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障碍物

R-D1/Rodenstock Apo-Rodagon 50mm F2.8
ファイナル・ピリオドの闘いです。
しかし、ご覧のとおり Apo-Rodagon はすでにネタが尽きていました。
山車は向こう側からやってきて、橋を渡り、折り返すように向こう側へ行ってしまいます。
その最も困難なシーンを記録するような写真です。
誰の顔も写りこんでおらず、動きも感じられず、アンダーなパッとしない1枚になってしまいました。

質感描写などこのレンズならではのすばらしさを見出すことは不可能とは言えませんが、ここへ来てネタ切れではローデンシュトック社からクレームがついても仕方ないでしょう。
そもそもが企画倒れの対決でした。
Kinematograph の方は最初からお借りして持ち出させていただいていましたが、こちらの Apo-Rodagon は現場で急遽お借りしたということで、当然ですが対決させるという意思は毛頭なく、ただ、あまりにも撮影結果が対極になるこの2つの名玉を交互にアップさせれば、写真のアラが消せるのではと安易な発想がまずかったです。
お貸しくださったふたりにはもちろん、ご覧いただいた皆様にもこの場を借りて(なんだか借りてばかりですね)お詫びしておきます(こういう表現になるのは、明日が最終回だからなのですが)。
やはり、傾向の似ているレンズ、共通点のあるレンズを、同条件で比較するのが本道です。
早くも反省。

さて、写真に少し戻ると、この山車高さがあって電線をくぐるときに通り抜けるための意表をつく工夫があります。
同様の祭があることで知られる川越や栃木は、この点を確認しましたが、このふたつの古い街はすでに電線は地中に埋まっていて障害物はないようでした。
佐原だってそうしたいのですが、観光客がけっこう往来するようになって、なかなか大工事には踏み切れなくなってしまったのだろうと推測しています。
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Rodenstock Apo-Rodagon 50mmF2.8 | trackback(0) | comment(4) | 2008/10/26 Sun

向后面進去

R-D1/Rodenstock Apo-Rodagon 50mm F2.8
戦いは終盤の第三クォーターへ入りました。
Apo-Rodagon は、ここへ来て一気に距離を詰め、群集の中に突入していきました。
このごちゃごちゃした密集で、威力を発揮させる作戦でしょうか。
おーっと、予想通り、ひとりひとりの重なりがしっかり分かる立体画像が目を引きます。
色の出方もこのレンズの特徴が余す所なく出ているのではないでしょうか。

確かに素晴らしいのですが、なぜか、祭の熱気を伝える写りというのとは違うような気がします。
山車の引き手たちが今度は、互いに背を寄せ合って山車を押すという面白い場面で、周囲は盛り上がりを見せているところです。
それを熱い目で見つめるというよりは、覚めた目で客観的に眺めているような絵のように感じるのです。
報道するものの視線なのでしょうか。

完璧な描写故の、情緒をすべて取り除いてしまったような写り。
実は、この感想こそが、対極にある Dallmeyer Kinematograph と日ごと交互に入れ替える手法を思いつかせたものです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Rodenstock Apo-Rodagon 50mmF2.8 | trackback(0) | comment(0) | 2008/10/24 Fri

白頂

R-D1/Rodenstock Apo-Rodagon 50mm F2.8
お借りした2本の対極レンズ対決は、第2ラウンドに入りました。
アポロだゴンこと Apo-Rodagon は、使用時間が短かったというハンディがあったことをお伝えしておかねばなりません。
しかもその短時間は、肝心の時間帯に情報錯そうから佐原を離れてふらふらしていた時で、絶対枚数でも佐原での枚数でも圧倒的に少なかったため、しょぼい写真が続くことをレンズ提供者にお詫びしなくてはなりません。

ビール片手の美女に惹かれましたが、残念ながらこの近距離では肖像権問題に抵触してしまいますので、その白いうなじで勘弁してください。
この近距離にも関わらず背景のボケ方を見ると、どうも開放ではないようです。
これは大きなミスです。
その分美しい描写が際立っていますが、ピントの甘さも浮き彫りになってしまっています。

その失態を覆い隠すべく、突然ですが、とっておき佐原情報をお知らせしましょう。
といっても、この情報もレンズ提供者たるC氏からの受け売りなのですが、佐原に最高に旨いレストランがありました。
「トランキュルよしや」というフランス料理ですが、店は1900年に建てられた町屋建築を改装したもので、佐原に来たという日本情緒のままに一流のフランス料理を愉しむことができます。
オーナー・シェフは、パリでも有名な1羽ごとにシリアル番号を付けてくれることで知られるあの店で修行した実力者ということでしたので、ああなるほど全品が美味しかったのも納得です。

わたしはフランスに行ったことはありますが、彼の地で美味しいものを食べたという記憶はありません。
まあまあ好かったかな、というレベルとまりです。
よい店を知らなかったということが原因ですが、やはりパリではドレスコードがあるような店でないと、ほんものの美味にはなかなか出会えないように感じます。
混んでいる店に飛び込んだり、宿の兄さんに聞いたりで試したところは、まあまあではありましたが、これは旨いというところまでいきません。
意外でしたが、これがパリでの旅行者が味わうフランス料理の実態ではないでしょうか。

その意味で、フランス人が来日したら、ここ「トランキュルよしや」にお連れして感想を聞いてみたいですね。
ユーロの為替レートの関係もありますが、この値段でこの味を楽しめるレストランは、パリには存在しないのではと思うからです。

すごく宣伝めいたことを書きましたが、このブログでどれだけ書きたてても宣伝効果がまったくないことは確かです。
ただ、写真やレンズを趣味とされる方なら、佐原を訪れたいという向きは多いはずで、お昼はどうしようと悩んだとしたら、この店のことを思い出していただければと思います。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Rodenstock Apo-Rodagon 50mmF2.8 | trackback(0) | comment(4) | 2008/10/22 Wed

小蘇伊士運河

R-D1/Rodenstock Apo-Rodagon 50mm F2.8
1週間遅れになってしまいますが、3連休中日の日曜日、佐原を散策してきました。
偶然にも、ふたりの方からそれぞれ貴重なレンズをお借りする機会に恵まれましたので、佐原で試させていただいたのです。
おふたりは、まったく性格の異なる違うタイプの方なのですが、そのレンズもオーナーの性格を反映してか、写りがまったくの正反対で、これを同日に初見で試せたのが、思わぬ楽しい体験になりました。
若干、時系列的には前後が出てしまいますが、このふたつのレンズの作例を交互に出して比較と言うか対決と言うか、そんな遊びをこころみてみようと思います。

同行したメンバーは、佐原を準ホームグラウンドとする、レンズの猛者たちでしたが、佐原郊外にはあまり出たことがないからということで、水郷の潮来方面まで、舟をチャーターしました。
チャーターと言っても、シーズンオフのため安くするから乗っといでと、船頭のお母さんにそそのかされた程度のものです。
せっかく安く乗った舟でしたが、潮来に着くと佐原に戻る電車が目の前で発車してしまい、タクシーで帰るはめになって、かえって高くついてしまいます。
このあたり、わたしの中国旅の影響が出てしまったかもしれません。

ただ、この舟の旅が面白いのです。
通常、途中で折り返して元の船着場に戻るのですが、潮来まで出るということで、水門をひとつ越えます。
水門に入ってから門を閉ざして増水し、次に進むと言う運河のような体験を楽しめました。
プチ・スエズ運河体験ですね。


さて、このアポ・ロダゴンの描写はどうでしょうか。
解像力の高さ、ピタッと浮かぶ立体感、透き通る発色、これらすべてが共存した驚くべきレンズです。
左側に種類の異なる草木が何種類も並んでいますが、それらも性格の違いを描き分けるように、もうひとつの遠近法として表現しているかのようです。
描写には非の打ちどころがないのですが、あえて不平を言うと絞りリングが動きやすく、いちいち開放かどうかを確認しないといけないのが面倒でした。

こんなレンズを先に出してしまうと、もう1本のレンズは大苦戦間違いなしでしょう。
1回のウラの攻撃やいかに。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Rodenstock Apo-Rodagon 50mmF2.8 | trackback(0) | comment(4) | 2008/10/20 Mon
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