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拍被拍?

Tanar 5cmF1.5
少し前にハイパーゴンをNEXで撮影した写真が出たと思えば、立て続けにブッシュのGlaukar80mmF2のLマウントレンズが出てきたりと、"www.oldlens.com"では前触れもなしにすごい試みやレアレンズが出現して、いつも驚かされてばかりです。
その後は以前から持たれていたレンズの最新の写真をアップされたりと、しばらく落ち着いたかとホッとしていたところ、これまた突然に田中光学のタナー5cmF1.8というたいへん珍しいレンズが出てきて、またびっくりしました。

さらに写真を見るともっとびっくりです。
13枚並んだ写真を見比べてもレンズの特徴が見えてこないのです。
特徴がないレンズなのかとといえばまったく逆で、普通ではない写りをしています。
ところが、偏ボケしているのではと思えるほど部分的に激しくボケている写真があれば、全体がおおむね均一にシャープに写った優等生風あり、全体にピントがはっかりしないような激アマあり…、まったく捉えどころがありません。
撮影してみないとどんな結果になるのか分からないとレンズのように思えました。

全体に二線ボケの傾向が強そうですし、周辺にいくにつれてボケの激しさが増すところは元来のF2ゾナーを強引にF1.8まで引き上げたところに起因するのでしょうか。
また、ハイライトはよく滲むようですが、前ボケはきれいに見えますし、トータルではボケ全体が個性的でたいへん面白いレンズではないかと思われます。
初めて見るレンズの表現として、少なくとも私にとっては期待通りのものを感じることができました。

田中光学では、わたしもF1,5とF2の標準レンズを持っています。
どちらもなぜかライカの距離計とぴたり連動してくれないため、長らく出番がありませんでした。
しかし、X-E1では距離計は関係ないので、F1.8に刺激されるかたちで、今回の明治神宮ではF1.5のタナーを使ってみることにしました。

ところが、昨日の作例でご察しのとおり、このレンズはものすごい滲みがあってピントが合わせることができません。
花嫁さんのところでは、おかしいおかしいとフォーカスリングをあちこちまわしながら何枚も撮りましたが、ピントが合っているといえるものはまったくありません。
過去の作例を見るとこんなではなかったのですが、どうなってしまったのでしょうか。

作例のように2~3メートル以内ですとピントは問題なくなります。
そうなるとトレードオフでボケは激しくなり、人物がまるで海の天使の異名を持つクリオネのような姿に化けてしまっていました。
田中光学恐るべしです。
5cmF1.8、F1.5はかなりめずらしいレンズですが、F1.2というレンズもあって存在すら確認されていないのですが、これがどんな写りなのかは想像しただけで怖くなっしまいますね。

さて、作例はクリオネではなく、別の結婚式の組が記念撮影をするときのもので、その記念撮影を撮影しようとしている外国人観光客を、またわたしが撮影しているという、劇中劇のようなもの(?)です。
あるいは、ベートーヴェンの第9交響曲の第4楽章冒頭で1~3楽章の旋律が音楽の中の音楽として流れてくるのと似ているといえるかも知れません。
わたしは前後に鏡があって、自分が無限に並んでいる姿を見ながら髪を切られた床屋さんを思い出しました。
【X-E1/Tanar 5cmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tanaka Kogaku TanarH.C. 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2013/05/21 Tue

酷日本

Tanar 5cmF1.5
ゴールデンウィークは遠く過去のこととなってしまい、拙ブログも今週は近隣の散策から作例を出すことにいたします。
昨日の日曜日に半日の時間をとって明治神宮に行ってみることにしました。
明治神宮には訪れたことがなく、ずっといつかはと思っていてなかなかその機会がなく、今回もまた鎌倉にしようと考えていたところ、直前になって初めて鎌倉も明治神宮も自宅からの所要時間が変らないなと気付き出掛けてみることにしたのです。
小田急の定期が有効なので、表参道から行けば交通費がゼロというのも好いです。

ただ、表参道から行くとかなりの距離を歩くのですね。
一直線で本殿を目指せばたいしたことはないのかも知れませんが、武道場や宝物殿の方をまわって行くとかなりの距離を歩いて、明治神宮の広さを体感させてもらいました。
新宿の隣に御苑以外にもこんな広いところがあったとは、歩いてみて初めて気付くことはあるものです。

歩いているのは林の中で、車の音すら聞こえてきません。
立ち止まって耳をすませば騒音に気付くのかも知れませんが、それにしても都会の真ん中でこの静寂はすばらしいと思いました。
五月晴れの好天でしたが、木陰を歩くので半袖シャツで爽やかな気分を味わえます。
中国ではPM2.5の影響で依然空気の悪い日が多いと聞くので、こんなことにも中国ではなく日本に生まれ育ったことに感謝の気持ちすら湧いてくるものです。

考えることはそんな程度で、リラックスしながら歩いていくとようやく本殿が近づいてきました。
結婚式が行われていたようで、花嫁さんがロンドンタクシーのような黒い車に乗り込もうとしていました。
ありには外国人がたくさんいて、着物だけでも珍しいのに、花嫁衣装の女性がしずしずと車に向かって歩いているものですから、みな一心に目で追っています。
そういえば、昨年12月に友人ダヴィドが来日したおりには、新宿御苑や六本木ヒルズには行ったようでしたが、明治神宮に行くよう勧めるべきだったですね。
日本の伝統的結婚式はぜひ見させたかったと少々後悔しています。

花嫁さんの髪型は文金高島田というのでしょうか、いま念入りにかたちを整えています。
そしてよく見たら、車も文金高島田仕様なのでしょう、ルーフがドアの幅に合わせて上に跳ね上がっているではないですか。
むかしガルウィングという形状のドアの開き方をするスーパーカーがありましたが、この車もそんなところからヒントを得たのでしょうか。

万一髪をぶつけてしまったら問題ですし、腰をかがめるなり頭を下げるなりすれば大丈夫なのでしょうけれど、それだときっと花嫁の所作として美しくないということなのでしょう。
一生一度の晴れ舞台ですから、美を優先こそすれ、車の方を加工してしまった方が好いと判断されたということですね。
推定30人ほどいた外国人はみな思ったことでしょう。
日本車のテクノロジーがすごいことは知っていたが、花嫁用のこんな車があったとは、日本はなんてクールなんだ
と。
【X-E1/Tanar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tanaka Kogaku TanarH.C. 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2013/05/20 Mon

坐着書上看書

M8/Tanar 5cmF1.5
かつて世界一大きな本屋と言われていたのが、深圳書城です。
建物の1階から5階までずらっと書籍が並んでいて、以前出掛けた時は圧倒されたものでした。
しかし、今では深圳市内だけでもこの程度の規模の書店は5軒ほどありますし、恐らくいちばんになりたがるのが好きな中国にはどこか別の所により大きな書店が誕生していることでしょう。

中国では書籍の値段はかなり安く、たぶん同程度の日本のものと比べると4分の1、5分の1という価格設定になっているように感じます。
ただ、問題は中国語が読めるかということになります。
写真の多い旅行ガイドブックなどは、語学力がなくてもどうにかなるので、わたしは何度も深圳書城のお世話になりました。

困ってしまうのが、本が傷みやすいことです。
製本技術か製本用ののりに問題があるようで、本を大きく広げるとページがばらけることがよくあります。
ガイドブックは旅行に持参すればいいのですが、必要なのが数ページですと重い本1冊持ち歩くよりコピーで十分となりますが、コピー時にページをガバッと広げてそのまま製本がばらばらになるという経験をさんざんしてきました。

それでも自分でやらかしたのなら諦めもつきますが、購入時すでに本がばらばらになりかけていたり、そこまでいかないまでも開き癖のようになった本をつかまされることが多々ありますので注意が必要です。
その原因こそ、作例の彼らだと言えばよいでしょうか。

30分や1時間はぜんぜん平気で同じ本を読み続けますから、薄い本であればたぶん読み切ってしまうでしょう。
わざわざ本など買う必要はないと考えている人も多いかも知れません。
著作者や出版社の厳しい現状が垣間見えるようです。

本の読み方にも異議を唱えないといけません。
写真の中には、立ち読みしている人はなく、みんな座り込んでしまっています。
書棚の角に座っているのはマナーの良い方で、本棚を背に床にベターっと座るものあり、本の上にどすーんと座るものありでお行儀が悪過ぎです。

ただ、本を読む集中度はかなり高いようで、M8でパシャーンとシャッターを切っても誰も気付きませんでした。
彼らには、書店と図書館の区別は存在するのかなどと考えてふと気付いたのですが、この様子なら日本で問題になっている書籍の万引きは存在しないかも知れません。
【M8/Tanar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tanaka Kogaku TanarH.C. 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/04/17 Sat

拍和被拍

M8/Tanar 5cmF1.5
大鵬所城を歩き始めると、さっそく賑やかなグループに出くわしました。
赤いチョッキを来た子どもたちで、ざっと40人くらいいます。
小学校の課外授業のようです。
落ち着いて歩きたいので、子どもたちとは反対方向に進みましたが、それからしばらくしてまたばったり鉢合わせしてしまいました。

こういう巡り合わせなのでしょう、観念して彼らとともに古い生活道具などが展示してある古民家に入っていきました。
逆に子どもたちをモデルに何枚か撮ろうと発想を切り替えます。
ですが、狭い古民家に大勢が一度に入って来たので、なかなか写真撮影は難しいものがありました。

子どもたちを観察すると実に熱心に見学していて、少し不思議なくらいでした。
みんな一様に展示物の案内文を読んで、ノートを取っています。
よく見ると、チョッキの背中に「晶報 陽光少年小記者」と書かれています。

晶報は、深圳の地方新聞ですから、子ども向け社会記事を少年小記者を動員して書かせようということでしょう。
子どもに社会活動させることで新聞社としての地域貢献をすると同時に、小記者の家庭では新聞を購読してくれるという一石二鳥を期待しているのでしょう。

そうでした、彼らは記者なのです。
同じ古民家にいたわたしは、いきなり取材を受けることになってしまいました。

「質問してもいいですか」
「はい。でもわたしは外国人なので、うまく回答ができるかどうか…」
「この建物や展示を見て、どう思いましたか」
「ええっと、そうですね。客家の人たちが伝統を重んじていることが理解できました。建物や道具は大切に使われ、それが代々受け継がれています。中国の発展は目覚ましいですが、こういった点は見習ってほしいです…」

通じたかは不明ですが、咄嗟にしてはよくできた回答ができたかなとホッとしていると、パシャ、パシャと馴染みの音がしてきます。
引率のホントの記者(?)から、こんなやり取りを何枚も撮影されていたのでした。
「外国人訪問者にインタビューする小記者」のようなキャプションで記事になってしまうのでしょうか。
密かに彼らを撮るつもりが、逆撮られとなって、また彼らから逃げるように立ち去ることになったのでした。
【M8/Tanar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tanaka Kogaku TanarH.C. 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2010/04/06 Tue

女神光臨

M8/Tanar 5cmF1.5
月末の中国行は、仕事の関係で月初になりました。
といっても1週ずれただけで、いつもとなんら変わるところはありません。
ただ、疲労のピークで深圳に滞在したため、予定を狂わされることになります。

滞在2日目に、恒例の古鎮巡りの一環として片道4時間かかると想定される佛崗を目指すつもりだったのですが、あっけなく寝過ごしてしまい、朝のバスを逃してしまいます。
遅いバスでは滞在時間が無くなりますので、佛崗はあきらめざるを得ません。

仕方ないので深圳市内ということで、すでに2回行ったことはありますが、大鵬所城へ向かうことにしました。
市内と言っても、中心から約50キロも離れています。
路線バスを乗り継いで行くと2時間半もかかってしまいました。
これだとずっと遠いと思っていた佛崗とそう変わらないと言ったらウソですが、近場に変更したという感覚が無くなりました。

実は、市内の大鵬所城に目的地変更したことで余裕をこいてしまい、朝からフットマッサージに行って昼食後に出発しました。
リフレッシュということと、歩き疲れる前に足をほぐしておけという作戦です。
しかしその寝坊に次ぐ出遅れにより、現地滞在が1時間ほどになってしまいました。
これでは愉しみながら撮影というのは、経験上なかなか難しくなります。

でも、スタート早々、歓迎してくれる女の子がいて、以降愉しみながらの散策と撮影を可能にしてくれました。
大鵬の女神です。
少し後ピンですが、それはご容赦を。
【M8/Tanar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tanaka Kogaku TanarH.C. 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2010/04/05 Mon

共通的地方

M8/Tanar 5cmF1.5
古河の最終回です。
いきあたりばったりに散歩しながら撮影していると、ワンパターンになって忘れものに気付くことがあります。
この時も、そうだ今日はタナーのテストを兼ねてやって来たのだから、もっといろいろ試さなくてはと、最後になって思いつきます。

歴史博物館や文学館のそばにある鷹見泉石記念館は、歴史にうといわたしは初耳でしたが、蘭学者として幕末活躍した鷹見泉石が晩年暮らした家を一般公開したもののようです。
かつての武家屋敷で、木造萱葺きの建物はたいへん美しく、撮影スポットとしては最高です。

ここで、撮っているときに、冒頭に書いたように気付き、最短撮影距離でのボケ具合などをテストしてみました。
見れば、二線はまったく感じられず、落ち着いた描写のすばらしい、優秀な写りをするものだと感心します。
木を隅に置いたのは非点収差の出具合をチェックしたかったからですが、同心円状に出かかっているもののかなり軽微で、やはりこれならレベルは高いと言えそうです(いずれも贔屓しすぎか)。

修理に出す前のテストのはずが、このままでもいいんじゃないかとも思えてきます。
逆に、それだからこそ、修理によってどれくらい描写は改善されるものなのかがより気になってもきます。

今回、歩いたのはごく短時間でしたし、枚数が少ないこともあって、古河の紹介、レンズのテストともに中途半端になっていることは実感していました。
しかし、それでも案外と分かることはあったりするものだとも思いなおします。

このままでも良いかも知れないタナーは、修理に出すことにします。
ダメージを受けている状態よりも、よりオリジナルに近い写りに戻ることを期待してのことです。
古河の町もこのままでいいとは思うのですが、もし何か改善することがあるのであっても、ぜひとも現状のオリジナルの好さを失わないようお願いしたいと思います。
【M8/Tanar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tanaka Kogaku TanarH.C. 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(4) | 2009/10/25 Sun

番長回来了

M8/Tanar 5cmF1.5
古河文学館前の駐車場は無料で利用できます。
車を停めて、古河の古い町並みが残るエリアを歩いた訳ですが、いっこうに観光客と思しき人には出合いません。
よく行く鎌倉や浅草の喧騒と比べれば、ありがたく感じるはずですが、ここまで人がいないとやはりさびしさを感じます。

写真を撮るのも遠慮がちになってしまって、生活のある町並みのような絵は撮影できません。
自転車で少女が通り過ぎますが、わたしを撮るなオーラとも言うべき空気が自転車のスピードでいっしょに動いていくのがわたしには見えました。
これではどうにも歯が立ちません。

古く風情ある蔵があちこち点在して、出合うごとにおおっと感嘆の声も出ますが、それだけ撮っていてもあまりおもしろみを感じないのです。
立ち話するおばあさんとか、花に水やりするおじいさんなんかが登場すると嬉しいのですが、歩き回れどそんなうまい具合に撮影チャンスは訪れませんでした。

1回訪れただけで断言するつもりはないですが、古河のような町はむずかしい立場にあるのではと危惧せずにはいられません。
もう少しまとまった古い町並みがあったり、美味しい名物があったり、もう少し何か人を引き付けるものがあれば観光客もそれなりに訪れそうなものです。
東京からのアクセスはけして悪くはありません。

歩くと、なかなかいいぞと思わせる雰囲気は十分なのですが、女性のグループやカップルがわざわざやって来るという要素が少し欠けていると思わざるを得ません。
喜多方と少し似ているような気がしました。
喜多方も蔵の街で、部分的には古い町並みが美しいところもありますが、古河とそれほど違いがあるとは思えません。
喜多方はラーメンという売りがあって、観光客のほとんどが食べているはずです。

古河には鮒の甘露煮(だったと記憶していますが)という名物が目につきましたが、食を押しだしているという気配はなさそうです。
それと喜多方では、近くに会津の自然があり、伝統工芸があり、温泉なんかもしっかりあったりします。
町並みで互角で、アクセスで劣っていても付加価値で一気に圧勝してしまいます。
だからといって古河にも、観光対策でがんばれとか思っているわけではないのですが、さびしさを感じるとどうも、そういう余計な詮索をしてしまったに過ぎません。
このままずっと残って欲しい町だと、言い換えることにしましょう。

坂長は、見るからに老舗ですが、人通りの無い中で静かに佇んでいる様が、逆に印象に残りました。
そんな矢先、子供さんが自転車で帰宅してくる姿を見送りました。
町の"ばんちょう"ではないでしょうが、小さな子供の目にはこの町がどのように映っているのか、妙に気になりました。
【M8/Tanar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tanaka Kogaku TanarH.C. 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(6) | 2009/10/24 Sat

在看書

M8/Tanar 5cmF1.5
歴史がまったく苦手なわたしでも、歴史小説家・永井路子という名前は聞き知っています。
鎌倉ともゆかりのある人で、長く暮らしていましたし、鎌倉の本もものされてもいます。
その永井路子は、古河でそだっていたのです。
生まれこそ東京は本郷でしたが、子どものない母方の本家に養子にとられます。

そのときの家が今も残り、永井路子旧宅として一般公開されています。
店蔵のような立派な建物で、かつては瀬戸物などを商っていたそうです。
裕福な幼少を過ごしたことが想像されますし、実際、歴史書を買い与えていたという記録もあるそうで、そんな育ちが大きく影響していったのは間違いないでしょう。

旧宅を管理していた女性に、いい環境でうらやましいですねとぽつりと言うと、当時一人っ子というのはかなりさびしかったんじゃないですか、だから読書に没頭したのかも知れませんと諭すように説明してくれました。

商家の中で育ったのですから、けっして静かな環境という訳ではないでしょう。
にぎやかで愉しい生活だったのか、大人に背を向けて勉強に励んだのか、よくは分かりませんが、きっと彼女は歴史に文学に熱中したのでしょう。

しきなりの歴史小説は厳しいので、鎌倉の紹介本をネット注文してしまいました。
散歩が読書に、読書がまた散歩に結び付けば楽しいですね。

写真は、なんだか二重露出のようになってしまいましたが、道路側から永井路子旧宅を覗いたところです。
店蔵ですから道路に面して扉がガラス張りになっています。
奥の間で庭に向って読書する女性が目に入りました。
扉を開けてしまうと女性が振り返ってわたしを迎えてしまうでしょうから、ガラス越しにその様子を撮影しました。
いまから70年前、同じように読書していたでしょう永井路子の姿を想像しながら。
(文中敬称略)
【M8/Tanar 5cmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Tanaka Kogaku TanarH.C. 5cmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2009/10/23 Fri
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