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英格蘭的空気

M8/Xpres 2inchF2
突然、思い立って、日曜の午後に7つの西洋館巡りをしたわけですが、季節がらということでいずれも多くの人で賑わっていました。
さすがにおとこひとりで撮影して歩いているというのはわたしを覗けば皆無で、多くが女性二人組とカップルで、家族連れも少し見られたかという程度です。

わたしは、かなり浮いた存在だったはずですが、それをカバーしてくれたのがライカだったと思います。
パルナックタイプやM3あたりだともっと良かったと思いますが、ライカに古いレンズを付けて、意識して気難しい顔をしつつどこからともなくすっと撮影していましたので、仕事か何か理由があって写真撮影しているように誤解を生じさせていたのではと思っています。

M型ライカには、同じ愛好者に対しては惹きつける親近感のようなものを発しますし、そうでない人にとっては普通とは違う特別な機材と言う印象を与えているのではないかと感じます。
中国旅行時などには一眼レフでない何だかヘンテコなカメラと思われているケースが多くありますし、日本やヨーロッパでは特殊機材と思わせるということで、ライカ自体が放つ力をシチュエーションによって使い分けられるようになればいいと以前から考えていました。

さて、山手の西洋館というとメルヘンチックな外観だったり、パステルカラーだったりとおとぎの世界の瀟洒な建物を想像するかも知れません。
実際そんなイメージどおりといえる建物も多くありますので、山手西洋館はとくに女性に人気があるのでしょう。

しかし、ここ横浜市イギリス館は、かなり渋く地味な建築です。
山手西洋館マップという地図があるのでこれがあれば一目瞭然ですが、これら資料なしにイギリス館を探そうとしても見逃してしまうかも知れません。
ル・コルビュジエ風と言えば言えなくもないですが、少なくとも、山手西洋館の7つの建築の中では異色と言えそうです。

中に入ってみると、西洋館だなと感じさせる家具調度はもちろん、細部に至るまで日本人の西洋趣味とは違う空間が広がっていました。
たとえば家具などは、明治期に西洋家具をつくる職人がいて、ひとつひとつ手作りしていましたので、一般的な家庭とは違う雰囲気までも作り上げていたということのようです。

イギリス館ということで、安易にレンズをロス・エクスプレスに変更しています。
開放では、かなりのソフト描写を見せる魅力的レンズですが、イギリス館の外側はソフトにしてもあまりピンとくるものがなく、これはむしろF8くらいに絞ってきりっとシャープに表現した方が良さそうでした。

ところが室内に入っていくとエクスプレスは徐々に力を発揮してくれます。
特に照明が入るところでは抜群の味付けになりました。
記憶の中の英国式クリスマス世界です。
シルエットの男性までもが、英国の神父のように見えます。
いや、英国はプロテスタントなので牧師としないといけないですね。
【M8/Xpres 2inchF1.9 F1.9】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(2) | 2010/12/21 Tue

下坡

M8/Xpres 2inchF2
前日のえの木ていから外人墓地を左手に、ゲーテ座を右手にさらに抜けて行くと港の見える丘公園に到着します。
じつは、このあたりは学生時代以来、かなり久しぶりにやってきました。
当時、どんな景色を見たかは記憶にないのですが、確かベイブリッジが工事中だった時で、これがしっかり眼前に見えると、ちょっとした感動を腹の底に感じることができました。

そのころはここに来るともうカップルばかりで他を寄せ付けない雰囲気があったりしたものですが、この日はどうしたことかほとんどそんな男女は見かけません。
もうすぐ黄昏時のいい時間帯だったのですが。

港というものは、旅情を感じることのできる、わたしにとって大切にしたい場所です。
公園から見下ろしてもその気分は変わることがなく、この日1日歩き疲れたこともあって、しばしぼんやりと港を眺めていました。

かつて学生時代訪れた時もそうやって港を見下ろしていたはずです。
そのころの方が船の出入りが多かったような気もします。
そんな船のひとつに乗って、遠くへ旅立ってみたいと感傷的に夢想していたのですが、これはいまだに実現していません。

いつか船で。
若い時に願ったことをもう一度頭に思い描いてみました。

時間もなく、急ぎ足でマリンタワー方面に下りて行きます。
驚いたことに、下り切ったところがすぐみなとみらい線の駅になっていて、感傷的気分もそこそこに現実の町へと戻って行きました。
【M8/Xpres 2inchF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(4) | 2009/04/05 Sun

他的対手

M8/Xpres 2inchF2
日が長くなってきたとはいえ、この時すでに4時半くらい。
エクスプレスで効果的なソフト写真を撮るのは厳しい時間帯に入って来ました。
向かいのエリスマン邸は全面シャドーで冴えない写真になってしまいましたが、えの木ていの方はいい感じに西日があたって、室内の照明や壁の白の相乗効果も期待できそうでした。

しかし、そうそう甘くないもので、西日のハイライトはきれいに滲んでくれませんし、電柱を意識しすぎたため変な切り取り方になってしまいました。
建物の雰囲気にあまりにマッチしていてレトロ・アイディアル・モデルかとひそかに期待していた美女も沈んでしまいがっかりです。

スイーツで有名なえの木ていですが、ここは我らがカフェ89のライバル一番手ということになるでしょうか。
実際には、ここから港の見える丘公園を抜けてカフェ89まで歩けば30分はかかりますので、ライバルとか競合とかいうことはないのでしょうが、どうしても意識の中には入り込んできそうです。

手順前後になりますが、今回初めてカフェ89で生パスタのランチを堪能してきました。
わたしには、パスタをまっとうに評価できる知識ははなからありませんが、それゆえに単純にこのペペロンチーノはおいしいなと実感しました。
小麦的な触感がありましたし、スープやアイスクリームもおいしいので、全体の評価がぐっと上がる感じがします。

しかし、大食いのわたしにはこのランチだけでは若干物足りなさがなくはありません。
ですが、ここカフェ8は中華街のすぐ表にあるのです。
周囲を散歩しまわれば、推定2時間後くらいには小腹が空いてきて、名物ブタまんなんかを頬張ってちょうどいい腹具合になるという算段になります。
中華街では、本格的中国料理を食べるのもいいし、小吃というつまみ喰い歩きも楽しいので、そういうスタイルをとられてはいかがと思います。

ただ、前述のとおり、生パスタがスパゲティファン、イタリア通、麺類批評家、生大好き青年等々に本当に受けるものなのか判断できかねます。
どうか、ご自分の舌でジャッジいただけるとありがたいです。
【M8/Xpres 2inchF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(0) | 2009/04/04 Sat

深深地打動了

M8/Xpres 2inchF2
また、山手瀟洒エリアに舞い戻って来ました。
このあと修練会の懇親会があって、代々木方面まで出なくてはなりません。
自宅へ戻る ksmt さんともども、根岸駅へ向かうよりは、元町方面へ戻ってみなとみらい線で自由が丘、渋谷方面へ出るのが得策です。

みちみち、静かな教会やユニークな設計の住宅などを眺めながらもと来た道を引き返します。
山手といえば、女子高も有名です。
わたしなぞは学生時代でも箸にも棒にもかからなかっただろうお嬢様集団とすれ違ったりして、ああやっぱり某形さんも連れて来てあげればよかったと申し訳ない気持ちに苛まれます。

その某形さんとは、その後代々木近くで再度落ち合い、みんなで食事することになります。
そこはCャーリー氏が設定してくれた、わたしには少し敷居が高いような店なのですが、そこは氏の顔の広さがいかんなく発揮されて格安で和食フルコースを堪能できました。
いえ、話したいのはその食事のことではなく、某形さんに見せていただいた彼の撮影したアルバムについてです。

デジタル一眼も使う某形さんですが、やはりメインは大口径レンズで、もっぱらレンジファインダー機にリバーサルを詰めて撮影しています。
ブログの中では、ポジフィルムをスキャナーで取り込んでアップされているようなのですが、全体に重い感じで彩度や解像感にも乏しいという印象が正直ありました。
しかし、今回そのポジからダイレクトプリントしたアルバムを見せていただいて、やはりブログ上の写真とはまったく仕上がりが違うことを痛感させられました。

撮ったままの諧調が出ているからでしょうか、まったくの別物に感じます。
ブログでは大雑把に焦点部分とボケ部分というようにしか分けて捉えられなかった部分もディテールとして分かりますし、全体に上品さに溢れています。
ヘキサノン、ニッコール、ズノウの大口径の描写の違いははっきり出ているように見えるのも魅力的でした。

R-D1やM8で撮ったものをプリントしても、さすがにあのようにはならないでしょう。

むかしポジで撮っていた頃、ルーペでのぞいたポジの美しさにプリントしたところ、パッとしない仕上がりにがっかりしてあまりプリントしなくなったことを思い出しました。
再挑戦するか。
そんな気持ちにさせる素敵なアルバムでした。
【M8/Xpres 2inchF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(4) | 2009/04/03 Fri

老人家教我

M8/Xpres 2inchF2
根岸森林公園の中には馬事公園という施設があります。
かつてここに、日本最初の競馬場があったことを記念して整備された公園のようです。
そういえば、ヨコハマザクラを見た横浜スタジアムのある横浜公園は、日本最初の公園だそうですし、確か日本最初のビールが作られたのも横浜です。
調べると日本初めて物語が、横浜だけで何十回も放送できるくらいいろいろなものが横浜発祥のような気がしてきます。

ところで、ksmt さんもわたしも競馬にはまったく関心なし、展示室のようなところも有料と分かると踵を返して公園を抜けることになりました。
その途次見かけた男性が、わたしたちにとっての馬事公園の主役です。
水彩でスケッチしているのでした。
ちょうどY形さんと、思うように描ける絵画はすばらしい、という話で盛り上がりましたので、このモチーフはタイムリーでした。

やや無理アリですが、スケッチとスナップは語感と意味合いが少し似ています。
いえ、互いに共通項があることから、わたしにとってみればスケッチは絵画のスナップだし、スナップはその逆と言えるのではと思っています。
ですが、スケッチが高い集中力でひと筆ひと筆に心を込めているのに対し、どうもスナップはお気軽という程度になってしまっています。
デジタルであればなおさらそんな気がしてなりません。

だからスナップなのだよといえばそれまでですが、この男性のようにものをじっとよく見ながら、的確に絵筆を運ぶようにスナップできないものか。
じっと動じない男性の姿に、たわいもないことを考えめぐらしました。
【M8/Xpres 2inchF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(4) | 2009/04/02 Thu

像櫻花的樹木

M8/Xpres 2inchF2
お互いに洋館おしゃれエリアをうろうろするのは不似合いと認識したからという訳ではないのでしょうが、遠路はるばる歩いて根岸森林公園まで出てしまいました。
久しぶりに会ったので話すことはいろいろとあって、だいたいが ksmt さんの話を聞いているうちに30分くらいの道のりはあっという間に到着してしまいます。

午後からは天気もよくなってきたので、花見のグループも出ていてちょっと活気がありました。
あちこちで笑い声が起き、子どもが駆け回りでとても好い雰囲気です。
ですが、よく見るとこの木はサクラではないようです。
シャープな現代レンズでは何の木かを一目瞭然に映し出すのかもしれませんが、エクスプレスではサクラっぽく描写してくれて撮影者の意志に忠実です。

純白の服は何箇所かで思い切り滲んでいますが、花の方は滲むぎりぎり手前で踏みとどまっているようです。
そのせいか、花びらがきらきらと点描のように表現されふわーっとした広がりが感じられます。

さきほどシャープではないような表現になってしまいましたが、全体にフレアっぽい中で合焦部分はかなりシャープだということが分かると思います。
それとハイライトで現れる独特の滲みですね。
この描写であれば、次回はぜひタンパールとの比較に挑戦してみたいと考えています。
【M8/Xpres 2inchF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(2) | 2009/04/01 Wed

没有她們好

M8/Xpres 2inchF2
石川町から急坂を登っていくと、山手の瀟洒なエリアに出ます。
そういえば、むかし神戸に行った時も洋館が並ぶエリアがありましたが、横浜と神戸はずいぶんと似ていると思ったものです。
港があって、タワー、中華街、坂、公園、洋館とまるで双子のようです。
しかし、こんなしゃれた建造物は、ksmt さんとわたしのふたりが散策するには似合わないでしょうねえ。

ここからレンズを Ross Xpres 2inchF1.9 に切り替えています。
ひとつは、Y形さんがチューニングし直されたタンパールを持ってくると聞いていたため。
開放でかなりのソフト描写になるエクスプレスとタンパールを比較したらと考えのです。
もうひとつは、新年の江の島で果たせなかった ksmt さんの3インチのエクスプレスと比較するという企画のためです。

時間の関係でY形さんが移動したためタンパールとの比較は果たせませんでしたが、3インチと2インチのエクスプレス比較はどうにか形になりました。
ただ、これは画角の比較よりもカメラの比較のような内容になりかけていて、再挑戦の機会が待たれます。
詳細は、ksmt さんのサイトに掲載されています。

レンズ比較テストの被写体にまごついているとき、おしゃれに着飾った女性ふたり組が訪れました。
ソフトレンズなのですから、このふたりにモデルを頼めればよかったのですが、さすがにそういう訳にもいきません。
繰り返しになりますが、わたしたちよりも、このような女性ふたりが歩くのにふさわしい空間であることをあらためて思い起こされた瞬間でした。
【M8/Xpres 2inchF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(6) | 2009/03/31 Tue

自動曝光

M8/Xpres 2inchF2
この写真、突然天気が悪くなったかのようですが、レンズを愛用の Ross Xpres に交換した結果です。
やはり Jupiter も Oplar も写り過ぎて、どうもしっくりきません。
もちろんレンズは写るに越したことはないのですが、そうであればまたもう少し何か工夫するなりして撮らないと面白みが感じられない、などというのは贅沢な言い草でしょうか。
いずれにしても、このブログらしくない写真が続いてしまっているのは確かで、ここは自慢のレンズに取り換えるタイミングに違いありません。

Ross Xpres は、ksmt さんが 3inch のものを先日購入したということで、ぜひとも Xpres 同窓会をやらねばと持参したものです。
というのは、F1.9 の Xpres はかなり珍しいレンズのようで、中国にひとり 2inch の所有者がいるらしいというのを除くと、検索に検索を重ねても他に所有者が見つからない状況なのです。
確認されうる限り、全世界に3本、うち3本ともが東アジアに、その2本は今はここ江の島に集合している状況です。

事前の話では2本を比較してみましょうなどと盛りあがっていたのですが、当日はすっかり忘れ、それぞれが勝手にレンズを換えていたため、同じようなシチュエーションでの比較はできませんでした。
しかし、じゃあまた今度動きのない被写体で比較しましょう。
ついでにレンズ2つ並べて記念写真も、なんて話も出て、次回お会いする口実ができました。

さて、ここからはM8への不満になってしまいますが、Ross Xpres の比較に失敗した大きな理由が、露出補正の失敗です。
アンダー、オーバーを量産して、とても比較の場に出せるだけ撮れなかったのです。
愛用のカメラにあまり文句は言うまいと思っていましたし、このことは恐らく発売当初から言及されていたのでしょうが、M8はAE機なのに露出補正が瞬時に対応できません。
R-D1でシャッターダイアルにあった露出補正機構は、M8では液晶周りのボタンを左右の親指でカタカタといろいろ押さないとセットされません。
ちょっと慣れても数秒かかります(もっと慣れて2秒?)。

上の写真で2/3プラス補正していたと思いますが、このまま空が入らないように他のものを撮れば結構なオーバー。
おりゃーっと荒々しい掛け声がかかる神輿を撮るのに、いちいち下をうつむいて露出を合わせるのだったら、パルナックライカでセコニックでも見ながら撮影した方が早いしスマートだと思われます。

露出が目まぐるしく変わるような環境下では、いっそマニュアルにしてしまって、シャッターを合わせるのがいいようです。
いえ、普段からシャッターはマニュアルを使うべきかも知れません。
ダイアルもファインダー内の表示もM6ど同様なので、その方が違和感がないです。
わたしはM8はAEカメラだという刷り込みがあったのでがんばってオートで使用していましたが、AE機能付きのマニュアルカメラだよとオートは無視していたユーザーが多かったのかも。
皆さんでしたら、どうされますでしょう。
【M8/Ross Xpres 2inchF1.9 F1.9】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(8) | 2009/01/22 Thu

快車的回憶

R-D1/Ross Xpres 2inF2
通称"BJA"と呼ばれる書籍があります。
正式には"The British Journal Photographic Almanac"といって、そのまま訳せば、"英国写真年鑑"です。
その名の通り、毎年刊行されていた書籍で、わたしの家にも数冊取り寄せたものが転がっています。
だいたい毎年400ページくらいはある厚手のハードカバーで、深緑色の表紙はまるで聖書のような崇高さを感じさせるものです。

内容はと言えば、引伸ばしやら、ネガのマウントやら、どちらかといえば、当時の最新技術書の体裁が主流のようで、あまり読みたいと思うようなものは、少なくともわたしの所有する年度のものに関してありません。
なぜ、ここで紹介したかと言えば、比較的多くの割合を占める広告ページに資料的価値のありそうなものが散見されるからです。
あくまで、散見という表現を使ったのはその程度しか価値を見出せそうなものがないということで、例えば、1942年版には戦時中だからでしょう、最新カメラたるライカやコンタックスの広告は見かけません。
それに Dallmeyer, Cooke, Wray あたりの広告も具体的なものはなく、資料としてはあまり歓迎できるものでありません。

ところが、唯一 Ross だけが、レンズのカタログを広告いっぱいに並べていて、これはレンズファンを大いに刺激するものになっています。
Xpres では F1.9, F2.9, F3.5 F4.5 が、他にも Wide Angle Xpres F4, Teleros F5.5, F6.3, 他が一覧になっていて、例えば距離計連動のライカマウントに改造しやすい焦点距離 2 inch のものはどれかなどということがよく分かります。

当然ですが、Xpres 2inF1.9 はちゃんと載っていますが、これが1952年版になると姿を消します。
かわりに、Xtralux Leica Lens 5cmF2 が掲載されています。
1942年から10年の間に前者はカタログから消え、恐らくはよりシャープで高性能の後者が誇らしげにカタログに登場してきています。
その間の経緯は分かるはずもありませんが、恐らくは戦前の Xpres F1.9 は時代遅れになり、あるいは新種ガラスの力も手伝ってハイスペックになった Xtralux F2 にとって代わられたということでしょう。

じっくり読み込むことで、新たな発見があるのかもしれませんが、現時点で1942年版BJAからわたしが見出した資料的要素はこのくらいなものです。
しかし、これが実はわたしにとってとても重要な意味を持つことなのです。

"BJA"を紹介してくださったのは実は Kinoplasmat さんのホームページだったのですが、それを拝見したときわたしは、めざとく広告中に Xpres 2inF1.9 のを見つけて、このレンズが欲しいと書き込んでいたのです。
そして、そんなことも忘れてしまい、自身、件の"BJA"を入手してからも思い出すことはなかったというのに、ある日まったくの偶然からその Xpres 2inF1.9 を手に入れてしまったというわけです。
欲しいと書いたことで、レンズが向こうから勝手にやって来た?
意識するせざると関係なく、わたしが Kinoplasmat さんの影響を受け続けていたことを分からしめた、不思議な縁を感じさせるレンズになったのでした。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(9) | 2008/08/30 Sat

在避雨的二个人

R-D1/Ross Xpres 2inF2
そうでした。すっかり忘れてしまっていましたが、この日はイギリスからの来賓をお迎えするのに同行させていただいていたのでした。
英国の風土によるものなのでしょう、紳士としての振る舞いとやわらかなユーモアが同居していて、話には引き込まさせる力を持った方です。
思いやりある語り口は、小心者のわたしもリラックスさせるには十分で、楽しい時間を満喫できました。

しかし、残念だったのは雨降りで、楽しみにしていた銀座の散歩が中途半端になってしまったことでしょう。
この英国製の Ross Xpres の結果を見ていただくべく、日本的なスナップを撮りたかったのですが。
これは、恐らく雨宿りする男女ですが、これだけでは時間を持て余してそれぞれに携帯チェックしているカップルか、あるいは雨で身動きできなくなって仕方なく携帯をチェックしているたまたま近くに居合わせた面識のない若者ふたりなのか、識別不能です。
したがって、わたしにとっては、この日唯一のいかにも今風な日本をスナップしたということになります。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(2) | 2008/08/29 Fri

懐念往昔

R-D1/Ross Xpres 2inF2
有楽町の駅に近いガード下に、レトロな酒場を再現した店が連なっていました。
扉の先では、この店にはこんな親父が呑んでなければならない、という男性が上機嫌で雰囲気を盛り上げています。
頭髪の具合、背筋のぴんとした美しい姿勢、饒舌だが聞き上手というお人好し的な笑い…。
惜しむらくは、白いポロシャツがランニングだったら最高ですが、そこまで贅沢は言えません。

しかし、です。
雰囲気を伝えてくれると思っていた Xpres は、ここでは不発。
モチーフたるこの男性をより鮮明にしたかったですが、背景に溶け込んでしまいました。
露出に工夫が足りなかったか。
次回、訪れる機会があれば、店の中からこの親父さんを捕らえるべく、暖簾をくぐることにしましょう。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(7) | 2008/08/28 Thu

婦女紅礼服

R-D1/Ross Xpres 2inF2
都会と無縁なわたしにとって、やれ日比谷と言っても土地勘がないという悲しい現実があります。
日比谷公園の出口を出た目の前に皇居のお堀があるので、まずは驚きました。

さらに進むと、帝国劇場と表示があります。
帝國光学なら知っていますが、帝国劇場って?
その劇場の舞台にそのまま上がっても違和感のないような、背中の開いた真っ赤なドレスの女性が闊歩(?)しています。

金髪を追跡するように真っ直ぐ進むと、あっという間に集合場所の銀座に着いてしまいました。
日比谷から銀座はこんなに近かったのですね。
いつの間にか雑踏に取り巻かれるような、人通りにびっくりです。

まさに、パリのアメリカ人、ニューヨークの不法入国者状態です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(4) | 2008/08/27 Wed

1903年開業的餐庁

R-D1/Ross Xpres 2inF2
人出の少ない公園は、わたしにとってあまり面白いものではありません。
早々に立ち去り、銀座方面へ出てみようかと思案します。
いえ、すでに営業しているレストランやカフェには、けっこう人影があったりしました。
天気が悪いので、屋根のあるところに集まっていたわけですね。
夏の終わりの少し涼しいお昼、オープンエアの歴史あるレストランで食事なんて、すばらしい家族なんだろうなあと羨望を感じます。

さて、ある程度のシャープネスがあるし暗部も見事に再現されていますが、これはほとんどソフトフォーカスといえる描写です。
さらには、美しい前ボケのやわらか効果もあって、少しだけ秋の空気を感じてしまいます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(0) | 2008/08/26 Tue

快画草図

R-D1/Ross Xpres 2inF2
予報が悪かったせいでしょう。
公園にはほとんど人出がありません。
まばらに見かける人の中では、スケッチをしている人が多かったのが印象に残りました。

この男性もそんなひとりで、ちょっと見ていただけでも筆さばきが抜群に早かったのが圧倒的です。
にわか日曜画家ではなく、年季の入ったベテランの風情です。
スナップが好きなのに一向に上手くならないわたしは、こういう方に声をかけて話を聞けば、少しは上達しそうなものなのに、そういつも思います。

ピントが合っているはずなのに、ハイライトが爆発的に滲んでいるのは、本当にレンズに起因するものなのでしょうか。
彼こそが、神宮寺老人では…?
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Ross Xpres 2inF1.9 | trackback(0) | comment(3) | 2008/08/25 Mon
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