道真和他孫子

R-D1/Busch Glyptar 35mm F3.5

江ノ島の中には神社がいくつかありますが、意外にもお寺は存在しないようです。
神社事態が仏教と深い関わりがあるので、必要性がなかったということかもしれません。
また江ノ島の創世物語として、五つの頭を持つ龍が暴れまわっていたところ弁天様が現れてこれをいさめ、やがて弁天様と龍が結ばれるという伝説があって、人々の信仰も強く、他の宗教を受け入れなかったとも想像できます。

江ノ島の地図を見ると神社が5箇所確認できます。
うち3つのお宮が江島神社で、昨日の写真の辺津宮、その並びにある中津宮、今日の写真の奥津宮と呼ばれています。
この奥津宮の鳥居は菅原道真の命によって建立されたそうで、学問の神様に因んででしょうか受験生一家と思しきジョギンググループが通り過ぎていきました。
道真の36代の子孫と自称した菅原通済は明治から昭和にかけて活躍した実業家ですが、彼も江ノ電の経営にたずさわり、江ノ島や鎌倉の開発などに尽力しています。
同時に文化人として、小津安二郎と交流してその作品にまで出演したり、売春防止法の制定に尽力したりなど、大物振りを発揮した人でもあったようで、地元の名士として調べてみなくてはいけないと思わせるものがありました。

さて、今日のはブッシュのF25の描写です。
シャープな部分はマックスに達し、周辺も流れるというよりは、滲んでかなりのソフト描写に変身します。
ソフトフォーカスレンズといえば焦点のあった部分も含めて超軟調に写りますが、このタイプのレンズは周辺のみを超軟調に仕立ててシャープに写った中央の被写体を浮かび上がらせるという、逆発想のポートレートレンズということなのではと思います。
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Busch Glyptar 3,5cmF3.5 | trackback(0) | comment(2) | 2008/01/24 Thu

聖米切尓山

R-D1/Busch Glyptar 35mm F3.5

フランスの修道院、モン・サン・ミッシェル。
かつてわたしがヨーロッパを旅してまわっていた頃、友人にこのカトリックの聖地を説明するとき、フランスの江ノ島だ、といって写真を見せると、みな意外に感心してくれたものです。
いまモン・サン・ミッシェルは日本でもメジャーな存在で、こんな説明をしたら笑われることでしょう。
逆にヨーロッパに行ったときに、あなたの住んでいる藤沢はどんなところかと聞かれたら、日本のモン・サン・ミッシェルだと答えてみたいと思っています。

モン・サン・ミッシェルのロマネスク様式(大部分がゴシックに建てかえられていますが)の教会堂に相当するのが、ここ江島神社です。
モン・サン・ミッシェルの修道院が10世紀に創建されたのに対し、江島神社は社伝によれば6世紀からの歴史があるそうで、いずれも陸から少し離れた海中に聳える小高い島という存在感が、宗教性と結びついたということだと思われます。
どちらも観光地のレッテルを貼られて久しいですが、祈りに訪れる神聖な場所であることは変わっていません。

昨日の開放に続いて、こちらはF9に絞っています(大陸系列の絞り値)。
シャープな部分の面積が、飛躍的に広がっていることが分かります。
楽しみながら使うには、このあたりがベストのようです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Busch Glyptar 3,5cmF3.5 | trackback(0) | comment(3) | 2008/01/23 Wed

単人去恋人之丘

R-D1/Busch Glyptar 35mm F3.5

日曜日の午前中は、だいたい時間が空いているのですが、早起きはなかなかできません。
サッカーのスペインリークが6時からだったので、珍しく早朝から起きだして観戦し、8時からどこかへということで急遽江ノ島へ行ってきました。
生まれてからずっと藤沢在住ですので、江ノ島は身近な存在です。
しかし、島の中まで歩き行ったのは実に久しぶりのことで、恐らくは釣りで通っていた中学時代以来と思います。

自分の記憶の糸を辿るように歩きましたが、その糸を手繰ったとおりというのが久しぶりに訪れた印象で、ほとんど変化がなかったのは嬉しい誤算です。

変化ということで言えば、スパができたことは聞き知っていましたが、"恋人の丘"には苦笑させられます。
恋人ふたりで鐘を鳴らすと別れることなく幸せになる、全国に同工異曲の施設がいくつあることか…。
さすがに9時代では、恋人たちが群がるどころか、人気すらありません。
それで恥ずかしげもなくひとりで鐘を鳴らしてきました。
R-D1を手にしていたので、このカメラと別れずに幸福を得たいと祈念しました。

レンズは、素人によると思われる謎のマウント改造モノです。
中央はビシッと解像しますが、周辺はバーンと流れ、それでいて光量落ちはないという不思議です。
あと、今回初めて気付きましたが、ボケが非常にうるさい。
開放の描写ですが、いつも通りのJPeg撮影、無加工です。
無理に言えば、画面中央、面積にして1/15のみが、ちゃんと写っているだけです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Busch Glyptar 3,5cmF3.5 | trackback(1) | comment(4) | 2008/01/22 Tue

開宝馬

R-D1/Emil Busch Glyptar-Anastigmat 3,5cm F3.5

いったい、なんのためのレンズなのか。
わたしのこのブッシュのレンズには、首をひねるばかりです。
周辺部の光量が不足するレンズはたくさん所有していますが、光量は問題なしなのに、周辺が完全に崩れてしまうのはこれ1本です。それでいて中心はわりあいシャープです。
まあ、ポートレートとか、考えればいろいろと面白い使い方はあるのでしょうが、ちょっと遊び感覚で、停めている車を走っているように見せてみるかと、こんな具合に撮ってみました。
前輪が制止しているのがいけませんが、まあまあ所期の目的は達成ということで。
ダメレンズも喜んで愛用するのが「中将姫スタイル」です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Busch Glyptar 3,5cmF3.5 | trackback(0) | comment(0) | 2006/03/27 Mon
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