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我不是瑶族

M8/Serenar 8.5cmF1.5
へそ出しのきれいなお姉さんたちがやって来たため、昼食時間はぐっと遅れて1時半から始まりました。
帰りのバスは、連州発4時でチケットは購入済みですが、何しろ午前と午後1本ずつしかないので、遅れてしまわないか冷や冷やです。
その時気付いたのですが、昼が遅れた理由はもうひとつあって、唐さんたちは腕時計をしていません。
携帯は持っているので時間の確認は可能ですが、時間を気にせず生活するのが彼らのライフスタイルだったようです。

昨夜は行方知れずだった唐さんの旦那さんがお酒を持って来て、固辞するわたしを説き伏せてふたりで飲みながらの昼ごはんになりました。
わたしが酒を断った理由は自分が飲みたくなかったということではなく、彼がバス停までバイクで送ってくれることになっていたからです。
ふたりでけっこう飲んでしまいわたしは顔を真っ赤にしていましたが、さいわい唐さんの方はなんともないようで安心しました。

バイクにまたがり10分足らずでこの周辺の中心に出ます。
ここには雑貨屋があって電気製品も売られていましたが、何より地域の小学校があるそうで、千年瑶塞の子どもたちはみな歩いてここまで通っているそうです。
なんとその校庭がバスターミナル(!)になっていて、待つこと10分ほどで小さなバスがやって来ました。
唐さんとはここでお別れですが、唐さんのところで見かけた、青年ふたりとやあと言っていっしょにバスに乗り込みました。

彼らはひとりは四川省からもうひとりは黒竜江省から夏休みで広州にやって来てここまで遊びに来たとのことです。
黒竜江省の彼は、わたしが日本人だと言うと驚いたものの、ここからだとトーキョーより家の方がずっと遠いんだと妙な自慢をしていました。
三人、いろいろと意気投合しましたが、車掌のいかにも地元な女性がそんな我々に近くで採ったというスモモをくれたりして楽しい道のりになりました。

連南には20分ほどで到着し、待つことなく連州行きのバスに乗り継ぎぐことができました。
3時40分という測ったようなタイミングで連州のバスターミナルに着くと、そのまま深圳行きのバスに乗り込みます。
意外だったのは売り切れを恐れてチケットを事前に買っておいたのに、乗客が3人しかいなかったことです。
と思ったら発車して大通りに出た途端、十数人の客が乗り込んで来ました。
彼らはチケットを持っておらず車掌から購入しています。

やり取りを聞いていてびっくりしてしまいました。
わたしが買ったチケットは165元だったのですが、彼らは120元支払っています。
ちなみに深圳から連州へ来る時は160元でした。
車掌に文句を言うと、申し訳なさそうに、次回は直接乗り込めば120元なのでそうしてくれと言います。
この料金の三重構造の理由はよく分かりませんが、連州のバスターミナルのチケット売り場では2割くらい手数料を取っているということなのでしょう。
500円くらい損したとなると、中国ではけっこう痛く感じられました。
ただ、帰りは少し早く5時間半で到着したので、まあ仕方ないかと納得することにしたのですが。

さて、作例ですが、ふたりは瑶族の村からバスに乗り込んできた母子で、自転車もいっしょに乗せようとしていたので、乗車のお手伝いをした縁でちょっと親しくなりました。
女の子の方がはきはきとしていて可愛く、何かないかとカバンをまさぐったら飴が出てきたので1箱進呈して、すっかり打ち解けたのです。

母親の手伝いをよくする好い子だったのですが、ちょっと残念なことがありました。
お母さんはバスに乗ったところの村出身で瑶族だが、わたしは瑶族ではないと言います。
理由を聞くと、父は漢族なので、戸籍のうえでは彼女も漢族になるそうです。
どうもそれが彼女の自慢でもあるようだったのです。
それに母親もそれが嬉しいという気持ちがあるのが見え隠れしていました。
千年瑶塞の人たちのプライドを考えると、どうしても複雑な気持ちにならざるを得ません。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/08/05 Sun

肚臍美女

M8/Serenar 8.5cmF1.5
さあ、そろそろお昼だというタイミングで、大きな団体がぞろぞろとやってきて食事の時間が遅れてしまいました。
クソ暑いのに正装の紳士がいれば、へそ出しルックの美女ありで総勢30名くらい、普通の観光客でないことは一目瞭然です。
ただ、様子を見ていると、この村自体にもそれほど興味がなさそうなことまで分かりました。

へそ出し美女はたすきをしていて、そこに自分たちが何者かということが書かれています。
読むと、連南でカーレース(ラリー?)が近々あると書かれていて、そのプロモーションでやって来たということのようです。
帰りに彼らの車を見かけましたが、車体にも大きくレースのことを書いたステッカーが貼られていました。
ただ、車は普通の乗用車でレース仕様ではなく、どうせならレースで使う車で来れば目立つし、よほど宣伝にもなるだろうにと思われました。

古民家とへそ出しお姉さんはいかにもミスマッチですが、ちくはぐな取り合わせの方が方が面白いというのはよくあることです。
携帯を見ながら暇そうな彼女に声をかけようかとしたとき、ちょっと困ったことになってしまいました。
唐さんの娘さんが食事の支度に帰ってきて、もう帰っちゃうんですか、もっといてくれると思ったのにと声をかけられたのです。

そうでした。
前回の滞在から4年、彼女に再会しにやって来て、なつかしい千年瑶塞を楽しませてもらっています。
少し前には彼女のお姉さんともいえる3人娘を仲好く撮影させてもらったばかりです。
ここでのこのこ外からやって来たへそ出し美女に声をかけて撮ったりしたら、いったい今まで彼女たちと親しく撮影したのは何だったんだろうと思えてきてしまうでしょう。
それに、その姿を目撃されれば彼女たちが悲しむような気がします。

そこで、こっそりと1枚だけ、作例用に撮影しました。
残念ながら横向きでおへそは写りませんでしたし、露出ももう1段上げた方が良かったようですが、ピントがまあまあ合っているはかなりの幸運です。
モチーフも、古民家に不釣り合いの美女ではなく、古い村には無関心で彼氏へのメールか株式相場のチェックに余念のない美女、に変更します。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/08/04 Sat

両種鶏蛋

M8/Serenar 8.5cmF1.5
村を10時に去っていったん連州市内に戻り、ここの古鎮を訪れる計画を立てていました。
連州には3つの古鎮があって、うち2つは4年前に訪れていたので、今回、残りのひとつを訪ねないわけにはいきません。
帰りの深圳行きのバスは午後4時発ですが、数時間は古鎮に滞在できるはずです。

そろそろお暇せねばと、荷物をまとめていると唐さんがやって来て、まだ早いでしょ、バスは4時ならお昼を食べて行けばちょうどいいじゃないなど一気にまくしたて、わたしはその勢いに押されてしまいました。
ぜひとも訪れたかった連州の古鎮朱崗村は次回の楽しみということにして、村の木陰で少しまどろみます。
実は、10時前にしてすでに30度を超す暑さで、これから別の場所まで赴いて歩いたり写真を撮ったりなど考える気力も失いかけていたところだったのです。

広州から来た大学生のグループもここで食事をすることになり、彼らのためにベランダにテーブルが据えられました。
今日もトリを2羽潰すことになりましたが、首を掻っ切るとぐたっと静かになり、死んだのかといえばそうではなく、しばらくしてからばたばたと暴れまわって事切れたのは昨夜の野生のトリと同様です。
われわれのために犠牲になってくれたのだから、しっかり味わって残さず食べなくてはと思ったのも、昨日と同じです。

今日のボケボケの作例ですが、唐さんの家では欠かせない卵の料理を作ろうという場面です。
卵は、ふつうのベージュのものと初めてみる薄緑のものがあります。
どういう違いか聞きましたが言葉が聞き取れず、その理由は不明のままです。
ふた種類ともゆで卵では食べましたが、味は変わりません。
日本で食べるゆで卵ともほとんど変わりませんが、サイズはふたまわりくらい小さく感じられるくらいに小振りです。

大きさや色よりもずっと不思議だったのは、各戸に卵が大量にあったことでした。
ニワトリは何羽も飼っていましたが、いくらなんでもこんなには卵を産まないでしょう。
村の中に巨大養鶏場でもあったのか。
それに、日中35度まで気温上昇する中でくさったりしないのでしょうか。
理由はたずねませんでしたが、これが瑶族1000年の知恵なのだと思っています。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/08/03 Fri

三姐妹

M8/Serenar 8.5cmF1.5
前夜の食事は、3人のお嬢さんが加わって楽しい宴になりました。
控えるのを怠ったため、名前を忘れてしまったのが痛いですが、3人とも姓は唐さんと言っていたのはよく覚えています。
3人は姉妹というわけではなく、年齢が同じでちっちゃな頃からずっと仲良しだったとのこと。
たぶん親戚関係ではあるのでしょう、食事などいっしょに行動する機会が多いようです。

作例、右側の子はとても明るい性格で、彼氏も近くの村から遊びに連れて来ていてその友だちの男性とわたしを加えると3対3の合コンのようでした。
左側の子は少しシャイな印象で、話し方もやわらかでわたしの好みです。
積極的でリーダー格なのが中央の子で、食事中はもっと食べてとおかずをとってくれたり、お代わりをよそってくれたり、唯一お酒を付き合ってくれたのも彼女でした。

その3人の話しでは、日中はずっと下の建物で表演をやっているので、ぜひ見に来てということでした。
どういう表演なのか聞くと、歌と踊りがあって最後に瑶族伝統の婚礼を再現したものだそうです。
見る側に迎合するショーぶある表演は、わたしは好きではありません。
来てくれと言うし、せっかくなので彼女たちがなにをやっているのか見に行ってあげようかと思いました。

しかし、あとあとよく考えてみると、この表演は彼女たちの働く場です。
これが、なければ前にも書いたしょぼい土産を売るか農作業しか仕事はないはずです。
近くの町か、広州や深圳のような都会に働きに行かなくてはなりません。
給料はずっとよいかも知れませんが、差別があるかも知れない都会でストレスに耐えながら生活するよりも、こんなすばらしい土地で家族や友達に囲まれて過ごす方がずっと好いに決まっています。
そういう機会を唯一つくれる表演を事情を知らない外部の人間が批判するのは身勝手というものでしょう。

舞台では、中央の子が司会を右の子が花嫁役を左の子は会場係りをそれぞれやっていました。
絶妙のキャスティングだと思いましたが、総勢15名ほどの若い男女がみな溌剌とステージを動き回っているのが印象的です。
民族衣装は素敵ですが、撮影技術の問題もあって髪型はふだんのナチュラルな方がずっと好いです。
実物は、作例よりも数倍可愛らしかったことを強調しておかないといけません。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/08/02 Thu

参観撮影展

M8/Serenar 8.5cmF1.5
今日は、オールドレンズ仲間のkmkcさんの写真のグループ展を見に行って来ました。
kmkcさんの出された写真展は何度かお邪魔させていただいていますが、その都度あらたな試みを見せていただき、いつも新鮮な気持ちを味わわせていただいています。
kmkcさん自身はオールドレンズでの撮影に情熱を燃やす、ともすると保守的な位置に身を置きがちな立場にあって、常に新たなメディアやソースにも目を向けていて、オールドレンズファン以外の人をも惹きつけるチャレンジを続けて前進しているところに驚かされます。

この日は、土曜ということもあって、写真展のメンバーの皆さんと食事しながらおしゃべりする会にも参加させていただきました。
以前に一度お会いしたはずのgikyさん、どこかでお会いしているはずのmaroさんとお人柄がよく、たいへん楽しい時間を過ごすことができました。
おふたりとも、ブログで拝見する写真から受けるイメージとはひと味違う写真を展示されていて説明をいただきたかったのですが、その機会を得られなかったのが心残りになってしまいましたが。

いまデジタルで活動している写真愛好家のほとんどが、ブログや自身のサイトを持たれていますので、すでに広く自作の発表の場は所持しています。
それでも、写真展を開催したり参加したりというのは、PC上では表現できないと考えるものに挑戦するとか、ぜひ生で見てもらいたいなどという意思あってのことではないかと思われます。
そういった気持ちについては、ぜひ語ってもらいたいなとご本人を前にして思うところ大です。
また、ぜひとも交流させてください。

さて、今日の作例ですが、伝統の太鼓の老人のお弟子さんがもう遅いので帰ろうと言い、いっしょに戻ることにしました。
弟子といってももう50歳を超えた彼も、太鼓を抱えた後ろ姿が実に堂に入っています。
この姿も撮影しておきたいと思い、少し距離をおいて後からついていくと、夕日を浴びたこの村から見る美しい風景に気付きました。
過去2回は雨とくもりで見ることができなかった、日を受けた時だけの圧倒的な光景に胸の震えを禁ずることができませんでした。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/07/28 Sat

竹做的煙管

M8/Serenar 8.5cmF1.5
千年瑶塞の滞在はインパクトがありますが、さすがに前回から4年も経過していて記憶もあやふやです。
さまざまな人にお世話になったはずですが、ほとんど覚えていません。
唯一、思い出すことができたのが、民族楽器を打ち鳴らしながら踊りを見せるおじさんでした。
懐かしいあのおじさんにまた会いたい、あの踊りをまた体感したいと、探し歩くことにしました。
再会できれば嬉しいのですが…。

歩きはじめるとあっけなく彼は見つかりました。
あのときの太鼓のリズムが聞こえてきたので、その音を辿っていくだけでした。
さすがにわたしのことは覚えていませんでしたが、わたしには彼の顔の記憶は鮮明です。
早速、あの踊りを見せてもらいました。

この4年の間に彼を取り巻く環境に大きな変化が起きていました。
なんとお弟子さんができていたのです。
踊りは前回のソロからデュオに変わっりました。
スローですが独特のリズムを奏でる太鼓は、2台となると複雑みを増すので、より面白くみることができます。

お弟子さんの存在でありがたかったのは、話しを聞くことができたことです。
おじさんの方は、瑶族の言葉しかできないので、簡単な会話すらできなかったのですがお弟子さんが中国語で説明してくれました。
それによれば、おじさんは御年72歳で、村に伝わる踊りの継承者、毎日家の近くで観光客に踊りを披露してチップをもらい生計を立てているそうです。

わたしが日本からあなたに再会に来ましたと伝えてもらうと、72歳なのでおじさん改め老人は、たいへん感激して近くの家に自分で仕込んだ酒を取りに帰り、3人で乾杯しました。
煙草も勧められましたが、これは断ります。
煙草も自家栽培していて、紙に巻いて吸うのですが、竹製の長いパイプも持っていてこうやって吸うんだよと実演してくれました。

その姿もぜひ写真に撮ってくれと言うので、カメラを構えます。
85mmレンズではこの竹パイプの全体が写らないので、思い切り後にさがらないといけません。
後退してそちらを振り返ると、穏やかだった顔をぐっと厳しい表情をつくって待ちかまえていたのが印象的でした。
彼なりに撮影されるときの顔を研究しているのだなと思います。

蛇のようにも細いサックスのような楽器にも見えなくもない竹パイプ、長年愛用している手製の太鼓、瑶族の男子を象徴するという真っ赤なターバンのような帽子。
老人は、もてるすべてを用意して写真におさまってくれたのでした。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2012/07/27 Fri

長沙的麗人

M8/Serenar 8.5cmF1.5
10時に友だちが合流してきたものの、結局、最終日も中途半端に時間を浪費するばかりでした。
無駄話しをしながら散策し、スーパーで買い物、最後はお昼をご馳走になり、最後はあっけなく湘譚を後にすることになりました。

スーパーでは、ぜひ日本へのお土産に買っていくよう勧められた土地の特産があります。
麻油辣腐乳と書かれた瓶詰めで、いかにも辛そうなオレンジの液体の中に豆腐のようなものがたくさん入っています。
液体の入った瓶詰は機内持ち込みできないので買うべきか悩みましたが、いちばん小さな瓶で110グラムというのがあって、これでも10グラムオーバーですが、その程度なら見逃してくれるかも知れないし、没収されても大した額ではないのでダメもとで購入してみました。

運好く、香港空港での荷物検査はパスできて、日本まで持って帰ることができました。
さっそく、翌日開封して口に含んでみると…。
おえーっ、これはとても食べれた味ではありません。
字面から好物の臭豆腐のようなものを想像していたのですが、そんな生易しいものではありませんでした。
味を表現するなら腐った牛乳にセメダインを混ぜてトロトロになった液体に半年漬けたブルーチーズと言えばなんとなく理解いただけるのではという、かなり刺激の強い超口撃的な掟破り食品と言っておきます。
もちろんひと口で即捨て。

湘譚からの帰りは長沙まで白タクを使ったのですが、これが遼寧で体験したのと同じユニークなシステムだったので紹介しておきたいと思います。
湘譚から長沙まで50キロあるのですが、交渉で100元で行ってくれることになりました。
友だちから相場は120元と聞いていたのにです。
車は普通の、と言っても中国の乗用車で、燃費を10km/リッターとすると往復100kmなので10リットル、1リットルは6.8元と言っていたので、燃料代だけで68元かかり、往復2時間で400円ほどの儲けにしかなりません。
いくら中国でも、それでは効率悪過ぎです。

チップとかふっかけられるのではと不安で乗り込みましたが、30分ほど走ったところで安い理由が理解できました。
中間地点にもう1台の車が待ち構えていて、そちらの客がわたしの乗ってきた車に乗って湘譚へ行き、わたしは待っていた車に乗るよう言われそれで長沙を目指します。
つまり、車は中間点まで行って客を入れ替えるので燃料代も時間も半分で済んでしまうのです。
各地の白タク仲間が携帯で連絡を取り合うことで、成立するたいへんユニークな方法です。
指定された場所で客が入れ換わる様は、まるで敵対する二国間での人質交換のようで、意味もなくスリルを感じもしました。

いいことのまったくない旅でしたが、とくにセレナーを昨日の一時を除いて使っていなかったのがたいへん気になっていました。
長沙の駅で20分ほどの待ち期間があったので何か撮るものはないかと思ったものの、出発直前までホームには降りられないし、美女でもいないかと探してみたものの見当たらずですっかりあきらめました。
コンビニでドリンクを買ってベンチで飲もうと腰を降ろすと、その視線の先に、先ほど来探せど探せど見つからなかった美女が。
セレナー8.5cmF1.5のポートレイトレンズとしての優秀さを示す絶好のチャンスでしたが、席を発ってまで撮りに行く行動力も時間もわたしには残されていませんでした。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(1) | comment(0) | 2012/06/11 Mon

糖和鞭子

M8/Serenar 8.5cmF1.5
3日ほど前、セレナー8.5cmF1,5は、ガウス型と思っていたらゾナー型だったので購入したのだと書きました。
ところが、キヤノンカメラミュージアムというサイトでこのレンズの項を見ると「4群7枚構成によるガウス型の大口径・中望遠レンズで、1951年発売のセレナー85mm F1.9Iの発展型である」と書かれています。
おやっと思い、同サイトに掲載されている構成図を見ると、確かに後群はゾナー分離とか言えない3群目の最初が凹レンズになっていました。
3群7枚ゾナーの改良というのは、どうやら誤解だったと気付きましたので、お詫びと共に訂正させていただきたいと思います。

ただ、書かれていたように、ガウス型と言いきるには抵抗があります。
少し前に出て並行して販売されていたセレナー8.5cmF1.9の発展型ということでガウス型と分類しているものと思われます。
それよりも、2群目が3枚貼り合わせになっているのは、あまりにも有名なシムラー(トプコール)5cmF1.5とまったく同じかたちですので、ゾナー+ガウス折衷型と呼ぶべきではないのか。
しかも、セレナーの方が3年早く発売されている…!

シムラー5cmF1.5は、すでに戦時中に有名な富田氏が設計して特許を取っていましたので、やはりこちらの方が早く世に出たことになります。
セレナーも発売できたのですから特許に触れることはなかったのでしょうが、東京光学の後塵を排しているところから8.5cmF1.9の発展であって前群もゾナーではないと突っぱねている感がなくもありません。
設計もキヤノンではあまりにも有名か伊藤氏なので、大先輩かつライバルだったであろう富田氏の真似をしたと思われることがないようガウスと言いきっているとは言えないのでしょうか。

前群が2群で1枚目にメニスカス、2枚目に3枚貼り合わせの場合、何をもってゾナーかガウスに1枚追加したものかを判断する理由を知りたいものです。
このままでは、偉大なる伊藤氏にあらぬ疑いをかけたままになってしまいます。

それはそうと、このレンズの抜けの良さはどうでしょうか。
85mmレンズ同志で比べてみても、新種ガラス前のズマレックスやノンコーティングの戦前ゾナーよりもいいのは当たり前ですが、以前に使ったキヤノンの4種の同焦点距離のレンズの中でもいちばんのように思われます。
キヤノンの中ではガラスの数が1枚多いはずなのですが。

また、それと関係するのか、このスペックのレンズにしては被写界深度が深く感じられます。
50mmF1.5で撮ったくらいに見えるのですが、いかがでしょうか。
写りが素直で、ピントも良い、さらに深度も深いとたいへん使いやすいレンズですので、昨日、オールドレンズ女子に愛用されるべきレンズと書いたのも、それほどウソではないと思えてきました。

木陰からこっそり狙ったカットでしたが、この1枚の直後に彼女にばれて何やら文句を言われます。
よく聞き取れないのでそのまま撮り続けると、ふたりして起こりだしてしまいました。
勝手に撮るなと言っているようです。
そんなのは慣れっこです。
いやいやボクは中国語ができないんでもっと撮ってと言っているのかと思ったんだ、ごめんごめん、と日本から持参の飴を差し上げると途端に仲好しになってしまいました。

いつものパターンですが、未知の国から来た人間がその国の品物をくれたというだけで、わたしたちのとはどう違うんだろうと興味津津になってくれるのです。
誰が名付けたか、勝手に撮りまくって文句言われると飴をあげるところから、ムチとアメ作戦です。
ただし、ちっちゃな子にはたいへん有効なものの、大人の女性に成功したためしはありません。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(1) | comment(2) | 2012/06/06 Wed

老鏡頭女子

M8/Serenar 8.5cmF1.5
5月21日、金環日食で日本中が湧きかえったと思ってたら、昨日は部分月食があって、なんと明日は金星が太陽の前を通過する現象が見られるとか。。
きっと天体ファンにとっては、お盆と正月が一度に来たようなたいへんな状態なのではと思います。
なにしろ、どれもが千何年ぶりとか、次に見られるのは百何年後とかいうのですから、スケールの大きさに圧倒されます。

この状況をほっておくはずがないと思っていたら案の定、今日のニュースで紹介されました。
宙ガールと書いて「そらがーる」と読む、天体を愛好する若い女性がめきめきと増えているのだそうです。
映像に登場した女性たちは、ガールと呼ぶには厳しいものがありましたが、空のロマンを語らうさまは、この世界も圧倒的に男性ばかりと聞いたことがあっただけに、なかなかうらやましく感じられました。

同様のものに、山ガールとか釣りガールとか墓ガールとかあるそうで、いずれの分野も女性はマイノリティだったはずが、何かのきっかけで彼女たちが一気に進出してブームを作り出しているようです。
写真分野でも、何年か前にカメラ女子という言葉が生まれて、日常からカメラを持ち歩く女性が激増し、ミラーレス一眼レフの大ブームの引き金になったのは記憶にあたらしいところです。

ミラーレス一眼といえば、マウントアダプターで古いレンズを使うのがはやりましたが(過去形でよいのか分かりませんが)、これはもっぱら男性の嗜好のようです。
ましてや、ノンライツレンズマニアとかマウント改造までして古いレンズで撮影する女性は皆無に近いでしょう。
とすると、もしかすると、近い将来、オールドレンズ女子とかクラシックレンズガールなどというブームが起こるかも知れません。

「ブラナーⅠ類a50mmF3.6の写りってかわいすぎる。これでテッサーより前に設計されたなんて、この100年のレンズの進歩ってなんだったのー」
「なに言ってるの。ルドルフ博士ならキノ・プラズマートでしょう。よくぐるぐるがどうこうばかり言う人がいるけど、やっぱあれは、立体感とぬめっと濡れたような表現よね」
なんて会話が横浜のワインバーあたりで語られる日が来るのを心待ちにしたいと思います。

万一、その日が来ても上述の超レアレンズを彼女たちが手にする機会はなかなかないでしょう。
オールドレンズ女子に人気が出るとしたら、案外とこのセレナー8.5cmF1.5も有力なのではと思っています。
なぜなら、全面光沢のクロームとシアン系のコーティングがなされた大きな前玉が、宝石やアクセサリーのような感覚で美しいと感じられるだろうということがあります。
それにミラーレスカメラのCMでは自由にボケをコントロールできると強調していましたので、ボケの大きなこのレンズは魅力に写るはずです。

ただ、このレンズは760グラムと超ヘビー級です。
愛用する女子がいるとすれば、やはりヘビーな彼女たちということになってしまう可能性は少なくないです。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(0) | comment(3) | 2012/06/05 Tue

另外的一本

M8/Serenar 8.5cmF1.5
いまのキヤノンとニコンのどちらがより多くのレンズを発売しているかは分かりませんが、どちらにしてもより多い方が世界一多くのレンズを提供しているメーカーということになるでしょう。
戦後のレンジファインダー期ということであれば、それはキヤノンで間違いありません。
なんと34種ものレンズを発売していました。
キヤノンでは、例えば50mmF1.8はⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型のように別れていて、そういうレンズが多数あるのをひとつに数えてでもです。

35mmは6種あり、50mmではなんと11種もありました。
これらは改良されて新しいものが出ると古いものが発売中止になるのが普通ですが、中には同じ焦点距離でF値が違うレンズが並行して発売されたりということもあって、ユーザーにはなかなかに悩ましい選択があったりしたのかも知れません。

85mmですら4種もあって、それは下記のとおりとなります。

85mmF2.0 1948-52年
85mmF1.9 1952-61年
85mmF1.5 1953-61年
85mmF1.8 1961-71年
 
F1.5のみF1.9と販売期間がほぼ重なっています。
それ以外を見ると、F2がまず発売され、5年後にF1.9にとってかわり、さらに10年後にF1.8に切り替わっていることが分かります。
恐らくこの3本はガウスタイプで設計されていると思うのですが、なぜかF値が0.1ずつ明るくなるようなバージョンアップをさせているのが面白いところです。

ただ微妙に明るくなっただけでなく、性能面でも向上していると思うのですが、どの程度のものかはまったく分かりません。
この3本とも少しずつ使ったことがありますが、いずれも性能は高かったと記憶しています。
大雑把に言って、少なくともゾナー85mmF2と遜色あるものではなかったと思います。
そうなると、よりよいレンズが出来たからそれを使ってもらいたいんだというよりも、売らんがためのモデルチェンジだったのではなどと疑いがでないでもありません。

前述のように85mmF1.5はこの流れとは一線を画するレンズで、例えばツァイスがゾナーF2とF1.5を並行して出していたように、F1.9と8年以上同時に販売していたのですから、その意味についてはよく考えてみる必要があるでしょう。
レンジファインダー時代に中望遠レンズが2種というと、コンタックスにゾナー85mmF2とトリオター85mmF4があった例をすぐさま思い浮かべますが、性格はかなり違うような気がします。
F2とF4は描写にかなりの違いが出ますが、F1.9とF1.5は違いがより小さいということがあります。
F4を持っているユーザーがF2もと考えるパターンは、F1.9を持っているユーザーがF1,5もと考えるよりずっと多いでしょうから。

近いのは、ライツのズマレックス85mmF1.5とズミクロン90mmF2との関連でしょう。
ただ、これも先に出たのがズマレックスでソフトな印象のレンズなのに対し、ズミクロンは新種ガラス採用でだいぶ写りが変わっているので、やはりキヤノンの85mmペアとの比較には無理があると感じます。

そこで想像するのが、85mmF1.5はキヤノンを代表するレンズとしての位置付けにしたかったのではないかということです。
REXには王様の意味があるのでズマレックスとはライツのレンズの王様のような意味が込められていると聞いたことがありますが、それと同スペックで性能で上回るキャノンの85mmF1.5は王様中の王様だと主張したかったのではないか。
あるいは、50年代になってグラフ誌などがひんぱんに出版されると、ポートレートの需要は一気に高まり、プロ仕様だとアピールすべくキヤノンは85mmF1.5を使わせたかったのではないかとも考えられます。

いずれにしても、F1.9とF1.5の2本がある中で製造数は圧倒的にF1.9の方が多かったようで、F1.5は中古市場でそれほど目にする機会のないレンズということから、F1.5が高価で持つ人の少ないレンズだと分かります。
それを遠慮なくスナップに使うという当時には考えられなかった贅沢を味わえるのが、現代このレンズを使う最大の意義かも知れません。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(1) | comment(0) | 2012/06/04 Mon

佳能鏡頭

M8/Serenar 8.5cmF1.5
昨日の午後はカメラを持っての散策だったのですが、使ったレンズのうち1本がゾナー5cmF1.5でした。
夕方の順光をとらえた写真があまりに好い感じで、ゾナーの印象はあまりに鮮烈でした。
そのため、夜、ブログをしたためていて、ほんとはセレナーのことを書きたかったのに、導入にコンタックスがゾナーがと書いているうち、すっかりゾナーのことに終始してしまいました。

気をとりなおして、本日はセレナーの紹介です。
レンジファインダー・キヤノンには、2種の85mmF1.5レンズがあります。
一般には初期型とⅡ型のように分けられていますが、1953年から61年間販売されていた同レンズは、58年からⅡ型に切り替わったようです。
初期型は全面クロームメッキなのに対して、Ⅱ型は一部にブラッククロームが使われて、外観上ははっきりと両者の違いが分かるようになっています。

ただ、レンズ構成は4群7枚で、構成上は変わっておらず、硝材等の設計変更があったかどうかは分かりません。
4群7枚というのがクセモノで、これはズマレックス8.5cmF1.5と同じということで、また比較的古い設計のレンズということもあって、どうせズマレックス・コピーだろうと考える方が多かったようですし、実際わたしもその話しを信じていました。
しかし、あらためて調べてみると、キヤノンの方はゾナー5cmF1.5の後群3枚貼り合わせの最後の1枚を分離させたようなかたちで、れっきとしたゾナータイプでした。
そう判明したことが、今回セレナーを入手するきっかけになりました。

というのは、わたしはⅡ型の方を所有していたことがあって、ご多分にもれずズマレックスと比較などしてみたのですが、結果はキヤノンの圧勝でした。
シャープネスがずっとあって、発色ではキヤノンがクリアなのと比較すると、ズマレックスは濁って見えるほどです。
さらにズマレックスではハイライトがわずかに滲み、全体にやわらかな印象です。
当時は、85mmF1.5レンズを2本も持っていてもしようがないと、迷うことなく、使って楽しいズマレックスを残して、キヤノンを売り払ってしまいました。

それが6~7年前のことでしょうか、こんなことはすっかり忘れていたのですが、今回セレナー8.5cmF1,5が安く出ているのを見て、そういえばⅡ型の方を持っていたことがあったなあと思い出しました。
1回売ったレンズであれば、また買い戻すようなことはなかったでしょうが、いま出ているのは初期型の方で、しかもセレナーの銘が付いているのでこのレンズの中でも初期の製造だろうと思われたのが食指を動かしました。
もしかしたら、以前に持っていたⅡ型とはまったく違う写りかも知れない…。

作例を見る限りでは、どうもⅡ型と遜色ない実力あるレンズのようですね。
ズマレックスも案外シャープに写るレンズですが、セレナーはそれをしのぎますし、少々の半逆光くらいならフレアが出ることなくクリアな表現です。
以前の印象どおりの描写力と言えるでしょう。

ちょっと後ピンになってしまいましたが、今日の作例のテーマは駆け抜ける少年でも赤い家でもなく橋です。
観光客のためにすっかり整備された表通りではなく、一本裏側を歩くとより当地の生活に近づくことができますが、毎日毎日地元の人が何回も通る小さな橋を支えているのが、こんなにアンバランスに積まれたわずか3つの石とは驚きました。
この橋をつくった人のユーモアなのか、風雪がひとつまたひとつと間の石を崩壊させたのか、これを見て呆然とするしかありませんでした。
ここへ来る直前にはウィグル人の会議を東京で開催したことに猛抗議していましたし、フィリピンとは海洋上でにらみ合いを続けるなどしていた中国の外交の危うさを象徴するかのような橋に見えました。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(1) | comment(0) | 2012/06/03 Sun

大口径戦争

M8/Serenar 8.5cmF1.5
ツァイス・イコン社が1932年にコンタックスを発売したとき、同時に6本のレンズを用意したそうです。
いまの感覚で類推してしまうと、2.8cm、3.5cm、5cm×2(暗いのと明るいの)、8.5cm、13.5cmではないかと思ってしまうかも知れません。
しかし正解は、5cm×4、8.5cm、13.5cmという偏った6本でした。

当時としては、カメラを買うときに標準レンズとセットで買うのが当たり前でしたのでこういうラインアップになったのでしょう。
だとすれば、コンタックスを買おうという人には、テッサー5cmF3.5、テッサー5cmF2.8、ゾナー5cmF2、ゾナー5cmF1.5の4とおりの選択肢があったということになります。
誰しもF1.5のゾナー付きが欲しかったに違いありませんが、それはとんでもなく高価で、多くがF3.5テッサー付きかF2のゾナー付きで購入されたケースがほとんどだったと、現在の中古市場の出現率から想像されます。
F1.5は高嶺の花だったのでしょう。

1932年当時のライツの方は、標準レンズではまだ、F2.5のヘクトールが最高速で、翌年、F2のズマールが登場してどうにかF2のゾナーには対抗できました。
ところがF1.5の方はようやく1936年になって、しかも、他社品であるクセノンをもってF1.5のゾナーにぶつけていきます。
コーティングが無かった時代では反射面が6面のゾナーに10面のクセノンでは到底太刀打ちできなかったでしょうが、これが35mmカメラにおける最初の大口径レンズ設計競争といえるでしょう。

1922年に出ていたキノ・プラズマートを別格とすると、戦後もしばらくはゾナーやクセノンを手本にしたのか、5cmF1.5というスペックのレンズが世に出てきました。
そして、やがて国際絞りの基準から50mmF1,4へと置き換えられ、それも大口径ではなく一般的なスペックとなっていくのです。

1950年代までの5cmF1.5レンズはほとんどがライカマウントになっており、いずれも個性的な描写のレンズばかりです。
それらを集めてみようと思い立ちます。
高千穂光学やベルティオなど希少過ぎて目にする機会がないものもありましたが、シュナイダーや日本光学、田中光学など比較的珍らしいものも比較的簡単に入手できましたし、ノクトン、セプタックなどなかなか見つからなかったものは他のカメラ用のものからマウント改造して、リストに丸を付けていきました。

そんな中、3年近く前から、ほぼ毎月出掛ける中国で5cmF1.5レンズたちを順繰りに使う試みを始めます。
すぐに終わるような企画でしたが、F1.5はシネ用や国産コンパクトなどもあって、これらを登用することで回を重ね続けました。
いよいよそれも尽きてくると、今度は、5cmの垣根を取っ払い焦点距離無制限でF1.5を使い続けています。
そこまでする意味が自分でも分かりませんが、もう、ただただ執念ですね。
バカだと思います。

先はもう見えていますが、それでも年内は持ちそうです。
今回も、まっとうなレンズを持って行くことができましたし。
さらに寿命を先延ばしする手立てを打つことにしました。
それは、最初にあげたゾナーのバリエーションを使うということです。
やはり、F1.5の原点はゾナーなのだなあと思っているところです。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(1) | comment(0) | 2012/06/02 Sat

午餐吃本地菜

M8/Serenar 8.5cmF1.5
大きな家屋をぐるっとひとまわり見学すると、お昼をいただくことにしました。
到着して20分も経っていませんでしたが、すでに1時半になっていて、ともだちもわたしもかなり空腹だったのです。
見学した中の1室が食堂のようになっていて、数百年前の家の中で歴史を感じつつの食事も可能でしたが、別に並んでいた食堂では室内でも野外でも食事がとれるというので、天気もからっとさわやかということもあって、庭でお昼にしました。

観光客の招致にはかなり力を入れていると見えて、本来なら洗濯物を干してあってもよさそうな日当たりの好いスペースに樹が植えられ地面もきれいに芝が張られています。
そこにテーブルとイスをしつらえてもらうと歴史的建造物に囲まれて、ちょっと贅沢気分のアウトドアのランチになりました。
ほんとはビールでも飲んで、芝生に寝っ転がりたいところですが、友だちの手前、自重せざるを得なかったのが残念です。

こういうところで出てくるのは、農家菜とか家常菜などと呼ばれる料理です。
農家の家庭料理と訳せばいいでしょう。
とんでもなく旨いというほどのものではありませんが、どれも外れなく美味しいのは、いずれも近くで採れる食材をふんだんに使うからで、油を多用する中国料理にあってヘルシーにすら思えてきます。

油豆腐というのが名物だと聞いたので頼みましたが、これは豆腐と油揚げの中間のような食べ物で、トリ出汁のスープに入った味はなかなかに旨く、これだけでもご飯が何杯も食べられそうです。
あと、きのことブタ肉の炒め物と昨日の作例の干した野菜をトウガラシと炒めたものと、どれも高級レストランで食べるのとは違う田舎ならではのご馳走でした。

そういえば、翌日、スーパーでこれが旨いからお土産に買っていけばと友だちから手渡された瓶詰めがありました。
「麻油辣腐乳」という食べ物で、前日食べた油豆腐との関連を想像してこれも旨いのだろうと期待していたのですが、今日早速食べてみると、とんでもない超刺激的まずさで涙を流しながら飲み干すと言う、びとい食品でした。
以前、腐乳は食べたことがあって、旨いとは思いませんでしたが、ここまでひどい味ではなかったと記憶しています。
ほんとに美味だからと薦めたのか、わたしを騙すつもりだったのか気になるところです。

作例は、食べ物をオーダーして、出てくるまでの間、早く来い来いと念じながら何気なく、空腹を紛らわそうと撮った1枚です。
友だちと雑談しながら、レンズ交換してそのピントをチェックするために撮ったようなものですが、その後友だちの意見からこんな写真でも撮っておいてよかったと思わずにいられなくなることになります。
中途半端で恐縮ですが、その意見については、また後日とさせていただきます。
【M8/Serenar 8.5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Canon Serenar 8.5cmF1.5 | trackback(1) | comment(0) | 2012/06/01 Fri
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