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文化很像

M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8
竹馬している子がいっぱいいてびっくりしました。
なんて遊びなのかと聞くと、「高脚」と返事が返ってきました。
なんの捻りもない、そのまんまな名称です。
さらに、他では見たことがないけどと言うと、そういえばこのあたりだけしかやらないかも知れないと老人が答えてくれました。

中国に竹馬があるのか寡聞にして知りません。
竹馬で調べると違う中国では遊びを指すとか、中国の竹馬はもともと少数民族の遊びと書かれています。
それを鵜呑みにして、かつ勝手な想像も加えて考えると、中世の頃、貴州から日本にやって来た少数民族が伝えたと考えられるかも知れません。

同様のこととして、餅つきがあります。
これは以前に記したことがありますが、恐らく貴州や四川では春節に行われる餅つきですが、中国の他の地域ではたぶんないんじゃないかと言うことでした。
日本では元旦にもちつきをすることが多いと言うと、その話をした苗族の人が多いに感心していました。

2日目の夜、また楊さんや近所の人と雑談していると、楊さんから、せっかくだから日本語を教えて欲しいと言われました。
そういえば、わたしも侗語をまったく知りませんので、相互に教え合うことにしました。

わたしが知りたいのは、旅に使える実用的な単語で、食事(ジーオウ)、睡眠(ナンナー)、すみません(トゥイミーリー)等々を教わります。
楊さんが知りたい日本語は、幼稚園で習うような基本単語で、顔は、目は、鼻は、口は、耳はと次々に聞いてきます。
丁寧に回答しましたが、みみと答えた時、みんなから失笑がもれました。
理由は不明ですが、秘密を中国語ではミーミーと読むので、耳=秘密、という関連性が面白くて笑ったのかも知れません。

こんなことをずっと繰り返している時、じゃあ数字はと聞かれました。
いち、にー、さんと数え始めると空気が一瞬にして変わるのが分かります。
さらに、しー、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう…。
すかさず楊さん今のは侗語で言ったのかと聞きますので、いや、日本語ですと答えると、今度は楊さんが侗語で数え始めたのですが、なるほどよく似ています。
日本語、侗語、中国語普通話を列挙すると次の通りです。

日   侗   中   
いち  いち  いー 
に   に   あーる
さん  さん  さん
し   しー  すー
ご   んごっ うー
ろく  ろっく りゅう
しち  しっち ちー
はち  ぱー  ぱー
きゅう ちゅう ちゅう
じゅう しっぷ しー

比較するとよく分かるのが、侗語は1~7まで日本語とそつくりで、8~10は中国語に似ているということです。
これはどういうことでしょう。
そこで、冒頭にあげた竹馬や餅つきの例が頭をよぎってきます。
侗族が日本に直接かかわったかどうかはともかくとして、どこかに接点があるのは確かでしょう。
非常に興味深いことですが、残念ながら現時点でこれ以上のことはまったく分かりません。

ここに面白い符合があります。
侗族は少数民族といいながら、人口はなんと1300万人あります。
日本はその10倍の1億3000万人です。
そして中国は、13億人です。
3者の人口比は1対10対100になるんですね。

おととい、昨日、今日と使用したレンズはテレ・エルマリート90mmF2.8です。
クラシックレンズと現代レンズの中庸をいくような写りですが、すばらしい描写には目を瞠るものがあります。
ライツの90mmはすべて優秀、の言葉に偽りなしです。

無限遠ばかりになつてしまうとライカで90mm以上の望遠はつまらなくなりますが、適度な距離感を保てると50mmの大口径とは似て非なる表現を愉しむことができます。
F2.8でも予想以上に深度が深く、美しいボケが魅力的です。
とって付けたようなレンズ紹介ですが、このテレ・エルマリートは、かなり気に入りました。
【M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8 F2.8】
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Leitz Tele-Elmarit(Fat) 90mmF2.8 | trackback(0) | comment(0) | 2011/01/15 Sat

三大苦悩(後)

M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8
昨日、食事の喜びと悲しみを書いたので、入浴と手洗いについて続けることにしましょう。
客観的な記述に努めますが、潔癖症の方、食事前または後の方等々は、遠慮された方が良いかも知れません。

では、まず入浴についてですが、昨日、水が貴重だと言及したのでもう書くまでもないでしょう。
少なくとも冬場は入浴しないのが普通のようです。
おととし泊まった占里の家にはシャワーがありましたがお湯は出ず、今回の楊さんの家にはシャワーの設備はありませんでした。

では、どうするかといえば、多分夏場は雨水等を貯めておいて、日中浴びるのだろうと思います。
冬は、まれに電熱器を使って温めて浴びることもあるのかも知れませんが、通常はタオルを使って温めた水で体を拭くのにとどめます。
わたしが滞在した2日間では、顔と足のみ拭いただけで、体はそのまんまでした。

2日間まるまるシャワーも浴びなかったわけです。
風邪覚悟でシャワーを浴びるというテもりますが、基本的には2~3日シャワーを浴びられないのは耐えられないという人は民泊はあきらめざるを得ないでしょう。
ただ、1日ならどうにかという人なら、民泊と町のホテルでの宿泊を交互にするのもいいかも知れません。
そのうちに2~3日そのまんまでも平気になって来ることでしょう。

今回、占里の次に訪れた村は観光客が多いところだったためかゲストハウスがあってそこにお世話になりました。
1泊20元(約240円)でしたが、共同のシャワーからはきちっとお湯が出るばかりか、天井に温熱ヒーターが付いていて、お湯を止めているときも暖かい状態でいられるというすばらしい宿でした。

ついでに言えば、歯磨きもなかなか難儀します。
やはり、水が大切なものだからですが、作例写真のようにさいわいにもだいたいどこの村にも雑貨屋くらいはありますので、ミネラルウォーターを購入してこれで歯磨きしていました。
ちなみに中国の農村のほとんどの人が、基本的に朝だけしか歯磨きしません。

続いて禁断のトイレについてです。
まず、農村に一般的な水洗トイレがないのは当然ですが、便器そのものもないのがほとんどです。
だいたい離れのような小屋があって、浅い穴か溝が掘ってあります。
その穴や溝が、ちょうどしゃがんだときにちょうどいい幅なので、小屋にはいった瞬間すべてを察することができます。

トイレは、家畜の小屋と隣接しています。
排せつ物が、一部は小屋の住人の大切な食料になっていることが察せられます。
そうやって育ったブタの肉を美味しくいただくわけです。
これも、食物連鎖と言うのでしょうか。

排せつ物にはもうひとつの重要な役割があります。
いうまでもなく、農作物のための肥料です。
どんなところに使っているのか不勉強で分からないのですが、昨日の作例写真では田んぼの中に女性が膝まで浸かっていますので、たぶんここには肥料は撒かれないのでしょう(と願いたいです)。

楊さんの家にもトイレはあったようですが、周辺の住人はみんな小学校のトイレを使っていました。
中国式公衆トイレについてはご存知の方も多いと思いますが、日本人女性が便秘になって帰国するという、慣れないと勇気を要するものです。
男女に分かれていますが、中に入ると個室が無く、腰の高さくらいの仕切りがあるだけです。
ですから中へ入った瞬間に何人用足し中だとかが瞬時に分かります。

下には長い溝があって、そこに向けて排せつ物を落とします。
都会のトイレでは10分に一度とか定期的に水が流れますが、何度も言うように水が貴重なところではそうそう流すわけにもいきません。
恐らく、1日1回、朝一番で流しているのだと思います。
ここは、小学校のトイレなので、トイレ当番の小学生がその大切な任務を担っていそうです。

その直後にいけば、それなりに快適にトイレを使用できるかも知れません。
しかし、そうでなければ、嗅覚的・視覚的に辛い時間を過ごさなければなりません。
また、恥ずかしいので人のいない時に入ったのに、後からひとつとなりくらいの位置にしゃがむ人がやってきてしまうと、うつむいて顔を合わせまいとしたり、自分の用が済んでも相手が出ていくまでじっと待ったりしてしまいます。

以上は、けっしてわたしの趣味でこんな記述をしているわけではありません。
あくまで、このような旅を考えている方の案内をと考えています。
不快な思いをされた方も多いかもしれず申し訳ありませんでしたが、これが農村の普通の暮らしであって、滞在する以上避けて通れない道です。

しかし、食事も入浴もトイレも、そんなに昔でない日本で同様のものがあったのも事実です。
わたしたちのDNAをもってすれば、けっしてまったく馴染まないものではないと確信します。
【M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8 F2.8】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Tele-Elmarit(Fat) 90mmF2.8 | trackback(0) | comment(2) | 2011/01/13 Thu

三大苦悩(前)

M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8
わたしの旅行記やスナップに感動して、わたしもこの地をぜひ訪れたいなどと思う人は皆無でしょう。
しかし、もしかしたら、まあ行ってみても悪くはないかなあと考えた奇特な人もいないではないかも知れません。
ラクな旅をしていると思われていそうで、厳しいところもあるということを書いておかないと、こんなにきついことがあるのかと無責任のそしりを受けかねません。
今日は、旅のハードな面について正直に記しておくことにします。

現地までの長い道のりを行く交通手段がすでに苦痛の始まりですが、今回はそれには触れないことにします。
今日は、田舎の少数民族の村などで民泊した場合の苦労を説明します。
お世話になっているので、こういう不平とも取られかねないようなことはふだんは書きませんが、違う文化圏からやってくれば、当然のこと苦労かあるわけです。
ここでは、批判とか不満とかではなく、同様な旅をした場合、こういう苦労もありますよという側面から、仕方なしに情報提供するのだとご理解ください。

苦痛とか苦労とか書きましたが、苦悩とあらためます。
自分からすすんでお世話になりに行くので、苦痛や苦労という表現はきついし失礼な感じがします。
苦悩だと似たようなものかも知れませんが、みずから悩む的な試行錯誤感がしっくりくるような気がします。
その滞在中の3大苦悩が、食事、入浴、トイレです、当たり前過ぎですが。

まず、食事についてですが、さいわいにして貴州省をはじめ中国南部の少数民族が暮らすエリアは、食文化的に日本に近いと言えます。
何よりありがたいのがご飯で、広東省など長粒種米が主食のエリアと違い、短粒種の米を焚き立て熱々で食べるので美味しいと感じられる日本人は多いはずです。
ですから、問題はおかずの方になります。

まず困るのが、貴州省、湖南省、広西壮族自治区では、たいがい唐辛子を大量に使った料理が普通たと言うことがあります。
わたしは辛いものが好きで、激辛も何とか食べられるので大きな問題ではありませんが、辛いものが食べられない人はおかず抜きになるかも知れません。
ふりかけや嫌味にとられるかも知れませんが辛くないラー油を持参するのがいいかも知れません。
四川省ではさらい花椒が加わりますが、下が痺れて量が多いと口の中が麻痺します。
辛いモノ好きの日本人は意外に多いですが、花椒も平気という人は見たことがありません。

こんなに辛いモノを食べながら、水を飲まないというのも日本人には辛いでしょう。
おとなは代わりに米酒を飲みますが、かえって口の中で火を噴くような状態になるかも知れません。
少なくとも個人的にドリンク類を持参して行かないと、喉の渇きで夜中に目が覚めること必定です。

これは、それぞれの家庭の事情が大きいと思いますが、毎日、場合によっては毎日昼と夜が、同じ食事と言うことが十分考えられます。
本里村には2泊しましたが、昼食夕食はすべて火鍋でしたし、1回具材がブタ肉だったのを除くと、ここの特徴である牛肉の鍋が続きました。

鍋には、あと白菜と唐辛子が大量投入されています。
自家栽培の白菜も、日本のそれと同様美味しいです。
生姜や他の出汁用の野菜も入れられていますが、鍋の中は基本的に肉と白菜だけですので、このふたつを交互にとってご飯といっしょに食べます。
繰り返しますが、ここはお米が美味しいので、この単調さでもわたしはけっこう美味しくいただけます。
数日前滞在したフランス人がこの食事をどう思ったか分かりませんし、そういうわたしだってこの食事が毎日2食1週間続いたらもうイヤだとなっていたかも知れません。
もちろん食材が増える冬以外は、きっと食事のバリエーションが増えるのでしょう。

食事と関連して衛生面の問題があります。
ある意味こちらの方が大きな問題ですね。
いなかに限らず中国では、自分の使っている箸で他の人におかずをとってあげるということは普通にあります。
むしろ、自分の箸でゲストに食事をとってあげるのは中国流テーブルマナーなのかも知れません。

食べるペースが遅かったりすると、何を遠慮しているのと言うように肉をとってわたしの茶碗に乗せてくれたりします。
それが若いお姉さんだったりすると感激ですが、普通は家の主人だったりおじいさんおばあさんだったりしますので、その箸が相手の口に出入りしたとか考えてしまうと食事が喉を通りにくくなってしまう可能性があるので、ここは心を空にして食べるのに専念します。
ただ、よく唾液を介して肝炎に感染などとはよく聞く話なので、やはり気が気でないのが本音です。

そもそも、電気は通っていても水道やガスなどのインフラはほとんどの村では未整備です。
飲み水は泉から汲み、洗濯や食器洗いには雨水が使われるというのはごく普通のことです。
貴重な水ですから、箸や食器、鍋がすごく丁寧に洗われているとは限らないと考えるのが普通でしょう。
ある意味、それらが雑菌の繁殖場になっているかも知れません。
旅にあっては、絶対にそういうことは考えませんが、ときおりそんなことを思ったりして、複雑な気持ちになります。

いろいろと書きましたが、1食1食の食事はほんとうに美味しいのです。
食の喜びを感じられるので余計なことを考えない、それが旅を愉しむ鉄則です。
そういい加減な締めをして、この項を閉じたいと思います。
あと、ふたつの苦悩については紙数が尽きましたので、明日に続きます。
【M8/Tele-Elmarit 90mmF2.8 F2.8】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Leitz Tele-Elmarit(Fat) 90mmF2.8 | trackback(0) | comment(2) | 2011/01/12 Wed
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