油漆

M8/Eptamitar 5cmF2
明日からゴールデンウィークということで、毎日更新で疲弊かつネタ切れの拙ブログも休暇をいただくことにしました。
連休明けまで長々休んでしまうことをお詫び申し上げます。
復活後は充電完了して内容も充実…、というわけにはいきませんが、少しのリフレッシュということでご容赦いただけるでしょうか。

野毛大道芸シリーズでは、神様や江戸時代からさまよう女性を取りあげたので、最後はふたりの美少女で締めくくることにしましょう。
目の前のおじいちゃんカメラマンたちから、もっと笑顔になってくれればいいのにという声が聞かれましたが、見知らぬ人からカメラを構えられたり、化粧にも似たペイントを受けていることから来るちょっと緊張した表情がまたいいと思いました。
でも、おじいちゃんカメラマンも、はい、笑って~とか無粋な行動に走らなかった分、撮影マナーはけっして悪くなかったと言えるでしょう。

しかし、ここでもわたしは日の丸構図を心がけなくてはいけないのをすっかり忘れて、平凡なフレーミングをしてしまいました。
ただ、着物の花の意匠が実にシャープに発色よくとらえられているのに対して、女性の顔付近はわずかにソフトになって、かえって具合がよくなったようにも感じられます。
ボケも中央部分はなかなかに美しいのですが、周辺では少し暴れている様子が見て取れます。
ズミタールとは似て非なるレンズと言えそうです。

オフィチーネ・ガリレオについては、トプガバチョさんの有名なイタリアカメラのサイトがあって、有名なコンドールなどの機種が紹介されています。
ただ、レンズのことについては、大きく扱われていませんので、あらためてご教示いただきたいところです。
FOTOCAMERE ITALIANNE(http://www.topgabacho.com/)
【M8/Eptamitar 5cmF2 F2】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Officine Galileo Eptamitar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2011/04/28 Thu

与七的相遇

M8/Eptamitar 5cmF2
続いてお会いできたのが、みたまさんでした。
紹介文は、
「江戸の時代より男を求めてさまよい続けている一人の女。
嫁ぐ準備は出来ております。
あとはあなたに出会うだけ。
さぁ、出会いませう」とあります。

そんな年には見えなかったのですが、江戸時代からご存命なら、かなりのご高齢ですね。
アラハンくらいになるのでしょうか。
ぜひ、いい出会いがあることをお祈り申し上げます。

なんて考えていたら、わたしの前にいた青年が、まさにその出会いの幸運を射止めたようでした。
わたしの目の前でみたまさんはハートをかかげ、青年はついにそれを受け取りました。
ついに愛を成就したということでしょう。
積年の夢がかなった瞬間に立ち会えてわたしも幸運でした。


さて、ずっと放ったらかしだったレンズのことに言及していかないといけません。
Officine Galileo は、もともと Ogmar 9cmF4 というエルマーとよく似たライカマウントレンズを持っていたので、若干は馴染みのある名前でした。
イタリア製のオリジナルレンズというのが新鮮でしたし、このレンズはたいへんよく写ります。

ただ、資料はあまりに少なく、他にどんなレンズがあるのかもはっきり分かりません。
5cmf2という比較的大口径のライカマウントレンズもあるということは分かっていましたが、かなりのレア玉で入手困難とされていましたので、なんとなく意識はしつつ日常的には忘却という、珍しいノンライツレンズのわたし式の捉え方をずつとしていました。

そして、ある日某オークションに出品されているのを目撃します。
Eptamitar 5cmF2 なんて書いてあってもなんのことだかさっぱり思い出せません。
しかし、Officine Galileo とあれば、イタリアのあれかとすぐにピンと来て、このレンズを入手できる千載一遇の
チャンスが来たことを直感します。

オークションでは、こういうとき、もう二度と出合えないだろうという概念から冷静に脱却できるかがポイントになります。
出合えないと思ってしまえば、もう天井知らずの金額の張りあいになる可能性大です。
それに近いシチュエーションになったのですが、今回は相手の落札希望者がまた出合えるさと比較的早く折れてくれたようです。
けっして安い金額ではありませんでしたが、ノンライツの珍品としては、まずまずの金額で落札できました。

どんなレンズなのか調べたくなりますが、検索をかけどもかけども資料が出てきません。
結局、出品者の記載による、1950年製造ということと、ズミタールのコピーだということしか分かりませんでした。
Summitar と Eptamitar とは名前まで一部借用なのがまた不思議です。
沈胴でインフィニティロックの付いた外観デザインはズミタールにそっくりです。
フィルターは合いませんでしたが、キャップは誂えたようにすうっと入って行きました。
ズミタールは戦後すぐの1946年には絞り値の大陸系列を倍数系列に変更していますが、1950年のこのレンズは大陸系列の絞りがそのまま使われています。

レンズデザインについては構成図を見たわけではないので推測が入りますが、ズミタールコピーを裏付ける部分があって驚かされています。
ズミタールは4群6枚のガウス型の基本設計を若干変更して、1群目を単玉から2枚張り合わせに変更しています。
エブタミタールの1群目2群目を見ると、光の反射によって張り合わせ面がやはり2面あることが分かります。
シムラー(トプコール)5cmF1.5と同様に2群目が3枚張り合わせの可能性を否定はできませんが、普通に考えれば、ズミタールと同じ、2-2-2-1と並んだ4群7枚と見るのが妥当でしょう。

ズミタールは1933年から55年まで製造されたロングセラーですので、これを手本にした可能性は高いと思いますが、戦前レンズを戦後にコピーする必要があるのかは不思議です。
何か改良点があるのかも知れませんが、残念ながらこれ以上のことは分かりません。

ギリシャ語で数字の7を Hepta というそうですが、この H をとると Epta となって、Eptamitar は7枚玉の Summitar というように解釈できないことはないです。
ただ、Summitar はもともと7枚玉なのでもうひとひねりどういう意味かを考えないといけません。
ちなみに、Septac や Septon なども7枚玉というところから派生したレンズ名であることはよく知られています。
【M8/Eptamitar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Officine Galileo Eptamitar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2011/04/27 Wed

白色的拐杖

M8/Eptamitar 5cmF2
"to R Mansion"のステージが終わると、基本的に本日の大道芸のプログラムはほぼ終了の状態です。
ただ、ステージを使わず、会場周辺を回遊しているパフォーマーも何人かいて、そのうちのひとりが作例の"Slayers 早太郎"です。
ずいぶんと長身の方で、背の高さではわたしも負けていないつもりでしたが、やはり彼の方がずっと高かったようです。

野毛大道芸では、公式ガイドブックを無料配布していて、彼についても解説があります。
「現代に忘れられし神『はやたろう』が降りてきた!! 3mほ超える巨人が今年も野毛の街を練り歩き暴れます…」。
わたしたちが目撃した時はイベントの終了時ということもあってか、少し疲れがみえていたようで、暴れるというほどの無法ぶりは見られませんでした。
むしろ杖をついていて、高齢者のようないたわらないといけなさそうな雰囲気です。

しかし、神様ですから杖はついても、写真のように威厳に満ちたポーズは忘れません。
神の降臨なので、みな畏怖の目ではやたろうを見つめているように感じられます。
写真なんか撮っている不敬者はわたしくらいのようでした。

はやたろうとて、大道芸が終わってかの地へまた飛び立たなければなりません。
それには少なからぬ費用がかかるようで、手前の少女が手助けせんとばかりかごに投げ銭を募っています。
彼は、無事黄泉の国まで帰ることができたでしょうか。

さて、今回使用している Eptamitar ですが、どうにも中心がシャープで周辺が一気に怪しくなるような描写をします。
はやたろうのような長身だと股間のあたりがいちばんシャープになってしまい、あまりこのレンズ向きの被写体とは言えなかったようです。
いやむしろ、取り巻きのギャラリーがシャープに捉えられてしまっていますね。

周辺の崩れは35mmフルサイズでより顕著だと想像できますが、M8でもけっこう流れていてやや同心円上に非点収差の形跡が見られます。
日の丸構図に徹することができれば、かなり楽しめるレンズだと感じられます。
何しろ中心部の表現はすばらしく、本家のズミタールに勝るとも劣らない高性能だと思います。
【M8/Eptamitar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Officine Galileo Eptamitar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2011/04/26 Tue

某公寓

M8/Eptamitar 5cmF2
昨日の意味不明な写真とぐだぐだな文章で、鎌倉の章は終了しました。
しかし、終わらすことができないこともありました。
肝心なレンズについてです。
途中、広角に切り替えたため、メインのレンズはあまり使うことなく撮影終了となってしまいました。

ゴールデンウィークには、どこかふらふらしてくるつもりですので、その前週になる日曜日には、同じレンズを再度使わないといけません。
先週もご一緒したksmtさんが野毛の大道芸を見に行くと言っていたので、当日、合流させてもらいました。

レンズ再テストのような企画なので、わざわざ野毛まで出向くまでもないのですが、ただカメラをもって歩くよりもこういう催しを見たりした方が楽しいです。
大道芸はヨーロッパで見たことはありましたが、野毛では初めてです。
ksmtさんの案内でじつくり愉しみつつ、何枚か撮影もさせてもらうことにいたしましょう。

ところが、着いた時間が遅すぎました。
いろいろ用事を済ませて桜木町駅に着いたのが3時近くで、プログラム上、もう各ポイントでの出し物はもうひとつずつしか残っていません。
少しずつ見て移動という手もなくはありませんが、それでは先に書いた大道芸を楽しみながらというところから外れてしまいます。
どれかに絞って、じっくり鑑賞することにしました。

ksmtさんの勧めもあって、"to R Mansion"というユニットのステージを見ることにしました。
「とあるマンション」と読むそうで、かなり動きのあるパントマイムを少しだけストーリー仕立てしたようなパフォーマンスだったかと解釈できました。

大道芸というと、マジックやジャグリング、音楽演奏などを取り囲んで見るというイメージでしたが、それらを組み合わせたりしてスケールアップしたものをステージに乗せたようなものも、ひとつのショーとして大道芸のカテゴリーになっているようです。

子どもも大人もいっしょになって楽しめるステージというのはよいですね。
テンポがいいのであきませんし、見ている方をどきどきさせてしまうような素人臭さもなく、安心してずっと見ながら、時折カメラを構えさせていただきました。
隣の女の子がはははっと笑うとこちらもつられて微笑んでしまう、そんな一体感もいいものです。
大道芸、意外に楽しいですねえ。
【M8/Eptamitar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Officine Galileo Eptamitar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2011/04/25 Mon

再来一次去

M8/Eptamitar 5cmF2
kinoさんは、もう何年振りかの鎌倉だったそうで、ときどき記憶をたどるようにしている姿が印象的でした。
楽しみにされて来たのが伝わりましたが、その期待にこたえられたかと言われれば、そうはうまくいかなかったかなという気がします。

ひとつは、鶴岡八幡宮で結婚式の式典が準備されながら見られず、流鏑馬の馬場のセッティングしているところながらやはり本番は翌日とのことで見学できずと、ぎりぎりのところで体験できないという不運を連続して味わわされたことがあります。
また、これまでほぼ100%近い確率で着物女性と遭遇してきて、この日も最後の最後で着物美人がいたのですが、それはあいにくと帰りのバスの中でした。
これまた、ぎりぎり撮影できないという不運です。

京都・奈良でもそうだと思いますし、別の目的地での旅でも同様ですが、偶然好いチャンスを得られてその訪問がより充実したりするものですが、今回の鎌倉はそれがまったく紙一重で空振りが続き過ぎました。

鎌倉を1日で効率よくまわるのであれば、30分刻みくらいの日程を立てて次々進んでいくのがいちばんです。
しかし、そういう効率至上主義はおもしろくないので、とりあえず北鎌倉集合で円覚寺、明月院を振り出しに以降は次どうしましょうか、じゃああっち方面へゆっくり歩いてみましょう、なんて具合に気ままに歩いて偶然その場で面白いものを見られればという旅のようなスタイルをとったことが結果的にうまく作用しなかったという結果に終わりました。
その意味では、お詫びしなければいけないところですが、そうしたところで何を誤っているのかよく分からなかったりという結果も目に見えてきます。

最後は、報国寺の開門時間に間に合わず、近くのカフェで休憩しました。
それぞれが、あんみつ、ところてん、ぜんざいを食べてはんなりとくつろぎました。
もう少し計画性があれば、杉本寺の時間を調整して報国寺には間に合ったでしょうし、この休憩後バスに乗って鎌倉駅そばでまた反省会という展開になるような失敗もなかったでしょう。

次回は、勝手気ままとそれを妨げない計画を組み合わせた企画を練りたいと思います。
いま、計画中ですので、鎌倉での失敗に懲りずぜひ参加いただきたいです。
これを読んでいる方でも、わたしも時間と体力は何とか、という程度の方なら歓迎いたしますので、ぜひ、次回わたしたちとご一緒されますようお声かけください。
【M8/Eptamitar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Officine Galileo Eptamitar 5cmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2011/04/24 Sun

維也納的少女

M8/Eptamitar 5cmF2
明月院を辞して昼食をとり、鶴岡八幡宮をぐるっと一回りしたあと杉本寺に向かいました。
その間、撮影ゼロではありませんが、もっぱらお話することにシフトしています。
とくに、kinoさん、ksmtさんは歴史に造詣が深く、鋭く盛り上がって浅学のわたしが入りこむ余地がありません。

別の話題では、"Gundlach Turner-Reich"をガンドラック・ターナー・ライヒと読むのは、英語とドイツ語の混在で無理があって、「ガンドラック・ターナー・リーク」か「グントラッハ・トゥルネル・ライヒ」とすべきではというものでした。
BMWほピーエムダブリューと呼ぶのにBenzをベンズと呼ばないのも変かとか、言語によって地名が変わるのはややこしく、ミュンヘンは英語でムニーク、フランス語でモナコになりモナコ公国といっしょになってしまうとか、そんな話でした。

その時わたしがしかけて結局しなかったのが、ドイツ語でもドイツとオーストリアでは発音が違うようだと言うことでした。
ウィーンで知り合ったSusanneという女性がいますが、「スーサンヌ」と自己紹介を聞くと美しいウィーン女性的な響きを感じました。
しかし、国境を越えたドイツでは、このスペルのままで「ズーザンヌ」になります。
何だか、体が屈強で気の強いおばさんに変身したような気がしました。

この件は、これで終わりにするつもりでしたが、テレビで"のだめカンタービレ"という映画をやっていて、見ると話に見ていると、ウィーンでコンチェルト(この単語もなぜコンツェルトではないんでしょう?)を成功させて、音楽界にはなばなしくデビューするというシーンが今あったので、スーサンヌのネタでいくことに方針変換します。

大学を卒業して3年ほど経った夏、1週間ほどの休みをとれると分かってひとり旅を計画しました。
卒業旅行でヨーロッパを周遊したので、またいつかヨーロッパと思っていましたが、今回は周遊する時間はありません。
熟考の末、前回足を伸ばせなかった東欧へということでブダペストに行ってみることにしました。
ウィーンから入ることにすれば、前回ウィーンには滞在していますので、初のひとり旅の不安を多少なりとも解消してくれるでしょう。

当時のハンガリーの物価は滅茶苦茶に安く、卒業旅行の延長感覚で旅してまわり、ラスト3日間を過ごしたウィーンでも貧乏旅を継続するようなかたちでした。
のだめカンタービレでも使用していたウィーン楽友協会ホールでのコンサートも、普通のチケットではなく卒業旅行の時のように格安の無座席券を購入しました。

ロシアのオケの演奏会で、座席は9割ほども埋まっていますが、立ち見はわたし以外ひとりもいません。
いや、ひとりいました。
無座席券だからといって立っている必要はないらしく、後ろの壁を背に床に座っています。
しかも、金髪の美人。

前プロが終わった後がのだめ同様何かのピアノ協奏曲で、セッティング時に彼女の近くへ行ってあいさつしてから、ちょっと距離をとりつつ並ぶように座ってコンサート鑑賞しました。
協奏曲も終わって休憩に入ると、どちらからともなく会話が始まりました。
自己紹介した彼女こそスーサンヌでした。

コンサートがはねてからカフェで、カフェも看板になってからは路上で、ずっと話をしていました。
おそらくウィーン郊外出身のようでしたが、いまはこの近くにひとり暮らしをしていて、仕事は幼稚園の先生だと言います。
音楽が大好きで、ときどきこうしてコンサートを聴きに来るといいますが、話してみると、ウィーンに住んでいるので古典音楽が身近にあるからとかそういうことではなく、例えばメインで演奏されたストラヴィンスキーは初めて聴いたが、リズムが体を前のめりにさせるようで面白くたいへん気に入ったなどと、わたしがクラシックを聴いて言えることとはおよそ異なる新鮮な言葉が飛び出してきました。
わたしが、せいぜい頭で音楽を聴いているのに対して、彼女が感性でとらえているのがよく分かり、生で管弦楽曲を聴いてこんな感想が自然と出てくるところに惹かれるものすら感じます。

わたしはドイツ語はさっぱり分からず、何度か書きましたが英語もかなりの低レベルです。
しかし、彼女の英語はわたしを凌いで滅茶苦茶でした。
彼の音楽がダイナミックだと言うところで"His music is dynamic."と言っているようですが発音は「ヒズ・ミュジーヒ・イズ・デュナミーヒ!」となっていて、英語のスペルのままドイツ語読みしたような新感覚の英語を話してきます。

言葉が通じないことがしばしばでしたが、そのたびに彼女は意思を伝えようと体を乗り出して、懸命の表情で語りかけてくるのが愛らしくも感じられました。
とくに金髪の長い髪と灰色の瞳が印象に残っています。
美人でしたが、身長も180センチだと言うことでした…。

翌日、空港へ向かうわたしを見送るために、約束通り西駅までやって来てくれた時には熱いものがこみ上げるのを感じました。
ありきたりのあいさつを交わして、列車のステップに乗って振り返ると、彼女は突然わたしを抱きとめて左右の頬を合わせました。
自分が映画の中の主人公になったのだとわたしを錯覚させるのに、これほどの別れはなかったでしょう。
帰国後1か月以上は、我ここにあらず的なボーっとした生活をしていました。
【M8/Eptamitar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Officine Galileo Eptamitar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2011/04/23 Sat

你們不是一個人走的

M8/Eptamitar 5cmF2
原発の収束が未だ達成されない福島県に隣接しているせいでしょうか、栃木県の観光地を訪れる客が激減していると報道されていました。
もちろん日光や那須などは原発の影響があるはずもないのですが、前年比で9割以上観光客が減少しているとのことで、関連産業は死活問題に直面しています。

さらに離れた神奈川県の箱根や静岡県の熱海でも、6~7割減少しているということですから、少なくとも関東では自粛ムードが根づいてしまった感があります。
鎌倉には人手があった方だと思いますが、4月の土曜日としては、かなりさみしい状況だったのは間違いありません。

被災によって製造業や農業・漁業が大きな打撃を受けていることは報道されていますし、外国では日本への渡航自粛などもあり外国人観光客が半減したと聞きました。
こんなことでは日本のあらゆる産業が疲弊してしまいます。
政府は、農産物や水産物の安全性をもっとアピールし、自粛することがまわりまわって被災地の復興にマイナスになることを訴えていかないといけないでしょう。

千葉県で福島からの転校生が放射能汚染されていると心無い言葉をかけられたり、つくば市では福島県からの避難者に対して放射線測定を義務付けていたと報道がありました。
言うまでもなく、福島原発は関東地方に電力を供給するために設置されています。
恩を仇で返すということなのか、少なくとも自治体が風評の発生源になるようなことでは見通し暗いです。

中国では上海モーターショーに展示される海外から上陸した自動車がすべて放射線検査を受けさせられたと報道がありました。
日本の車だけ測定すればよさそうなものですが、他国の車もすべてやるところが、中国式の日本への配慮なのかも知れません。
放射線量のデータについては日本政府が海外にも発表しているはずですが、政府というものは正しい発表はしないものだと考えているのか、独自に検査してしまう訳です。
つくば市は、中国政府と同レベルだと自覚してください。

先日はたばこのことを書きましたが、さらに身近なところでは、電磁波のリスクというのもあります。
わずかな放射線量の変化で一喜一憂している人は、毎日向き合うPCや携帯電話から発生する電磁波のリスクをどう考えているのでしょうか。
影響度合いはまだ研究の段階のようですが、妊娠中の女性がお腹の子どもを考えて電磁波カットのエプロンを着るのをよく聞くと、一般の人だって直接浴びた電磁波の影響がゼロのはずはないと思わずいられません。

政府も海外に向けても国内向けでも「冷静な対応を」と判で押したように繰り返します。
当初はパニックなどもありましたが、いまは「冷静に考えて」、なるべくなら福島県や北関東の野菜は控えておこうとか、自国民を安心させるために日本からの食品は輸入しないでおこうと判断しているはずです。
「冷静な」というよりは、科学的根拠に基づいたというべきですし、その客観的データをもっと発信しないといけません。

説教臭い話ばかりしてしまいました。
じつは、こんな中で鎌倉に何組かの外国人を見かけました。
何かにおびえるような素振りをなく、春の鎌倉を愉しんでいます。
日本を信用して来てくれたのだと感謝せずにいられません。
【M8/Eptamitar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Officine Galileo Eptamitar 5cmF2 | trackback(0) | comment(0) | 2011/04/20 Wed

M9的誘惑

M8/Eptamitar 5cmF2
先週末、kinoplasmatさん、ksmtさんをともなって鎌倉散策して来ました。
おふたりともたいへん忙しいので、なかなかお会いする機会ができませんでしたが、ようやくこの土曜日に実現しました。
ほんとは、かまくら祭りをみんなで見に行く計画をたてたのですが、これは祭りそのものが中止になってしまいました。
それではと、桜満開時期に日程を組んでもらいましたが、これはわたしが中国へ飛んでいる日取りでした。

第3案として実施された土曜でしたが、天気がパッとしませんし、桜は当然散ってしまっています。
地味な散歩になりそうな気配です。
仮に大雨で撮影そのものができなかったとしても、ずっとレンズの話をしていれば退屈は一切ありません。
カメラの話ではなく、撮影の話でもなく、やはりレンズの話です。

しかし、kinoplasmatさんとは昨年の夏以来お会いして、ライカM9を購入予定と話してましたが、やはり今回M9で参戦されていました。
そのkinoさんの仲間たちですが、R-D1で皆さんスタートされていましたが、M8が出るやM8へ以降、現在は全員がM9を使われているとのことです。
もしかしたら、未だM8のわたしは希少動物のような存在なのかも知れません。

さらに昨日、ショッキングな出来事があって、さらに事態は深刻になってきました。
フィルム一筋でデジタルの表現を忌避していたかに思えたHologon158さんが、なんとM9を購入して、もう使い始めたと言うのです。
何かの間違いであってほしいと願っていますが、もはや完全に取り残された感に苛まれています。

ただし、フルサイズになったM9では、イメージサークルの小さなレンズでは周辺が黒くケラレるので、M8が生きる場面はまだまだあります。
そい告げるとkinoさんは、M9は画素数も増えているので、ケラレた周辺を切ってトリミングすれば、M8で獲ったのと同じになりますからと答えました。

これには返す言葉がありません。
まったくそのとおりで、トリミング自体を否定するという考え方もありますが、M8ユーズとしてのAps-H3図へのカットであれば、トリミングとは概念そのものが違うと言えます。
カメラを1台ということであれば、M9を持てば十分で、M8のアドバンテージだと思っていたことは、その説得力を完全に失ってしまいました。

M8の価格がこなれて来た時と同じM9への隘路に立たされているようです。
と言っても、まだ買ってませんよ。
【M8/Eptamitar 5cmF2 F2】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Officine Galileo Eptamitar 5cmF2 | trackback(0) | comment(4) | 2011/04/18 Mon
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