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拍櫻花的弁法

M8/summaron 28mmF5.6
中国人と知り合ってわたしが日本人と分かると、かなりの確率で出る話題が桜のことです。
食事していたレストランで、田舎から出て来たばかりの16歳くらいの垢抜けない女の子が、わたしを日本人たと知り、次の料理を持って来た時に日本の桜はきれいですね、などと言います。

桜は中国語で、櫻花です。
簡体字という省略された漢字を使う中国ですが、桜は櫻と表記します。
また、櫻花はインホワと発音しますが、中国語を勉強する前から何度か聞かされたせいで、わたしが最初に覚えた中国語の単語になりました。

以前滞在したときに櫻花は日本の国花なんでしょうと聞かれました。
たしかに桜は日本でいちばん愛されている花ですが、国家は歴史的な経緯から菊の花なんですとわたしは答えました。
しかし、これは帰国後ふとしたことで、桜も国花だと言うことが分かりました。
多くの方がご存じのことであえて書くまでもないのかも知れませんが、日本の国花は菊と桜だと記しておきます。

中国の国花についてもわたしは誤解していました。
むかし何かの本で牡丹が中国国花と読んだ気がしたのですが、やはり誤りで、中国ではまだ国花を制定していないが正解でした。
中国は国土が広すぎでひとつの花で国家全体を代表させるのが難しいからということでした。
北方の牡丹、菊、南方の蓮、梅、蘭などが候補に挙がっていて、絞り切れずにいるようです。

中国女性と親しくなって何度か言われたことがあるのが、桜の写真を撮ってきてくれというものでした。
これは、わたしにとって最も厳しい依頼のひとつです。
桜を見た目の美しさのとおりに撮影する方法が分からないからです。

ひとつは露出の問題で、ソメイヨシノのようなほぼ白と言える極薄ピンクのようなあの色を出すのがたいへん難しいということがあげられます。
撮る写真のどれもが真っ白にしか見えません。
白のような反射率の高い色はどうしても飛んでしまうということなのでしょうね。
邪道ですが、夕日を浴びているようなところを利用するとイメージに近く撮れることがありますが、それでもやはり真っ白になるケースが多いです。

もうひとつは、枝が主張してしまうと言うことです。
せっかく花がいい色具合かなと思えるものでは、気ままにあちこち曲がりくねる枝や幹の方が目立ってしまっていて、肉眼で見る印象とに開きが大きすぎます。
もっともそれは、肉眼の方が勝手に補正をかけて花が浮き出て枝はわき役のように脳が読んでいるということなのかも知れないですが。
これが逆光になると最悪で、花はきらきらと輝いていますが、完全に真っ黒い影になった枝がみだれ髪のように暴れています。

これの簡単な解決としては、咲きっぷりが見事で、ほとんど枝が露出していないような桜を狙うと言うてがあります。
ということで、この場合枝垂れ桜などはあきらめざるを得ません。
それでも、幹ですら太くて画面全体に占める割合が高い立派なものになるとやはり邪魔ですので、それをどう処理するかなど頭の痛い部分は残ります。

最後の問題は、枝垂れ桜などを除くと、桜は造形的に美しいものはまずめったにないということです。
たとえば高い桜をよく見ると、途中何十年か前に成長が止まってその後何年かしてまた伸びたかのようにかくんと段になっていたりします。
左右均等なもの、一定方向に伸びているもの、全体が安定した形状のもの、そういうことがらを造形的な美しさと呼ぶとするから、それに合致する桜はまず見つかりません。

そんな考え方をするのは、職人によって手入れされた樹木を見過ぎて来たからでしょうか。
桜に盆栽のような美しさを求めるのが間違いなのかも知れませんが、桜の写真のほとんどで枝がそれぞれ勝手に伸びて立体としてのぐちゃぐちゃした落着きの無さを感じさせるところが、どうも気に入らないのです。

これの解決策は、造形的に美しい桜を見つけるか、美しい部分をうまく切り取って撮影すると言うことになります。
こういうテクニックに秀でた方はいらっしゃるようで、一部をうまく切り取った美しい桜の写真を見せてもらえることもあります。

こんな頭の痛いことばかり考えなくてはならないのでは、実物を見たことがない人のために桜の写真を撮るのはイヤになってしまいます。
明月院の桜はたいへん美しかったのですが、撮影したものはやはりどれも不発に終わりました。
中国の女の子に桜の写真を撮って来てと言われても、こう答えるしかありません。
桜の美しさは写真では伝えられない、だから桜を見に日本においで、そしたら桜をパックに撮ってあげるよ、と。
【M8/Summaron 28mmF5.6 F22】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summaron 28mmF5.6 | trackback(0) | comment(4) | 2011/04/22 Fri

穿和服的美女

M8/summaron 28mmF5.6
明月院の花の美しさは昨日記したとおりです。
4月16日でしたが、来年もこの時期になったらぜひ足を運びたいと思います。
ただ、花がこれだけあるので、華の方も欲しいと贅沢な欲求も出てきます。
同行のおふたりもどちらかというと人物が主要なモチーフの写真を撮っておられるので思いは同じようでした。

着物の女性が欲しいですね。
誰からともなく、そんな声が上がります。
ksmtさんは自信たっぷりに、ここで待っていればいずれ現れるだろうと言います。
彼のサイトでの鎌倉や京都、奈良などの古都での写真には必ずと言っていいほど着物姿の女性が登場しますが、ksmtさんの科学の力では証明できない類のパワーによって吸い寄せられるようにやってくるのだそうです。

もともと、京都・奈良・鎌倉は着物の人が多いじゃないかと言われればその通りですが、撮影中のタイミングで現れてくれるとなると京都・奈良は分かりませんが、鎌倉ではそう簡単なことではありません。
ksmtさんの持てる力なのだと、わたしは確信しています。
着物女性を待つ手もありましたが、お昼を大幅に過ぎてここでは見られず、結局、最後の最後でそんな女性を目撃することになりました。

そんな中でも、着物姿でこそありませんでしたが、わたしたちを熱中させる女性が現れました。
お堂のところで、ひざをついて礼するなどの一連の美しい所作でお参りしていた女性でした。
浅学なわたしには、それがどういう意味を持つものかは分かりませんでしたが、美しいと言うよりも、信仰心の高貴さを印象付けるものだったと言うべきでしょうか。

あのとき声をかけて話を聞いてみたかったんですが…、あとで、そうkinoさんがぽつりと言ったのも印象的でした。
わたしたちに遠慮して、声をかけることができなかったのでしょう。
もう思い出せませんが、すらっとした清潔感あふれる美女だったと記憶しています
【M8/Summaron 28mmF5.6 F22】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summaron 28mmF5.6 | trackback(0) | comment(0) | 2011/04/22 Fri

春天爛漫

M8/summaron 28mmF5.6
円覚寺ではほとんど散ってしまっていた桜ですが、隣の明月院に行くと枝垂れ桜が満開でした。
それだけではなく、モクレン、みつばつつじ、やまぶき、しゃくなげ、つばきの花々が咲き誇っています(花の名前がまったく分からないのでこの部分ksmtさんのサイトからコピー&ペイストさせていただきました)。
どんよりしていた空がいつのの間にか晴れ渡って来ました。

kinoさんがぽつりと「春爛漫ですね」と言いましたが、なるほど、この光景を言い表す言葉としてこれに勝るものはないと感心しました。
ksmtさんは、ここの庭師がすべての花が今日満開になるよう手入れしたのではと、表現されましたが、やはりこの状態を言い表す最上の言葉とまたまた感心してしまいました。

標準レンズしか持って来られなかったkinoさんは、狭い院内で枝垂れ桜をうまく捉えられないと嘆いています。
ksmtさんはいつも75mm以上の望遠レンズしか持って来ないので、こんな中でもバズーカ砲のような360mmレンズで構わず撮影しています。
わたしはいつもの週間で広角レンズも持って来ていますので、さっそくズマロン28mmF5.6に付け替えます。

ただ、開放にしたつもりが逆に最少絞りの方へ絞りをセットしてしまっていました。
妙にスローシャッターだなあと思ったものの、花の迫力に押されてしばらく気付かなかったのです。
昨日までの作例よりはずっとシャープですが、拡大してみると解析現象の影響かものの輪郭がややぼんやりしたような写りになっていました。

そういえば、2年ほど前、やはりksmtさんとともに関西からGeoさんを案内したことがありました。
しかし、その時は真冬で、花なんてこれっぽっちもなく、この日の百花繚乱と比べると申し訳なくなります。
明月院といえば何をおいても紫陽花が有名ですが、花を楽しむ以前に人の多さに辟易してしまいます。
むしろ、枝垂れ桜を見に来てくださいと、この時期にお誘いしたいと思っています。

ところで作例写真ですが、もうちょっと桜のきれいなものがよいかとも思ったのですが、面白さでこちらを採用しました。
人物が小人のように小さく小さく見えます。
【M8/Summaron 28mmF5.6 F22】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summaron 28mmF5.6 | trackback(0) | comment(2) | 2011/04/20 Wed

快拆毀

R-D1/Summaron 28mm F5.6

藤沢を通り抜けた最後の1枚です。
ある意味で、市内で最も名前を知られた建物ですが、未だ完全には解体されていなかったんですね…。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summaron 28mmF5.6 | trackback(0) | comment(2) | 2007/02/02 Fri

綺麗

R-D1/Summaron 28mm F5.6

小さな用事ができて藤沢駅の方へ行くことになりました。
帰り道、ちょっと遠回りして、むかし若い頃に探検してまわった新地を、久し振りに巡ってみます。
かつての猥雑さは微塵もなくなり、ごちゃごちゃした所々がマンションに生まれ変わっていました。
ちょっと寂しさを感じます。
しかし、当時の面影残るところも健在でした。
この時間帯はさすがに人気がなく寂しげですが、夜になると、きっと活気付くのでしょう。
ひよ子さんの前で老猫が「きれい?」と聞いているのでした。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summaron 28mmF5.6 | trackback(0) | comment(2) | 2007/01/30 Tue

我是男的、叫佐助

R-D1/Summaron 28mm F5.6

そろそろ疲れも出てきて、やや重い足取りで佐助神社に辿り着きました。
本日の最終目的地です。
何でも幼少の頃、佐殿と呼ばれていた源頼朝をここのお稲荷さんが助けたところから、佐助神社の名前があるそうです。
忍者サスケとは関係なかったのですね。

陽もだいぶん傾いてきて、オールドレンズたちには絶好の状態になっています。
ローコントラスト下では、ズマロンらしい期待通りの渋い発色を見せてくれました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summaron 28mmF5.6 | trackback(0) | comment(0) | 2006/11/18 Sat

高陰影的寺廟

R-D1/Summaron 28mm F5.6

たび重ねてしまい恐縮ですが、もう1枚だけ海蔵寺を。
午後2時頃、かなり強いやや傾き加減の陽があたり、強いコントラストが古いズマロンには辛い条件です。
シャドーの屋根の茅葺き部分や植物が、ほとんど潰れてしまいましたが、これはアンダー補正の影響でしょう。
白い壁の滲みや、木目の階調の豊かさは、らしさが出ていると無理やり評価します。
滅多に撮らない縦位置のせいか、パースペクティヴが妙に不自然に感じるのは気のせいでなさそうです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summaron 28mmF5.6 | trackback(0) | comment(0) | 2006/11/16 Thu

両個都最好的地方

R-D1/Summaron 28mm F5.6

続いて海蔵寺ですが、今日は赤ズマロンのF5.6開放の端正な写りです。
この寺さんは、境内はもちろんのこと、非公開の中庭がとりわけの美しさなのですが、本殿の脇やこんなところから垣間見ることができる程度です。
美しい書を飾る最高の背景と言えるでしょうし、失礼ながら人によっては中庭を書で目隠ししているなんて陰口も言っていることでしょう。
それはともかく、さすがは赤ズマロン、現場で感じた少し張り詰めた緊張感のようなものが、写しとれたような気がしています。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Summaron 28mmF5.6 | trackback(0) | comment(0) | 2006/11/15 Wed
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