スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --

看小孩的祭祀

M8/Heliar 5cmF4.5
遠州駅からほど近い金守神社で事が行われました。
朝日舞、乙女神楽舞、浦安舞です。
少年少女による伝統的な舞は以前にも見学したことがありますが、正直なところ理解できるものではありません。
しかし、町では熱心に見入る人が数多くいて人垣をつくっているのが印象的でした。

りは最終日のいよいよ最後に舞児還しという神事が行われ、このりを高名なものにしています。
舞児に選抜された少年少女が三島大社の神に仕えるのですが、本殿から肩車で男坂を降りて屋台に乗せられ自宅に送り返されるという儀式です。
この舞児還しがクライマックスになるため、りの間中子どもを大切にするという空気が流れ続けるのかも知れません。

残念ながらその前日に訪れたわたしは舞児還しを目にするチャンスはありませんでした。
ただ、町のおばあさんからいろいろと話を聞く機会があって、舞児還しでは涙が出るほどの感動があるとの説明を聞き、ぜひ来年は体験しなくてはとの思いを強くします。

町でのりでは、多くの人に声をかけていただいたり、逆にこちらから話しかけて質問したり、いろいろとお世話になったという感があります。
どこから来たかと聞かれることが多く神奈川からと答えると、さすがに少し遠方から来ているということで喜んでもらえます。
稚児のお母さんは戸塚出身とのことで、お隣同士だという偶然に驚いたりしました。

こんな風に現地の方と話をする機会が出てくると、話を聞きながらその方の写真を撮れないものかと考えます。
話をしながら、いい表情を見せてくれることが多かったり、自分の記念のためにもシャッターを切りたいという欲求に襲われます。
中国の旅では、実際にお断りして撮ったりすることがありましたが、国内だとなかなか頼みにくい状況がありますし、頼むのではなく自然の姿を撮りたいという欲求があったりしてなかなか撮影することができません。
これは、わたしにとっての大きな課題になっています。

少し気持ちのへこむような話も聞きましたので、それを記すことでりシリーズを終わりにしたいと思います。

の祭りのいちばん外れのエリアになるのが城下というところで、ここには常夜灯が残されていますが、駅から歩くと40分近くかかるところです。
しかし、町ではかつての街道の風情が残るエリアとして観光案内にも載せているところです。
歩きに自信のあるわたしは、当然のごとくがんがんと尋ね歩きました。

なるほど古い商屋の建物がところどころ残っていたり、建物が街道に面して斜め向きに建っていたりで、なかなかに愉しめるエリアだと感じました。
ただし頑張って歩いても30分以上かかりますから、何かポイントとなるようなものがあればいいなと思ったのも事実です。

そしてここである男性から話を聞く機会がありました。
城下は林業と秋葉詣での宿場として大いに栄えたそうです。
しかし、昭和以降は衰退の道をたどり、いまでは後継ぎは出ていく、毎年十数件のお葬式がある寂れつつある町だとの説明でした。

もともと栄えていたのですから立派な建物がそこそこあったのに住人が出てしまって朽ちていったり、多くの職人に後継ぎがなく伝統が途切れたり、流れを止めることが難しくなっているようです。
ようやく観光文化ということで紹介されつつありますが、駅から遠すぎる上、今さら観光でどうこうするのはイヤだというプライドが邪魔することもあって、これもうまくいっていないと言います。

独特の文化がまだ何とか息づいているところと感じましたので、早急にどうにかすれば人が訪れるようになるというのが、この方とわたしの共通意見です。
祭りには城下として参加しているのですから、うまくひとつになることで脱皮してもらえないものかと思います。
例えば限界村落のようなところで無理してどうにかしろというのとは状況が違います。
森の祭りと並行してこの問題が解決されるよう、来年を楽しみにしたいと思い夜汽車で岐路につくことにしました。
【M8/Heliar 51mmF4.5 F4.5】
スポンサーサイト
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Heliar 51mmF4.5 | trackback(0) | comment(0) | 2010/11/14 Sun

古典手法

M8/Heliar 5cmF4.5
昨日の失敗に続いて、今日は古典的手法、誰もが1度はやってしまうカーブミラーです。
いや、わたしの場合はこれが2回目でした…。
言い訳を許してもらえるのであれば、あまりの人垣と脚立に乗ったカメラマンの多さに、この位置からは他に手がなかったからなのですが。

昨日の繰り返しになりますが、暗部がつぶれない表現にしびれます。
太陽光をまともに受けた銀色の壁が凹凸まで描写されているのに、影のところにいる人もしっかり写っています。
ヘリアー恐るべし。

このヘリアーですが、名前はヘリアーでも構成はヘリアーではないかも知れません。
それどころか、ヘリアーというレンズの多くがヘリアー型ではない可能性があります。
ヘリアーはオリジナルの設計後、性能の問題からすぐに設計変更しているからなのですが、このへんの事情はいつものようにキングスレークの「写真レンズの歴史」に詳しいので(それほどでもないか…)、以下に記します。

フォクトレンダーのハーティングがヘリアーを設計したのは前々世紀の1900年のことです。
1893年のクックのトリプレットをもとに、自由度をひとつ加えるために3群目をダプレットにして、対称型に設計したのではと、キングスレークは推測しています。
しかし、このヘリアーの性能は期待外れのものでした。
周辺球面収差は改善されたものの、コマ収差や非点収差はトリプレットより悪化してしまっています。

2年後ハーティングは、ヘリアーを改良して、前群を厚くした非対称型にすることで非点収差などは改善されます。
しかし、キングスレークは、これでやっとヘリアーもトリプレットと同等品となったが、エレメント数が当初の3枚から5枚になっているから無理もないと、珍しくも皮肉いっぱいな表現をしています。

さらに翌年、ハーティングは、1群目と3群目を反転させる改良を行います。
最初のヘリアーは、メニスカス+凸レンズの貼り合わせ、凹レンズ、凸レンズ+メニスカスの貼り合わせという構成だったのを凸レンズ+メニスカスの貼り合わせ、凹レンズ、メニスカス+凸レンズの貼り合わせという向きに変更したのです。
非点収差こそ悪くなりますが、それ以外のすべてが改善した新設計のレンズはダイナー(デュナール)と名付けられます。

その後ダイナー型の設計は長らく忘れ去られます。
しかし、1916年、フォクトレンダーではなく、ダルマイヤーから同型のペンタックが発売されます。
ペンタックはよく知られるようにたいへんな評判で、その影響もあってか、フォクトレンダーもダイナーを復活させますが、ダイナーの名前は使わずヘリアーとしました。
このため、第1次世界大戦以降のヘリアーは、ヘリアー型ではなく、ダイナー型である可能性が高くなっています。

さて、わたしのヘリアーは、シリアル番号から1909年の製造と分かります。
M型ライカのファインダー接眼窓よりも小さなガラスが付いた真鍮鏡胴の可愛らしいレンズです。
年代としては、ヘリアーに不満を持ったハーティングがダイナーを登場させた後ですが、ダイナーをヘリアー名で販売したと記載されているよりは前のことです。
現時点では、このレンズがヘリアー型かダイナー型か、わたしには分かりません。
しかし、仮に分かったところで、それが一般には大した意味を持たないということは、わたしにも分かります。
【M8/Heliar 51mmF4.5 F4.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Heliar 51mmF4.5 | trackback(0) | comment(0) | 2010/11/12 Fri

最好看的地方

M8/Heliar 5cmF4.5
うーん、失敗してしまいました。
せっかく、屋台を引いているふたりがいい顔をくれたのに、露出が対応できませんでした。
いつも横着して開放でしか撮らないですし、フィルムではないのでブラケット露出もがんがん使うので、露出で失敗は少ないつもりでしたが、戒めのためにも今回採用します。

それに外したつもりの左側の人物が中途半端に入ってしまってます。
M8のブライトフレームは、R-D1よりは実際に近いですが、それでも正確とは程遠く、信用してはいけません。
およその見当で焦点距離55mmくらいのレンズに対応したフレームになっているように感じます。
以前、ゾナー58mmF1.5というレンズを使った時はしっくりきたように思ったくらいです。

レンジファインダーカメラなのだから、トリミングすることを前提に少々広めにフレームを設定しているのでしょうか。
35mmフルサイズでもないので、そんなに気にすることではないですが、やはり51.6mm規格にぴったりなフレームであった方がありがたいですね。

さて、レンズの描写ですが、昨日の作例と同じレンズては思えないほどシャープです。
今日のは、絞ったかのごとき雰囲気ですが、両者とも開放です。
違いの原因は、昨日が半逆光ぎみでいらない光を拾ってしまってコントラストが落っこちているのに対して、今日はご覧のとおりの順光だということです。
古いローコントラストレンズだからでしょう、暗部がつぶれずに表現されるのが、オールドレンズを使って得られる楽しみということになります。

森町には、ところどころ古い町並みが残っていますが、作例の撮影位置もそんな一角になります。
江戸時代に秋葉山信仰というのがあったのをご存知でしょうか。
火伏せの神として現在の浜松市にある秋葉神社に参ることが流行しました。
その宿場町として森町は繁栄したようですが、昭和に入って東海道が大動脈になるに及んで東海道から外れた森町が取り残されるかたちで町の景観が保たれたようです。

ただ林業などで栄えたという側面もあったとのことで、古民家の建て替えは多く、町並み全体が古いままというところはほとんどありません。
むしろ、ゆっくり散策しながら昔の面影を尋ね歩くという感じになります。

りの中心になっていたのが、当時の面影をそこここに残す通りでした。
道幅が適度に狭く、ところどころにクランクのようになったところがあるのが、いかにも江戸時代の宿場であったことを彷彿とさせます。
その道幅の狭さが、屋台が通るのにぴったりなのがよく分かりました。
【M8/Heliar 51mmF4.5 F4.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Heliar 51mmF4.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/11/11 Thu

笛的秘密

M8/Heliar 5cmF4.5
続けて笛と太鼓の写真になります。
ちょっと可愛らしい感じに見えてしまいそうですが、侮ってはいけません。
これが素晴らしい演奏なのです。

昨日も書いたように太鼓も笛も大きなものが使用されていて、音量が大きいということがあります。
大きいということは音も低く、原にずしーんと響くような迫力があります。
そして、お囃子はりにとって重要なものなのでしょう、かなりの練習を積んだことが分かるようなしっかりした技術もともなっていました。

ここで時間を少し巻き戻させていただきます。
おとといの話になりますが、屋台を真横からとらえた写真です。
この屋台の右側に乗ったブルーの法被の男性が見えますが、朝一番に遭遇したこの方の演奏がもの凄く、わたしは一気にりに引き込まれてしまったのでした。

この方の笛は、圧倒的な音量がありましたが、ただ音が大きいということだけではなく、早いフレーズなどでも一音一音の粒をはっきり音にしていて、実に明確な音楽を奏でていました。
音漏れも無く、お囃子にありながらダイナミックスの幅もあって、音楽の存在感が際立っているのです。
竹の笛ですが、金属製のフルートと同様に扱われています。
むかし愛聴したモーツァルトのフルート四重奏曲をこの笛で聴きたい、思わずそんなことを考えさせられる素晴らしさです。

ずっと後を追って、休憩に入ったところで図々しく素人質問など話をうかがいました。
まず、すばらしい演奏に感動した旨打ち明けたのですが、いえいえわたしなぞはと非常に謙虚に答えられたのが印象的でした。
それでも、かれこれ30年笛を吹いているとのことで、なるほど経験が音楽を自らの肉体の一部としていることがうかがえます。

最初に聞いたのが笛の大きさですが、やはり音量を増すために大きくなったものだとのことでした。
そのため笛は自作されたとのことで、なるほど、楽器が自分の口や手の延長として機能しているのでしょう。
それにしても笛を自作されるとは、職人の域なのかも知れません。

演奏法も通常とは違うとの説明です。
お囃子では、普通、笛も合奏で吹きますが、ここでは奏者がふたりいながら合奏はせず、ふたりが交互に吹く形をとるそうです。
聴いていて気付いたのは、交互に吹くと言っても掛け合いではなく、あくまでひとりが1曲吹いた後、もうひとりに引き継いでいます。
2本のフルートのための協奏曲のようなお囃子があっても面白そうですが、あくまで独自の演奏法にこだわっているようです。

また、町のスタイルですが、これは掛川や藤枝など、この地域には広く伝わっているものだとのことでした。
恐らく横須賀から広まったものではないかとのことです。
少なくとも静岡市と浜松市の間の東遠州と呼べるエリアでは、大きな笛をソロのように吹くスタイルが確立していると言ってよいようです。

短時間でしたが、素人の質問に対して丁寧に答えていただき、より興味を深めることができました。
しかし、これはわたしの設定ミスでしたが、3日間のりのなか日に訪れたということで、この方を除くと若手のお囃子ばかり聴いたことになります。
夜には練りもあったので、そこまで粘ればあるいは笛名人同士の掛け合いとか対決とかという場面に立ち会えたかも知れないのに、夕方戻ってしまったのは返す返すも残念なことでした。
素晴らしい演奏を聴けた喜びと、さらに聴けたかも知れないチャンスを逃した後悔が相半ばした、そんなり体験でした
【M8/Heliar 51mmF4.5 F4.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Voigtlander Heliar 51mmF4.5 | trackback(0) | comment(1) | 2010/11/10 Wed
| home |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。