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2014的3個失敗

Hermagis 12.5cmF3.6
今年もいろいろなトラブルに見舞われてきましたが、1年を通して苦労し続けたのが携帯電話の問題でした。
中国では安いスマートフォンを使っていてその便利さを享受していることで、日本の折り畳み携帯では中国語が入力できない不便さがイヤになり、スマートフォンに移行することを考えていました。
周囲ではみなiPhoneがいいと言うのでそうしたかったのですが、毎月8000円プラス通話料程度かかると説明を聞いて諦めました。
そんなにスマートフォンを使う機会は無いのに、年間10万円かかると聞いたらiPhoneユーザーになる期待感は一気にしぼみました。

そこで目を付けたのが、SIMカードを買ってIP電話に切り替える作戦でした。
SIMフリーのスマートフォンを買う必要がありますが、香港に行けば簡単に購入可能なので、わたしにとってはハードルが低いように感じられたのですが。
しかし、香港でもiPhoneはバカに高く、アンドロイドの安い機種でもそんなに使わないのなら大差ないとの指摘も受けたのですが、どうも日本語入力ができない機種が多いとか、入力方法もかなり手間だとかの情報錯そうで手が出せませんでした。

そこで最初の大きな失敗が、iPhoneでも前のタイプの4Sなら安いし、香港版のSIMフリータイプや"脱獄"してどのSIMでも対応したものが日本でも売られているという情報に飛びついて、その脱獄版4S中古の新品同様品を2万円ほどで購入したことでした。
設定手順などのレクチャーもあるということでしたが、これがなかなか繋がりません。
電話販売業者とSIMカード会社のサポートと両方に5回ずつくらい問合せして、それでもダメで返品しようとしていたところ、なぜか突然使用可能になりました。

何か分かりませんが設定をひとつ変えたのがよかったようですが、そこで第2の失敗がこれで大丈夫と過信したことでした。
中国で格安スマートフォンを使っていたのを止めて、当然、SIMの入れ替えによる4Sへの統一を図ろうとしたのですが、中国でまったく使えず、携帯キャリアの支店に持ち込んでもダメで、結局もしものために持ち込んだ格安スマートフォンの出番になってしまいました。
そして、今度は帰国後日本SIMを挿入するも、購入当初そうだったようにピクリとも反応しなくなってしまいました。
中国で設定をぐちゃぐちゃにしてしまったからですね。
使用可能になるまで2週間近くを要することになります。

こんな風に書いていたら紙数がいくらあっても足りないので端折りますが、結局4Sを見切ってSIM2つのスロットの付いたアンドロイドスマートフォンを香港で購入しました。
これもうまいこといったと言えるほどスムーズには使えなかったのですが、どうにかこうにか、日本と中国で使用し始めることはできました。
ところが、先日カンボジアに行ったときに充電器を失くしてしまい、当地で買って充電開始したところ、電圧で飛んだのか(とは信じられないですが)、電源が入らなくなってしまいました。
いろいろな土地に足を延ばして当地てはSIMカードを買い、旅先の情報をすぐさま引き出せるまさにスマートな旅人のスタイルを実践するつもりが、なぜかまったくそうはならずに、日本での使用すらままならないなんて。

追い打ちをかけるように、今度はPCが壊れてしまいました。
液晶の1/4くらいがブラックアウト状態で、ウィンドウをすぼめながら今でも不便な使い方をしています。
修理に出すと1週間かかるとみてその間PCを触れない不便をかこつことになり、新品PCを買うのも悔しいなどと考えると踏ん切り付かない状態が続いてしまうものです。
そこでふと考えたのが、電話機能も持ったタブレットの購入でした。
これがあればノートPCを止められるし、スマートフォンが直るまでこれを電話に使えるしで一石二鳥じゃないかと浅はかに考えたのが、3度目の失敗だったようです。
このタブレットもSIM挿入しても電話機能が使えるようにならないのです。
PC代わりにするというのもまったく無理がありました。
試しにこのブログを1日分タブレットで書いてみようとしましたが、文字入力がたいへん面倒で挫折しました。
安物にせずにキーボード脱着タイプのタブレットにすればよかったと後悔するも遅し。
そんなところに修理からスマートフォンが戻って来て、タブレットの存在感が一気に薄れてしまいました。

結局、今年の下半期だけで、中途半端なスマートフォンを3台も買ったということになります。
しかも、そのいずれにも完全に満足はしていない…。
デュアルSIMのスマートフォンは現在のところ活躍してくれていますが、音楽をランダムに聴こうとシャッフルにするとipodなどでは万遍なく一通りがかかるのに、わたしのスマートフォンでは、同じ曲が何度もかかって、ダウンロードしたのに未だに聞けてない曲がいくつもあるような状態です。
他にもいろいろありますが、そもそもわたしはスマートフォンを使いこなせるような人間ではないので、まずはその反省からスタートさせるべきでしょう。

作例は、昨日の続きで銀座にて目撃したわたしにとっての不思議な光景です。
中国人のツアーでは、日本は物価が安い買い物天国なので手ぶらで行って、買ったものは現地調達のスーツケース3~4個に入れて持ち帰ればOKよ、などという感覚で日本に来て、銀座を闊歩しているということなのでしょうか。
わたしも今日から年末年始休暇なので、小さなスーツケースに荷物を詰めてぶらっと出掛けるつもりです。
行く先々で、この国はこんなに物価が高いのかと嘆きながら歩くことになるでしょう。
ただ、失敗その3のタブレットは現地のSIMを挿入してPC兼スマートフォンとして使用する予定でいます。
うまく接続できて、タブレットとしても大活躍、旅に無くてはならないアイテムだ、となってくれれば、失敗という烙印は取り消して他の2つの失敗も大目に見ようかなと考えています。

何だかとりとめもない話が2014年の最終回になってしまいました。
毎度こんなかたちで恐縮ですが、これをもちましてお世話になりました皆様への感謝のご挨拶とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
とても寒い12月ですが、ご自愛いただき、好いお年をお迎えにならんことを心より願っております。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
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thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(4) | 2014/12/29 Mon

相機様式

Hermagis 12.5cmF3.6
先日、カメラを何代持っていますかと聞かれる機会があって、数えるのも面倒なので適当に答えてしまいました。
何しろ買ったものの使っていないカメラがいくつかあるので、防湿庫やガラクタ箱の中を見たりしなければならず、だいたいの数すら把握していません。
記憶で数えられるのはM型ライカくらいのもので、手許にはM3、M4、M6、M8、CLの5台があるはずです。

以前はM3とM6ばかりを使っていたので、とくにこの2台には思い入れがあります。
M6は、わたしがカメラを始めるようになった時のライカの現役カメラでしたが、いきなり新品と言うわけにもいかず中古で手に入れました。
操作感がとてもよくファインダーの見え方もたいへん気に入りましたが、M3はずっといいと聞きこれも手に入れました。
なるほどM3こそが本物のライカで、M6はその簡略版だということが分かりました。
それでもM6は十分にすばらしいカメラであるとの考えに変わりはありません。

さすがにM6はすでに現行機ではなくなってしまい、AEのM7に切り替わっています。
デジタル全盛でフィルムを買ったり現像したりが面倒になってきたこの時代に高価なライカM7がどれだけ売れるのか心配になりますが、これ以外にもフィルム・ライカが売られていると知って驚いてしまいました。
それがライカMPですが、M3そっくりな外観をしています。
しかし、よく見るとM6と同様の露出計用バッテリー室やファインダー窓の枠があるのが分かります。
このMPというカメラはどういう位置づけのライカなのでしょうか。

わたしは、10数年前にM6を新品で購入して、それまで使ってきたM6は売ってしまいましたが、限定版ブラックペイントをアメリカの販売店の販売価格は40万円ほどでした。
現行のM7は日本での販売価格が75万円、MPでは60万円くらいです。
M7とMPの価格が逆なのではと思ったのですが、AEの分M7の方が高いということなのでしょうか。
このことだけで判断してはいけませんが、MPは外観だけM3風にしたものの内部機構はM6と同様なもので、ファインダーやシャッターなどにM3のメカニズムを導入しているということではないということのようです。
繰り返して言えばM6はわたしにとって十分以上のカメラですので、MPも同様のことが言えるのは間違いないでしょうが。

そのMPというカメラがあることを教えてくれたのが、今日の作例の男性でした。
銀座で偶然お会いして相互に撮りあった(?)のですが、彼はアメリカのネブラスカ州出身の写真家、ジョン・サイパルさんです。
ジョンさんが構えているのがブラックペイントのMPですが、わたしがM3ですかと聞いたところ、MPの存在を教えてくれました。
レンズはクロームのエルマー50mmF2.8で、ジョンさんはブラックペイントのカメラにクロームのレンズを組み合わせるのが好きだと言っていましたが、わたしもM6のブラックペイントを使うようになってからはずっとそうでした。
作例では分かりにくいですが、上部のふちのブラックペイントが剥がれて真鍮が露出しているところがとてもかっこいいです。
使い込まれたライカの証です。

ジョンさんは、ライカのスナップショットで定期的に個展を開いているライカの名手ですが、一方で東京カメラスタイルという東京で撮影する人々の器材を撮影して紹介する活動もしています。
彼のサイトでは、日々更新される人々愛用のカメラがずらっと見られますが、なんとライカの多いことかとため息が出てきました。
しかし、それぞれに個性があってみなかっこいい。
これを見たら、わたしもライカが欲しいと思う人は多く出で来るでしょう。
問題は、手に入れようとして価格を見たとき、どう思うだろうかと言うことです。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/12/28 Sun

不想去俄羅斯

Hermagis 12.5cmF3.6
銀座に出てくるのも久し振りで、思い出すのは8月に銀座の打ち水を見物に行ったときですから、4ヶ月振りということになりそうです。
かつては高級店が軒を連ねる敷居の高かったエリアも、歩いているのは家族連れに外国人が多くて、ごく稀に見る着物の男性とか遠くからでも上品な空気に包まれたような中年ご夫婦などに、かつての銀座の姿を想像するしかありません。
外国人だって、もはや日本全国目にしない場所はないという中国人の団体さんや、一見ヨーロッパ風ですが会話を聞くと分かるロシア人のグループが目立ちます。

もっとも後者は最近のルーブル下落で海外旅行どころではなくなってしまったでしょう。
それに比べれば、作為的とはいえ円安はゆるやかで、影響が最小限なのがいいと思っている日本人は多いのかも知れないですね。
しかし、ほんの2年ほど前には1ドルが80円切っていたのが、今や120円ですから、ドルの価値が1.5倍になったというか、、円が50%下がったということです。
わたしにはちっともゆるやかに円安が進行したという感覚はありません。
ロシア・ルーブルはここ1ヶ月で1ドルが45ルーブルから70ルーブルほどに下げたということなので、期間の短さは別にしてもやはり50%程度下がったと言うことでは日本円と変わりません。

ロシアに旅行にでもすれば、円安のデメリット感がなくていいのかも知れないですが、とてもそんな気になれません。
インタビューの第2弾はぜひプーチンを、第3弾は習近平をとりあげて欲しいと切に願います。
どちらもサイバー攻撃がすごそうですが。

先日出掛けたラオスは夜行フライトのバンコク経由だったので、乗り継ぎの時間までバンコクの町を散策しました。
朝食に食べたのが屋台のソバですが、わたしはタイ語はできないのにソバ代の30バーツという言葉は理解できます。
サムシップバーツというのがさんじゅうばーつというのと似ているということもありますが、だいぶ以前に行ったときから変わらず30バーツのままだから覚えていたのです。
それまでの30バーツは日本円で90円ほどですが、現在のレートだと110円になります。
わずか20円の差ですが、100円以内で済んでいたのと、100円出しても足りないというところには、大きな差があるように感じてなりません。

そんな小さな買い物ではなく、このブログらしくレンズの話を書きましょう。
ずっと探していたアメリカ最高峰といえる19世紀のレンズメーカー、C.C.ハリスンのペッツバールレンズを見つけました。
ここ2~3年の間にC.C.ハリスンのペッツバールは4回ほどしか見ていません。
いずれも海外オークションの場のみです。
そもそもカメラを愛好している人はもとよりレンズに詳しいという人でもC.C.ハリスンなんて名前を知っている人がどれだけいるでしょぅか。
グローブレンズという超広角がレンズ史の中で重要であると称えられていますが、それすらキングスレークの本の愛読者でもない限り聞いたことがないのが普通です。

にも関わらず、C.C.ハリスンのオークションは入札がばんばん入って瞬く間に高額になってしまいます。
たぶんデジタルに反旗を翻すような人が大判にのめりこんで、そんな中のアメリカ人はぜひ母国のレンズを使いたいと、C.C.ハリスンのペッツバールを血眼になって探しているのではと想像しています。
そんな中、Buy It nowで599ドルの表示はずいぶん安く感じられたので、喜び勇んで落札してしまいました。
しかし、重厚なペッツバールは送料が高く、関税関係もしっかりと取られて、84000円くらいになってしまいました。
これが円高時代なら56000円と言うことになるのでずいぶんと違います。
いやいや、こんな計算をしてしまうと3万円近く高くなっているじゃないかと、ますます損した気分になりました。
作例の人は芸能人らしいのですが、あまりテレビを見ないのでよく分かりません。
着物にギターなので、銀座のクラブをまわる流しの人かと思い撮影したのですが、気付いたらまわりに6~7人が携帯で撮影しながら誰それだなどと言っていたので、テレビに出ているような人なのだなと気付いた次第です。
「は」の意味は不明。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/12/27 Sat

真的路易威登

Hermagis 12.5cmF3.6
メリークリスマス! そうメールを送ったら返信が来ました。
昨年秋にハノイで出合った女子大生フオンです。
それまで週2回くらいのペースでメールをくれていたのですが、夏頃からぱたりとそれが途絶えてしまっていました。
彼女は大学4年生でずっと就職活動をしていたのですが、なかなか就職先が見つからず英語教師の教育実習も受けて、先生になろうかと言っていたのですがそれもままならず、このままでは卒業と同時に失業者になってしまうと冗談っぽいメールまで来たのですが、真剣に悩んでいることは十分に伝わっていました。

最後に来たメールはよく覚えていて、一時実家に戻って家の農業を手伝っている、家の周囲はネット環境が無いのであまりメールできない、それにしても暑い中の農作業はとても厳しい、このまま仕事が見つからなければ家の仕事を続けるしかないのでたいへんだ、というような内容です。
それっきり音信不通でしたので、まさか仕事が見つからないのを苦に…、などと縁起でもないことを想像したりもしてしまっていました。
彼女によれば、その間も何回もメールしていたのに、1度も返信がなかったので、忙しいんだなあと思っていたとのことでした。

さて、彼女は無事仕事を見つけたようです。
英語を教えていると書いてあります。
勤務地は故郷のラオカイの高校だと言います。
短文のメールを読むとこんなことが書いてありました。
 ぜひウチの高校に遊びに来てください、
 生徒は全員少数民族の子どもたちです、
 みな貧しく冬用の服を買うお金が無い子供もたくさんいます、
 でも彼らは勉強熱心ですし心は豊かです、
 どうぞ彼らに会いに来てください。

ベトナムの高校のことは一切分かりませんが、中国の少数民族の村の学校のことは何冊もの本や現地新聞記事の翻訳などで読みましたが、給料は1万円にも満たず、仕事の過酷さから言えばボランティアのようなものだと言われています。
フオンの仕事もきっとそれに近いものでしょう。
そんな中で彼女は、子どもたちを慕いながら溌剌と英語を教えているようです。
メリークリスマスどころか、切ない気持ちになって来るではありませんか。

いますぐにでもその学校へ行きたくなりましたし、もうすぐ年末年始休暇なのでどうにかならないものかと考えますが、すでに違う場所への航空券を購入済みです。
そもそもラオカイと言う地があまりに遠く、ハノイから夜行列車にひと晩揺られないと着かないので、東京~ハノイの往復に丸2日かかって、ハノイ~ラオカイも同様とすれば、最低1週間ないととても向える場所ではないと諦めたことがあります。
ただ、昆明からだとバスで数時間でラオカイに隣接する町に着き、その国境は外国人にも開放されているようですので、このルートで行けば極端なところ4日間あれば何とか現地に2日滞在できるので、強行する価値はあるかもしれないというところです。

そんなことを考えつつ、今日の作例は、築地から銀座方面に歩いて、歩行者天国の途中で出合った謎の男性です。
全身、ルイ・ヴィトンのモノグラム柄で統一された衣装とアクセサリーに身を包んでいますが、その目的とするところがよく分かりません。
しかもルイ・ヴィトンの店舗の前で、ポーズを決めてくれているのはいいのですが、このスタイルは店からクレームが付くことがないのか心配になってしまいました。
いや、もしかしたらこの自信に満ちた表情、ルイ・ヴィトンに依頼してオーダーで作らせたものなのかも知れません。
いっしょにこの方を撮影していた男性はニコンのジャンパーを着ていましたが、当然カメラはニコンですし、ストラップはおなじみの黄色のニコンロゴ入りで、ニコンのカメラバッグを肩から下げていましたので、ルイ・ヴィトンと同じような趣向です。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/12/26 Fri

報紙上找到

Hermagis 12.5cmF3.6
古いカメラやレンズの話をすると関心を示してくれる人は多いのですが、ここまで熱心に聞いてくださる方もなかなかいるものではありません。
しゃがみ込んで楽しそうに話しているのはとっとり観光親善大使のお嬢さんですが、その話し相手はksmtさんです。
何を話したのかは聞いていませんが、ダルマイヤーのペッツバールの話から切り出していたようでしたので、江戸時代の古いレンズだという話と今日から使い始めたライカの話で盛り上がっているのに違いありません。

客観的に見ると、古典レンズを自慢する相手に社交辞令的にすごいと言ってくれる人が50%くらい、最初から興味もないという反応が15%というところでしょうか。
確かに古いし凄そうなのでちょっとだけなら話を聞いてもいいですよ的リアクションが30%、それはすごいそんなので撮れるんですか詳しく教えてくださいが5%、とまあそんな割合ではないかと思います。
宿場祭りとか時代祭り的なところなら、古いものが好きな人の割合は比較的高いでしょうから、それを割り引くと、一般的な場所で、ましてやミスに選出されるような美人が文字通り膝突き合わせるように話を聞くというのは奇跡のような出来事と言えます。

これは奇跡と言っては大袈裟ですが、今日のサンスポに彼女の写真が比較的大きく掲載されていたのでびっくりしてしまいました。
同新聞社を訪れたのだと思いますが、鳥取県の指定の宿に宿泊して応募すると抽選で500人に同県産の松葉ガニが当たるというキャンペーンが紹介されています。
これだけ大きく写真が取り上げられているのは、カニをもらえるキャンペーンがすごいからではあきらかになく、彼女が編集者の好みの美人だったからでしょう。

この写真を見たので、今日のブログはこの写真で行こうと考えたわけではなく、今週の予定はすべて決めていたところ、偶然にも彼女の写真をスポーツ新聞に見つけたのは何かの符合かも知れず、鳥取旅行をすべきかも知れませんね。
同紙によれば、彼女の名前は稲井巳幸さん、31歳だそうです。
そういえば、わたしが愚かにも大学生ですかと聞いたところ、30超えていますと聞いたことを思い出しました。
普段は仕事をしているともおっしゃっていて、土日に築地でみっちりキャンペーンして、月曜の朝から仕事となるととても地元のことが好きでないとやっていられないでしょう。

わたしは鳥取と島根の位置関係が東西どちらかだったか区別がつかないくらいですから、鳥取には行ったことがありません。
島根もないはずと思っていましたが、卒業旅行が萩・津和野でしたので、島根県には行ったことになっています。
一度出掛けてみたいものですが、なかなか機会がありません。
倉吉や若桜は古い町並みが知られているところですので出掛けてみたいですが、関東方面からだと飛行機で行くしかないのでやはりかなり遠いという印象が強いです。

昨日の秋田おばこが木村伊兵衛なら、鳥取といえば植田正治がいますね。
米子に近い植田正治写真美術館はとても有名で、個人の写真美術館が鳥取にあることがとても興味を惹きます。
残念ながら、わたしは植田の写真はそれほど見たことがありませんが、そのうちのほとんどが数人の家族などがそれぞれにそっぽを向いていたりする写真で、わたしにはさっぱり分からないものでした。
わたしのような素人には理解できなくても、美術館は多くの人を引き付けているのでしょう。
そういえば、山形県酒田市には土門拳記念館がありますが、わが神奈川には濱谷浩の長年暮らした家があるので、記念館として広く多くの人に知ってもらえるようにしてもらえないものでしょうか。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(8) | 2014/12/25 Thu

2015十大新聞

Hermagis 12.5cmF3.6
年の瀬になりましたので、今年の私的10大ニュースでも選んでみようと考えたのですが、10個もニュースなんてなかったかと気付きこの企画は撤回します。
身の回りのニュースの数は少なかったですが、ベスト3くらいまでなら選ぶことができそうです。
あまり深く考えずに個人的な今年の三大ニュース(内容はかなり地味)を決定してみました。

3位は、何だか分からないうちに、1年間でアセアン10ヶ国すべてに足を踏み入れたことにしましょう。
アセアン各国を旅して来たというには、あまりに短い滞在でしたので、足跡を付けたという程度の表現に止めますが、12か月で10ヶ国ですからまたやれと言われてももうわたしにはできることではありません。
タイとシンガポールを除くと直行便を利用していないこともあって、ただでさえ短い時間を圧迫しました。
都会と田舎の両方に少しずつでも滞在できるのが面白いのですが、次の機会には、田舎を通り越して未開のエリアの先住民を訪れるような旅がしてみたいものです。

続いて2位ですが、これは機材のさらなる充実ということにしましょう。
円安でレンズが買えなくなったと騒ぎ続けながら、今年1年で20本ほどのレンズを買ってしまいました。
1本だけエルノスター5cmF2という距離計連動ライカマウント改造レンズを買いましたが、それ以外はすべてペッツバールです。
ペッツバールなんて5本も買えば普通なら持て余してしまうところですが、数が少ないこともあって、1つ入手するとまた1つと欲しくなっていってしまいました。
ライフワークと言える状態ですが、さらになんちゃってサンダーソンも加わり、趣味も邪道の粋に入ってしまったなあと嘆く日々です。

そして第1位ですが、これはごく最近のことで、長く写真に関することに携わっているご夫婦と知り合ったことがわたしにとって今年いちばんの出来事でした。
写真家濱谷浩さんとたいへん関係の深かった方でお住まいもすぐ近くですが、のみならず非常に多くの写真家と知己であり、また写真展の恐らくはプロデュースをなさっている方でもあります。
わたしがニエプスとか下岡蓮杖のことを聞いても、それ以上の知識で話を返してくださるような、写真史への造詣の深さも持たれています。
と言っても、評論家のようなどこか自慢気な説明などではなく、熱心かつ誠実に受け答えしてくれるので、ぐいぐいと引き込まれるてしまいました。

詳しいことは控えさせていただきますが、写真についてこれだけの経験と知識を持っている方と言うのは、恐らく世界を見回してもそうそうはおられないだろうなあと思わせられるだけの話をうかがいました。
写真家の現場を知っている、写真家の考えていることも理解している、写真そのものに自分の考えを持っている、写真の始まりから現代まで豊富な知識を持っている、しかし、けっして評論家ではなく撮影者と鑑賞者の双方の考え方や見方を持っている、そんな人ですとしかわたしには伝えるすべがありません。
理解いただけますでしょうか。

写真家濱谷浩は、日本で5指に入るような重要な写真家なのだと思いますが、木村伊兵衛、土門拳などと比べると知名度で後塵を拝しているように思われます。
第一、わたし自身が、名前とか裏日本と言う写真集のタイトルくらいしか思い出すことができない程度の知識しかありません。
大判での仕事が多かったようですが、ライカでの撮影も少なくなく写真展の表紙に濱谷がズマール付きのライカを構える写真が使われるほどです。
残念ながら写真集は古本ばかりになってしまうようですが、まずは手に入れてじっくり眺めてみようと思います。
これは2015年からのライフワークということになるでしょうか。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/12/24 Wed

后面的美女

Hermagis 12.5cmF3.6
昨日に続いて秋田美人です。
作例がまずくてそうは見えないですが、ハタハタフェスティバル(以下ハタフェスと勝手に略します)のステージの司会を務めていた女性はかなりきれいでしたし、トークも並ではありません。
やはり調べると、元秋田放送アナウンサーの吉村優さんだと判明しました。
もっと何枚も撮っておけばよかったと後悔します。

そういえば、この後銀座までksmtさんと歩いたのですが、吉村さんのことは一切話題になっていた訳ではないのに、道すがらksmtさんが同級生にアナウンサーをやっていた人がいるという話をして、わたしも呼応するようにわたしの高校の同級生も地方放送のアナウンサーだった人がいると答えました。
ちなみに、わたしの同級生の方は、日曜の昼のワイドショー的な番組を食事しながらぼんやり見ていたら、突然新潟放送だかのアナウンサーとして出てきたのでびっくりしてしまいました。
やはり彼も放送局を辞してフリーランスのアナウンサーになったようですが、フリーの方が儲かるからなのか、地方の放送局は人間関係で揉めたりするからなのか、吉村さんに聞いてみたかったです。

しかし、その吉村さんはプロフィールを見ると出身が京都府になっていました。
秋田美人としたことを訂正いたします。
そこで代理の秋田美人として登場するのが、背後に大きく掲げられた「あきたびじん」です。
鈍感なわたしは気付いていなかったのですが、ksmtさんに指摘されてハッと思いました。
これは有名な木村伊兵衛さんの作品です。

この日本人離れしたとも思える顔立ちの美女は、発表当時、木村伊兵衛らしい秋田の農村での農作業中の娘を撮った写真などと信じられたようですが、どうみても化粧しているように見えるし、表情もモデルのようで、どうもおかしいという議論が起こり、ついには当時の様子が確認されるまでになったそうです。
タイトルは「おばこ」で、秋田の娘っ子のような意味です。
モデルになったのは当時19際の女性で、大曲で行われた当地のミスコンに高校3年の時に入選したのだそうです。
これだけの美人で優勝しなかったのですから、秋田美人のレベルの高さが窺い知れます。

大曲の写真家が彼女の美しさに着目して、「おばこ」とはまた違う彼女の魅力的な写真を撮り、写真サロンで優勝します。
その後、秋田に足繁く通うようになった木村がその写真家と交流する中で、彼女を紹介してもらい「おばこ」を撮影したのだといいます。
検索してみたところ、そのような内容の記述が多くのサイトに記載されていましたので、これはよく知られたエピソードのようです。
この女性の名前もその後の人生についても記録が残っていますが、意外にもその後モデルの依頼は断って、結婚後アメリカに渡り、ロサンゼルス近郊の町で2010年に77歳で亡くなられたとのことでした。

ところで、われわれとしてはこの傑作写真がどのレンズで撮影されたのかが気になるところです。
木村伊兵衛と言えばライカだと誰もが思いますが、この時使用されたのはS型のニコンだったと記述があるのを見つけました。
確かにこの写真が最初に発表されたのは、ニコンサロンブックス4というタイトルの冊子で、ニッコールクラブの会員に無料配布されたということがそれを裏付けています。
撮影は昭和28年(1953年)のことで、ニコンSの発売が1951年、S2が1954年なので、ニコンがSPのプロトタイプを貸与したなどのことでもなければ、ニコンSで撮影したのは間違いありません。
問題はレンズですが、これがさっぱり分からないのです。
たいへんシャープな画像ですが、ニッコールをF4以上に絞ったほどのシャープさでは無いように見えます。
また笠から服まで深度の深さがうかがえるので、あえて言えば35mmF2.5レンズでF2.8にわずかに絞ったというのが、わたしの根拠希薄な推理になります。
ニッコールに詳しい人なら、この描写で言い当てることができるのかも知れません。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/12/23 Tue

秋田小町小姐

Hermagis 12.5cmF3.6
今日から日本国内篇に復帰いたします。
作例の女性は秋田美人ですが、残念ながら訪問先は秋田ではなく、東京・築地です。
少々前に、秋田・鳥取ハタハタフェスティバル2014というユニークなイベントを見物に行ったときに撮影させていただきました。
彼女は、ミスあきたこまちだと聞きましたが、そういえばあきたこまちのテレビCMで同じ装束の女性がほっぺに米粒を付けてご飯を手にするのが比較的最近あったと記憶していますが、もしかしたらまさに彼女がそのCM出演者だったのではと気になっています。

この日、ライカに挑戦したいというksmtさんに2台のブラックペイントのバルナックライカをお貸しする約束で、築地に行ったのですが、この1枚だけでも思わぬ収穫です。
もちろんペッツバールレンズの話もして、この古いレンズに関心を持ってもらいます。
そんなところから、少し小首を傾げた可愛らしいポーズを取ってもらえたのかなと、喜びも増しています。

イベント自体はハタハタフェスティバルなので、この魚の屋台がいくつも出ていましたが、その他秋田県と鳥取県の海産物の屋台も賑わっていて、そういう状況を想定してかなりの空腹で出掛けたのですが、正直何を食べたらいいのか悩むようなところもまた楽しめました。
カニ汁を食べましたが、他にもおかず系が豊富だったので、せっかくですから、ミスあきたこまちがあきたこまちをよそってくれて、炊き立てをいただくことができれば言うことなしだったと思います。

日曜日の築地本願寺境内(?)ということで、かなりの人出を予想していましたが、人は多いものの想定よりずっと空いている印象です。
すぐ背後には築地市場が控えているので、しばしば築地に来ているような人やハタハタの熱狂的なファンなら参加するのでしょうが、一般には食事を含めてスルーして築地に向かってしまう確率が高いということなのでしょうね。
食のイベントを築地でやる良し悪しと言うことでしょうか。
おかげで、わたしたちはあまり待つことなく椅子を確保でき、食事の場所に困るということもありませんでした。

さて、食事をしながらわたしはふたつのライカをksmtさんに手渡しました。
2台とも1920年代に製造されたもので、コンディションもまずまず良好な美しいカメラです。
ブラックペイントのカメラですので、レンズはニッケルのものをと、エルマー5cmF3.5とズマール5cmF2を付けています。
フィルムはksmtさんが途中でT-maxなどを用意していましたので、まずは装填方法から説明しなくてはなりませんが、何しろ5年あるいは10年以上もバルナックを使用していなかったので手つきがおぼつきません。
バルナックライカのフィルム装填はちょっとしたコツがいるのですが、例のテレフォンカード滑り込ませ式を説明すると、器用なksmtさんは軽くこなしてしまいました。

心配だったのは長らく使っていなかったシャッターで、せっかく撮影しながら速度不安定で露出が合っていないなんてことになれば申し訳なかったのですが、さいわいそのようなことはなく、撮影結果はなかなかに良好でした。
撮影結果:http://www.ksmt.com/panorama/141130tsukijifilm/141130tsukijifilm.htm
カメラ等:http://www.ksmt.com/blog/?p=126 他
早くも影響されて、わたしもフィルムを復活しようとM6をカバンの中に忍ばせるようにしています。
来年は、ペッツバールのポートレイトとライカのスナップの二刀流でいってみるとしましょう。
【Alpha7/Hermagis 12.5cmF3.6 F3.6】
thema:ペッツバール genre:写真
Hermagis 12.5cmF3.6 | trackback(0) | comment(0) | 2014/12/22 Mon
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