不是禅寺

M8/Angenieux Z7 50mmF2.9
いまほど、旅から戻ってきました。
旅好きのわたしですが、今回の1泊2日は特別の思いのある旅です。
それは、仲間と行く、仲間に会いに行く旅だったからです。
自宅に帰りついて、その感はいよいよ大きくなっています。
まだ興奮が残っていますが、そのことについては、明日から日記風に思いつくままに書き綴っていくつもりでいます。

さて、そういうわけで、鎌倉の最終回になりますが、最後は妙本寺からになります。
この日訪れた円覚寺、建長寺は鎌倉五山の二位と一位になります。
妙本寺も鎌倉の寺院の中では面積が大きく、山に向かって登って参拝し、かつ後背が山越えするハイキングコースになつているという共通点から五山の一角かと思っていました。
ところが、それはとんだ誤解だったのです。

鎌倉五山は、禅宗の寺格を表すものだったのです。
単に寺の規模を言っているのではなく、順次格式の高い寺に昇任させる制度をつくって禅宗を管理したことに由来するものです。
南宋時代の中国で学んだ栄西らは禅宗を日本に伝えますが、時は鎌倉時代となって幕府は次々と鎌倉に禅宗寺院を開山します。
その管理方法としてとられたのが、中国にあった五山制度だったということです。

妙本寺は、日蓮宗なので禅宗の五山制度とは関係なかったのです。
それは、帰宅後調べてみて分かったのですが、やはり漫然と歩くのではなく常に関心を持って確認することが散策を楽しくする重要なポイントです。
今になって考えれば、円覚寺と建長寺には座禅会の案内がありましたが、妙本寺では見かけませんでした。
そういう違いから何かを感じることができなくてはいけません。

ちなみに鎌倉時代の五山は次の通りです。

建長寺
円覚寺
壽福寺
浄智寺
建仁寺
(建仁寺のみ京都で他は鎌倉)

現在の鎌倉五山。

一位 建長寺
二位 円覚寺
三位 壽福寺
四位 浄智寺
五位 浄妙寺

現在の京都五山。

一位 天龍寺 
二位 相国寺 
三位 建仁寺 
四位 東福寺 
五位 万寿寺

なお、現在、日本の全ての禅寺のなかで最高位の格式として、京都五山、鎌倉五山の別格扱い最高位に南禅寺が位しているのだそうです。
【M8/Z7 50mmF2.9 F2.9】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Z7 50mmF2.9 | trackback(0) | comment(0) | 2012/03/11 Sun

他的兒子

M8/Angenieux Z7 50mmF2.9
先日、アンジェニューZ7は引き延ばしレンズのようだがよく分からないと綴ったところ、早速、情報をお寄せいただきました。
レンズを真剣に語らせたら右に出るものなしと言われるジオグラフィックさんからです。
特にアンジェニューなどフランスレンズに通ずるジオグラフィックさんですから当たり前とも思えますが、Z7は引き延ばしレンズです。
モノクロはほとんどされていないジオグラフィックさんがこのレンズを解説してくれたのですから、何し感謝すると同時に、驚愕せざるを得ませんでした。

そこで教わったのは、Z2が1947年~52年に製造されていて、Z7が1952年~64年なので、後継レンズと言えるということです。
わたしの予想は、この2本はトリプレットで片や撮影用レンズ、片や引き延ばしレンズで並行して製造されたレンズだろうというものでしたので、たいへん意味ある情報をいただいたと言えます。
後継であるならば、Z7はZ2を純粋に改良したレンズと言えるでしょう。
また、撮影レンズと引き延ばしレンズレンズの垣根が実は無かったということも言えるということです。

kinoplasmatさんのZ2は曇りがあったのですが、クリーニングできれいになったと聞いています。
ここはぜひ、わたしのZ7と比較させてみたいものです。
ペラールで盛り上がった、トリプレットレンズのひとつの指標になることを期待できるのではないかと思います。

さて、今日の作例ですが、本覚寺前のお魚屋さんです。
ここまで来ることはあまりないのですが、ここを通るとなぜかいつもこのご主人が店頭で魚をさばく姿を目にしています。
必ず撮影してきましたが、このあたりのむかしながらの美しい雰囲気とともに、ここに紹介させていただきます。
わたしにとってのもうひとつの鎌倉です。

先にレンズの話題を出しましたが、この描写はどうでしょう。
やはり立体感は乏しいように感ずるのですが、実に精緻に描き出すことができるレンズと分かります。
さすが、ライカ、アルパ、レクタフレックス等に供給された高性能レンズの跡取りです。
すっかり気に入ってしまいました。
【M8/Z7 50mmF2.9 F2.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Z7 50mmF2.9 | trackback(0) | comment(0) | 2012/03/10 Sat

小平的朋友

M8/Angenieux Z7 50mmF2.9
昨日に続いてレンズのことに言及します。
オリジナルのライカマウントレンズではなく、どうやら引き延ばしレンズとおぼしきレンズヘッドをマウント改造
したものとは書きましたが、今日はその辺をもう少しくわしくお伝えしたいと思います。

レンズヘッドの入手はけっこう前のことで、まだ、この手のレンズの値段が上がる前のことだったと記憶しています。
ベルティオやボワイエの50mmF3.5やF2.8クラスのレンズヘッドがどっとeBayに出品されたことがあって、小出しにすればいいものをいちどきに大量に出てきたので、どれも100ドル内外で落札されていました。
その中に紛れて出ていたのが、このZ7だったのですが、やはりまわりに埋もれるかたちで100ドルくらいで落札してしまいました。

今ほど円が高くはなかったはずですが、それでも送料込みで1万数千円というところです。
当時の感覚では、こんなレンズにちょっと出し過ぎたかなという感想でした。
申し訳ないですが、4~5万円以下で入手したレンズをMSオプティカルへライカマウントへの改造依頼をする気が起きません。
凡庸な外観のレンズは写りも期待できないような気がしてしまい、しばらくしてこのレンズの存在すら忘れてしまいました。

中国のカメラ修理名人の順平さんから、友人でマウント改造ができる人がいると教えてもらったのはその後のことです。
一眼レフ用のレンズが主ですが、ライカ用距離計連動もロシア製エルマーコピーのヘリコイドを犠牲とすることで可能とのことでした。
それから1年余りで数本のレンズをライカマウント化してもらっています。
機器などに制限があるため、F3.5より暗いレンズでないとできないなど制約はありましたが、1本あたり数千円の改造費でしたので、それだけでもたいへんありがたいことでした。

しかし、こつこつと地道に改造を続ける努力が実を結んだようで、もっと明るいレンズもできるようになったとの話が舞い込みました。
さっそく、F2.9からF2までのレンズを何本か持ち込んでみます。
何ヶ月か経過しましたが、F2.5のレンズともにマウント化を完了したのが、このZ7 50mmF2.9です。
これはロシアン・エルマーではなく、ロシア製F2.8レンズのヘリコイドを使ったものですが、エルマーを使ったものがいかにもとって付けたような外観なのに対して、一見、オリジナルのレンズのようなデザインにまとまっているのが、彼の進歩を物語っていてあまりあります(F2.5の方はベースのレンズの絞りリングが改造レンズの絞りと見事に連動していてさらにすばらしいのですが、これは明日からの遠征に使用予定です)。

MSオプティカルとのお付き合いはと問われれば、もちろん今までどおりずっと続けるつもりです。
宮崎さんはレンズ改造のスペシャリストであると同時に光学の先生でもあるのです。
本当にお願いしたいレンズは宮崎さんに、安価だけど面白いかも知れないというレンズは、順平さんのお友達にというように使い分けることに決めています。
宮崎さんの負担を軽くしなければいけないと考える理由もあるのですが、そのことについても、いずれ時が来ればぜひ説明させてください。
一部のレンズファンにとっては、とても驚くべき話です。
【M8/Z7 50mmF2.9 F2.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Z7 50mmF2.9 | trackback(0) | comment(2) | 2012/03/09 Fri

黒白反転

M8/Angenieux Z7 50mmF2.9
万年筆ケースやレリーズボタンの話を続けて、肝心のレンズのことをおざなりにするところでした。
今回使用したアンジェニューのレンズについて、今日は書かないといけません。
とは言っても、今回もレンズのことはよく分かっていないのですが。

Angenieux Type Z7 50mmF2.9 は、残念ながらオリジナルのライカマウントではありません。
アンジェニューの50mmでは、F1.8やF1.5のライカマウントは数が少ないながらもよく知られていますが、F2.9もやはり少数の存在が確認されています。
これはType X2なので、今回のレンズとは同一ではありませんが、同じトリプレットなので傾向の近いレンズと考えられます。
ただ、このレンズの作例を見つけるのは困難だろうと思われました。

わたしはすっかり忘れていました。
この希少なライカマウントレンズを、あのkinoplasmatさんが所有されていたのです。
さっそく作例を拝見しました。
くもりがあるとのことで、フレアがやや目立っていますが、開放からピントが合ったところはかなりシャープで、やはり傾向としてはわたしが使ったX7とよく似ていると思いました。

ただ、わたしのレンズは絞り指標の目盛りが、F2.9、F4、F5.6…ではなく、1、2、4、8、16、32とふられています。
これは、引き延ばしレンズの表記と思われます。
撮影結果を眺めていて気になったのは、立体感に乏しいということでした。
どれも、のっぺりしているように感じられたのですが、それは引き延ばしレンズだからということなのではと想像しています。

一方、kinoplasmatさんは、「非常に奥行きを感じさせる立体感の描写に優れたレンズ」と評されていました。
一般にトリプレットは立体的な表現に優れると言われていますので、その特長がよく出た設計なのでしょう。
ここで勝手に想像するなら、シャープでコントラストもいいX2の立体感や自然な表現力を犠牲にして、引き延ばしに対応すべく解像力を引き上げる改良を行ったのがX7なのではないかと思いました。
わたし個人の好みは立体感あるX2の方ですが、X7タイプのレンズはあまり経験がなくかなり目に新鮮な描写のレンズとの印象を持つことができました。

さて、作例ですが、昨日から建長寺に移動して撮影しています。
昨日のものは法要かなにかで、消防団の皆さんとお坊さんが並んで歩いていたのですが、お寺の中なのに鳥居をくぐって歩いているのがユニークでした。
曇りだったにも関わらず、石の道がハイライトで飛び気味なのが気になるところです。

今日は、わたしが密かに、鎌倉三大石段と呼んでいるうちのひとつですが、中途半端な高さから撮ってしまったため広角のようになり、段の歪み具合などうまく表現できませんでした。
そのかわり歩いていたふたり組の上着とバッグが白黒逆になっているのがユニークで面白い効果を生んでいます。
まるで、ポジとネガの関係のように。
【M8/Z7 50mmF2.9 F2.9】
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Angenieux Z7 50mmF2.9 | trackback(0) | comment(2) | 2012/03/08 Thu

快門按鈕

M8/Angenieux Z7 50mmF2.9
昨日のお気に入りのレザークラフトの店のことですが、肝心なところまで話が進まないうちに終わらせてしまいました。
今日はその続きの後編とさせていただきます。

ペンケースがすっかり気に入ったわたしは調子に乗って、続けざまにパスポートケースをオーダーしました。
パスポートにペン類、航空会社や空港の会員カードが入れられる革のケースを先のペンケースと同様のつくりで作成してもらったのです。
これもすばらしいできでしたが、パスポートケースは普段使いのものではないので、そんなものをオーダーする必要があったかと逡巡することになります。

そこで、今回はいよいよカメラに関するものをオーダーする時が来たと考えたのです。
この店で過去に製作されたものとしてレンズポーチがウェブサイトに載っていました。
それもなかなか美しい作品で候補になったのですが、わたしは懸案だったM8用のハンドクリップを作ってもらうことにしました。
現在使用しているウッドのグリップは、撮影中の使い勝手は最高ですが、いかんせん重過ぎでした。
それにバッテリー交換のときなど、まずグリップをはずして、それからまた底ぶたをはずしてと手間がかかります。
そこでM6用のグリップのような底ぶたと一体化するようなデザインで革製のものを、いざオーダーに向かったのです。

しかし、これはあえなく却下されてしまいました。
革のような柔らかな素材ではネジ穴ひとつでは底ぶたにぴったりと固定できないのです。
言われてみれば当然のことで、わたしがすっかり舞い上がっていたのと、この店なら何でも作ってくれるという幻想が冷静さを失なわせていたようでした。
その日はすごすごと退散せざるを得ません。

後日、代案を持ってレザーの店を再訪します。
シャッターレリーズボタンを作ってもらうことにしたのです。
革のレリーズボタンではありません。
銀製です。
実はこの店、ふたりの職人さんがいて、というかご夫婦で仕事されていて、奥さまはレザー職人なのですが、旦那さんは銀細工職人としてさまざまなアクセサリーを作っておられたのです。

銀のアクセサリーなんてわたしには無縁と思っていましたが、もう4~5年使っているレリーズボタンがポロポロになって来たので、そろそろ新しいのが必要になっている時期でした。
このボタンのネジは活かして、銀のお皿を付けてもらうようオーダーを受けてもらいます。
デザインについてですが、これは以前からあたためていたアイディアがありました。
ブログの名前と同じ中将姫をデザインしてもらおうと考えていました。

中将姫は伝説の人物ですが肖像画から銅像、漫画等何種類もの彼女と言われるものが存在します。
それらをひととおりコピーして持参し、この店オリジナルの中将姫像をレリーズボタンに刻んでほしいと依頼しました。
よくコインに描かれているようなレリーフ風のものを思い描いていたのですが、彫金ではあのようななめらかな凹凸は無理とのことでした。
そこで、いろいろと相談し、いくつものデッサンを描いてもらい、最終的に互いに納得して、これぞというものでレリーズボタンを作成してもらえることになりました。

それから1ヶ月、鎌倉からの帰りに店により、レリーズボタンを受け取りました。
すばらしい。
デッサンでは髪をなびかせ少し陰鬱な感じの表情を見せていた中将姫ですが、彫金されてみると髪がデザイン化されてアールヌーヴォー風になります。
ハンドメイドの味も加味されて、指に触れる銀の感触とともに魅力ある小さなアクセサリーです。

今日も興奮して、すっかり長くなってしまいました。
鎌倉の帰り道に受け取っているので、まだ未使用です。
最初の実践が今週末の遠征になり、楽しみ倍増です。
【M8/Z7 50mmF2.9 F2.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Z7 50mmF2.9 | trackback(0) | comment(0) | 2012/03/07 Wed

男子禁制

M8/Angenieux Z7 50mmF2.9
ここのところすっかり気に入っている店があります。
飲食店、ではありません。
レンズ関係の店かといえば、それも違います。
前に言っていた万年筆の店か、関係あるのですがそうではありません。

オーダーメイドができるレザークラフトの店、が正解てす(勝手に質問して、不正解を並べ、最後に解答というのは一種の自問自答?)
昨年、万年筆を数本入れて持ち歩けるケースがほしくて探したのですが、見つからなくて困っていると、万年筆店のご主人にだったら作ってもらえばよいと教えてもらい、その店は大繁盛でオーダーを受けてもらえず、あちこち探してやっと見つけたのがその店でした。

そもそも万年筆は、いっぱんに短中長の3種類がありますが、わたしはコンパクトな短かいタイプのものばかり購入しました。
他人から見れば、でかいわたしの手にはアンバランスかも知れませんが、けっして書きにくいということはありません。
市場的には、短かい万年筆は数が少なめですが、女性向きという概念があるためか総体的に中や長より価格が安いのも、短かいものを集める動機になっています。

一方でペンケースは、サイズ別に作られている訳ではなく、大は小を兼ねるということで、長いペンを基準に大きさが決まっています。
ということは短かいペンを入れると無駄なスペースができてしまうし、いかにもケースとペンの大きさがアンバランスなのが、お兄ちゃんのお下がりの服を着せられている可哀そうな弟のようで、万年筆たちに申し訳ない気がしてしまうのでした。

また、レザーのペンケースはとんでもなく高価なものもあって、6万円とか8万円なんてものも平気で売られています。
ハンドメイドで手間を考えればそのくらい取らないとやってられんということかも知れませんが、さすがに1万円の万年筆を8万円のケースに入れるというのは本末転倒になってしまうでしょうし、貧乏症のわたしは高価なペンケースを保護するためのケースが必要になってしまいます。
万年筆のマトリョーシカ状態です。
念のため申し添えれば、相応しいペンがありオーナーがいるからこそ、そのような高価なペンケースが存在するということです。
ペンケースを非難する意図はありません。

閑話休題。
さて、見つけ出したハンドメイドレザーの店ですが、万年筆ケースなんてものはかなりマニアックなようで、作ったことがないとのことです。
それを予期していたわたしは、図面ではなく、あらかじめ段ポール工作で見本を製作して持ち込み、こんな感じでお願いしたいと依頼しました。
この作戦は結果的に大正解だったようです。

オーダーから1ヶ月後、できましたとの連絡を受けお店を再訪すると、期待を大きく上回る可愛いペンケースがわたしを待っていました。
形と機能的な部分を説明するために段ポール見本を作って、基本的な部分はすべてお任せだったのですが、わたしの万年筆が1950年代のモノ中心だということからでしょう、重厚感たっぷりのまるで同年代のライカのケースを思わせるクラシックな装いのケースに仕上っていて、ひと目見てこれは好いと飛び上がらんばかりでした。

思ったとおり、サイズは4本のペンとカード1枚を収納できながらワイシャツの胸ポケットにぴったり入ります。
既製品より長さが5センチほど短かいからです。
しかも、モンブランやペリカンといった大メーカーの既成のペンケースよりも安く仕上てくれたのです。
オーダーでは失敗も多いと聞きますが、これなら大満足です。
こうなると万年筆よりケースの方に愛着が湧いたりと、やはり本末転倒な状態にはなってしまったのですが。

今日の作例は、昨日に続いて円覚寺からです。
どうも修行に見えていたのは男性だけではなかったようで、何名かの女性たちが道場と思われる建物に吸い込まれていきました。
あれっと思い、付いていったのですが、竹でこの先入るべからずとばかり仕切りを作られてしまいました。
それにしても石段のへこみ具合を見ると、ここには相当数の女性が修行に訪れているようです。
【M8/Z7 50mmF2.9 F2.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Z7 50mmF2.9 | trackback(0) | comment(0) | 2012/03/06 Tue

修行的第二天

M8/Angenieux Z7 50mmF2.9
今週は、ほとんど地元の鎌倉からになります。
実は、来週末に1泊での遠征を予定していて、鎌倉行には必然があります。
来週の前哨戦としての意味でしょうか。
いえ、来週の遠征に備えて、その前はおとなしく近場でお金と時間をセーブしたいということです。

自宅から鎌倉の寺院までは1時間近くかかってしまいますが、それでもカメラを持って散策するには、家の前の目久尻川を除けば、もっとも身近な場所です。
日曜日、夕方から用事があり、5時間しか時間がとれず、ということは正味3時間が散策に与えられた時間です。

ちょっと短かいですが、鎌倉には駅近の寺院があって案外どうにかなるものです。
しょっちゅう行っているのに、行くたびにスナップの題材を提供してくれるのが円覚寺です。
しかも、北鎌倉駅から徒歩30秒とアクセスも抜群で、今回のような短時間の散策には欠かすことのできないところです。

いつもと違い朝に到着しましたが、円覚寺の雰囲気も午後とは違っていました。
まず、まだ訪れる人が少ないですし、いつも真っ先に見学する弓道場はまだ閉ざされていました。
寒さですっかり遅くなっていた梅が咲きだしたというとで、三脚持参で熱心に白い梅を撮っている人が数人います。
可憐な花びらとほのかな香りの梅は好きですが、わたしの撮影の対象ではありません。
やり過ごしてどんどん進んで行きます。

居士林という修行道場から、修行に訪れたのでしょう、若い人がどっと出てきました。
見事な列をつくって仏殿の方へ向かっていきます。
雨模様ということで、みんな黒いコウモリ傘を右手に持っているのが不思議な感じです。
一列で坂をくだる姿はとても絵になる光景でした。

もし、1泊2日の修行なのだとすれば、初日にすっかり自信をつけたということをうかがわせます。
わたしにとっても、とても酔い滑り出しになりました。
【M8/Z7 50mmF2.9 F2.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Angenieux Z7 50mmF2.9 | trackback(0) | comment(2) | 2012/03/05 Mon
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