スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --

元肖節好

undefined
よかったら夕食を食べていってと誘ってもらいましたが、夜は夜で予定がありましてと辞退しました。
とても残念に思います。
この日は元肖節といって春節の最後の日、伝統的には軒先にランタンを飾ったり、ご馳走を食べたり、とくに湯圓というスープに入った甘い団子を食べる習慣があり、これが日本の小正月に小豆粥やお汁粉を食べるルーツと思われるので、そんな体験をしてみたいと前々からチャンスの到来を期待していたからです。
まさに千載一遇の機会を逸したというところでした。

この家は、100年以上前に福建省から移住してきたという古い記録が残っているくらいなので、当時の元肖の様子を伝える伝統的なスタイルだったのかも知れません。
そうでなくても田舎の古い家なのですから、何かがありそうな期待感に満ちていただけに予定変更も頭をよぎったものの夜の食事の約束も大切なものでした。
今回は申しわけないがお暇しますが、また近いうちにお邪魔しますのでというと、来月また来てと言われて苦笑させられます。

あと30分くらいあるので村を散歩してからそのまま大通りに出て、バスで帰ることにしました。
美蓉と勝意のふたりにいとこの女の子が加わりました。
作例の彼女ですが、前回もアップの写真の作例を出している、ショートヘアのちょっとボーイッシュなところがある将来楽しみな美少女です。
さすがにわたしのことは覚えていないようだったのですが、このとき散歩に出てから彼女たちの手を拒否してわたしと手をつないで歩こうとしていました。
もしかしたら、前回、飴をあげたりして可愛がったのを思い出したのかも知れません。

そんなふうに散歩していると、若い母子に出合い、美蓉たちが何やら親しげに会話しています。
お母さんはなかなかきれいな人で、日本から来たんですかなどといろいろ話しかけられたのですが、時間が押していたわたしは杓子定規な返事をして、それではと立ち去りました。
美蓉たちから、なんでもっと話したり、写真を撮ったりしなかったの、きれいな女性なのにと聞かれます。
きれいでも子どもといっしょではと言うと、あの子は彼女の子ではないわ、彼女はまだ独身よと、いまさらながらの情報を教えてもらいます。
なぜ、それを先に教えてくれないのか、期せずして来月また来る理由ができてしまいました。

帰りのバスはたいへん順調で、ぎりぎりまで滞在したため深圳へ戻るのが少し遅れてしまいましたが、ほぼ約束の時間どおりで助かりました。
食事は火鍋に行ったのですが元肖節は外食する人も多いようで、たいへんな混雑とにぎわいです。
火鍋には湯圓はありませんでしたが、代わりに肉団子を注文しました。
元肖に湯圓食べるのは、丸い物を食べて円満にという意味を込めるからだそうで、火鍋を食べる時は肉団子で代用するのはごく当たり前とのことです。
皇思楊で食べられれば最高でしたが、こういう代用もけっして悪いものではないなと思いました。
【X-E1/Pan-Tachar 28mmF1.8 F1.8】
スポンサーサイト
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(0) | 2013/03/09 Sat

最好玩的玩具

undefined
ヘクトールから切り替えたレンズは、パン・タハー28mmF1.8です。
感覚的にはかなり久し振りに使うレンズですが、やはりみると前回の使用は5年前のことでした。
RーD1を愛用していた時代ですが、同時に、まだマイクロフォーサーズなどのミラーレスが登場する前の時代でもあって、ほとんどのcマウントレンズは100ドル以下で投げ売りされており、そんな1本として買ってきてMSオプティカルでライカ距離計連動マウントに改造してもらったものです。

その後、自身のカメラがM8に変わり、世間ではミラーレスカメラとcマウントレンズのブームが起こり、この手のレンズの作例は巷に溢れるようになりました。
それはマイクロフォーサーズのようなフォーマットで実にしっくりきていますが、RーD1からM8と画面サイズが拡大すると欠点を拡大するばかりで意味がありません。
もはや使わないレンズ筆頭になってしまいました。
M8からX-E1になると、事情としてはもとに戻ることになり、パン・タハーもここに復活することになります。

長く使っていないレンズでとても意外に感じたのはピント面の浅さです。
いや、合焦する面はひとつしかないのでこの表現は誤解を生むといけません。
被写界深度がたいへん浅いと書きなおすことにします。
F1.8とはいえ28mmの広角レンズがここまで深度が浅いものかと、撮影した多くの写真に感じました。
感覚的には、ズミルクス35mmF1.4より浅いように見えてなりません。
パン・タハーは4群4枚のいわゆるスピーディック型ですが、薄いレンズが4枚並んだ弱々しい構成が深度を浅く見せるのでしょうか。


さて、散策の方はさんざん歩きまわって、さすがの若いふたりもくたびれたようでお茶休憩することになりました。
とはいってもこんなに田舎では喫茶店はないようで、台湾発で中国で不気味な変化をとげた珍珠ナイ茶(タピオカ入りミルクティ)の店に入ります。
1杯6~70円というところですが、タピオカも茶もたぶん使っていなさそうな体に悪そうな飲みものが出てきま
した。

ここで大いに盛り上がったのが作例の遊びです。
これ、名前はなんというのでしょうか、直方体の木切れを3本ずつ互い違いに積み上げた塔から、順番に木切れを1本抜いてはてっぺんに置いていき、崩してしまった人が負けという、超単純でおとなもこどもも楽しめるゲームです。
彼女たちは初体験ながら大受けで、1時間以上も3人で夢中で遊んでしまいました。
これならルールが簡単で言葉の壁も取り払えるので、外国旅行で現地人と触れあいたいという人には必携アイテムです。

当日は夢中になっていたので気付かなかったのですが、作例の背景には大小とかサイコロの絵があるので、ここでギャンブルする人がけっこういるということなのでしょうか。
不味いお茶は隠れ蓑で、ほんとうはここは賭場だったのかも知れません。
そういえば、お茶をつくっていたのは、いかにもやり手ハバアという雰囲気のおばちゃんだったことを思い出しました。
みんなを虜にしたこのゲームも、本来は金を賭けて遊ぶべきものだったとすれば、わたしたちはあまりにも純粋過ぎる客だったのだろうと思われます。
【X-E1/Pan-Tachar 28mmF1.8 F1.8】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(0) | 2013/03/08 Fri

帯我滑雪去~⑮末了到了

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

昨晩1月20日の南関東の予報は雪、しかも積雪5センチと2年ぶりの大雪を警告していました。
しかし蓋を開けてみれば雪は降らず。
ホッとしたのは事実ですが、何だか残念というような気もしてしまいます。

ここ西安も、例年にない暖冬だそうで、スキー場はオープンしていますが、すべて人工雪で、日なたはシャーベット、日かげは氷というスキーヤーにとって好ましくない状態です。
にも関わらず、スキーをするのが夢だったという王老師は、ひとり多いに盛り上がっています。
歩き方や姿勢のとり方を説明すると、話を聞くのももどかしいとリフトに乗り込んでいってしまいました。
初級者コースとはいえ、曲がり方も教えてませんので、一気に加速しながら上から下まで滑り降りてしまいます。
いや、より肝心なことをまだ話していません。止まり方です。
案の定、停止位置を越えてもスピードはそのままに、コースが終わる直前でもんどりうって倒れてしまいました。
大丈夫か? いや笑っています。スキーがこんなに楽しいとは思わなかったと嬉しそうに。
その後は初心者なりのテクニックを身につけ、何度も何度も滑降を繰り返して満足な1日だったようです。

旅行の最終日、ついに念願のスキーを体験してご機嫌の老師。
実は、今回西安を目的地に選んだのは、老師の「わたしをスキーに連れて行って」という一言に始まります。
ハルピンなどの東北部に行ければそれが一番ですが、老師の住む深圳からは東京へ行くより遠いし、航空券も高くなってしまう。
深圳から比較的近くてスキー場があるところと調べた結果、西安の名前が浮上し、せっかく10日間も滞在するのなら西安から割りと近い、天水、青海方面へも繰り出そうということになった次第です(実際は青海から西安まで1000キロもあった!)。
この決定が出発の数日前で、それまでは南の島でのんびりしたいと考えていましたので、準備がまったくできず、冬着は出発当日成田のユニクロで揃える始末でした。
準備不足は、行く先々でも小トラブルの連続となって我々の前に立ちふさがりましたが、これは後で考えると、過去の旅も準備万端で出掛けたにもかかわらず同様のトラブル続きだったことから、これはこれでいいんじゃないかと結論付けています。
まあ、中国旅行はこんなものでしょう、そう締めくくります。

さて、スキーの翌朝、空港へ向う道から老師が足が痛いと騒ぎ出しました。
もしや転倒で足にひびでも入ったかと心配しましたが、その翌日は治ったとのことで、どうやら単に筋肉痛になっただけのようです。
スポーツ体験のほとんどない中国女性は筋肉痛というものを知らない、というのが私にとって今回の旅の最大の発見となったのでした。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(1) | comment(4) | 2008/01/21 Mon

帯我滑雪去~⑫三姉妹

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

三蔵法師こと玄奘は、多くの経典や仏像を持ってインドの旅から帰ってきました。
それら貴重な文物、宝物を保管するために大雁塔を建立しました。
652年のことだそうです。
実際にこの塔に登ったことがある人でも、写真の塔を大雁塔だと思うでしょう。
実は違います。
西安をじっくり旅したことがある人なら、ははん、では小雁塔だなピンと来るでしょう。
これもハズレです。
正解は、西安中心から20キロ離れた郊外の名刹、香積寺の善導塔でした。

この3つの塔は非常に似た外観をしていますが、ほぼ同じ時期に建立されていたようで、類似性は当然といえば当然です。
しかし、中国各地で見られる寺院の塔は円形が主流で、徐々に四角を積み上げていった形状は見た記憶がありません。
伸び縮み自在の蛇腹のようにも見えるユニークなデザインに思えます。
あるいは、先の玄奘が西方を歩いて見かけた塔の形を再現したものなのかもしれません。
ぽかんとした旅行者のわたしが考えるくらいですから、きっと建築の専門家による研究などあるとは思うのですが、寡聞にして皆目分かりません。
西洋で言えばプレロマネスク以前ですので、いかに当時の東洋の建築・美術方面の文化が進んでいたかは分かります。
部分的に見られる装飾も素朴で美しいものでした。

なお、善導大師の経典により法然上人が開宗したとする日本の浄土宗は、その善導大師を開祖とする香積寺とたいへん深い関わりがあるそうです。
ただ、大雁塔に多くの観光客がごった返すのに比べて、西安市街からあまりに遠いためか訪れる人もほとんどないようです。
おかげで西安滞在中唯一と言っていいほど落ち着いた時間を過ごすことができました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(6) | 2008/01/18 Fri

帯我滑雪去~⑪兵馬俑

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

お気に入りの天水を離れ、長途西安にやって来ました。
ここ西安は紀元前11世紀から長安の都として栄えていましたので、俗に言う中国3000年の歴史とは誇張でもなんでもありません。
始皇帝、武帝、太宗、武則天、玄宗、楊貴妃…、歴史に全く興味のないわたしにも聞き覚えある権力者たちが住まわった町でもあります。
となれば西安中が名所旧跡だらけで、それらをすべて見てまわると1ヶ月もかかるといわれているそうで、数日間の滞在でなにをどうしたらいいか悩むところです。

とは言っても、前述のとおり歴史についてはチンプンカンプンですので、ここに行けば十分だろうと行ったのが兵馬俑です。
体育館のような建物に保護されるかたちで、始皇帝の墓を守るために据えられた等身大の焼き物の人形がずらーっと並んでいます。
これを見れば誰もが感動を覚えること請け合い、と聞いていたのですが、残念ながら感動までには至りません。
歴史への探究心のカケラもない凡人には、理解できなかったということでしょう。

写真は、付設する陳列館の方で、有名な兵士像とそれを恐る恐る(?)見つめる西洋の少女です。
自信に溢れるかのような兵士に対して、少女は侮蔑するように距離を置くようにして観察しています。
それでいて5分以上じっと動かず見つめていて、彼女がどんなことを考えているのかが皆目分からない。
ましてや見つめられる兵士の気持ちは…。
それが面白くておもわずレンズを向けてしまいました。
しかし、このアストロの広角はシネレンズの転用でイメージサークルが足りず、中央がシャープでも周辺は激アマです。
その周辺の左右を使った写真ということで、これ以上ない失敗作と言えそうです。

なんでも兵馬俑では、今年の春節(2月9日)から写真撮影が禁止になるそうです。
貴重な写真がこんなので申し訳ありません…。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2008/01/17 Thu

帯我滑雪去~⑧幾月幾号

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

道すがら声をかけてきたイングランドの青年が"Happy new year !"といいながら立ち去るのを見て、この日が1月1日だったことを思い出しました。
中国では、伝統的行事については、農暦と呼ばれる太陰暦に則ってスケジュール化されるので、新年はまだ1ヶ月以上先にやってきます。
前夜たずねたときも、カウントダウンなどの元旦を祝うイベントは無いときっぱり切り捨てられました。
当然、除夜の鐘のようなものもなく、テレビで中国版紅白歌合戦もどき番組が放送されていただけだったというのは、少し寂しい気がします。
そこで、先の青年のように、わたしも出合った人たちに"新年快楽"とあいさつしてみることにしました。
タクシーの運転手、レストランの女の子、寺のお坊さん…、みんな"新年快楽"と気持ちよく笑顔で返してくれます。
ふれあいレベルで新しい年を迎えた気分を演出できました。

写真の僧には、あいさつどころか声をかけることもできませんでした。
顔一杯にたくわえた髭や全身の黒装束、集中力溢れた気配など、排他的な空気一杯でしたので。
貴方がそうくるなら、わたしにはカメラがあります、と首尾よく横顔を見せてくれた瞬間に速攻シャッターをきりました。
夕方訪れた天水郊外の玉泉観という道教施設にて。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(4) | 2008/01/14 Mon

帯我滑雪去~⑥石窟

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

天水に夜間到着して、翌朝タクシーをとばしてもらいます。
目的地は麦積山石窟。敦煌の莫高窟ほどの規模はありませんが、7000以上もの仏像やレリーフが刻まれたこの地方出色の仏教聖地です。
車を降りたところに写真のような光景が広がっていて、思わず感嘆の声を上げてしまいました。
垂直に切り立った崖に彫り込まれた大きな仏像が、朝の陽光に白く輝いています。

しかしここでも、こんな聖地でも中国特有のシステムが機能していたのです。
冬季シーズンオフということで入場ゲートに人の気配はなく、門も閉まっているようです。
そこへ地元住民があらわれ、チケットは我々から買って欲しい、通常より安いし、案内もするとのこと。
不安になりながらついていくと、ゲートの脇に枠が外れるようになっているところがあって、そこから侵入、入口でチケットを渡され確かに見れば20元ほど安くなっています。
このチケットは退出時に返却を強要されました。
つまり、一応係員に求められればチケットを見せなくてはいけないが、それがなければ返却して、また次の客に使われるということのようです。
件の地元住民は普通の農民という感じで、シーズンオフのこんな案内が貴重な現金収入の糧というところでしょう。

しかし、聖地においては後ろめたさもいっそう大きくなるというものです。
14000もの瞳が見つめる眼前でこんな行為が許されるだろうか。
いみじくも2日前、チベット仏教の聖地で信仰のすばらしさを知ったばかりではなかったか。
階段を少々登りきったところで、自責の念から引き返すことを決意します。
こんな気持ちのままで、仏像たちと対峙することなぞできるはずもありません。

言い訳が過ぎました。
告白すれば、高所恐怖症で辞退しただけです。
写真をよくご覧ください。
石がある程度柔らかいからこそ石窟が形成されたのでしょうが、階段の構造がシンプルすぎます。
ところどころ歪んでますし、コンクリートはところどころひびが入って補修の跡だらけ、ましてや管理されているのかも分からない現状で、無茶はできません。
高さの実感が掴めないかもしれませんが、中央の仏像の頭部だけで人間の身長よりも長いといえばある程度ご理解いただけるかと思います。
左上の階段が途切れているようにも見えますが、勇気のある方はぜひ全踏破に挑戦してみてください。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2008/01/12 Sat

帯我滑雪去~③塔尓寺

R-D1/Astro 28mmF1.8

シルクロードは西安を起点に西へ向いますので、わたしも本来は、西安→天水→西寧と進めたかったのです。
しかし、航空スケジュールの都合で残念ながら逆ルートになってしまいました。
もし西行きのルートで進んでいたなら、ここクンプムが最後のハイライトになるはずでした。
そして、旅の早々にして訪れたクンプムは、やはりこの旅の最大のハイライトになったのでした。

クンプムと表記しましたが、これはチベット語による名称で、一般的には塔尓寺と呼ばれるようです。
ラサのデプン寺やシガツェのタシルンポ寺などと並んでチベット仏教界では最高の聖地で、ラサなどチベット自治州からは軽く1000キロも離れているにも関わらず、訪れる信者が絶えることはありません。

わたしが門をくぐった時、まさに今巡礼を終え、五体投地を繰り返しながらゆっくりゆっくり帰路に向って進む家族とすれ違ったのでした。
このときの胸を突く衝撃は忘れ得ないものです。
チベット寺院を訪れたことは何度かありましたから、仏前での五体投地は何度か見ています。
しかし、これを繰り返しながら進んでいくというのは、本では読み知っていましたが、実際に眼前にすると理由の分からない強い衝撃が体を突き抜け、次の瞬間言いようのない感動に包まれたのでした。
音楽や書物などからじょじょに包み込むような感動を受けるということはしばしばありますが、このような一瞬の感動というのはわたしにとって珍しいことです。
感動を受けたからこそそれをカメラに収めるべきですが、神聖性ゆえじっと見送ることだけしかできませんでした。

レンズを向けることはできないとずっと考えていましたが、衝動抑えがたく、子供さんならよいかと1枚撮ったのがこの写真です。
直後、一線を越えてしまったような痛惜感が残り、建物以外のものを撮影することができなくなってしまいました。

あの感動がまだ生暖かく残っているうちの、貴重な1枚になったと思っています。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(4) | 2008/01/09 Wed

避雨樹

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

写らないレンズ第2弾は、”脅威の4枚玉”アストロ・ベルリンのパン・タハール28mmF1.8。
背後の木々を見ていると、ぐるぐる目が回りそうです。
もともと中心部は、十分なシャープネスを持っていますが、F1.8ながらのチビ玉で、これは周辺が流れても致しかたないところです。

これでもかとばかり枝がいっぱい広がる大木は、突然の大雨の雨宿りに絶好でした。
夕方大雨の予報に昼一番で散歩に出たのが裏目になった日曜日。
しばらくして上がって、夕方は上天気になったのですから。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(2) | 2007/08/01 Wed

連州和清新之旅~⑪斜塔

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

連州の市街に建つ、東方斜塔こと慧光塔です。
帰路タクシーが寄ってくれたのですが、なるほど確かに右に傾いでいます。
宋代の建立ということは理解できましたが、どういう経緯でなど肝心な部分は聞けずじまいでした。
今まで見た中国の塔は、寺廟か川のそばにあるのがほとんどでしたが、街中にぽつんと建っているのも不思議です。
謎は未解決のまま、次の目的地、清新へ向かいました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(0) | 2007/05/16 Wed

連州和清新之旅~⑩寡言

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

そろそろ帰路を気にし始めた頃、ひとりの少女の存在に気付きました。
少し距離を置いた位置から、そっとこちらをうかがっています。
目が合って声をかけるや小走りするので、わたしも惹かれるように後を追いました。
家の間口で立ち止まり、またこちらを凝視します。今度は少し懇願するような眼で。
きっと彼女なりに招待してくれたんだなと感じ、遠慮なく部屋に上がりこみました。
彼女はいすをすすめるや、母親が作ったという米酒をふるまってくれます。
暗い部屋に目が慣れないうちにアルコールがまわってしまい、まるで夢の中にいるような甘い気分につつまれてしまいました…。

幸せな酔い心地のままタクシーに戻り、ヤオ族の村、千年瑶塞を後にしました。
天気は悪く、あまりにも短い滞在でしたが、それだからこそというべきでしょうか、見たもの、触れたもの、交わした言葉のどれもがたいへん好い印象として残りました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(0) | 2007/05/15 Tue

連州和清新之旅~⑨水管

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

村のはずれ、山頂の近く。
日本であれば流しそうめんかと誤解する向きもあるかもしれませんが、まず一目見れば何なのか想像できるような、素朴な施設です。
たずねれば、やはり山頂付近に泉が湧いているといいます。
文字通りのライフラインです。
下るにつれ、枝分かれして要所要所へ配給されていきますが、終点がどこだったか未確認です。

これもF16ですが、光量落ちはずいぶんと軽減しているのが、不思議です。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(0) | 2007/05/14 Mon

連州和清新之旅~⑧向上

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

本当に残念なことに、雨も霧も、旅人の願いを聞き入れてくれることはありませんでした。
有名な桂林の山々のような風景の中に、棚田や畑が広がるパノラマは、斜面に立つ村だけにきっと美しいものだったはずです。
嘆いてもはじまりません。
老房子や木々のシルエットに、風雨に耐えてきた石ひとつひとつに、山あいの村では貴重に違いない水の流れに美しさを見出せれば、それで好しとしなくてはならないのでしょう。

これもF16ですが、条件次第で四隅には光が届かなくなるようです。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(0) | 2007/05/13 Sun

連州和清新之旅~⑦過来

R-D1/Astro Pan-Tachar 28mmF1.8

ほどなくして、軒先の老婦人に声をかけられます。
ニーハオと近づけば、家にお上がんなさいといいます。
まだ歩きはじめですが、雨もひどくお言葉に甘えることにします。
ただ、会話には行き詰りました。
わたしの言うことは理解してもらえるようですが、彼女の言葉がわたしにはなかなか分かりません。
そのことも彼女は理解しているようで、なんとももどかしそうです。
先年、長く連れ添ったご主人を亡くし、ひとり静かに暮らしているようでした。
わたしが中国人ではなく、日本という国から来たということを理解してもらえたでしょうか。

ここでは、パン・タハールをF16まで絞っています。
周辺はまだまだ甘いですが、シャープネスはピークに達したかのように見えます。
肌や繊維の質感が、すばらしく再現されていると感じました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Astro Pan-Tachar 28mmF1.8 | trackback(0) | comment(0) | 2007/05/12 Sat
| home | next
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。