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Planar的后面SP的前面

M8/Triotar 5cmF3.5
同行のksmtさんは、今回2本の新入荷レンズを持って来ていました。
どちらも6年間も探してようやく見つけたという、たいへん珍らしく、光学史的にたいへん重要な意味を持つレンズです。
ひとつはテイラーホブソンのオピック3インチF2で、もうひとつはテイラーホブソンのオピック3インチF2です。
あれっ、2本とも同じレンズですが、これはどうしたことでしょうか。

どうして2本同じレンズを買ったのかダブってしまったのかと聞くと、そうではなくて、6年間も探した価値のあるレンズなので同じ店にあったこともあって2本とも購入したのだそうです。
高額なレンズなので、普通であればどちらか状態の好い方とか製造が古い方などと選ぶところですが、光学を独自の視点で研究するksmtさんはその目的のために躊躇することなく2本とも手に入れてしまいました。

もうオピック3インチを生涯目にすることが無いかも知れない可能性が高いことを考えれば、まずは2本とも手に入れ、調査が済んだ段階で1本は手放してもいいという考え方ができます。
なにしろ超がつくくらいのレアなレンズなので買い手はすぐに見つかるでしょう、と言うか、わたしだって譲ってほしいくらいですが、ksmtさんが使っている以上は多くの作例を見せてもらえるはずですので、不満はありません。

もうひとつ、レンズはどれもがオリジナルの状態にあるとは限らないということがあります。
2本所有できれば双方を比較することで、状態の悪いものをこれは設計の悪いレンズだなどと誤解してしまう確率を大幅に下げることができます。
さいわい、ksmtさんの2本のオピックは同様の描写を示しているようで、それだけでも悪い買い物ではなかったことが見てとれます。

さて、オピックですが、わたしもボロボロの2インチF2を無理やり入手するほど、knpmさんが同じ2インチでわたしのよりずっと状態の好い玉を手に入れて自慢されるほど、レンズ愛好者にとって必死になって探す価値あるレンズなのです。
ちょうどそのknpmさんのサイトのオピックのところにその重要性を説明したすばらしい文章がありました。
現代の主要なレンズのほとんどは変形ダブルガウス型だが、その歴史はどこからくるかと言えば3つの源流があると言います。

ひとつは、その名前のもとになったガウス博士の2群2枚の望遠鏡レンズをもとに設計した4群4枚のアルバン・クラークのレンズ。
もうひとつが、すばり、ルドルフ博士の設計による4群6枚のブラナー。
そして3つ目こそ、対称型だったブラナーをあらためて前群後群の大きさを非対称にして大口径に設計されたオピックというわけです。
そのオピックこそが現代レンズに直結する画期的レンズと、knpmさんは絶賛されています。

そんな画期的なレンズがなぜそれほどまでに希少なのかはよく分かりませんが、例えば大口径では同時期にエルノスターがあってカメラに恵まれたエルノスターの人気が勝ったからとか、名板にオピックと使われなかったので知られていないとか、すぐにスピードバンクロに置き換わってしまったためとか、いくつか考えることが可能です。
いずれにしても、たいへんめずらしく描写にも優れたレンズですので、ぜひksmtさんやknpmさんのサイトでご覧いただきたいと思います。
いずれも、オピックの作例が世に出るのは、世界初の試みなのではないかと考えられるすごいことなのです。
【M8/Triotplan 2inchF3 F3】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leica Tele-Elmarit(2nd) 90mmF2.8 | trackback(0) | comment(0) | 2012/11/15 Thu

他也喜歓

M8/Tele Elmarit 90mmF2.8
東莞~深圳のシリーズは今日が最終回、大芬油画村からです。
何度も足を向けている大芬ですので、わたしにも友人がいます。
広東省西部の海の町、湛江出身の李さんです。
李さんは大芬にあってたいへんめずらしい水彩画家なのですが、彼がライフワークとして描き続けているのが古鎮や古民家といった中国の田舎の風景です。
まさにそれゆえに、わたしは彼の絵に関心を持ち、すぐに打ち解けて友人になったのです。

水彩画は細かい表現が得意でなく、具象的に描くためにはどうしても紙が大きくならざるを得ません。
小さくてもカレンダーくらいの大きさになり、それにマットとフレームを加えると航空機で持ち帰るにはかなり不便な大きさになってしまいます。
好きな絵が何枚か飾られているものの持ち帰る面倒と、さらには家に飾るスペースも無いことから、彼には申し訳ないことに絵を買う機会がなかなかありません。

一度だけ無理を言ってスーツケースに入るサイズを想定して小さな絵をオーダーしましたが、見込み違いでフレームを作るとスーツケースには収まらず、結局、航空会社にかけあってうるさい香港空港の荷物検査を通過できるよう取り計らってもらいどうにか自宅まで運びました。
やはり飾る場所がなく、何のためのオーダーだったのか絵は押し入れの中です。
ともあれ、1度だけ絵を購入したもののわたしたちの関係は客と店主ではなく、もっぱら古鎮好きの仲間同志というところです。

彼は、年に何回か古鎮をたずねますが、その場で写生するのではなく、コンパクトなデジタルカメラで気に入った風景を撮影して、大芬に戻ってからその写真をもとに描いていくという手法です。
それでも写真をそのままなぞるのではなく、別の場面で見かけた人を書きいれたり、陰影を表現するために太陽光線を入れたりするようにしているようです。
とくに低い逆光のような光線を入れたものは彼ならではの美しい表現で、逆光での撮影をかなり意識しているわたしにとってはそれだけでも魅力にうつります。
もちろん彼の絵ではどんな逆光でもコントラストは落ちず、ゴーストも発生しないのがわたしの写真とは大きく異なるところです。

作例のちょっと体格のよい青年がその彼ですが、写っているのは彼の店舗兼アトリエです。
1階に面してこそいますが、階段下の荷物置き場的なスペースなので、2坪くらいしかない狭さです。
それでも彼はこのスペースをそれなりに気に入っているようで、ここでお昼を食べその後少し昼寝をして午後の製作に励むそうです。
絵の売り上げがどれだけあるのかよく分かりませんが、これとは別に故郷で暮らす弟さんと共同で商売をしていてそちらはかなり順調とのことでした。

それは、100年近く前に作らて廃船になった大型の木造船を引き取ってきて、その木を使った家具を作って売っているのだと言います。
木は長年の荒波に耐えてきた頑丈なもので、表面には独特の風格が漂った味のある仕上がりの家具になっています。
小さな椅子はシンプルですが100年の歴史が刻まれた素朴さ古風さが気に入ったので、絵は全然買わなくて申し訳ないですが、すっかり欲しくなってしまいました。
問題は超肉厚の木を使っているため重たいことで、小さな椅子が10キロあると聞いてあきらめました。
購入するのは個人もなくはないですが、ほとんどがレストランやホテル美術館などだとのことです。

結局、彼のところで30分も話しこんだため、すっかり撮影する時間がなくなってしまいました。
撮影するものが無かったから話しをしていたというのが正確かも知れませんが。
ならば、最後は彼の写真を使わせてもらうことにしましょう。
ここでもテレ・エルマリートが実力を発揮して彼の表情をよく捉えてくれています。
もっとも彼の作品ほど好いわけではないことは、言うまでもないですね。
【M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8 F2.8】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leica Tele-Elmarit(2nd) 90mmF2.8 | trackback(0) | comment(0) | 2012/11/04 Sun

在負一楼考慮

M8/Tele Elmarit 90mmF2.8
今日、11月3日は文化の日なので何か文化的なことをと考えたからというわけではないのですが、久方振りに写真展を見学に行ってきました。
といっても、以前参加していたグループの写真展ですので、プロ写真家によるおごそかな個展とか即売会というのとは違いますが、わたしは写真のことなどまったく分かりませんので、難解なプロのそれより彼らの写真の方がずっと面白く感じられます。
奇を衒うことなくストレートに表現していますので、見る側でも正面から写真に向かい合うことができますし、素人臭い意見や感想も遠慮なくぶつけられます。

わたしが在籍していたときは、シネレンズに特化した写真展を展開していましたがスタイルはやや変化を見せていました。
ひとつの円の中に収まっていたメンバーの作品も、時を経てその円を少しずつ広げていったようです。
殻を突き破って大きく外に飛び出した方もいました。
レンズが持つ魅力を表現しようとする方向性と表現の可能性を追い求める方向性の2つに分化したことが分かります。

レンズ、とくにオールドレンズやシネレンズを追求するには、新たなレンズを見つけたり情報を集めたりするのに好い時代です。
PC1台あれば居ながらにしてそれらを収集することが可能です。
簡単にできる故、同好の仲間が増えライバルも増えして、パイを大勢で奪い合うような状況になってしまいましたが、レンズは互いに貸し借り可能ですから、仲間とやっていったりそこで写真展を開くのはとても意味があることです。

写真の表現として突き詰めることは、それ以上にいま挑戦する意味があります。
わたしの認識では、デジタルから加工される写真はモノクロの暗室ワークの代替品としての役割というものでしたが、さすがにそれは古い考えでお話しにもなりません。
ネガのプリントでこうしたいのだができないということが、デジタルではその限界がなくなるので新しいものを作れるのだという発想でやられているようです。

作品を見ながら写真は絵画に近づいたのだなと思いましたが、それは誤りで、デジタルを加工しているほとんどのものは写真に近づけようとしているのであって、デジタル撮影された媒体は写真とは違いましてや絵画とも違うすでに独立した存在と言えるのかも知れません。
在籍していたときとくにわたしの面倒を見てくださったふたりの作品にそれを感じました。
なんだ今ごろ気付いたのかとおふたりには笑われそうですが、フィルムとデジタルは別物だとはよく言われていても、それを強く実感する機会はなかなかないので仕方ないんですよと言い訳するしかありません。

わたし自身よく理解できておらず、また、それを表現する言葉も持ち合わせていないため、抽象的というか訳のわからない表現になってしまいました。
ふだん行きつけない写真展に足を運べば、考えることはたくさんあって、批評家でもないわたしにはそれをまとめるのは困難な作業。
こんなかたちで逃げるしかないのです。

こう書いてきたところで、大芬の作例にお誂え向きのものがあるのを思い出しました。
絵をデジカメで撮った結果とは、絵画なのか写真なのか、それともやはりデジタル素材なのか。
わたしはその解答は分かりませんが、恐らく絵を書いた人ではなく、撮影した人でもなく、その画像ファイルを手にした人が答える権利を持つものだということなのでしょう。
【M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8 F2.8】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leica Tele-Elmarit(2nd) 90mmF2.8 | trackback(0) | comment(0) | 2012/11/03 Sat

少一片鏡玉

M8/Tele Elmarit 90mmF2.8
昨夜、中国の友人にメールを送ったのですが、いつもならすぐに送られて来る返信が昨日はついに来ませんでした。
いま、メールの受信ボックスを開くと返信が着いています。
読むと、昨日はずいぶん遅くまで起きていたのか、4時にメールするなんてと書いてありました。
写真を添付したとかいうこともない普通のメールは、夜の11時に送信されたと記録が残っていますので、5時間後に先方に届いたことになります。
もちろん今までこんなことはなく、成田~香港の飛行機の時間と変わりませんので、このメールは航空便になってしまったということかも知れません。

証拠があるわけではありませんのであくまで推測ですが、11月8日から開催される中国共産党大会が関係しているとしか考えられません。
ニュースでも、中国国内でインターネットで例えば"習近平"と検索しても表示されないなど、大会を前に言論統制がいつになく厳しくなっていると伝えていました。
つい先日も、温某一家の資産が2000億円あると暴露されたばりなので、海外からのメールなどは徹底的に検閲されているのではと想像されます。

何度も書いているように、このブログでは政治についてはなるべく触れず、書いたとしても深入りせずです。
人口・面積とも超が付く大国なのに、不都合なことは闇に葬るか恫喝で服従させる振る舞いは小国で、なぜかその間をとったような名前の国。
今後、どのように付き合っていけばいいのか、誰にも分かりません。

さて、大芬では思い切って90mmの望遠一本で頑張ってみることにしました。
最初の塘尾ではゾナー50mmF1.5だけで、次の南社ではR1 35mmF2.5のみでしたので、各所で1本ずつのレンズを使ったということになります。
使用レンズの記載を間違いようがなく、これはこれで面白いやり方です。

その90mmはテレ・エルマリートを持ち出しています。
同名のレンズでは、初代はファット・テレ・エルマリートの愛称で知られるレンズを愛用していますが、今回は設計変更された2代目になります。
構成は、初代ファットが5群5枚だったのに対し、2代目が4群4枚に減っているので、鏡胴のつくりも含めてコストダウンしているのかなと思ったのですが、それがどうして2代目だって先代に劣らないすばらしい描写をしてくれることが分かりました。

90mmレンズ全般のイメージは、ポートレートレンズとしての使われ方が多いはずなのに固い写りのものが多いように思います。
しかし、ライカの90mmはエルマー、エルマリート、テレ・エルマリートとどこか柔らかさというか温かみというかを内包しているのが伝統ですばらしいのです。
とは言っても開放からかっちりと写るので、ポートレート向きのふわふわレンズというのとは全然違います。

エルマー、タンバール、ズマレックス、エルマリート、テレ・エルマリート、ズミクロンの90mm(85mm)の系列は個性的かつよく写るレンズが揃っていて、アナスティグマット、エルマックス、エルマー、ヘクトール、クセノン、ズマール、ズミタール、ズマリット、ズミクロン、ズミルックス、ノクチルックスの50mmの系列と双璧と言えます。
残念なのは、50mmに比べて90mmレンズを使う人があまりに少ないということでしょう。
【M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8 F2.8】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leica Tele-Elmarit(2nd) 90mmF2.8 | trackback(0) | comment(0) | 2012/11/02 Fri

上高鉄的弁法

M8/Tele Elmarit 90mmF2.8
南社からの帰りは行きと同じ石龍駅からの高速鉄道でした。
深圳から広州までの高速鉄道は2路線あって、先行して開通した東を走る方は、深圳駅から広州東行きまたは一部その先の広州までの路線です。
昨年開通した西側の路線は、深圳発広州南行きまたは遠く長沙や武漢までを結んでおり、今月からは西安南までの2200キロを11時間で結ぶ列車も走行が始まっています。

わたしが利用したのは前者ですが、完璧に管理されていなくてはならない高速鉄道なのに、こちらに固有の不思議なことがあります。
始発駅から乗ると座席指定なのに、この鉄道のみ途中駅からは指定席が買えないのです。
わたしが買った切符にも無坐と書かれていて、指定席はないのか聞くと、座席が空いていれば座っていいからと言って誤魔化されてしまいました。
40分程度なので立っていてもどうってことはありませんが、どうせ料金が同じならどかっと座ってビールでも飲みながら撮ってきた写真を見ながら1日を振り返ったりしたいものです。

無坐でも車両は指定されていて、列車ごとの無坐券の発行枚数も決まっているようです。
改札を過ぎてホームに行くと、各入口ごとに一定数ずつの無坐の乗客が、絶対に座ってやるぞという気合をみなぎらせながら列車の到着を待っていました。
これではまともにいっては座ることができないのは目に見えていますが、わたしには前回・前々回の利用で知った秘策があります。

それは、1号車のみが1等車になっていて空席があることが多く、とりあえず、かけてしまえば万一検札が来ても差額の300円ほどを払えばよいというだけのことです。
前々回は車掌に自己申告したため差額支払いしましたが、今回は前回同様黙って座っていたため何もありませんでした。
ドア越しに見ると、ホームで我先にと殺気をみなぎらせていた連中が、がっくりと通路に寄りかかっているのが見えます。
日曜の夕方の高速鉄道で空席があるわけがないのです。

さて、1等の広々座席で今度はわたしががっくりとなる番でした。
塘尾で撮った写真がことごとくピンボケだったということに気付いたからでした。
列車に乗る前に気付けば塘尾に引き返したいくらいでしたが、時速200キロオーバーの車内ではもうそんな気は起こりません。
ではどうするか。
明日は1日用事で、あさっては早朝に帰国ですので、明日の予定を切り詰めて近場にブログ用写真を撮りに行くしかありません。

先方には申し訳なかったですが、昼食の予定をキャンセルさせてもらって前後の30分をくっつけて、2時間だけ撮影に出向くというスケジュールにアレンジしました。
短時間で移動できてかつ確実に撮影できるのは、いつもの大芬油画村しかありません。
いつものバスではなくタクシーを飛ばしました。
ところが、着いてから気付いたのですが、月曜の昼時には、さすがの大芬にもほとんど歩いているような人は無く、隣り合う店主同志がヒマつぶしに雑談するのを見る程度です。
これで撮影は成立するのでしょうか。
【M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8 F2.8】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leica Tele-Elmarit(2nd) 90mmF2.8 | trackback(0) | comment(0) | 2012/11/01 Thu
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