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美少女が旅の道連れ

Topcor 5cmF2
温泉宿坊に泊まるつもりで訪れた日和佐でしたが、昨日ボランティアガイドの方に連れられて町を歩いていると魅惑的な宿がありました。
まだオープンして間もない古民家を改装したゲストハウスで、ここまで四国では古民家を見続けてきただけにぜひとも泊まりたい宿でした。
ガイドの方が連絡してくれ宿泊OKになり、宿坊には泊まれませんでしたが結果的にはずっと良かったと思っています。
日本在住歴の長いフランス人と日本人の奥さんの経営ですが、オーナー夫妻は帰国中で息子さん夫妻が対応してくれました。
2階に和室が3つあるだけの小さなゲストハウスですが、それぞれの部屋に独立した階段があり、床の間やふすまなどほとんどが古民家オリジナルのままの美しい部屋で、気持ちよく滞在できました。

オーナーの息子さんは素敵な青年で、美人の奥さんといっしょになって地域のことやゲストハウスを始めるいきさつなどのプライベートなことも教えてくれ、日和佐という町とこの宿により親しみを感じることができました。
残念だったのは、土地の料理を出してくれるレストランが定休日で、それならと勧めてくれたレストランもなぜかいつまで経っても開かなかったことです。
仕方なく大衆食堂に行ってボリュームたっぷりの食事ができたのでよかったのですが、親しくなった店のお姉さんにそのことを話したら、お勧めレストランのオーナーシェフは今日は疲れたので休むことにしたとここに食べに来ていたことを教えてくれるのでした。

さて、作例の女の子ですが、別の部屋に泊まっていた阿南市からやってきたという旅の道連れ(?)です。
たまたま宿の玄関でばったり会ったのですが、そうでもなければそれぞれ独立階段なので知り合うことはなかっただろう女性でした。
タスマニアや沖縄などで働いたというおもしろい経験の持ち主で、わたしが世界一周して来たというと興味をもってくれたので、時間を持て余していたこともあって昨夜はずっと話をしました。
彼女は、自宅をカフェに改造しようとしていて、近くオープンさせようと奮闘中とのこと。
根を詰めて作業を続けてきたので疲れてしまい、新しくできた古民家ゲストハウスで休息をとるためにやって来たようです。

ゲストハウスでもトーストとコーヒーの朝食はセルフでとれますが、彼女が駅のそばでおいしいブレックファストの店があるというので、チェックアウトして向かってみました。
残念ながら、昨夜のお勧めレストラン同様、その店も営業時間になっても開きません。
日和佐には南の国の時間が流れているのかも知れません。
仕方なく駅裏の道の駅に行くと揚げ物の屋台が開くところで、朝食になぜかウツボのフライを食べてしまうのでした。
ウツボは関東では嫌われ者ですが、ここではおいしい魚として珍重されているというだけあっておいしくいただきました。
その後徳島行きの鉄道に乗り、彼女は桑野でわたしはその次の阿波橘で下車しました。
彼女のカフェがオープンしたらまたここまでやって来ることにしましょう。

昨日は近距離の移動だったので青春18きっぷは使わず、本来なら今日それで奈良に戻るところですが、徳島から大阪まではバスが安くて早いと聞いて方針変更しました。
なるほど調べてみると、トイレ付3列シートが早割で2300円とびっくりする安さです。
しかも、このバス会社のオフィスが阿波橘駅近くにあるためバスの始発もここからで、日和佐から徳島まで出る必要なく、時間も費用も節約できました。
高速道路上から鳴門の渦潮と淡路島の風景を楽しむことができる、3時間半ほどの大阪駅へのバスの旅でした(徳島からだと約2時間半)。
いつもと変わらない何ともパッとしないような旅でしたが、行き当たりばったりながらも魅惑的な周遊旅行を安価に楽しめ、満足度は高かったと思っています。
【Alpha7II/Ross 11.5cmF4 F8】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross 11.5cmF4 | trackback(0) | comment(2) | 2016/08/04 Thu

心霊照片

Ross 11cmF4
本当は今日、銀座の最後の写真を出したかったのですが、もうネタが尽きているので、銀座に行く途中立ち寄った代々木公園のイベントを1枚出してその代わりとしたいと思います。
代々木公園では、アセアンフェスティバルという名称で、タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、インドネシア、バリの民族舞踊が見られると書かれていたので、むしろ銀座よりも楽しみにしていました。
これらアセアン諸国の踊りを見て、それぞれの違いを感じられたら面白いと思えたのです。
いや、やはりわたしには全部が同じにしか感じられない可能性がたかいですが。

ところがいざ足を運んでみると、会場の雰囲気が想像と違います。
いつもは人でごった返している会場が閑散としていました。
真夏の暑さに人足が集まらなかったのでしょうか。
いつもは混雑に閉口していたのですが、人がいないと逆に寂しさを感じてしまうものなのですね。

タイミングが悪かったのでしょう、楽しみにしていたアセアン諸国のダンスを見ることは叶いませんでした。
ちょうどベリーダンス大会が行われていたようで、わたしがいた2時間ほどはずっとベリーダンスを踊る人たちが何組も入れ替わりで熱いダンスを繰り広げています。
それはそれで楽しいと言えるのですが、ベリーダンスはエジプトやトルコ、中東の踊りなので、東南アジアとはだいぶ地理的な隔たりがあります。
もっともわたしは東南アジア間の違いどころか、ベリーダンスを観ながら東南アジアのどの国の踊りだろうかとしばらく気付いていなかったのですが。

話は変わりますが、真夏の夜の怪談ではありませんが、ここのところ超常現象に悩まされています。
α7の設定がいつの間にか変わっていたという現象なのですが、頻繁とは言わないもののしばしばという程度の頻度で、ISO感度がなぜか10000になっていたり、1枚撮影の設定が3枚ブラケット露出撮影とかになっていたりして、悩まされるのです。
前者はシャッタースピードが追い付かずに露出オーバーの真っ白写真になり、後者はただでさえショボイ写真を撮っているのが3倍になってしまうので、帰宅後にブログ用写真を選択しようとして、写真削除に3倍の労力をかけるとなると何とも脱力してしまいます。

もうひとつは、電池が脱走しようとするのか、電池室のフタがパカパカと開いていることがよくあるのも困りものです。
電池と言えば、妙に持ちが悪く1日撮影していると2本か3本は使うので、これも必要過多に電力を奪う超常現象の仕業に違いありません。
充電時間も消耗時間同様に早いとありがたいのですが、残念ながらこの時ばかりは超常現象は現れたためしがありません。
きっと何者かがわたしの撮影に悪戯しているのですから、わたしがありがたいと思うようなことはしてくれないんですね。

アセアン・ベリーダンスの作例は、まさにいつの間にかISO感度ががーんと上がっていてシャッターが1/8000になってしまったものです。
露出オーバーは免れましたが、電子シャッターの影が写りこんでいますが、これも超常現象のひとつでしょうか。
その陰越しに超常現象を起こし続けている手が売り込んでいて、ダンサーの手を掴んで向う側の世界に引き込もうとしているかのように見えます。
心霊写真だと言うには苦しいですが、それでもやはりわたしのα7の設定が変わってしまうことの説明はつかないままです。
【Alpha7/Ross 11.5cmF4 F8】
thema:ペッツバール genre:写真
Ross 11.5cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2014/08/10 Sun

拍買的故事

Ross 11.5cmF4
20年くらい前に発刊されたクラシックカメラの本を読むと、勤務地に近いので、日々夕方になると銀座のカメラ店巡りをして、先月はあんなのを買った、今月はこんなのを手に入れたというような話が出ています。
その頃は、毎日足繁く通わないとなかなかこれというカメラを見つけることはできなかったのでしょうし、そうやって毎日見て廻ることが何よりの愉しみだったということも理解できます。
店員と親しくなれば情報も教えてくれるでしょうし、欲しいものを取り置いてくれたかも知れません。
カメラ店巡り中はカメラを持参しているので、ところどころ銀座の町をスナップもできます。
古き好き時代というほど古い話ではないですし、今でも同じようなことをしている人は少なくないのかも知れませんが、わたしはこういう話は大好きです。

しかし、前にも書いたように銀座が遠かったわたしは、ライカM6を購入して以降も中古カメラ店に行くのは1年に1回か2回程度で、そのほとんどは収穫ゼロでした。
M6購入直後にレンズが欲しくて銀座に行ったときは、ズミクロンが欲しくて、しかしあまり安くて好いものがなかったにも関わらず、せっかく銀座まで来たのだからとやや高めのズミクロンを買って後悔することになったので、素人が銀座に行くからそういうことになるんだと自戒して、銀座を遠ざけたりもしました。

ちょうどその頃、アメリカにインターネットオークションがあって安くカメラが帰るらしいとの情報を聞きつけました。
銀座で7万円もしたズミクロンが、たったの1万円とかで出ているではないですか、何ということだと興奮します。
しかし、オークションなのでスタート時や途中経過ではとても安くても落札価格はそうとは限らないということに気付かなかったので、そう錯覚してしまったのです。
その誤解はしばらくして融けて、夢のような安さというほどではないにしても、当時はまだインターナショナルではなかったので、少なくともアメリカの相場か、ほとんどがそれよりだいぶ安く手に入れることができました。

当時の戦果の一例をあげます。
マクロスイターが欲しくてアルバ6Dとセットになっているものを40000円ほどで落札して不要だった6Dを日本のオークションに出したら50000円ほどで売れてしまい、マクロスイターはタダでしかも10000円付いて来たという結果になってしまいました。
アンジェニューのレトロフォーカスを検索しようと間違えて、Angenieuxのスペルのeかuを抜かしてしまったのですが、出品者にもたまたま同じミスをして出品した人がいたようで、そのため誰からも見つけられることなく、出品価格の1000円程度で35mmF2.5を落札してしまったというのもありました。
わたしのキノプラズマート3.5cmF1.5は別の真鍮レンズのおまけに説明文なしで出品されていたのを落札したので、たったの50000円ほどで入手しています。

こういう話は枚挙に暇がないのでこの辺でやめておきますが、当然のことながらこのような夢のような話が永続するはずはありません。
口コミでバイヤーが増大したことで極端な買い手市場が是正されたことで、相場観が根付き出しはじめます。
そうすると、モノを送って来ないサギにあったり、説明にないキズがあったりなどのリスクを考えるとわざわざ海外のオークションで買う価値があるのかは大きな疑問になってくるでしょう。
銀座に戻る潮時が来たのかも知れなかったのですが、あいにくわたしはオークション激安時代にライカレンズやノンライツレンズの多くを手に入れてしまっていたので、もはや買うものの方がほとんど無いような状態でした。
やはり銀座には縁がなかったのです。

これだけネットオークションが普及して、フィルムが激減してしまった今では、中古カメラ店の経営はたいへん厳しいと思うのですが、銀座の店はわたしがM6を買った当時からとごも経営順調のようです。
企業努力しているというのが大きいのでょうが、今ではカメラ女子とか中国人が新たな顧客となっていることも影響しているのでしょう。
高級だった銀座通りにファストファッションのショップが進出したり、免税店ができたりしていのと呼応しているように見えます。
【Alpha7/Ross 11.5cmF4 F8】
thema:ペッツバール genre:写真
Ross 11.5cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2014/08/08 Fri

水家

Ross 11.5cmF4
2006年2月16日、わたしがブログを開始した最初の写真はズノーレンズで撮った鏡に映し出されたレンズ自身の写真でしたが、その背景に選んだのは、シャロットの女という絵でした。
イギリスで活動したラファエル前派の画家、ウォーターハウスが描いた女性は、世紀末の雰囲気に満ちた中で自らの死を悟って絶望に顔をゆがめているのがたいへん印象的です。
しかし、その最初のブログ記事が自分の未来を暗示しているとは夢にも思いませんでした。

などと書くのはとても大袈裟な言い方で、絵画とかアーサー王伝説とかはまつたく関係なく、今回の撮影でペッツバールにウォーターハウス絞りを使ったということに過ぎません。
ラファエル前派の画家は、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスというのだそうですが、差し込み式の絞りを紹介したのもジョン・ウォーターハウスとなっています。
いちおう同姓同名(異ミドルネーム?)ですが、恐らく同一人物ではないでしょう。
親戚の可能性はあるのではと思い、調べましたが言及されているサイトを見つけることはできませんでした。

ペッツバールレンズを購入するとき、そのウォーターハウス絞り板が付いているか否かはおもに次の3通りです。
①は、付いていないというパターンで、多くがこれに当たります。
➁は、革のケースに入れられていることが多いのですが、フルセットで数枚の絞り板が付属するパターン。
➂は、レンズに差し込まれている1枚だけが付いているパターンです。
フルセットで付いている➁は、コンディションが良いものに比較的多く、キャップと合わせればペッツバールのコンプリートと言えます。

今回使用したロスのペッツバールは➂のパターンで、もともとレンズに挿入される形で1枚だけ絞り板が付属していました。
開放で撮るという信念があるので、あってもなくてもどうでもよいのですが、せっかく付いてきたのだから1回だけ使ってあげようかとウォーターハウス氏に敬意を表しました。
今までの作例でもピンと来られたでしょうし、とくに今日のは特徴が良く出ていますが、f/8と刻印されたF8相当の絞りを使ってもそれほど画質は変わらないようです。
もちろん被写界深度が深くなるのは間違いありませんで、今日の作例の下部に見られる像面湾曲は全然改善されていませんし、シャープネスもそれほど上がっているようには思えません。
深度と引き換えにボケはきれいになっているような気がしないでもありませんが、そう断定するには同じ場所での撮り比べが必要です。

深度は深まるものの、昨日の作例もそうでしたが、ピンボケの頻度は開放と変わらない気がします。
現代レンズの方が絞ったときの絵の閉まり方のようなものがずっと顕著なようです。
絞ってもあまりぐっとシャープになることはないことが、ポートレイトレンズの美点なのでしょうか。
女性の顔の皺やらシミやらは、シャープなレンズだと白日の下にさらされたかのようですが、ロスではあいまいな表現が開放から少なくともF8まで変わらないのであばたを目立たせることがないのです。

こうして分かったことは、オリジナルのペッツバールには付属していたであろう絞り板のセットが、ほとんど紛失してしまっている理由です。
ペッツバールの時代にはただでさえフィルム感度に相当する値が暗いし、絞っても劇的な変化というほどのことは起きないので、当時からあまり使用されなかったのではと想像できるのです。
レンズ所有者が要らないと絞りだけどこかへやってしまったというケースがあって、今見つかるペッツバールのほとんどに絞りが付属していない理由ができたように思います。
【Alpha7/Ross 11.5cmF4 F8】
thema:ペッツバール genre:写真
Ross 11.5cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2014/08/07 Thu

M6的故事

Ross 11.5cmF4
まだ若かりし20代の半ばごろのことです。
クリスマスイブの夜に仕事を終えた私は、銀座へと急ぎました。
彼女とショッピングして、食事して、ムフフか…、いえまったく違います。
写真とほとんど無縁の生活を送っていたそのころ、少し本格的にカメラをやってみようとずっと考えていたのですが、最初に買ったライカIIIFは初心者には少し厳しく、いろいろと考えた末にライカM6の中古を買うことにしたのです。
当時の給料より少しだけ安いという、わたしにとっては大きな買い物でしたので、自分へのクリスマスプレゼントという自らを強引にでも納得させるだけの口実が必要でした。

銀座界隈はヤマハくらいしか知らなかったわたしは、あらかじめ中古カメラ店マップを自作し、迷いつつも数店舗見て歩きました。
銀座のカメラ店は中に入ることすら憚れるような雰囲気のようなところも多いですが、若かったわたしはそんなことにも気付かず、銀座中にあるベストの1台をゲットしようと目が血走っているような状態だったのでしょう。
M6は、当時のライカ最新モデルでしたが、発売から10年以上経って、今年こそM7がでるのではないかと囁かれているような状況で、中古カメラ店には潤沢に在庫があったようです。
価格は16~20万円というところで、事前に聞いていた情報通りでした。
こんなのをライカのラの字も知らないわたしが1台1台比べて歩く訳にはいきません。
ひとりぽつんと安かった15万円のM6をちょっと触らせてもらい、初心者とは気付かれないようにダイアルをひとつずつずらしながらシャッターを耳元で頷きながら切っていって、問題はないですねと店員に念押ししてから購入しました。

なぜライカだったのかと言えば、当時のわたしのいちばんの楽しみは旅で、コンパクトカメラは必ず持参していましたが、ヨーロッパを旅してきても名所旧跡などにはほとんど関心なく、もっぱら古びた通りとか路地裏を歩いては日本では見かけないようなものか現地の人をこっそりとか撮るばかりでした。
調べるとそんな写真を真面目に撮っている人はかなりいて、彼らは異口同音にライカの良さを褒め称えていたのです。
国産一眼レフは全部が自動でシャッターを押せば勝手にきれいな写真が撮れると聞くと、今使っているコンパクトと同じじゃんと思えてきました。
何よりプラスティックボディの国産一眼レフより、全面金属のライカの方が持ったときの間隔がすばらしく、それだけでもクリスマスの夜にひとり買いに行った甲斐があったと思います。

銀座では、もう1点イタリア製のライカマウントレンズ、オフィチーネ・ガリレオ・オグマー90mmをM6の2年後くらいに買っています。
他にも小さな買い物はしていると思いますが、M6の劇的購入を考えると、もっと銀座に足繁く通ってもよさそうなものなのにそうはなりませんてした。
インターネットでの買い物が主流になってしまったからですね。
自宅から銀座がこれほど遠くなければまた違ったのでしょうが、居ながらにして全体を俯瞰できてしまうようなネットショッピングと、高い家賃が上乗せされているんだろうなと考えざるを得ない銀座の中古店では、貧乏なわたしがどちらを選択するかは考えるまでもないことでした。

学生時代に楽譜やLPを買い求めたり、社会人なってやっとライカM6を手に入れることになった銀座ですが、その後の縁は途絶えていました。
しかし、今回クラシックな味わいのある浴衣の美人がモデルを応じてくれることになりました。
背景には、わたしが唯一知っている銀座の建築であるかつての服部時計店本店の時計塔のあるビルを選んでみます。
また、しばらく銀座とはゆかりがなくなってしまうでしょうか。
【Alpha7/Ross 11.5cmF4 F8】
thema:ペッツバール genre:写真
Ross 11.5cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2014/08/06 Wed

小澤的勃拉姆斯

Ross 11.5cmF4
昨日のNHKのニュースに小澤征爾氏が生出演していました。
飾らない語り口のインタビューとも対談とも言えるような話は、ひきつける力が強力で、思わず画面にかぶりつくように見てしまいました。
松本のフェスティバルで幻想交響曲を振るという話で、それはぜひとも聴いてみたいと思いますが、残念ながらチケットは入手困難でしょう。

ここに取り上げるくらいなのに、実は、わたしはオザワを聴いたことがありません。
先述のとおり、小澤征爾のコンサートは大人気でチケットがまずは買うことができませんし、社会人になると演奏会に行くという行為から離れてしまい、一度そうなるとコンサートに行っていたことすら忘れて生演奏を聴く機会がなくなりました。
レコードなどは、新進気鋭の演奏家か過去の名演奏のようなものの両極端になってしまって、ベテランの知られざる名演のようなものを買う機会がありませんでした。
いつの間にかオーケストラよりも室内楽を聴くようになったということもあって、小澤征爾指揮のCDも1枚も所有していませんでした。

ところが、何かのきっかけでサイトウキネンオーケストラを振ったブラームスの第一交響曲を手に入れました。
音楽をここにどのように書いて表現するかわたしにはよく分かりませんが、最初はとても熱い演奏に感じられ、ブラームスとしてはとてもオーソドックスに思えたのですが、何度か聴いているうちにディテールにとてもこだわって演奏しているのが気になり始めました。
他のもこんな演奏だったかと確認すべく手許にあったシャイーとかアバドとかと聴き比べてみたのですが、熱さはそれほど差が無いようなのに、細かいところを前面に押し出したような感覚はオザワにしかないように聴こえます。
この感じをどのように書き表せばいいのか分かりませんが、日本古典文学的ブラームスと勝手に名づけることにしました。

以来、サイトウキネンを生で聴いてみたいと思っているのですが、実現していません。
もともとまめに演奏会情報をチェックしている訳ではないですし、CDだって聴くのは自宅ではなくもっぱら通勤の電車の中です。
すっかりサイトウキネンオーケストラのことを忘れていましたが、NHKニュースが思い出させてくれました。
早速チケット情報を検索しますが、やはり全席ソールドアウトですね。
サイトウキネンフェスティバルは8月ですので、8月に入ってから探しても見つかるわけありません。
来年は、早く手をまわしてチケット入手して、松本まで出掛けたいと思います。

学生時代に管弦楽団に所属していたわたしは、銀座というまったく縁遠い都会に何度か足を運んだことがありました。
友人が演奏会で取り上げる曲のスコアを買いに行くというのに付いて行ったり、自分自身が楽譜を買いに行ったりしたからです。
当時、輸入楽譜を取り扱っている店はごく限られていて、そのうちのひとつが銀座のヤマハでした。
スコアはマイナーなものが結構あって、わたしは音感が無いため読むことはできませんでしたが、楽譜を追いかけながら音楽を聴くと理解が深まることは間違いないので、それなりに無理をして高価な輸入スコアを手に入れたことを思い出します。

せっかく銀座まで来たのだからぶらぶらと散歩でもすればよかったのですが、当時の私にはあまり銀座が面白いところには思えませんでした(たぶん今も)。
友人とともにらんぶるという名曲喫茶で音楽をリクエストして聴いたり、数寄屋橋の中古レコード屋でバーゲンのLP盤を買う程度です。
そのころ、卒業後に少しだけ銀座が身近になるということは、まだ想像もできませんでした。
【Alpha7/Ross 11.5cmF4 F4】
thema:ペッツバール genre:写真
Ross 11.5cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2014/08/05 Tue

夏天和服

Ross 11.5cmF4
今週は、ゆかたシリーズになります。
ゆかたで銀ブラという毎年恒例のイベントがあるそうで、撮影にでもいかがですかと声を掛けていただきました。
作例は、そのメインイベントと言える「銀座千人涼風計画」と名付けられた打ち水の様子です。
銀座でゆかたという取り合わせが受けるのでしょう、この企画は以前に何度かニュースで見た記憶があります。
わたしが出掛けたときも、キー局各社がこぞってテレビカメラを振り回しているのが目につきました。

銀座通りの一部ですが、歩道にずらりとゆたかの人が並ぶのは壮観です。
テレビ局が取材に来るイベントですから存分に撮影できるに違いないとワクワクして待ちましたが、合図あって打ち水が始まるとそれは一瞬でした。
手にしたたらいの水をバーンと放り投げて終了だったからです。
これは2回あったのですが、その瞬間をとらえたわたしの写真は、ただ画面全体に水が舞っているだけでした。
これだけですか? と隣で撮影していた見知らぬおじさんに思わず聞いてしまったのですが、おじさんは笑いながらこれだけだよと教えてくれました。

ただ、たいへん幸運だったのは、打ち水は本当はこうやってやるんだよと諭すように、手のひらで水を撒く女性がいて、例によってピンボケですが、それっぽい写真を撮ることができました。
みなさんが同じように打ち水してくれると撮影者としてはありがたいのですが、これだとテレビニュースの絵としてはおもしろくないということなのでしょう。
日曜夕方のローカルニュースとして30秒流すには、一斉にどかーんと水撒いて、とってつけたようなゆかた女性の銀座でゆかたになってこんな体験できるなんて楽しかったですというインタビューを絡めるとちょうどいいのだろうなと想像できます。
来年もと誘われましたので、次回は清涼感溢れる写真を撮るよう頑張って来たいと思います。

撮影者は歩道の向かい側に張られたロープに沿って並ぶのですが、それは思ったよりも至近です。
うっかりすると水を思い切りかけられてしまうのではと心配でしたが、足元にぴちゃっと来た程度なのは幸いでした。
ここで思い出したのがタイの水かけ祭りです。
バンコク旅行中に一度体験したことかあるのですが、これは現代用語で言うと、ハンパなかったっす。

ホテルの従業員からそれこそ不要不急の外出を控えるように言われたのですが、暑いタイで水を掛けてもらってちょうどいいくらいの軽い気持ちで出歩いたのが失敗でした。
なるほど、出歩いている人は前日よりも少ないような気がしますし、すれ違う人が水中眼鏡を付けていたり、明らかにぬれても構わないという格好で歩いています。
イヤな感覚はすぐ現実になりました。
路地に潜んでいた悪ガキどもが一斉に遅いかがって来て、バケツだ水鉄砲だと容赦なく襲い掛かってきます。
そんなのがワンブロック歩くごとにやってくる感じで、常にプールに飛び込んで上がってきたような状態で歩いていなければなりませんでした。

午前中は子供ばかりでしたが、午後になると大人も子供もなく襲い掛かってきます。
びとがったのは、給水車にホースを繫いで、道行く人すべてを砲撃し、逃げ遅れた人には情け容赦なく打ち続けていました。
地方ではもっと素朴に愉しむようですが、バンコクではみんなヤケクソになって遊んでいる感じです。
水はほとんど汚い川から汲んでくるものなので、万一飲んでしまったら、お腹をこわす危険が高いです。
それよりも危険なのが子どもたちで、中には集団でふざけているフリをしてポケットに手を突っ込んで財布を摺ろうとしている連中がたくさんしました。
ホテル従業員がなるべく外に出るなと言った理由が分かりました。

それでも炎天下のバンコクで水を掛け合うのは清涼感をともないます。
財布やパスポートをセーフティボックスに預けて、水着にTシャツで祭りに参戦するのはまたとない体験になるでしょう。
しかし、銀座の打ち水は気温を下げる効果があったのか疑問です。
少なくとも、涼しくなったという実感はわたしにはありませんでした。
【Alpha7/Ross 11.5cmF4 F8】
thema:ペッツバール genre:写真
Ross 11.5cmF4 | trackback(0) | comment(0) | 2014/08/04 Mon

我的釣魚島

Ross 11.5cmF4
マルセロのオウンゴールに続き、ネイマールが美しいゴールとPKを立て続けに決めました。
モドリッチはチームの核になっていますが、ダニエウ・アウベスの動きはいつにもまして鋭く見えます。
このように書くと、エル・クラシコで、バルセロナがレアル・マドリード相手に3-0とリードしているように誤解してしまいまそうです。
しかし、ここはバルセロナでもマドリードでもなく、南米ブラジルのサンパウロです。
昨日の早朝、4年に1度開かれるというお祭りが始まりました。

しかし、この大事な緒戦をわたしは寝坊してしまいました。
目覚ましがなっているのに反応できなかったようで、はっと起きるとすっかり外は明るくなっていて、時計は6時を示していました。
しまったと思っても手遅れですが、慌ててテレビにかじりつくと、冒頭に書いたような展開になっていました。
ほぼ1年近く毎週スペインリーグばかり見ていると、ナショナルチームの対戦では不思議な気分になるようです。


さて、作例の場所は、何度か作例に登場させたことがあると思うのですが、江の島の参道から外れて磯場へ向かう通りです。
民宿や魚屋、鎌倉彫の店、雑貨屋などが昔ながらに並んでいて、昭和レトロな雰囲気が色濃く残っています。
そのため、藤沢市に残る数少ない古い町並みとか、江の島古村落などと呼ばれています。

わたしにとっては特に思い入れのある地で、小学校、中学校としばしば江の島に釣りに来たのですが、よくここを通って餌を買ったり釣り場に向かったりしたものです。
釣り餌は、通りのいちばん奥にあった和田つり具という店で必ず買いました。
片瀬江ノ島の駅前にも釣り餌を売っていますが、死んでいるイソメを買わされたりして、小学生相手に汚い商売をやるななどと子ども心に怒り心頭で、友だちも同様の経験をしたことから、以降そこでは一切買わないことにしました。
今でも健在の店ですが、まさか今ではそんなやり方はしていないでしょう。

投げ釣りでイシモチなどを狙うときは青イソメを買い、レトロな道を戻って西浜の小さな突堤に向かいます。
近くに産卵場でもあるのか、時おり、15センチくらいの小さいのが入れ食いになることもありました。
子どもですから釣れれば何でも嬉しかったのですが、そのうち連れ過ぎは面白くないと悟るようになり、以降、簡単に釣れるような釣りはほとんどしなくなります。

その反動でか、中学校に入ってからは、磯に出て石鯛を狙うようになります。
石鯛と言ってもせいぜい30センチ止まりのシマダイと呼ばれるクラスですが、シマダイでも20センチを超えると結構引きが強くて、中学生が挑戦するには最上のターゲットのような気がします。
餌はカラス貝一般的ですが、和田つり具にはときどき岩イソメという極上の餌が入荷しているときがあって、これが使えるとシマダイの確率はアップしました。

当時のタックルははっきり覚えている訳ではないのですが、子どもでも買えるグラスのロッドに両軸リールを付けていて、わたしはアブ派、釣り友はペン派と子どもなりに自己主張がありました。
中通しオモリは何号だったか忘れましたが、ハリスは5号くらいだったはずです。
石鯛用の針ではでか過ぎるので、海津針とかそんなようなやつを自分で結んでいました。
本当は釣り場に着いてから結ぶのが正しいやり方なのですが、わたしは不器用で釣り場では慌ててしまってうまく結べなかったりという経験から、あらかじめ前夜のうちに何本か用意しておきました。

石鯛釣りにはすごく思い入れがあって何度も行ったように思っていましたが、連れたのは4~5尾ですから、10回も行ってなかったかも知れません。
中学では野球部で、試合はもっぱら日曜日でしたし、当時は当然土曜が休みでないので、なかなか釣りに行く機会もなかったのかなとも思います。

この参道から裏磯方面への道があって、真夏の暑い朝に急な階段をひいひい言いながら上がって行ったのを思い出します。
帰りの道はふたとおりで参道をまっすぐ戻るパターンと、西浜側の人通りのない道があります。
どちらを通るかは釣果次第でした。
友人かわたしが連れた場合は、クーラーなど持ち込まずに、石鯛の口からエラに縄を通して肩から担いで歩いたのです。
もちろんその時は人通りの多い参道を通るので、観光客から次々とこれ君が釣ったのなどと声をかけられるのです。
石鯛は当時でも幻の魚のように言われていましたので、そんな魚を中学生の子が、しかも江の島で吊るして歩いていたので、みんな一様に信じられないという表情でした。
もう何十年も江の島では釣りをしていませんが、和田つり具が健在のように、裏磯の石鯛も釣れるのではないかという気がしてなりません。
【Alpha7/Ross 11.5cmF4 F4】
thema:ペッツバール genre:写真
Ross 11.5cmF4 | trackback(0) | comment(4) | 2014/06/14 Sat
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