摩羯座的女人

M8/Retro-Lumax 35mmF3.5
ワールドカップが始まって早くも1週間がたちました。
開催前、マスコミはこぞって日本国内では盛り上がってないと、マスコミ自体がそんな報道に盛り上がっていましたが、日本が緒戦に勝利したことで今度は盛り上がりが強調されています。
こういう右から左へみんなが一斉に反転するような報道姿勢は、社会主義の報道規制にもにてちょっと薄気味悪い気がしてしまいます。

今日の日本対オランダ戦のキックオフは夜8時半からでしたが、昼間から某民放が5時間スペシャルを組み、某公営衛星放送が一挙10時間放送で対抗します。
なんでここまでやるのか不思議です。
日本対オランダよりも、この両局のバトルの方が内容が低次元とはいえ、白熱していたかも知れません。

ここまでに、スペイン、フランス、ドイツと欧州の大国が立て続けに敗北していたので、よもやオランダもとの期待があったかも知れません。
しかし忘れてはいけないのは、日本がカメルーンに勝利した試合こそ番狂わせであって、それがそうそう続くということはないということです。

それでもサッカーは1点が遠いスポーツで、実力差が大きくてもラグビーでつくような大差になることは案外少ないものです。
一方的な内容でも引き分けるケースは多いですし、逆にワンチャンスをものにして勝ってしまうという怖さすらあって、まさに日本はそうやってカメルーンをくだしたのです。

それでも負ければ敗因というものがあるはずと、各国のマスコミは躍起になるのは面白いです。
スペインは、前監督のアラゴネスが前半の消極的な布陣を批判しましたが、マスコミでは失点時の中途半端な飛び出しをしたカシーリャスが批判の的になり、さらには彼の恋人までもがリポーターとして試合前後に接近したことが敗因に繋がっていると叩かれる始末です。

フランスは、すべてドメネク監督が批判を一身に負っているようです。
世界屈指のタレントを擁しながらそれをまったく機能されられないのですから止むを得ないでしょう。
こんなことなら、欧州予選のプレーオフでアンリがボールを手で止めた直後に決勝ゴールが決まったことから、ハンドを認めて出場辞退すればよかったと国民から批判されそうで心配になります。

ドイツでは、笛を吹いたレフリーに批判が集まっています。
もともとセルビア寄りのジャッジングだったうえに、イエローカードを連発してエース・クローゼを退場に追いやったからです。
セルビア贔屓だったかはともかく、少なくともカードを出す基準が他のレフリーよりは緩かったのは間違いないと思われます。
そのレフリーは、スペイン人だったのですが、あるいはドイツが勝ち抜けると第3戦で選手を休ませるなど楽になるし、イエローカードを多めに出せば試合が進むにつれて欠場する選手が出てくる可能性が高まることから、スペインを初優勝させたいという気持ちがはたらいたからとも詮索可能です。

日本の敗戦も、考えればいくつか原因を見出すことはできるでしょう。
しかし、国内では、優勝候補のオランダが強過ぎたからだ、日本はよくやったと報道されて終わるのでしょう。
欧州や南米であれば、失点になったキーパーのミスが敗因と大騒ぎになった可能性が高いと思われます。
正面に飛んできたボールを逸らしたからですが、日本でならそういう議論になっても、いやボールがブレたからであれは仕方がないとなるのかなと思います。
第一、その後決定的なシーンをふたつも防いだではないかとも。

いずれにしても、次のデンマーク戦でベスト16進出を決めれば、不問に付されるので頑張るしかないということでしょう。
ある程度仕掛けてくるカメルーンやオランダには機能したディフェンシブな布陣ですが、より引いて戦うデンマークには同じ戦い方は厳しいでしょう。
いよいよ岡田監督の是非が問われる段階が来たと言えそうです。


さて、作例は、散策会@中野の最終回です。
飲み屋さんのようなお店からたくきさんの女の子が出てきて駅方面に向かったのですが、それを店のママのような女性が見送っています。
すると角に差しかかった女性たちが一斉にママに向かって、ありがとう、さよならと手を振り出しました。

店を借りて習い事でもしていたのか、会合の会場として使っていたのか状況は分かりませんが、一斉に手を振るシーンはドラマチックな迫力がありました。
一瞬を逃さずスナップといきたかったのですが、残念、前方からの自転車と後方からの歩行者に阻まれるかたちで構図が決まりませんでした。
本田がシュートしようとしたところマタイセンとファン・ブロンクホルストにブロックされた、ような写真です。
【M8/Retro-Lumax 35mmF3.5 F3.5】
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Corfield Retro-Lumax 35mmF3.5 | trackback(0) | comment(1) | 2010/06/19 Sat

不是Lumix,就是Lumax

M8/Retro-Lumax 35mmF3.5
レトロ・ルマックスなんて名前に誰も関心を示さないと思ったのですが、すかさず反応がありましたので、少しご紹介することにしましょう。
ただし、レンズ情報があまりに少なく、ほとんどがご本人には無許可掲載の受け売りとさせていただくことを容赦ください。

メーカー名がコーフィールドなっていることで察せられるように、レトロ・ルマックスはぺりフレックス用のレンズです。
ぺりフレックスは潜望鏡ライカの異名を持つライカ・コピー機でずが、距離計ではなくペリスコープと呼ばれる潜望鏡様の原始的なピント合わせを使うため、レンズにも距離計に連動するメカニズムがありません。
マウントやフランジバックはライカと同規格ですので、ライカで使用可能ですが、目測による距離合わせになります。

距離計とは関係ないということは、最短撮影距離の制限がなくなるということでもあります。
鏡胴には「1.5」が最短撮影距離として目盛られていますが、これはメートルではなくフィートで、最短撮影距離は40センチほどとなります。
実際には「1.5」の目盛よりさらにヘリコイド半回転も繰り出せますので、最短撮影距離はなんと約25センチになるようです。
こんなに寄れるライカ・マウント・レンズはちょっとないでしょう。

実は手許にもう1本ぺりフレックス用レンズがあります。
Lumax 50mmF1.9 という大口径とも言える標準レンズです。
こちらには、マウント部に"lens made in germany"," PAT. 575076 LIC'D BY WRAY"の表記がありました。
レイのライセンスによる特許番号575076?
しかもF1.9といえば、思い当たるレンズがあります。

さっそくキングスレークの「写真レンズの歴史」の該当ページを見たら、原註に1944年と括弧がついて同じ特許番号が出ていました。
そうこれは、レイのC.G.ワインが設計した名玉シネ・ユニライトに他なりません。
4群6枚のガウスタイプの後群の貼り合わせを分割して、その4枚目を深いメニスカスにすることで、5枚目の凸レンズを省略してしまった優れたレンズと解説されています。

ルマックスはドイツ製となっていますが、製造はミュンヘンのエナ社で行われていたようです。
エナにはM42の有名レンズとして、エナリート50mmF1.9がありますが、恐らくこのレンズも戦後の特許切れかコーフィールドにレンズを供給する見返りかで、シネ・ユニライトをエナリート名で製造していたのではと想像されます。

そうだとすれば、レイフレックスという一眼レフカメラ用の標準レンズユニライト50mmF2くらいではと思われていたユニライト型のスティルカメラ用レンズにエナリートが加わることになります。
たしか以前に ksmt さんがエナリートを使っていたかと思いサイトを確認しました。
確かに使われてはいましたが、借りものだということで分解することはもちろん、残念ながらレンズの構成についても言及されていないようでした。

レイフレックスもぺりフレックスも、今のようなペンタプリズムとミラーを持つ一眼レフが登場する以前の、プリミティブな一眼レフとしてイギリスを代表するクラシックカメラのような扱いでともに語られることが多くあります。
しかし、その標準レンズまでが、兄弟のように同じ構成であったというのは新たな発見でした。

だいぶ話が逸れてしまいましたが、ここで使用したレトロ・ルマックスには"Germany"の表記がどこにもない代わりに"BRITAIN"の刻印が誇らしげに見られます。
コーフィールドにはエナとともに British Optical Lens Co.がレンズを供給していたと言われているので、このレンズはイギリス製と見なしてよさそうです。

レンズ構成は4群4枚のレトロフォーカスで、ワイド・ルマックスなどのネーミングよりも構成が想像できるところがよいです。
製造年は分かりませんが、本家アンジェニューのレトロフォーカス35mmF2.5などよりずっと後の製造なのでしょう、レンズの暗さを割り引いて判断しても、非常にシャープでコントラストも高い優れたレンズだということが分かります。
根拠もなく、英国製だからなのだろうと英国レンズファンとしての身贔屓もしたくなります。


作例は、途中発見した写真機居酒屋なるお店ですが、わたしが無知なだけでメンバーのほとんどが知っていました。
最初「のとんき」いや「とのきん」かと悩みましたが、上の看板には「Tokinon 50/1.4」とあってレンズ名かとやっと気付く始末です。
残念ながら日曜はお休みだそうで、一杯やるということもかないませんでした。

ホームページを見ると、名前のとおりレンズ好きが集まる楽しいお店のようです。
わたしのまわりにも何人か常連がいるのかもしれませんね、どなたかお店の情報教えてください。
わたしも、上述したルマックスの話を引っ提げて、ぜひ一度お邪魔してみたいと思っています。
【M8/Retro-Lumax 35mmF3.5 F3.5】
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Corfield Retro-Lumax 35mmF3.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/06/18 Fri

敬礼姿勢

M8/Retro-Lumax 35mmF3.5
二眼レフは、お辞儀するような独特の姿勢で撮影するため、被写体から緊張感を解いて自然な表情が撮れる、とはよく聞くことです。
モデルさんは撮影者ではなくレンズに見つめられるのだから緊張から免れることはない、とわたしなどは思いたいですが、お辞儀姿勢で撮るというのも日本的奥ゆかしさが発揮されるということかも知れません。

では、いまどきの液晶モニターを見ながらのデジタル撮影はどうなのでしょう。
カメラのファインダーから目が離れるので、被写体はレンズと目の双方に見られているようになるので、より緊張感が増すのではないでしょうか。
最悪の撮影法かも、ですね。

ところで散策会の途中、思わぬハプニングがありました。
メンバーの方のローライが故障してしまったのです。
他のメンバーの方でメカニズムに通じている方がいますので、さっそく診断しますが、やはり応急処置等でどうにかなるという状況ではないようです。

ではどうしたか。
ここは中野ですから、有名中古カメラ店もあります。
さすがにローライフレックスをということはなかったのですが、マミヤフレックスを購入して、散策をその後も続けられました。
すばらしい作品を撮られることで誰もが一目置かれる方でしたが、さすが集中して撮影されるとあって、カメラを現地調達されたのには敬服しました。

作例は、そのメンバーではなく、今回、初参戦のゲストの方です。
カメラは二眼レフではなく、クラシックなウェストレベルファインダーが付いた中判一眼レフです。
レンズがかなり特徴があるものですが、これは謎のレンズということで詳細はヴェールに包まれたままです。

作例の被写体も、ヴェールならぬ覆いに囲われていて謎のようですが、中にはたくさんのネコがくつろいでいましたので、きっとそれらを撮っていたのだろうと思われます。
冒頭、お辞儀する姿勢が緊張を解くと書きましたが、それはネコにも通用するものなのでしょうか。
こう書くことを許していただけるなら、シチュエーション次第でちょっと覗きをしているような、見ている方に緊張を強いる姿勢に見えてしまいました。
【M8/Retro-Lumax 35mmF3.5 F3.5】
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Corfield Retro-Lumax 35mmF3.5 | trackback(0) | comment(1) | 2010/06/17 Thu

三位一体

M8/Retro-Lumax 35mmF3.5
散策会は、中野の商店街をゆっくりと進んでいき新井薬師に到着しました。
まっすぐ歩いて15分程度の距離だと思いますが、寄り道続きでその6倍の1時間半かかっての到着です。
究極のスローライフというか、スローフォトという感じです。

散策会を主宰するT氏は語ります。
もともと厳密には散策コースを決めているわけではありません。
10時に集合して歩き始めますが、昼までは光線のいい側を選んで進んでいき、太陽が真上にのぼったあたりで昼食タイムをとります。

いくつかポイントを決めてはいますが、つねに太陽の位置を意識しながら光線が生きる方向を目指して、その中での出合いを大切にしていくということでしょう。
そこでまたよいものを見つけ出す名人がいます。
おお、良いですねと言って、しばし集中撮影タイムになったりするのです。

今回は、新井薬師でお昼近くになったため、駅方面に少し折り返して食事をとりました。
さあ、午後はどこへ向かうかと思えば、来た時に面白いところがあったのでと商店街まで一気にもどり、1時過ぎにカフェタイムとなつてしまいました。
今回、話題豊富なゲストが見えていたこともあって、カフェタイムは長時間にわたり、結局ここで解散となってしまいました。
これはあきらかに撮影時間より、おしゃべり時間や買い物時間の方が長い、珍しい散策会です。

何人かは、商店街付近に再々度戻ります。
マンションに囲まれた一角に古くて味のある飲み屋さんがまだ頑張っていますが、一方立ち退いてしまつたスペースが白い布で覆われていて、シュールな空間が生まれていたのです。

ここでは、「清酒大関」(野球賭博とは関係ないでしょう)、「once upon a time」、「おでんとお酒の研究会」がひとつの看板の中でそれぞれ主張しています。
そのため、相互に関連付かないところが気に入りました。
わたしもいちおう中将姫光学研究所などと名乗っているので、研究者同士の仲間意識が働いたということもあります。
この空間があまりにすばらしく、猫がいっぱいいたので、案外この素晴らしい看板に気付いた人はいなかったのではないかと思っています。
【M8/Retro-Lumax 35mmF3.5 F3.5】
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Corfield Retro-Lumax 35mmF3.5 | trackback(0) | comment(1) | 2010/06/16 Wed

什么都好吃

M8/Retro-Lumax 35mmF3.5
中野の商店街をひたすら歩きましたが、なかなか写真を撮るチャンスは巡って来ません。
まったく何もないわけではありませんし、むしろ目に新鮮な飲食店やら、たまに通るコスプレに近いいでたちの若い人などはぜひ撮らせていただきたいくらいです。

そういかなかった理由のひとつは、50mmレンズを付けていたことがあげられます。
商店街の路地はかなりの細さで、散策会のメンバーがある程度分散しているとはいえ、縦に並んだようなかっこうでは人物スナップや人物を点景的に取り込んだ撮影は難しいです。
広角35mmも持参していましたが、最初に付けていたレンズを数枚撮っただけで替えてしまうには抵抗がありました。

しかし、そんなことを言っていては、いつまでたっても広角レンズの出番はなくなります。
とうとう50mmは見限って、35mmに交換しました。
しかし、この35mmは普通のライカレンズではありません。
そのちょっとした特徴を活かして、少しだけ普段ではできないことをやってみたいと思います。

さて、中野の商店街は個性的な店が並んでいましたが、飲食店街を抜けると小売店の中にもそういった存在が際立ってきます。
せんべい、たこ焼き、韓国のくるみクッキー、てんぷら、そば等々、メンバーは撮影を忘れて買い物に奔走しているようです。

わけてもこの製麺所はいちばん人気で、とうとうメンバーだけで行列ができてしまいました。
見るからに腰のしっかりした麺類が、5種類も並んでいてこれは悩みそうです。
わたしは購入しませんでしたが、お買い上げの皆さんには、ぜひその感想をお聞かせいただきたいものです。

レンズは、ライカマウントですが、距離計に連動しません。
つまり目測になるのですが、距離表示がフィートで、距離とメートル換算の二重の手間がかかり、W杯観戦で寝不足になったぼんやり頭には正直かなり面倒です。

ただ、デジタルですからトライ&エラーが効くので気が楽ですし、F3.5というのも普段F2とかF1.5の50mmレンズを使っている習慣から、どうにかなるだろうという根拠なき自信を起こさせます。

作例は、60センチほどの距離からの目測撮影ですが、おおむね一発で決められたとにんまりです。
前方の人物も(というよりもこころ優しいメンバーの皆さんと書くべきでした)、ややがさついた感じはありますが、優秀な50mmF2開放で撮ったような芯のしっかりしたボケ味です。
まずは作戦成功と言いたいですが、撮影に少し時間がかかり過ぎているのであまり自慢になりません。
【M8/Retro-Lumax 35mmF3.5 F3.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Corfield Retro-Lumax 35mmF3.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/06/15 Tue
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