
釈迦堂と金堂のまわりをゆっくりと歩きます。
美しく組まれた木に強く惹かれますが、あまりに整然とした佇まいと何色と表現してよいか分からない暗い塗装のせいでしょうか、親近感が湧いてきません。
むしろ排他的というか、信仰せざるもの立ち入るべからず的な閉鎖性すら感じて、屋根組みを見ながら立ち尽くします。
この写真でも、扉がびしゃりと閉まっている感じが、閉鎖性を再度思い起こさせます。
宗教建築は、洋の東西を問わず生理的な好き嫌いを感じさせるものが多いですが、どうもわたしは称名寺に違和感を感じてしまったようです。
第一印象は、たいへん美しく思ったのですが。
これもSpeed Panchro 35mmF2の開放です。
木の質感はよく捕らえているように思いますが、特に真向かいの金堂のわずかなボケ具合は美しく気に入っています。
屋根も少し滲んでいます。
ただ、わたしがその場で感じた、排他的な雰囲気は感じられますでしょうか。少し自信がありません。
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- 2008/02/22(金) 23:59:08|
- CyujohimeKogaku McGillar 35mmF2.3
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広島市内散歩からもう1枚だけ。
わたしは野球はほとんど見ませんし、
広島と聞いても衣笠とか山本浩二とかしか思い出さないレベルなのですが、その赤ヘルの本拠、
広島市民球場が原爆ドームすぐそばの、町のど真ん中にあることに驚きました。
名前のとおり市営の球場で、写真のとおり今年50周年、老朽化著しく、近隣のJR跡地に引っ越す予定だそうです。
クラシック車両の広電が現役で真ん前を掠めるのを見ると、伝統の球場もまだまだがんばってもらいたいと願うファンも多いだろう思うのですが。
ちなみにFCバルセロナの本拠地カンプ・ノウも今年50周年で、選手たちはそれを記した記念ユニフォームを着てプレイしています。
都市の規模も近いし、市民のチーム同士の繋がりもあるので、姉妹球場の関係を結んでもいいかもしれません。
さて、今回持参した最愛のレンズの1本"McGillar 35mmF2.3"は、恐らくダブルガウスのシネレンズと思われます。
前日もそうですが、今日も開放で、とてもシャープな像を結びます。
目にやさしい中間色的な発色も秀逸です。
2線ボケがつきまといますが、線が細いせいかうるさいということはなく、そこが同傾向のレンズ、いわゆる8枚玉のズミクロンとの違いと思っています。
たぶん誰も持っていないであろうレンズですので、こんな平凡なことではない特徴を見つけてあげなくてはいけないですね。
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
- 2007/12/11(火) 23:59:05|
- CyujohimeKogaku McGillar 35mmF2.3
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先週末、急な要請が入ってまた尾道方面へ出張してきました。
今回は、
広島市内に1泊で、朝も早くからの移動のため、6時起きして30分だけ散歩してきました。
平和公園そばのビジネスホテルに泊まったため、あたりを1周してこれたのがラッキーです。
インパクトある片仮名の碑「ノーモア・ヒロシマ」、本当は白ければもっと良かった平和の象徴「ハト」、世界遺産登録されているんだという「原爆ドーム」。
安易ですが、世界平和という同一ベクトルに向いたものが並んで、思わずわたしも手を合わせます。
さて、ここのところ1泊程度の出張が多く、家にあるかばんにちょうどいいものがなかったので、何かいいものはないか探していました。
簡単な着替えやアメニティグッズが入るメイン部分と、書類が入れられるサブ部分とからなっていて、先方との体裁を考えていかにもビジネスバッグらしいもの。
ここまでは普通の要望ですが、これに標準レンズのついたカメラをすっぽりと保護してくれるスペースがあることというのが、少しわがままなリクエストです。
そんなものはあるはずもなく、普通のバッグの中を補強したりしなくちゃいけないんだろうなあと思っていたところ、偶然ぴったりのバッグを発見しました。
アメリカでフォトジャーナリスト用に製造されているという"think TANK photo"社の"URBAN DISGUISE"というシリーズです。
これが空港内や顧客の前でも、普通のビジネスバッグにしか見えない外観ながら、しっかり内側にカメラ保護パッドが入った、捜し求めていたのとぴったりのバッグです。
キャリーバッグのハンドル部分に通して持ち運べる構造にもなっているので、もっと長期の出張でも使えて、使用のバリエーションが広がるのもありがたい。
このメーカーのバッグ類は高めの価格設定なのですが、なぜかこのシリーズは価格が抑えられている感じで、少なくともサラリーマンの超定番アイテムと化しているドイツ製某社のビジネスバッグよりはずっと安いので、なんだかお得感もあります。
そういう訳で、優柔不断で金欠なわたしにしては珍しく衝動買いで手にしたバッグが、ここ
広島でデビューしたという次第です。
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
- 2007/12/10(月) 23:59:29|
- CyujohimeKogaku McGillar 35mmF2.3
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いよいよこの旅も終わりが近づいてきました。
ここ外灘界隈は、クラシックな建築が並ぶ、美しいエリアです。
しかし残念なことに、どの建物にも、中国政府によるプロパガンダを書き記した真っ赤な垂れ幕が無神経に覆っているのです。
およそ対岸の浦東の景観や華やかな観光客の流れを見ていると、社会主義国にいることを忘れさせますが、反対にクラシック建築物を見た瞬間に、現実を叩きつけられるようです。
この写真はどうにか、その「赤ふんどし」が目立たないもので、そういうものを見るのも嫌だという人にも気付かれずにすみそうです。
先日、このレンズの評価として「収差がない」旨書き記しました。
これを見ると、たくさんの点光源にコマ収差が見られず、さすがと思わず唸りました。
が、拡大した画面で見てしまうと右側の奥のほうの車のテールランプは、すべて見事なまでにコマ発生していました。
やはり、と納得すると同時に、小さな画面では判断つかないことがあるものだ、との認識を新たにしたのでした。
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
- 2006/05/24(水) 00:59:38|
- CyujohimeKogaku McGillar 35mmF2.3
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7時、めずらしく寝覚めのよい朝、長廊を散歩してみました。
思いのほか人々の出足は早く、こうやって軒先で朝食をとっている旅人はちらほら見られました。麺類を食べている人が多かったようです。
手前で湯気を立てているのは粽で、日本のものよりひとまわり小さいものですが、1個5角。約7円です。
安さに感動していると、湖南から来た旅人は、いやいや高いですよ、うちの方では2角ですからといい、またまたびっくりです。
中国の粽はいろいろなものが混ぜてあり、モノによって独特の匂いがあり、苦手という人も多いのですが、ここのは食べやすく問題なしです。
この地方の人と日本人の味覚が共通するからなのかもしれません。
レンズの描写ですが、背景がひどく2線ボケになってしまっています。
しかし、なかなか味わい深いボケ方で、形は残していますので、2線ボケ自体はさほどうるさくなっていません。むしろ、わたしのひいき目は、なにか訴えかけてくるものを感じてしまいました。
ピントの合っている部分が極端に少ない写真ですが、かろうじて絵的にまとまりのようなものを察して、強引にアップしてみました。
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
- 2006/05/23(火) 00:32:50|
- CyujohimeKogaku McGillar 35mmF2.3
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陽がすっかり落ちて、揺れる舟の上からでは撮影は不可能に思われます。
しかし、R−D1には感度1600という設定があって、なんとかカメラを構えられます。
調子にのってF4に絞り、この環秀橋をとらえました。
橋上には、人々が三々五々集まっています。
きっと着いたそうそう白昼に舟に乗ってしまった人たちで、しまった、黄昏時にこそ乗るべきだったかと、その美しさにほぞを噛む様子が想像されます。
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
- 2006/05/22(月) 00:35:16|
- CyujohimeKogaku McGillar 35mmF2.3
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宵の水郷には雨の効果もくわわって、なんともいえない雰囲気に包まれています。
昼間、我慢した小舟に乗り込み、水路をゆっくりたゆたうのは、格別の気分です。
レンズの紹介を忘れていました。
今回のレンズで使用頻度のもっとも高かったのが、この 35mm レンズ、CyujohimeKogaku McGillar 35mm F2.3 です。
というのはわたしの勝手なネーミングで、もともとはカメラ店で見つけた「イギリス製のシネ用レンズだけど、35mm はカバーしてるよ」という銘の入っていない、素性不明のレンズです。
宮崎さんへ持ち込んだところ、「開放から球面収差、色収差まったく認められない。これはすごいレンズ。フレアなく、コントラスト、解像力ともに極限まで高い…」との絶賛を受け、ライカ・マウントに改造を依頼したのでした。
そんなにすごいレンズならオリジナルのネーミングをしてしまおうと考えたのが「中将姫光学マックジラー」です。マックジラーは、地元の川、目久尻からとっています。
水郷の西塘は、このレンズのデビューにまさにふさわしい、と持ってきたというわけです。
わたしの腕ではレンズの良さを生かす写真は撮れていませんが、このレンズはわたしの腕をカバーするだけの結果を残しているといえるでしょうか。
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
- 2006/05/21(日) 02:20:45|
- CyujohimeKogaku McGillar 35mmF2.3
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天気にだけはめぐまれていたこの旅も、ここへ来てとうとう雨に降られてしまいました。
旅行中の雨は嫌なものですが、ここ西塘ではずいぶんと勝手が違います。
まず、水路に沿って長廊と呼ばれる通路には屋根がついています。総延長2キロだそうで、散策をする分には濡れる心配はありません。
そして、なによりこの雨が、この古くて小さな街の情緒を一気に高めてくれるのです。
夕方、人通りもめっきり減った長廊の一角で、地の黄酒を啜りながら雨にやんわり霞んだ向こう岸をぼんやり眺めていると、時間がぴたりと止まってしまうのです。
ここでやっと、土地の空気が体になじんできたと実感し、西塘へ来たという感慨がじわじわとこみ上げてくるのです。
こんな感傷も住民には無関係だったようです。
あー、降ってきちゃったよ。おばあさん、洗濯物取り込まんと、と声をあげているのが聞こえてきそうです。
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
- 2006/05/20(土) 03:26:07|
- CyujohimeKogaku McGillar 35mmF2.3
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