしまいました。
お隣の鹿沼ではクラシックカーのロードレースがありますので、そういった専門店かなとも一瞬考え込んでしまいました。
幟を古めかしいものに交換して、時代劇に登場させたりしたら面白いんじゃないでしょうか。
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Leitz Summar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2007/06/04 Mon

影和光

R-D1/Summar 5cm F2

これも岡田記念館からです。
50mm標準1本勝負と言うことで、長い廊下の奥行感や広がりが表現できていませんが、ズマールらしい渋めの発色と空気感は表現されていると思います。
外光をいっぱいに湛えた真白のカーテンを淡く反射させた廊下の感じは抜群です。
フェルメールであれば、一筆で表現する所の光と感じます。
つきあたりの壁の光と影も同様のことが言えそうです。
1934年製の古いニッケルのレンズと、古い木の建物が呼応しあったのかもしれません。
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Leitz Summar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2007/06/03 Sun

窓子和廊子

R-D1/Summar 5cm F2

こちらは栃木市屈指の旧家を公開している、岡田記念館の一室からです。
リーフレットによれば、慶長年間にこの地に住まって徳川家の恩寵を賜り、代官職も兼務するなどして地域発展に寄与したとあります。
代官の枕詞は「悪」かと思っていたので少々意外ですが、そうではない人もいたでしょう。
そして芸術に関心が高く、明治には富岡鉄斎と親交を深めて、その画は現在も展示されています。
そんなですから、何もこんな地味なものを撮影することもないのですが、このガラスの微妙な歪みによる揺らぎと、磨き抜かれた床にゆらゆらと写る影が、なんとも美しく感じられました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2007/06/02 Sat
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