我愛農村

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

八菅神社近く、ひっそりと佇む農家の写真で、ヤシノンのシリーズを終わりにしたいと思います。
今までは開放ばかりでしたので、F4に絞った作例です。
解像度が高いことは何度か述べましたが、やはり絞ればカリカリにならないクラシックレンズ様のシャープさが見られます。
暗部の描写が優れているようですし、発色は問題なく、コントラストも中庸、あるいは設計者が目指したとおりのレンズなのかなと感じます。

開放・近距離の例ばかりでしたので、最後はこんなのを出しても許されるでしょうか。
本当は、バレンタイン前に愛甲郡愛川町へ行くということで、何か"愛"をテーマにできないかと夢想していたのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(5) | 2008/02/18 Mon

想不起来了

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

八菅神社の傍らにあった構造物…。
説明板があったのですが、名称を失念してしまいました。
神社にて写経した書が多く保管された書庫のような施設だったと記憶しています。
修行者の苦労をたたえて後光が射したかのように輝いていたのが印象的で写真に収めましたが、肝心の何のための施設かを忘れているようではお粗末に過ぎます。

錆び付いた金属の質感をうまく捕らえているというよりは、光の影響か軽々しく見せてしまっているのが失敗でした。
ボケは、ここではいい感じです。
うるさくなったり、整然としたり、なかなか気まぐれなレンズのようです。
趣味で使用するには、十分以上に楽しめるヤシノンです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(6) | 2008/02/17 Sun

陡梯

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

中津川に沿った"下谷街道"を下流に向って進むと、立派な橋が見えてきます。
この橋を渡りきって左に曲がれば厚木市外に向いますが、そのまま真っ直ぐ進むと大鳥居をくぐりそのまま上り坂が八菅神社へ繋がっていきます。
八菅橋が神社へと導いているがごとくです。
梵鐘と宝物館をやり過ごすと、上り口の案内が見えてきました。
男坂と女坂。
迷わず男坂の石段へと踏み出すと、地獄を見ることになります。
なんという傾斜でしょう。

息を切らせて、ようやく辿り着いた瞬間の喜びが、開放ヤシノンから見事に表現されているように思います。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2008/02/16 Sat

蝋梅和橘子

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

古民家山十邸から竜福寺へと歩き、さらに近藤坂という急坂を降りていきます。
坂のひとつひとつに名前がついてるのにも風情を感じますが、折り切った通りには水路と農家が整然と並んでいるのが味わい深く、「下谷の街道」として「かながわまちなみ100選」に選定されているそうです。

そのまちなみの一角で、農家ではなく蝋梅を撮影しました。
開放のため露出オーバーですが、かえってそれが真冬の冷たい空気を感じさせてくれるものになっているようです。
しかし、ここではボケの汚さが目立ってしまいました。
白く見える電柱が曲がってしまっているのも、気になります。
しかし、ここでもピントの合っている部分は、線の細い繊細で弱々しい描写になっているのに好感が持てます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(1) | comment(2) | 2008/02/15 Fri

薄焦点

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

古民家山十邸を後にします。
母屋も、米倉も、車井戸も、庭園も、薬医門も、梅の樹も、美しいモノはみんな紹介せずで申し訳ありません。
最後は、後の手になると思われる石垣と板塀の写真です。
開放、最短よりやや後方の塀がいちばん明るく見えるところにピントを合わせています。
傾向としては二線ボケかもしれませんが、前後ともボケは悪くないということが分かります。
特に前ボケの素直さは印象に残ります。
解像はやはり高く、石と塀の間の土がリアルに見えます。

Yashinon 50mmF1.8は、1959年に製造開始されたYashica YFというレンジファインダーカメラの標準レンズで、カメラ自体はYashicaとNiccaがダブルネームになったライカM3コピー機といえば、ああ、あれかとご理解いただける方も多いのではと思います。
カメラの正確な製造数は不明ですが、7000から10000台程ではと推定されており、このレンズもだいたい同数が世に出ていると考えられます。
決して珍しいレンズとは言えませんが、評価はあまり聞きませんし、ましてや愛用している方というのも聞いたことがありません。
ちなみにライカのレンズでは、ヘクトール7.3cmが7225本製造、ヘクトール2.8cmが9694本製造ですので、このあたりでレア度を推し量ってみてください。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(10) | 2008/02/13 Wed

慢慢生活

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

古民家山十邸の広い居間にあぐらをかいて、ふぅーっとひとつ大きく息をつきます。
明治の空気を大きく吸い込んだような気分になります。
それを合図に、その当時の時間軸の中に迷い込んだようです。

畳から体に伝わってくる冷たい感触、障子を通して広がる柔らかな外の光、庭の梅の木の枝枝を戯れるメジロのさえずり、割ぽう着の奥さんがはたきをかけている姿の幻影…。
夢と現実が行ったり来たりの中で、考えるとはなしに、感じたり夢想したりします。
日常から解放されたひとりきりの、のんびりとした時間を味わわせてもらえました。

何気なく撮った囲炉裏の写真にどこからともなく現れたゴーストが写りこんでいました。
外の強い光のいたずらでしょうか。
このレンズの弱点のひとつは光の影響を受けやすいことで、何枚かにゴーストが発生していました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(6) | 2008/02/12 Tue

上午的空気

R-D1/Yashinon 50mmF1.8

ドールマイヤーに続いて、新しくレンズがやって来ました。
ヤシカ・ヤシノン50mmF1.8、ライカマウントです。
厚木に用事があったので、R-D1をバッグに突っ込んで、足を延ばして愛川町中津まで出掛けてみました。

まずは、"古民家山十邸"と呼ばれる一般公開されている豪農の邸です。
明治初期の建築で、宮大工の棟梁の手になるそうです。
なるほど、天井に上がってみると、屋根のごつい梁がつぶさに観察できて、その作りこみの剛健さは豪農が名人に建てさせた建物だと納得させるものがあります。
積雪の次の日の朝で、少し肌寒い中でしたが、戸や窓を全部開け放って冷たい空気を取り入れているのが、当時の緊張した空気を感じさせて好いと思いました。

午前の光が入って来ますので、柱や家具から伸びる長い影も好い感じです。
そんな空気を開放で写し取りたかったのですが、軸を大きく左右にぶらしたようなボケが意表をついています。
後のコンタックスのイメージからよりコントラスト重視のレンズをイメージしていましたが、階調が十分に豊かですし、何より解像度の高いレンズと分かりました。
評判の悪いレンズでしたが、意外に実力はあるように思われます。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Yashica Yashinon 5cmF1.8 | trackback(0) | comment(6) | 2008/02/11 Mon
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