超広角的博客

M8/Jupiter-3 50mmF1.5
澳門はもう切り上げて、香港へ向かいましょうか。
満足したからということでしたが、わたしの案内がまずかったのかも知れません。
香港まではフェリーで1時間ほどです。
澳門での出国審査、香港での入国審査に少々戸惑いますが、移動自体はスムーズで澳門のホテルを出た2時間後には香港のホテルにチェックインできます。

香港には何度も来ていますので、どこに行きたいというも無く、またにわかガイドになって友人の案内に徹することにします。
ショッピングなど建物の中に入るケースが増えて、カメラの使用機会はますます減ってしまいました。
そこで、今日は趣向を変えてブログの紹介でもさせていただこうかと思います。

「わが友ホロゴン・わが夢タンバール」(http://ultrawide.exblog.jp/)というブログです。
普通、ブログ内でブログを紹介するというと、上から下へと言うか、先輩が後輩のブログを紹介するとか、閲覧者の多いブログが少ないものを紹介するとか、写真のうまい人がこれはおもしろいよと感じたブログを紹介するとか、そんな法則がありそうなものですが、今回はそのいずれにも当てはまりません。

ホロゴンさんは有名な方なので、わたしが紹介する意味すらないのです。
ですが、ホロゴンさんにはときどきコメントをいただいたりご自身のブログに書いていただいたりもしているので、この機会に"返信"させていただこうとも考えました。
というのも、ホロゴンさんのブログにはコメント欄がありませんし、連絡先は知らず、面識もなくで、ここで取り上げる以外に交信(?)する手段が思いつかなかったということもあるという訳です。

現在、わたしは自分のブログを毎日更新するのが手いっぱいで、他の方のブログを読んでいる余裕がない状態です。
そんな中でブログとして唯一毎日拝見しているのが「わが友ホロゴン・わが夢タンバール」です。
なぜか、と問われれば、少し考えて端的に答えると、面白いからだ、となります。
超個性派ブログで、写真も文章も頑固だったりしますから、合わないとか苦手とか感じられる方は多いような気がするのは承知の上です。

実はわたしも、以前はこのブログが苦手でした。
まず写真が理解できませんでしたし、妥協することない文章は時に取っつきにくく感じられます。
それに、更新が1日1回ではなく、4回以上あります。
4日間旅行でもしてしまうと、戻ってから16回分くらいは未読の記事がたまってしまい、閲覧が追い付かないことになります。

しかし、そもそもわたしのブログだって写真に意味なんて求めてないので、理解するとかしないとかそんなものは最初から存在していません。
そして、世のブログのことはよく分かりませんが、少ない知識からでも、よく言うところの上手い写真、目に心地よいシャープさのある写真、ソフトを使って美化した加工品的写真が溢れているような気がします。
そんな中でストレート一本やりのホロゴンさんの写真は異彩を放っていることに気付きました。
ご本人の意図とは違う見方かも知れませんが、時にすごいと驚かされ、時にホロゴンの描写に感心し、時にやはり何だか分からないと突き放された感に苛まれと、1枚1枚に自分勝手に向き合っています。

さて、そのホロゴンさんの最新の記事は、かなり以前にイギリスを旅したときの写真で綴られていて、ホロゴンさんが今のスタイルを確立する前の叙情感あふれるホロゴンさん初心者にも受け入れやすい写真で構成されています。
わたしでも旅先ではこんな写真を撮りたいんだと思わせるものばかりです。

いつもこういう写真を掲載してくれればいいのではと考えそうなところですが、ホロゴンさん自身が先回りしてこんな回答を用意してくれていました。

 たとえは大げさになりますが、
     ピカソに聞いてみてください。
     どうして、あんなに素晴らしい具象画を描いていたのに、
     キュービズムに走ってしまったのですか?
         ピカソは、きっと肩をすくめたでしょう。
 私のような写真素人だって、ピカソのような大画家だって、
     感じるから撮り、感じるから描くのです。

ホロゴンさんらしい、切れ味鋭い表現ですね。

そこで気付いたのが、当初好きになれなかったホロゴンさんのブログにいつの間にやら愛読者になってしまったその理由です。
ホロゴンさんとわたしとはあまりに対称的というか、距離がありすぎることが要因ではないかということです。
すべてが違うので数え上げればきりがないですが、写真1枚の重みが違いますし、レンズ1本にかけるか闇雲に集めるかの違いがあります。
意識はしていませんでしたが、憧憬の念があったということでしょう。

さてさて、ここまで書き進めてきて、いっこうにホロゴンさんのブログの紹介にまで辿り着けていないことに気付きました。
スケールがあまりに違うため、そもそもが紹介しようと考えたこと自体が間違いなんだよと教わるようです。
あわせてホロゴンさんに向けてメッセージを送る作戦も不発に終わりました。
とにかく、いまは誰が見ても美しいと感じられる写真掲載が続いていますので、まずは訪問してみてください。
そして、その魅力をそれぞれに感じ取っていただければと、切に思う次第です。
【M8/Jupiter-3 50mmF1.5 F1.5】
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thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-3 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2010/11/04 Thu

澳門的雷門

M8/Jupiter-3 50mmF1.5
北京に天安門、上海に東方明珠塔と町にはそれぞれの象徴があります。
東京では雷門あたりになるでしょうか。
それが澳門では大三巴、日本語では聖ポール天主堂と呼ばれています。

大三巴は17世紀に創建されたカトリック寺院ですが、貿易で栄えた澳門のシンボルとしてアジア最大の教会の地位を誇りました。
しかし、その後ポルトガルから英国へ覇権が写ると同時に貿易も香港に中心の座を明け渡します。
やがて大三巴は火事に襲われ、ファサードを残してすべて焼け落ちてしまいますが、澳門が衰退してしまっていたためか再建されることはなかったようです。

この話だけでは大三巴は、澳門の衰退の象徴のようですが、不思議とファサードはほとんど無傷に残ったことが、むしろ不死鳥のような存在と見られるのかも知れません。
事実、澳門はギャンブルや金融など独自の道を歩み、中国返還時の混乱も乗り越えて今ではかつてない繁栄の最中にいます。

昨日の大砲台のすぐ下にある大三巴ですが、作例での撮影位置の背中方向へ10分も歩くとおとといの議事亭前地(セナド広場)に到着します。
その間には19世紀建造の教会や中国建築が連なって澳門歴史城区と呼ばれ、世界遺産に登録されているのです。
狭い澳門では、それらほとんどの観光エリアを徒歩で踏破することが可能です。
その意味でも気候のいいこの時期に訪れたのは正解でした。

朝食はホテルのビュッフェだったのですが、友人は大量にとって食べたものですからお昼はいらないと言い出します。
旨くもないビュッフェで大量摂取して、澳門の美食を辞退するとはもったいない話です。
結局、1杯200円の魚翅湯(フカヒレスープ)を飲んでから、蛋撻(エッグタルト)発祥の店を訪れました。
蛋撻のみ澳門のはずれにあるそうで徒歩ではなく的士(タクシー)で向かいました。
路還(コロアン)島というところにある安徳魯餅店(アンドリュー・ベーカリー)は澳門の南端にあって、タクシーで往復1500円もかかりました。
そこまでして食べる80円の蛋撻の味は格別でした。

ただ、店のちらしに京都・大阪にも支店があると書いてあったのを見て、去年京都に行ったときのことをハッと思い出しました。
そう、あのとき河原町で食べたエッグタルトこそ、ここのエッグタルトだったのだと。
【M8/Jupiter-3 50mmF1.5 F1.5】
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Jupiter-3 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2010/11/03 Wed

毎个月澳幣1千万元

M8/Jupiter-3 50mmF1.5
カジノ都市澳門の夜は、わたしたちにとって退屈で早々に眠ってしまいました。
おかげで、6時に目覚めてしまい、健康的な朝を迎えてしまいました。
少し健康とは言えなかったのは、カジノの中に煙でもうもうとしていたためか、喉がいやに痛んだことです。
その分、朝食のフレッシュジュースが美味しく感じました。

今日も、澳門の定番観光コースを散策することにします。
この時期の澳門・香港はすっかり日本の初秋の気候で、湿度の高い時期が続くこの地方にあって、からっと快適に過ごすことができます。
わたしたちはずっと半袖で問題ありませんでしたが、地元の人には寒く感じられるようで、長袖+夜は上着というスタイルが一般的です。
10~11月が、広東エリアの旅行シーズンと言えるでしょう。

そんなわけで、暑い時期だとタクシーが欠かせない足になるのですが、今回はがんがん歩き回ってしまいます。
ホテルで大砲台まで歩くとどのくらいか聞くとタクシーで行けと言われましたが、健康のため我々は歩きたいと聞き直せば20分というではないですか。
日本人は30分以内は徒歩圏です(そんな決まりがあるわけではないですが)、日本でそんな距離にタクシーを使ったらお年寄りに笑われてしまいますと教えて差し上げました。

なるほど砲台は高台にあるので、歩く距離は20分でも上り坂はややしんどいものがありました。
しかし、朝のちょうどいい運動です。
運動といえば、かつての砲台も今では公園になっていて、老人たちの太極拳の練習場になっています。
もうちょっと早く来れば、混ぜてもらっていっしょに太極拳もできたのですが。

さて、その大砲台からだけではなく、澳門の至るところから見えるのがこの異様な形状の建物です。
新葡京娯楽場の入っている葡京酒店、つまりはカシノ・リスボアがあるリスボア・ホテルのビルです。

もともと澳門のカジノは、葡京娯楽場からスタートしたのですが、今は30軒を超えるカジノが凌ぎを削り、その水揚げは本家のラスベガスを上回っているといいます。
本家のリスボアは、真向かいに奇妙なビルを建てて新店舗でも営業して儲けは止まるところを知らないようです。

夜の電飾がまた凄いのです。
前回の澳門行きの時その派手な電飾の写真を掲載しましたが、ここまでするかという電気の使い方をしていました。http://zunow.blog51.fc2.com/blog-entry-656.html
聞くところによれば、リスボア・ホテルの建物の電気代は毎月1億円以上だそうです。
従業員だって千人単位でいるでしょうが、それら固定費を払ったところで、それを上回る収入が湯水のごとく入って来るということですね。

そんなことよりも、澳門にある三十いくつかのカジノの多くが電飾に1億近いコストをかけていて、われわれ日本人をはじめ欧米諸国の庶民が省エネだエコだと小マメにせっせと節電していても、ハイこのとおりドカーンとそんな無駄な努力を一蹴してしまう浪費が行われているというのに理不尽を感ぜずにいられません。
今年の夏の暑さは地球環境の変化による異常気象だと思っていますが、その原因の一端を発見した思いでした。
【M8/Jupiter-3 50mmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-3 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(3) | 2010/11/02 Tue

和朋友去港澳

M8/Jupiter-3 50mmF1.5
この週末ポルトガルを旅してきました。
正しくは、かつてポルトガル領だった、現在中国特別行政区になっている澳門です。
急遽、友人と香港旅行することになり、香港には以前にも行ったことがあるというので、では澳門にも足を伸ばしてみようかとなった次第です。

友人は初めてですが、わたしは澳門に2度行ったことがありまして、実質的に当地ではガイドのような役割を担うことになりました。
ひとりですと訳の分からないところをばんばん歩いてしまうわたしですが、今回はそういう訳にもいかず、いかにもな観光地ばかりを選んで進んで行くことになります。
いつもとはだいぶ趣の違う澳門・香港紀行です。

澳門には夕方に到着しましたが、ホテルにチェックインして近くの有名カジノを冷やかしていると、すぐにお腹が減ってきてしまいました。
キャセイ航空の成田ー香港便は時間帯が良い割に安かったのと、機内サービス良さや機内食のおいしさなどで選択したのですが、ここ2年ほど利用しないうちにキャセイは別人になってしまっていました。
コスト削減がすぐさま分かる機内食のまずさで、完食できなかったのです。

少し愚痴を続けさせていただければ、1台のカートにひとりだけでサーブするので、食事が届くまでえらく時間がかかります。
ワインを頼むとコップ半分ほどですからすぐ飲み終わってしまいますので、おかわりすべくキャビンクルーを呼びますが全然来てくれません。
片付けの時ようやく頼めましたが、渋々という態度を隠そうともしないのにはがっかりでした。
定評のあったアイスクリームも廃止されたようですし。

それでいて機内販売は、非常に熱心です。
しかし、言うまでもありませんが、ただてさえ欲しいものはありませんし、あったとしても買うのは帰国便なのでもうちょっと食事をどうにかしてくれと声を大にしたいです。
以前からこんなものであれば、そういうものだと理解していればいいのですが、2年前まで何度か搭乗したときには日系キャリア以上のアジア的サービスがウリで、実際それを期待していたので、この落差には大いに失望しました。
やはり日本航空や全日空を利用するのがよいですね(個人的に日航をお勧めしています)。

そんな具合で、手近な広東料理店で食事し終わると、すっかり日が落ちてあたりは真っ暗になってしまいました。
澳門の夜といえばカジノと相場が決まっていますが、ふたりとも賭け事には関心がありません。
食前に出掛けて、来場者の多くが中国人なものですから、たばこのもうもうたる煙に辟易したこともあって、もう戻る気にはなりません。

どこか行くところはないのかと言われて、結局訪れたのがセナド広場という澳門の中心です。
ガイド役ながら、どこへ行っていいか分からずに超ベタな選択をしてしまったことになります。
多くの観光客が繰り出していて、やはりそのほとんどが大陸からやって来た中国人ばかりです。

カメラがバッグの中に入っていながら、ずっと仕舞われたままだったことを思い出し、とにかく何か撮ろうと構えてみます。
運の好いことに、この地に住んでいるか長く滞在していると分かる母子がいい表情で語らっているところへ、やはり地元民と見える親父さんが顔馴染みのあいさつを始めました。
世界遺産の建物ではなくその母子にカメラを向けたわたしを、友人が不思議そうに見ているのに気付いて先を急ぎました。
【M8/Jupiter-3 50mmF1.5 F1.5】
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-3 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(2) | 2010/11/01 Mon

菲律賓之旅~⑦守護神

R-D1/Jupiter-3 50mmF1.5

リゾート東側の小高い岩山に十字架が建てられていますが、島を守ってくれているかのようです。
滞在中はずっと東方向からの風が吹き続けていましたが、この山がリゾートを陰にするかたちで浜辺を穏やかにしてくれていました。
実際、カヤックを借りて右端に見えている小島へ向かって漕ぎ出すと、その小島から先は風がびゅんびゅんと強いので驚いたほどでした。

黄昏時、その静かな水面に移る十字架の明かりが美しく感じて、そこにピントを合わせてみました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-3 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2007/01/17 Wed

菲律賓之旅~①西班牙?

R-D1/Jupiter-3 50mmF1.5

元日の香港からわずか2時間、マドリッドに降り立ちました、というのは嘘で、着いたのはマニラです。
スペイン統治時代の城壁の内側は、その面影がかなり残っていて、とても東南アジアにいるとは感じさせません。
ジプニーの渋滞による喧騒からは信じられないほどの静謐さが魅力的です。
とりわけその心臓部たるカテドラルは、ネオ・ロマネスクの様式が美しく、しばしば礼拝に訪れるキリスト教者と時を過ごすにつれ、崇高さを感じざるを得ません。
今回の旅のうち、最も心安らぐ時間を過ごすことができました。
thema:ライカ・マウント・レンズ genre:写真
Jupiter-3 50mmF1.5 | trackback(0) | comment(0) | 2007/01/11 Thu
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