黒白的理由是

M8/Makro-Plasmat 5cmF2.7
数日前からモノクロに切り替えながら、そのことに言及するのを忘れてました。
なぜに、唐突にモノクロか、さほど意味はありません。
大芬油画村に着いて、カラフルな絵画の世界で、あえてモノクロというのも面白いのではないかと考えたという程度のことでした。
逆に、色彩が多様過ぎて画面全体がうるさくなるのを、モノクロにすることで緩和してくれるのではとの期待もあります。

そもそも、超大口径のキノ・プラズマートと違ってマクロ・プラズマートはスペック的には地味なレンズです。
登場当時の1930年代前半には、ライツにもすでにヘクトール5cm、7.3cmと出ていてズマールも続いて投入されています。
ツァイスでもコンタックスの発表とほとんど同時にゾナーが出ているので、F3.5エルマーだけの時代とは違い、それより1段程度明るいだけのマクロ・プラズマートは数字だけ見るとすでに平凡なレンズでした。

そんなマクロ・プラズマートは、ただ希少性だけで高い人気を誇っているのでしょうか。
数が少なければ少ないほど入手何で価値も上がるのは自然の道理ですが、このレンズにはそれとは関係のない魅力を放っていると思います。
ひとつはずば抜けた解像力、もうひとつは諧調表現の豊かさです。
3つ目はそれらと関連すると思うのですが、時に驚くほどの立体感が際立つときがあるということです。

それらは、ピント面の薄さや特徴的なボケなどと違い、なかなかサイト上の作例では分かりにくいものがあります。
解像力は、ピクセル等倍にして他のレンズと比較すればよく分かるはずですが、手抜きでそれら作業を怠ることをお許しください。
立体感も同じ位置からの比較撮影で、おやっと気付くことが時々あるので、それを見せることができれば最高ですが、恐縮ながらそれも割愛。

では、諧調の豊かさを見ることができないかと考えたことが、モノクロ撮影に切り替えた理由のひとつではありました。
といってもフィルムを詰め込んだわけではなく、単にM8のプログラムにある色の彩度をモノクロに切り替えただけです。
レンズの描写を見るためなので、暗室ワーク的に作例を加工しても仕方ないという理由から、いつもどおりJPEGで撮影しています。

さすがに会長やコントラストはPCのディスプレイの諸条件があって伝わりにくいでしょうか。
画面上で等倍にすると良好な諧調という気がかなりしましたが、では他のレンズとどの程度の有意差があるかと考えると、かなり感覚的・主観的に判断しているのでなんとも言いづらいです。
やはりフィルムで撮って、ふだんプリントしている人に見てもらいたい、プリントしてもらいたいという気持ちが強くなりました。
それをきっかけにデジタルを脱却して、フィルムに回帰したりなんてことにならないでしょうか。
【M8/Makro-Plasmat 5cmF2.7 F2.7】
スポンサーサイト
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Speed Anastigmat 1inchF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/07/04 Wed

她叫什么名字

M8/Makro-Plasmat 5cmF2.7
文博宮をさっさと切り上げたのは、比較的近くだった大芬油画村に向かってみるためでした。
油画は日本語で油絵のことで、大芬という地名のエリアにある油絵の村という名前です。
より正確には、油絵に限らず、中国画や水彩画、彫刻などもある美術村ですが、村からイメージするようなのんびり閑散としたところではなく、小規模な画家や画商がざっと数百軒は密集する美術大市場といった方が感覚的に分かりやすいのではと思います。

ただ、美術を名乗るだけのオリジナリティある店舗はほとんどなく、多くは商業美術をやり取りしているのが現状です。
肖像画を描いたり、それっぽいアート風絵画をホテルやレストラン、商業施設に卸したりという商売です。
それに中国と言えばニセモノ、だからということでもないでしょうが、泰西名画の模写を描いて売るというのが、大芬油画村で最も多い商いということになります。
この模写も、例えばモナリザの絵はところどころで見かけるのですが、これはよく描けていると感心できるものがあれば、顔が中国人のおばさん風になってしまった誰も見向きもしないようなものもあって玉石混交甚だしい状態と言えます。

わたしは、散策していて楽しいこの村が大好きで、かれこれ十回以上訪れています。
もともと絵が好きなので、中国の農村を描いた水彩を買ったことがありますし、最近では写真のフレームのオーダーを何度かしています。
単に歩いているだけでも面白く、路上で一心に絵を描くものあり、激しい交渉あり、時に中国語のできない外国人の通訳をかって出たり、どんな時も退屈することはありません。

この日は文博宮のバス停まで歩いていったのに、直行バスが偉く遠周りだったのであきらめてタクシーで向かいました。
思った以上に近くて5分ちょっとで着いてしまい、料金も120円ほどと、なぜバス停までわざわざ歩いてバスに乗ろうとしたのか我ながら貧困な発想だったようです。
旅先ではなるべく現地の公共交通機関を使うというポリシーは、時間と効率を頭に入れなければ意味がないと痛感しました。

タクシーでは油画村の真ん中で下ろしてもらえるというメリットもありました。
バス停は大通りをはさんで向かい側にあるので、この片側4車線もある通りを横断するのがいつも命懸けだったのが、タクシーだと逆に道端で遊んでいる子どもをはねるのではヒヤヒヤするという立場の逆転まであります。

そのタクシーを降りたところで一瞬驚きつつ慌てて撮影したのが、今日の作例です。
彼女、たぶん日本の女優ですよね。
映画のポスターか雑誌からそのままパクられて肖像画のようにされちゃったのでしょうか。
中国人のおばさんもこの絵を見ながら、何やらあきれたよう連れ合いと話しているのが、また印象的でした。
【M8/Makro-Plasmat 5cmF2.7 F2.7】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Speed Anastigmat 1inchF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/07/01 Sun

速度鏡頭

NEX 3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5
これは昨日の作例の翌日だったかも知れませんが、もう1枚だけスピードの作例を出させていただきます。
バスの中の美女から、特に何も考えずに続けて出した5枚ですが、いずれも部分的なものを除けば例のぐるぐるボケが出ていません。
放射線状とも言えないかも知れませんが、どちらかといえば周辺はそんなボケになっています。

また、一見あまり目立たないですが、左端の方のガラスに写り込んだ縦ラインのものを見ても分かるように、かなり糸巻型の歪曲があります。
建築物の垂直線が端に入った写真ではこれが顕著で、ものによっては見るに堪えない歪みになります。
作例のようなボケとも重なると、もう気持ち悪くなってしまうでしょう。

点光源を見ると、特に左上と右上の点の伸び方に放射線状の非点収差が出ているのがよく分かります。
一方で、その内側に出ている光源の形状は同心円状に見えます。
コマについても、内側のものは内向きに、外側のものは外向きに発生しているようです。
複雑な修差が入り組んで、独特の暴れ方をするのでしょう。

さて、レンズの紹介が最後になってしまいました。
ライカのズマールよりも高かったのに、安いと錯覚して買ったこのスピードは、ブラックペイントにクロームの滑り止めローレットが付いたフォーカスリングと絞りリングが2段で付いたCマウントのレンズです。
NEXに付けるアダプターは、探すと送料込みでわずか1200円で売られていて、これで何も問題なく撮影できています。

英国式のフィートの距離表示なのでメートル換算が面倒ですが、こういうレンズでのスナップはおおらかに×3してピント固定しました。
ぴったり1cmの高さがあるフードが付いていますが、これでケラレるということはないようです。
薄いものの真鍮でできたフードは、がんがんとスナップで使うときに、レンズの保護に大いに役立ってくれます。
製造は、1936年か37年と思われます。
戦前と言えば戦前ですが、想像より後に製造されたレンズでした。

レンズにはコーティングがあります。
恐らく製造当時のオリジナルではなく後からのものと思われますが、シアン系の他のダルマイヤーレンズのコーティングとよく似たものなので、同社によるものではないかと想像できます。
ただ、例のダルコーティングのマークの刻印はありません。

先にCマウントと書きましたが、撮影用機材は不明なものの、当時、映画撮影用器材を所有していたとすれば定期的にメンテナンスをしていたはずで、所有者が依頼したかメーカーのサービスでコーティングがなされたと考えるのが自然です。
ということは、このレンズが少なくともその時には現役で使われていたということになります。

このレンズもマイクロフォーサーズのフォーマットであれば、だいぶ安定して使用することができそうです。
だからといって何もオリンパス・ペンを慌てて買ったりする必要はありません。
NEXでもライカでも、マイクロフォーサースのフレーミングを意識して撮影して、後処理でマイクロフォーサーズサイズにトリミングしてしまえばいいのです。

2インチ、3インチのスピードはほとんど見ませんが、1インチはネット検索する限り潤沢に市場に存在するようです。
残念ながらバカ高なのがいけません。
常識ラインの1~2万円で取引されるようになって、マイクロフォーサーズのカメラが広まったのと同様に、広く使われるようになることを願いたいと思います。
【NEX-3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Speed Anastigmat 1inchF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/06/30 Sat

両個女孩子

NEX 3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5
せっかく文博宮なる施設までやって来たので、何か買ってみるかと思っていたところお茶さんがいくつかありました。
最近はまっているプーアル茶の専門店もあります。
プーアル茶の在庫は我が家にまだありますが、他とは違い鮮度が落ちるとか関係ないお茶なので好ければ購入しようと考えました。

ところが、店の入り口に立つや、待ってましたとばかり店番がやって来て中へ入れとすごい迫力で迫って来ます。
直感的にこれはダメだと思いました。
恐らく彼はすぐにわたしが外国人と見抜いて、思いっ切り吹っかけてくるでしょう。
高いと文句を言おうものなら、クズを買わされることになるに違いありません。

そもそもわたしは、普段は初めての店ではまずお茶は買いません。
中国はあらゆる食品で安全性が問題になる国です。
農作物であればポストハーベスト農薬の危険がありますし、ものをよく見せようと着色していることだってあると聞きます。
お茶がそんな細工と無縁とは誰にも言えません。

わたしはお茶を買うところはいつも決めていますし、それでもいっしょに大量に試飲して店員もがんがん飲んでいるお茶ならようやく安心して買うことができます。
いま、飲んだのといっしょの袋から取り出して、量り売りしてもらうのです。
悪質な店だと、さらにこっそり袋の中身を粗悪なものに取り換えたりもされそうですので、何度も買っている信用の置ける店でいつも買うようにしているのです。

結局、何か買おうというのは諦め、早々に文博宮を後にしました。
撮影するものもないし、超観光向けスポットに長居はごめんです。
かわって、バス停までの道すがら例の腰だめですれ違う人をノーファインダーで撮りまくってみました。
さすがF1.5のせいか、思ったよりピントが浅くて失敗が多かったのですが、街路樹が陰影と奥行き感を同時につくっていて、このレンズらしい流れのある妙なスナップが意外なほど楽しめました。

陰影で思ったのは、彼写体を明るいところで捉えれば、露出補正を若干アンダーにすると面白い効果が出せそうということでした。
スピードレンズ使いの今や名手と言えるホロゴンさんの真似です。
ただ、これは向かいから歩いてくる人を木陰から出た瞬間に中央で捉えなければならず、1枚も成功しませんでした。
名人と凡人の差を思い知らされました。

その中のいちばんマシな方と言えそうなのが今日の作例です。
後ピンぎみになっているものの、周辺は同心円ではなく放射線型に流れていて、やや女の子を浮き立たせているように見えますし、頭上の緑のボケがなんとも特徴的です。
なにより、左の樹に女の子を見ているような髪の長い裸体の女性がレリーフのように浮かび上がって見えなくもないところが、ホロゴンさんのさらに真似をしたかのようです。
【NEX-3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Speed Anastigmat 1inchF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/06/29 Fri

文博宮是什么

NEX 3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5
深曙V市内にあって、前々から気になっていた場所へやって来ました。
郊外の文博宮という名称のところです。
名前自体は、道路標識などで見かけて気になっていたのですが、先月湖南省に行くとき深曙V北駅へ向かうタクシーの車窓から中国式の大きな宮殿風建築群が見え、あれはなんぞやと運転手にたずねた回答こそ、文博宮でした。

深曙Vに古代宮殿なんかあったのかと一瞬目を疑いかけましたが、よくよく見ればところどころ建設途中ですので、どうやら宮殿風建物を模した何かの施設のようです。
文博宮とはいったいなんぞやと再び尋ねるも、運転手は首をひねるばかりなりで、観光施設でありながらタクシー運転手すらその実体を知らない謎の宮殿として、わたしの記憶に刻み込まれました。
どうせテーマパークか何かだろうとタカをくくってはいたものの、その謎を解明すべく文博宮を訪れてみることにしたのでした。

謎などともったいぶるほどのものでもなかったので、先に答えを書いてしまえば、ここは骨董品屋や中国の伝統的なものを売る商店が100店以上集まった市場というか、ショッピングモールというか、骨董品屋街が中国宮殿風建物の中にすっぽり収まったところと言ってご理解いただけるものでしょうか。
中国は骨董ブームですし、巨大にすることで大型バスでどどーっと一般の観光客まで集められるそんな新観光スポット的目論見の施設と思われます。

確かに他省からの観光客と思しき団体が2組くらい見受けられましたが、主に家族連れで来ている彼らは骨董などに興味はなく、もっぱら宮殿風建物などをバックに記念撮影するばかりで、店を冷やかすことすらほとんどありません。
一方、地元の骨董ファンが三々五々やってきているかと言えば、どうもそれも皆無のようです。
なにしろあらゆる分野にニセモノが跋扈する中国なのですから、骨董などは本物の方がずっと少ないくらいのはずで、仮に本物の骨董っぽいものがあっても相当な眼力があるか店が絶対に信用できる以外購入にまで踏み切れないだろうと容易に想像つきます。
骨董コレクターがこんなところにのこのこやって来ることは無いということです。

気の毒ですが、出店しているところの売り上げのほとんどはゼロに近いのが現状でしょう。
中国の店員はどこも必要以上に熱心に客にアピールするものですが、ここではどこも諦めモードというか、店内を重い空気が支配しきっているというか、これでは欲しいものがあっても素通りしかねないような負のスパイラル状態を体現してしまっています。
オープン1年以内くらいと思われますが、すでに何店舗かが看板は残されながら店の中はもぬけの殻になっていて、こういうところは一定期間の賃貸契約をするだろうことを考えると、きっと夜逃げでもしたのだろうなあとこちらまでが暗い気持ちになってきました。

さて、昨日の作例は、書道屋さんの店頭で客寄せ用に筆の試し書きができるようになっていて3人が熱心に筆を動かしていたのを超接近して狙ったものです。
客と思われた3人は、その店の子どもと隣の骨董屋の親子と分かり、ため息が出てしまいました。

今日の作例は、漢方屋さんか何かでしょうか、店頭で大音量の音楽を鳴らして、初老くらいに見える男性ががんがん踊りまくっています。
毎日、漢方飲んでいるのでこんなに元気とアピールしているのかと思いますが、漢方とは縁のなさそうな子どもに大人気で、まあ、これは好しとするか的な雰囲気でした。
暴れ玉のスピードには、こういう作例が実にフィットすると分かった貴重な1枚です。
【NEX-3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Speed Anastigmat 1inchF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/06/28 Thu

不要鏡頭

NEX 3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5
F1.5の標準レンズを集めようというアイディアはけっして悪いものではなかったと思っています。
史上初の大口径レンズであるゾナーがあり、希少レンズの代表であるキノ・プラズマットがあります。
ノクトン、フロール、クセノンといった名玉があり、国産でも日本光学、キヤノン、東京光学などが同スペックのレンズを出していました。
ライカマウント以外でもF1.5は何種もあり、これらをライカマウント化することで、F1.5標準レンズは探せば探すだけ見つかるようでした。

しかし、そんなことが長く続くはずもなく、ついにネタは尽きます。
ここで止めてしまえばいいものを、焦点距離を変えてF1,5を継続蒐集してしまいました。
キヤノンの35mmとかズマレックス85mmなどすばらしいレンズを所有していましたし、58mmと60mmのゾナーなどというのもありました。
ただ、こちらもネタがなくなってくるまでに長くはかかりません。
ここで、本当に打ち止めとすべきなのですが…。

Cマウントのレンズに1インチ(25mm)F1.5というスペックのレンズが多くあるようです。
ただし、これらは35mmフォーマットをカバーしていませんし、APS-Cのサイズでも中央から遠ざかると画面が激しく流れておどろおどろしい画面をつくります。
使ったことがないとなれば1本くらいと考えても好いでしょうが、キノ・プラズマット1inF1.5、パン・タハー2.8cmF1.8、シネマトグラフ2inchF1.9とすでに所有しているわたしが、同傾向のレンズを増やす理由は見当たりません。

そこにポロっと登場してきたのが、ダルマイヤー・スピード・アナスティグマット1inchF1.5(以下"スピード"と略します)です。
キノ・プラズマットと同構成のためミラーレス・ユーザーに人気のレンズですが、ヤフオクを覗くと4本出品されていて、驚くことに96,000~168.000円と超高額です。
さすがに、このレンズにこれだけ出す人はいないと思いますが…。

わたし自身はスピードの2inch、3inchを探していますが、まずは出てこないですし、オークションなら3,000ドルとか4,000ドルとかしてしまうでしょう。
3inchは4本、2inchはわずかに1本存在が確認されただけです。
まずは入手困難レンズと断言できます。

そんな中、スピードの1inchがヤフオクの安い方の価格の3分の1ほどで、某カメラ店のカタログに掲載されていました。
欲しい焦点距離は手に入ることはまずないが、これなら相場よりずっと手に入れることができる、そんな欲が頭をかすめた次の瞬間には、すでにオーダーへと進んでしまっていました。

冷静になればヤフオクの価格は売れればラッキー値付けでけっして相場ではなく、いつの間にか価格が独り歩きを始めて我こそ相場なりとあぐらをかいているのを忘れています。
ずっと以前にキノ・プラズマットの1inchは100ドル程度で買っているのですから、スピードは相場の3倍でオーダーしてしまったと恥じるべきでした。
ただでさえ、無数に増えているレンズ群に、ライカマウント外が加わったことに、再度、猛省を促しているところです。
【NEX-3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Speed Anastigmat 1inchF1.5 | trackback(0) | comment(1) | 2012/06/27 Wed

巴劇

NEX 3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5
この時期、暑いし、天気は悪いし、自宅でゆっくり欧州選手権を見たいしで見送りたかった今月の中国行きですが、週末、止むなく出掛けて来ました。
着いてみると、やはり蒸し暑くて、ずっと曇りで突然豪雨が降ったりの天気と予想通りです。
気温は30度まで行ってなかったようですが、湿度がかなり高くて外を歩くのがイヤになります。

ただ、ユーロはもちろんあちらでも生中継で見ることができます。
地上波の中央電視台が放映しているので、視聴者には日本よりよほどよい環境と言えそうです。
そればかりか、広東省では広東語放送の広州電視台でも同時に放送しており、日本でもハイレベルな大会を子どもたちが等しく観戦できるようにしないと、将来、代表チームの力が中国に追い越されてしまわないか心配になります。

それはそれとして、いつもなら事前に深圳からのショートトリップを計画して旅立っていたのですが、今回は、冒頭書いたような事情で、何にも作戦を練っていません。
あんまり遠出をしたくもないので、前々から気になっていたところへ行ってみようと考えました。
深圳市内なので路線バスに乗ります。

路線バスは、環境に悪いは事故も起こすはで、いまや社会の敵となりつつあるようですが、わたしとしては大好きな乗り物です。
満員混雑はご免ですが、バスの車内は時としてドラマが生まれる人間劇場と言えます。
すでにバスの運転自体が傍若無人で、我先にと車線変更を繰り返すのでまわりの車が避けてしまうくらいですし、車内でのトラブルは絶えず、今日この時間もどこかで運転手が乗客がドラマを演じていることでしょう。

今日の作例は、そんなトラブルとは無関係ですが、わたしから見ればひとつの小ハプニングと言えます。
前方の座席は足元が一段高くなっているため、ハイヒールの女性がそこに足を置かずにこちらに向けて来ました。
見るともなく見ていると、爪先を上げ下げして、まるでわたしに撮ってと誘っているかのようです。
これなら遠慮はいらないと思って、カバンの奥からカメラを取り出しノーファインダーで1枚失礼しました。
いきなりこんなスナップからスタートする今回も、せっかくの中国での貧果を予想させるには十分でしょうか。
【NEX-3/Speed Anastigmat 2.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Dallmeyer Speed Anastigmat 1inchF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/06/26 Tue
| home |