Leica Virgin 中将姫光学

湘南のはずれ、目久尻川のほとりでひっそりガラス玉と遊んでいます。

講歪理

R-D1/Hektor 7,3cm F1.9

先週、ksmtさんの散歩に同行させていただいて、望遠レンズの使いづらさを痛感しました。
望遠といっても、ksmtさんの画角ともいうべき90mmレンズの話です。
ふたりが同じ焦点距離で撮影して歩けば、邪魔にもならないし、あとあと比較になるかと考えてのことです。
普段の50mmレンズが少し狭まる感じと思っていましたが、実際にファインダーを覗くと画角の狭さが想像以上で、R−D1に90mmフレームがないことも手伝って、どうにもスナップに馴染むことができません。
途中で50mm1本だけに切り替えてしまいましたが、どこかで慣れておかないと、生涯90mmが縁のないレンズとして埋もれてしまいます。
そこで考えたのが、中間の画角を入れて段階的に慣れて行こうという、当たり前の発想でした。
90mmとどう違うかと問われれば、わたし自身も考え込んでしまいますが、違和感がかなり小さかったのは事実で、50mmの延長的に扱えるような気がしました。
もちろんそんな気になったからと言ってちゃんと扱えているかどうかは別の問題ですし、ましてや納得できる写真が撮れるかというと、これはさらに別次元の問題になってしまうのでした。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2007/11/12(月) 23:41:27|
  2. Leitz Hektor 7,3cmF1.9
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友好海岸

R-D1/Hektor 7,3cm F1.9

聶耳と聞いてなんのことか分かる人は少ないと思いますが、これは中国人の名前で、中国国歌の作曲者です。
"耳"の字がいっぱいで、面白い名前ですが、ニエ・アールと発音します。
中国共産党員だった聶耳は、1935年、国民党から逃れるため来日し日本に滞在しますが、台風接近中にも関わらず海に泳ぎに出て水死してしまいます。
弱冠23歳の若すぎる死です。

その死は、藤沢市の鵠沼海岸での出来事でした。
早くからその名にちなんだ耳の形をした記念碑が建ったそうですが、現在は写真のようなモニュメントができ、彼のレリーフが見られます。
彼の生誕地の昆明と藤沢は生没地の関係で、友好都市として交流を続けていますので、聶耳とこのモニュメントは友好のシンボルといえそうです。
しかし、これは中国通にはよく知られたことですが、彼の作曲した中国国歌「義勇軍進行曲」はもともとは抗日映画の主題歌で、友好とは正反対の内容だということが非常に皮肉です。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2007/11/11(日) 23:31:38|
  2. Leitz Hektor 7,3cmF1.9
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粉画世界

R-D1/Hektor 7,3cm F1.9

今週の土日は雨の予報です。
明るいレンズを日中開放で使える好条件ということで、小田急線に乗って鵠沼海岸駅に降り立ちました。
ここからふらふらと、用事のある辻堂まで歩いてみます。
まずは引地川の河口に出てみると、ベタ凪ですが多くのサーファーで賑わっています。
河口は波が立ちやすいのでしょうが、水は衛生的とはいえないので、飲み込んだり目を雑菌でやられたりしないか他人事ながら心配になります。
しかし、ここは江ノ島を背景に波乗りの男女という湘南の典型があります。

わたしのヘクトールは、開放で焦点部分も滲む激甘レンズです。
江ノ島と海とウェットスーツの白黒世界より、建物のブルーとネットのグリーンとイエローのボードのパステル世界の方が雰囲気がでます。
ごちゃごちゃした背景も、ヘクトールのシャープネスのなさが、かえってすっきりさせていまうところがおもしろいです。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2007/11/10(土) 23:59:59|
  2. Leitz Hektor 7,3cmF1.9
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残滓

R-D1/Hektor 7,3cm F1.9

ズマールといっしょに修理から戻ってきたのが、ヘクトール7,3cmでした。
こちらは研磨はせず、徹底したクリーニングでクリアにし、コーティングもかけていません。
このレンズを受け取りに行ったとき、山崎さんはかつて手掛けたヘクトールで撮影された写真を何枚も見せてくれました。
何枚かは絞り込まれた作例で、一見シャープですが、そればかりの写真でいまひとつヘクトールをわざわざ使う必然性を感じません。
一方、開放のものは、なんともヘクトールらしいぽわーんとした描写がユニークですが、どこにピントがあるのか分からないような写りです。
結局のところ、F2,2とかF3,2といったわずかに絞ったものが、独特の雰囲気を残しながらピントが感じられ、そのために立体感も表出することが分かり、入門者としてはここからスタートだ、と納得させられるものがありました。

小町神社のかたわらに置かれた、恐らく先代の建物の屋根部分と思われるものですが、予想以上にシャープで、山崎さんがピントのいいレンズと言った意味が理解できた気になりました。
しかし、前ボケがいい感じなのに比すると、後ボケはがさがさとうるさいのが気になります。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2007/01/24(水) 23:21:46|
  2. Leitz Hektor 7,3cmF1.9
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洇鏡頭

R-D1/Hektor 7,3cm F1.9

昨日、一昨日とおかしな具合に収差の出るレンズを使いましたが、今回は普通に写るはずがやはり問題があったというケースです。
ご覧のとおりのハイライトの滲みです。
くもりが出ていたので、クリーニングしてもらったのですが、わからない部分にくもりが残っているのか、あるいは基本設計の段階でこんな写りのレンズなのか。
やはりポートレート用レンズなのでしょうか。
ただ、モノクロ時代のノンコートレンズながら、独特の発色はたいへん魅力的で、凡庸な表現ですが、油絵を見ているような味わいがあり、これは評価したいと思っています。

なお、タイトルも文字化けですが、これも収差のひとつとしてそのままにしてしまいました。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2006/03/29(水) 01:44:37|
  2. Leitz Hektor 7,3cmF1.9
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zunow

Author:zunow
ライカのレンズ、各国のノン・ライツ・レンズ、アダプターで無理やりライカ・マウントにしたレンズ…。気が付いたらたまってしまったこれらガラスのかたまり達を整理するため、日記風に綴ってゆきます。しかし、技術の向上はなく、カメラも汚れて距離計が狂いはじめました。看一下、没進歩的博客。

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